週末はオルレアンで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回は、ロワール川沿いの都市オルレアン(Orléans)を旅します。パリからは列車で約1時間。気軽に出かけられます。
そしてオルレアンと言えばあの歴史上の人物。
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年5月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
その人物とは、この勇ましい姿の乙女ジャンヌ・ダルク。その物語がステンドグラスになった教会、ロワール川、黄色い液体・・・など、見どころはたくさんありそうです。
今から600年ほど前の1429年5月8日、100年戦争と言われるイングランドとフランスの戦いの真っ只中で、オルレアンをイングランドから解放したのが当時わずか17才だったジャンヌ・ダルク。その少女を祀ってあるのがこのサント・クロワ大聖堂です(青印)。
中には小さな礼拝堂が設けてあります。ジャンヌ・ダルク自身もこの教会に祈りを捧げにきたとか。見事なステンドグラス。
パリのノートルダム大聖堂にも負けないくらい大きな大聖堂。その屋上に行ってみましょう。同じゴシック様式ですが装飾はパリとは少し違っています。ここからはオルレアンの街が一望できます。
さて、次は地下に向かって降りていきましょう。こちらの教会にあるのが11世紀に作られた地下礼拝堂(赤印)。ガイドのギヨームさんが案内してくれます。
ここにはかつて聖エニャンの聖遺物が収蔵されており信者が巡礼に訪れていたそうです。その遺物は失われてしまいましたが、貴重な石像が残されています。赤と黒の塗料が当時の姿を留めています。
次は地上に上がって街を散策です。20年ほど前から木骨構造の家々が修復され、歴史ある街の姿が蘇りました。
そろそろお昼の時間になりました。こちらのお店で地元の料理をいただきましょう(オレンジ印)。
地元産のチーズと洋梨を地元産の生ハムで巻いてさっとフライパンで焼いたら出来上がり。コロナ禍で料理はすべてテイクアウト。外で食べるのに丁度いい場所があるのでそこに行ってみましょう(緑印)。
30ヘクタールの広大な公園は都会のオアシス。ちょうどいい具合にテーブルと椅子がありました。早速いただきましょう。美味しそうですねえ〜。
さて、公園の中にあるのがこの湧き水。その向こうに続くロワレ川の源泉になっているそうです。
全長12キロほどのロワレ川。釣りを楽しむ人もいればカヌーを漕ぐ人、そして川沿いの小道をそぞろ歩く人もいます。のんびりしていいですね。
「この辺りには水車小屋が並んでるんですよ」と女性。
その中の一つが今晩の宿(こげ茶印)。水車小屋と言うより、お屋敷に水車が付いているという感じですね。昔の建物を改築して、現在は宿泊施設になっています。水車の一部はインテリアとして使われていました。
お部屋からは静かに流れるロワレ川の眺めを楽しむことができます。
翌朝は、18世紀創業のビネガー製造所を訪ねてみましょう(黄色印)。蔵に入っていくと、目がピリピリ。涙が出てきました。なにしろお酢が山のようにありますからねえ〜。
樽の中では、およそ3週間かけてワインがビネガーに生まれ変わって行くそうです。こちらのビネガーは有名レストランや海外に出荷されているとか。
「かつてオルレアンには300軒もの製造所があり、国内の需要の80%をカバーしていました」と経営者。
最後は、観光ボートに乗ってのんびりロワール川の川下りを楽しみましょう。川の中州にできた小さな島を散策することもできます。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、コートについたタバコのニオイ消しにいつもファブリーズを使っている。今日もシュッとやったら鼻につ〜んと来た。ファブリーズなのに中身はビネガー。息子のやつ、許さん」
VDM(Vie de Merde)より
エベレストもコロナ [トピックニュース]
あっという間に一週間が終わって、また週末がやってきた。
相変わらず在宅での仕事が続いている。コロナ収束後も自宅が主な仕事場になりそうな予感。
会社のパソコンをそのまま自宅のパソコンで使うという本物のリモートワークなのだが、頻繁に接続が切れる時がある。あれか?ワクチン接種の予約で混雑しているせいか?
