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安食堂復活 [パリ]

 月曜日恒例の節約晩ご飯シリーズは放送がなかったのでお休みです。
 本日は、19世紀のフランスで生まれたブイヨンと呼ばれる安食堂のお話です。

 ブイヨンと言えば野菜や肉を煮込んで作った出汁やスープのことをいいますが、低料金で庶民的な料理を出す食堂のこともブイヨンと呼んでいたらしい。

 しかし、この手の食堂もいつの間にか姿を消してしまいましたが、パリで復活を遂げているそうです。

 一体、どんなところなのでしょう?

Paris_Paris.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2023年2月22日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 お店の前にできた長い列。新装オープンの最近流行りのおしゃれなお店かと思いきや、中に入ってみるとレトロな雰囲気。

 昼食と夜食と合わせて、毎日1,500人が食べに来るとか。

 給仕係の皆さん、一度にこれだけの料理を運ぶとは、さすがですねえ〜。

 その料理とは、タルタルステーキ、じゃがいものピュレとソーセージ、バベットステーキとフライドポテト等々。今となっては懐かしい伝統的フランス料理ばかり。

 気軽に入って注文するとさっと出てくる。しかもレトロな室内の雰囲気が素敵。これが人気の理由のようです。

 こちらは中国人の女性たち。

 「室内の装飾や料理などパリのすべてがここに凝縮されているように思います」

 シェフが人気の料理を持ってやってきました。茹で玉子とマヨネーズ、ネギのヴィネグレットソース、ブイヨン風ブーフ・ブルギーニョン。なんだかどれも庶民的。

 「おふくろの味というかおばあちゃんが作ってくれた料理みたいなものばかりです」とシェフ。

 19世紀の中頃、ある肉屋がブイヨンという名前で市場で働く労働者に温かい料理を出したのがその始まり。

 20世紀になるとこのブイヨンがパリだけで200店にもなったそうです。

 ブイヨンならすぐに食べられてお財布に優しいと人気になり、パリだけでなく地方の都市にもお店がオープンしました。その伝統は今のお店でも守られています。

 「メイン料理はどれも10ユーロ以下、前菜とワイン1杯をつけても15ユーロほどですみます」と男性。

 このインフレの中、お店側も食材をまとめ買いしたり生産者から直接購入したりと工夫しながらリーズナブルな額で料理を提供しているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、彼の家族と一緒に食事をした。彼のお祖父さんが私の名前をなかなか覚えられず、結局、”新人さん”と呼ぶことにしたらしい[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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