画面が急に張り付いたかと思うと、切断されましたとなる。そうするとまた最初から接続をやり直す。やれやれ。
それはさておき、出物腫れ物所嫌わずというが、ついに新型コロナがエベレストにまで進出してしまったらしい。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2021年5月13日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらは世界の屋根と言われるヒマラヤ山脈。
標高5300メートルにあるエベレスト登頂のためのベースキャンプで感染者が出た。この数日で少なくとも35名が陽性となりカトマンズに引き戻された。
「キャンプ地を歩いていると、人が咳をしているのが聞こえてくる。確実に感染して症状が出ている人たちだ。医療チームによれば、多くの人が発熱しているといいます」とある登山グループのリーダー。
よって登山者とシェルパは、感染防止対策を講じなくてはならなくなりました。
ということは、マスクをして人との距離をあけるのか?
テントの前には侵入禁止の立て札。また、異なる登山グループが一つに交わることは禁止です。
「厳しく隔離が要請されています。ベースキャンプ内を移動する際は、我々もシェルパもマスク着用が義務付けられています」とフランス人登山家。
最初に感染が発覚したのはこちらのノルウェー人登山家。ヘリコプターで搬送され、現在は危険な状態からは脱しているとか。
「新型コロナに感染すると最初に肺がやれれてしまいます。酸素の薄い高山地帯ではひどい呼吸困難になります」とご本人。
この方、回復されて本当に良かったですね。
ネパール政府は今のところ登山を禁止していないらしい。人の移動するところにコロナあり。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、昔の軍事要塞を見学するために山中を2時間も歩き回ったあげく、昨晩、確認した際に地図を逆さに見ていたことに気がついた 」
VDM(Vie de Merde)より
緩和の4連休 [トピックニュース]
最寄り駅のホームの土手に植えられたあじさいが開花した。
天気予報を見てみると、来週の真ん中あたりから雨の日が続く。まさか5月中に梅雨入りなんてことじゃなかろうなあ。
ただでさえどんよりくぐもった日々が続くのに、天気も同じじゃ敵わない。
さて、未だに一日約2万人近い新規感染者が出ているフランスですが、そろそろ外出制限の緩和が始まるらしい。医療関係者は少し早すぎるのではと言ってるようですが・・・。
一日6,000人に満たないのに汲々としている日本はどういうことなんだろう???コロナ感染が始まった頃、日本の医療体制は世界でも指折りと言われていたのに、この脆弱さはなんなんだ?
それはともかくとして、フランスでは、昨日の13日が祝日でお休みだったため、週末も入れて4連休にする人たちがバカンスを楽しむために出発していったそうです。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年5月13日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはマルセイユの駅。パリからの列車が到着し、乗客が降りてきました。
「気分がいいですね。リフレッシュできそうです」と男性。
「ひたすらプールで泳ぎます」と女性。
南仏だから太陽をいっぱいあびて健康的にすごせそう。
厳しい外出制限が続いていたから、皆さん、連休が始まった途端にバカンスに出発した人たちが多かったようです。
パリから3〜4時間かけてやってきた人たちのなかには丘の上の教会から、しばしマルセイユの眺めを楽しむ人たちもいました。
「なんだか夏休みの気分ですよ」と子連れのお母さん。
「一年ぶりのマルセイユです。あちこち見て回ろうかと思います」と女性。
こちらは港。魚市場で新鮮な海の幸が売られています。
こちらのカップルは内陸部の都市ヴィシーからやってきました。
「海岸沿いを散策して、丘の上の教会にも行ってきました。楽しかったですよ」
観光船乗り場に長い列ができていました。
「約1年、パリから出られなかったですから、気分転換で楽しみたいです」
「昨日のお昼にマルセイユ着きました。自由を満喫してます」
お出かけできていいですねえ〜。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、工事現場の砂の上を歩いたら、バカンスで海に行った気分になった」
VDM(Vie de Merde)より
牛たちの大移動 [トピックニュース]
恒例のWHOの世界コロナ感染状況が更新された。5月9日までの一週間の新規感染者数は(カッコ内は前回の数字)(百の位は四捨五入)<>内は10万人中の累積死者数:
インド:2,739,000人(2,600,000)<17.6人>
米国:335,000人(346,000)<173.9人>
英国:15,000人(15,000)<188.0人>
ロシア:57,000人(61,000)<77.7人>
ドイツ:104,000人(129,000)<101.9人>
イタリア:67,000人(86,000人)<205.7人>
スペイン:41,000人(31,000)<166.6人>
スウェーデン:29,000人(30,000)<137.2人>
フランス:122,000(164,000)<162.3人>
イスラエル:369人(561)<73.7人>
日本:36,000人(35,000)<8.6人>
一部を除いて新規感染者数は全体に減少傾向。
今回は10万人中の累積死者数も追記してみた。想像以上にインドが少ない。テレビの映像からはもっとすごそうに思えるが、そもそもの人口が多いからこの数字になる。
日本もかなり少ない。とは言え、前々回が7.8人、前回が8.1人、今回が8.6人だから、第4波の影響で増えている。
とにかく感染拡大しないように外出は最低限にしているが、気晴らしができないからほとほといやになった。ジムに休業要請した東京都にむかっ腹を立てている。
それはさておき、5月も半ばにさしかかり、牧場ですごしていた牛たちが天然の牧草を求めて山に向かう季節となりました。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年5月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
まずは大きなベルを首につけてもらいます。なにしろお祝いの日ですからねえ〜。
とは言うものの、重さが12キロになるものもあり、牛にとっては災難?
「ベルをつけてやると、牛も分かったように歩き始めます」と酪農家。
さあ、いよいよ山登りが始めまりました。牛の長い列が出来ています。
そして、農家の家族も牛と一緒に山に向かいます。道中、ピンクや黄色の春の花が迎えてくれます。
「牛も早足ですよ。早く牧草が食べたいからかしら(笑)」と女性。
「牛たちが山に向かうのはこの地方伝統ですよ。今ではだいぶ少なくなってきましたがね」と男性。
そういう言えば、誰もマスクをしてませんね。山岳地帯は感染者はすくないのかも。
どんどん歩みを進めていると、こんな音楽でお出迎え。盛り上がりますね。
ここが山の上の牧草地。美味しそうに草を食べ始めた牛たち。9月まではここですごすことになります。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、仕事で帰りが遅くなり罪悪感。13才の娘に恐る恐る聞いてみると、彼女が言った。『ママ、帰ってこなくてもいいよ。だって、ママがいないと五月晴れでのびのびできるもん』」
VDM(Vie de Merde)より
ケンゾーコレクション [トピックニュース]
毎日、コロナ感染やワクチンの話ばかりでいやになりますなあ〜。
それに国別のワクチン接種済みパーセンテージをランク順に並べて、日本はたったこれだけみたいな報道はあまり見たくない。あれは国同士の競争じゃあ〜ありません!
それはさておき、昨年の10月、ファッションデザイナーの高田賢三さんが新型コロナで亡くなってしまいましたが、現在、賢三さんが個人的に所蔵していたコレクションが競売にかけられているそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2021年5月9日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
この色彩とフォルム。高田賢三が創り出したのは、この陽気さでした。そして東洋と西洋の融合。
50年もの間、賢三の創造の源にあったのは、彼の衣服を着るすべての女や男たちを幸せにすることでした。
「ケンゾーの作る洋服は色といい形といい、どれも素晴らしいです」
「彼の精神は日本ですが、それと同時にパリでもあるんです」
確かに、この作品を見ていると、そのとおりだなとつくづく思う。
ここに展示されている作品は150着。5月12日までオークションにかけられるそうです。コート、ジャケット、ガウン等々。どれも魅力的ですねえ〜。
あるブランドをめざして、主に2000年代に制作されたのですが、日の目を見ることはなかったそうです。
オークション会社のアールキュリアル(Artcurial)によると落札額は一着30〜600ユーロほどだと言います。
破格のお値段!でもそれにはわけがありました。
「どれも制作途上のものばかりなんです。ボタンが一つ欠けていたり、あるべきところにパットがついてなかったりするんです」とオークション会社の担当者。
オークションにかけられるのは洋服だけではありません。こちらは自画像。賢三は画家でもありました。
絵画作品にくわえて自宅にあった食器類や家具なども競売にかけられます。
そしてコレクションの中にこんな貴重なものまであります。
「これは古代中国の殷の時代の木馬です。いつもそばにおいていたようです」
これはかなりの落札額になりそうですが、衣服の方は手が出そうな額。未完成品でもいいからあのジャケット、欲しい。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、工事現場で仕事だった。お気に入りの新品のジャケットをそこいらに置いて仕事をしていると、上の方から声が聞こえてきた。『ちょっと、そこにおいてある敷物はあんたのかね?』」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯137 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回チャレンジしてくれるのはブルターニュ地方の都市レンヌにあるレストランのシェフ。そしてテーマはピンク色。
ではスタート!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2021年5月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
シェフのガブリエルさんとの待ち合わせはこちらの緑に囲まれた市場。早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
最初に向かったのは魚屋さん。ここで購入したのが、この時期ブルターニュの海で穫れるモルヴァ(クロジマナガダラ)という魚。4切れ買って14.57ユーロ。残りは15.43ユーロ。
予算の半分を使ってしまいましたが大丈夫かな。
次は八百屋さんにやってきました。今が旬のイチゴ、ラディッシュ、紫玉ねぎ、2種類のビーツを購入。合計で7.70ユーロ。残りは7.73ユーロ。
最後はチーズ店にやってきました。レ・リボ(発酵させたバターミルク)、生クリーム、玉子を購入。これが全部で7ユーロ。残りは0.73ユーロで予算内に収まりました。では調理の開始。
まずは、前菜から。
ビーツをスライスします。半熟卵に辛味の少ない唐辛子をまぶして盛り付けたら出来上がり。
次は魚のメイン料理。
魚にオリーブ油を垂らし味付けをしたらオーブンで焼きます。その間にソースを作ります。ビーツをスライスしてミキサーにかけ、ピュレーにします。
次にラディッシュと紫玉ねぎをスライスして、シードルのビネガーに砂糖を加え煮立てものに2時間ほど漬け込みます。
ビーツのピュレと魚を盛り付けたら、さきほど漬け込んでピンク色になったラディッシュと紫玉ねぎをトッピング。
最後はデザート。
イチゴをスライス。これをレ・リボと生クリームと一緒にミキサーにかけムースにします。これを丸型に整形し、ライムをおろしてふりかけます。クランブルとイチゴをのせたら出来上がり。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、頭痛がするので一週間ほど仕事を休んだところ、部屋の右隣が月曜から水曜日まで、左隣が木曜日から金曜日まで工事だった」
VDM(Vie de Merde)より
週末はサラエボで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回は、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボを旅します。
パリからサラエボまでは空路で4時間あまり。どうも直行便はないようでセルビアのベオグラード経由になるようです。
サラエボと言えば何かと戦争のイメージがつきまといますが、平和になった今はどんな感じなんでしょうか?
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年5月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
東欧の都市らしい佇まいのサラエボ。
戦争の爪痕も残っているようですが、今はすっかり平和な暮らしが続いているようです。
ゴンドラに乗って山の上に行ってみましょう。まだ雪が残っています。この街で生まれたというこちらの男性に案内をお願いしましょう。
サラエボは3つの山に囲まれた都市。またゴンドラに乗って街へ戻りましょう。
50年前に作られたゴンドラは1992年の紛争時に破壊。そっくりそのままに復元されたのが現在のゴンドラです。
10分ほどで地上に到着。ここはバシュチャルシヤと呼ばれる地域(青印)。鳩がすごい!そして200年も前から続く湧き水もあります。
15世紀、ここはバルカン半島の商業の中心地でした。その影響か民族色豊かなお店が並びます。こちらは銅細工のお店。職人さんの仕事を体験させてもらいましょう。先祖代々受け継がれてきた技術はそう簡単には真似できそうもありません。
そろそろ美味しいものでも食べに行きましょう。地元の料理がこれ、チェバプチチ。ひき肉を使ったケバブのような食べ物。大型のピタパンみたいなのに入れてくれます。これを地元のフレッシュチーズと生の玉ねぎと一緒にいただきます。やたら美味しそうにみえる!
さて、お腹が一杯になったら散策にでかけましょう。街を横切るミリャツカ川。セーヌ川と同じようにたくさんの橋がかかっています。
ここはラテン橋(赤印)。この橋を渡りきったあたりで起きたのが、第一次世界大戦のきっかけになったサラエボ事件でした。
そして90年代には紛争が勃発。その爪痕がこちらの建物に残されています。壁には無数の銃弾の跡。こちらの建物も同様。
「このトンネルは紛争中に作られました。武器、電話線、本などありとあらゆるものがここを通って運ばれました」
セルビア軍によって寸断されたボスニアをつなぐために密かに作られた800メートルに及ぶトンネル。今では5ユーロで見学できる観光の名所になっています。
「私の父は紛争の間、家族に食料を運ぶために何度もこのトンネルを通りました」
そしてこちらは国立図書館(緑印)。別名をフェニックスと言うそうです。紛争による火災で200万冊の本が失われてしまいました。再建された建物が見事ですね。
そろそろ今晩の宿へと向かいましょう(水色印)。ゆったりとしたお部屋。ベランダからはミリャツカ川と街の夜景を楽しむことができます。これで一泊100ユーロ足らず。もちろん朝食付き。
翌朝はトラムに乗ってでかけましょう。目的地はこちら。野外で楽しむチェス。頭と体の両方の運動になります。
次はちょっと変わったところに行ってみましょう。ここはサラエボの蚤の市。昔のパスポートや紙幣が手に入ります。そしてお値段は交渉しだい。
さて、12時のお祈りの鐘がなったら、こちらのダンス教室で伝統の踊りを体験してみましょう。30ユーロで民族衣装を身に着け楽しむことができます。
今回の旅の費用は合計で約300ユーロ(約40,000円)となりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、地下鉄がトンネルの中で故障した。そして車内の明かりも消えてしまった。すると隣の男が耳もとで囁いた。『今週は、若い女を3人も殺してしまった・・・』」
VDM(Vie de Merde)より
ピッツァルドーネ [イタリア]
最近、元都知事や元総理がメディアに顔を出してあれこれ発言されておられますが、わが家では「引っ込んでろ!あんたがたにはもう出る幕はないんだよ!」となっている。ああ、すっきりしたあ〜。
さて、東京都は非常事態宣言が延長になった。それで気になるのがジムの休業。
休業要請が出た場合は5月31日まで休みとなる。で、近所のジムは5月一杯で閉館。ということは、つまり、早めに終わりになるってことじゃないのか?
恐れていた事態になりそうだ。もうあのプールで泳げないのか・・・やれやれ。在宅で仕事を終えたあとにさっと泳ぐのが何よりのストレス解消だった。何か別の方法を考えなくてはならない。
それはさておき、本日はイタリアの首都ローマのお話。最近、交通整理のおまわりさんが復活したとか。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2021年5月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがそのおまわりさん。なぜだか懐かしい感じがします。
「オーケストラの指揮者みたいなものなんです。”止まれ”はこうやります。そして”通れ”はこう」
レトロの復活とは言え、最新のテクノロジーも使っています。
レストランの入り口辺りにおかれたこの箱。開けてボタンを押すと、お立ち台が自動で上がってきます。
このお立ち台、かつては木製でした。そのためよく盗難にあっていたそうです。人気なんですね。
久しぶりに見るおまわりさんの姿を写真に収める人たちもいます。
「あの映画の中のおまわりさんを思い出しますね。ローマのおまわりさんと言えば、あの映画のイメージが世界中に知れ渡ってますからね」と男性。
「通りすがりの人があれを見て、『ああ、ピッツァルドーネだ!』って言いますよ。アルベルト・ソルティの映画で有名ですからね」
この映画監督が1960年代にピッツァルドーネ(巡査)を一躍人気者にしたのでした。
1920年代に登場したピッツァルドーネは、横断歩道のど真ん中に立って仕事をしていました。渋滞しちゃって大変ですねえ〜。
ピッツァルドーネには女性もいました。かつてこの仕事をしていたというのがこの赤毛の女性。
「6ヶ月ほどここに立ちました。そりゃあ素晴らしかったですよ。この仕事が出来て本当に良かったと思いました」
ローマ市の警官になってお立ち台に上がるためには、まずは試験に合格しなくてはなりません。
ピッツァルドーネ、軽く手をふる感じで、動作が大げさじゃないのがいいですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、午前8時、二人の警官がわが家を訪ねてきた。4才になる息子が怒って何分も声を張り上げたせいだ。ご近所の皆さま、警察への通報、恐れ入ります」
VDM(Vie de Merde)より
一番長い名前の村 [アルザス地方]
恒例のWHOの世界コロナ感染状況が更新された。5月2日までの一週間の新規感染者数は(カッコ内は前回の数字)(百の位は四捨五入):
インド:2,600,000人(2,172,000)
米国:346,000人(406,000)
英国:15,000人(17,000人)
ロシア:61,000人(60,000)
ドイツ:129,000人(145,000)
イタリア:86,000人(92,000)
スペイン:31.000人(32,000)
スウェーデン:30,000人(32,000)
フランス:164,000人(212,000)
イスラエル:561人(1,000人)
日本:35,000人(32,000)
ついにイスラエルは3桁になった。ワクチン接種の結果だろう。国の人口は1000万人ほど。日本の人口の10分の1以下。
日本はイスラエルがやったことを少なくとも13箇所でやらなくてはならない。それなりに手間と時間がかかる。
コロナ関連のお話はこれくらいにして、本日はフランスで一番長い名前の村のお話。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年5月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがその村の名前。アルファベットがハイフン無しで20字も並んでいます。どう読んだらいいのか・・・。
「ニーデールシェーフォルサイム、です。皆さんにはややこしいかもしれませんが、私のような地元民にとっては普通ですよ」と女性。
「それはどこの地名ですか?」と男性
「ロレーヌです」と取材班。
「ああ、なるほど」
アルザス・ロレーヌ地方なら、こんな名前もさもありなんなんでしょうね。
この村で暮らしている人たちにとっては普通の名前とは言うものの、問題がないわけではありません。
「手続きのための書類にマス目が足りなかったりしますよ。で、少しはみ出したりしてね」と男性。
確かに、そういうこともありそうな・・・。
こちらは観光客がよくやってくる村のレストラン。
「私は、観光客の皆さんには標識と同じ長さにしたから長い名前になったんだって言ってます」
でも、本当はちゃんとした意味があるようです。
「ニーデールは低いと言う意味、シェーフォルは羊、サイムは村とか集落という意味です」
ということは、低い土地に羊がいる村ってことなんですかね?これはやっぱり書類に名前を書くのが大変ですねえ〜。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、外出制限が解除されたので夜遅くに帰宅した。夜に外出なんて久しぶりすぎて、鍵の暗証番号を忘れた」
VDM(Vie de Merde)より
EUワクチンの接種状況 [トピックニュース]
あいも変わらず一日が過ぎ今日になった。
昨日は楽器の練習のためシモキタまで行ってきた。町の中心へは行かず、目的地と自宅を人の少ない裏道を通って往復。
腕は上がったかどうかはわからないけど、前より曲の理解が深まった。
さて、急がれるワクチン接種。EUの状態はどんな具合になっているんでしょう?
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年5月3日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
どうやらここはフランスのワクチン接種会場らしい。
今のところフランス人の10人に1人が接種済みとか。人口にすると、ざっと650万人。
内訳は、75才以上が3,516,473人、50才か〜74才までが2,512,796人、18才〜49才までが735,265人。ここには医療関係者等々もふくまれています。
因みに日本は合計で250万人ほどとまだまだです。少々遅れ気味ですが5月には挽回しますよ!そして日本に輸出してくれてありがとね。
EUでは高齢者だけではなく若い人にも接種が始まっており、25才〜49才までについて、ハンガリーは34.4%、リトアニアは15.2%、オーストリアは15%、フランスはだいぶ遅れていて7.4%。その他はご覧の通り。
フランスは単純に遅れているだけ?
「ワクチン接種の一番重要な目的は命を救うことです。つまり死者数や重症者数を減らすことなんですから、そのリスクが高い人から打つべきなんです」と専門家。
国の人口を考えて若い人たちの接種を積極的に進めている国は、死者数が多い。ハンガリーがその一番いい例。
しかし、よく考えてみると、ワクチンが重症化を防ぐのが当初の目的であるなら、感染拡大も抑えてくれるはず。
となると、年齢はあまり重要な問題ではないということになる。
「結局、優先されるべきはウイルスにさらされるリスクの高い人たちであって、サラリーマンにしろスーパーで働く人にしろ年齢とは関係がないんです」
ああ、なるほどそういうことですか。
どうもフランスはこの考え方で接種を進めているらしい。
EUは一回目の接種を終えたのは人口の24%ほどで、イスラエルや英国に差をつけられてしまいました。
普通の生活を取り戻し、経済を活発にするために今できる最良のことは、やっぱりワクチン接種ということになりそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、患者さんに付き添って病院に言った。診察が終わって帰る時になり医者が私に言った。『あなた、BMIは30でしょ。測らなくてもわかりますよ。すぐにワクチン接種できますよ』 」
VDM(Vie de Merde)より