猟師の守護聖人 [アルザス地方]
AdSenseの広告が表示されなくなってついに一ヶ月あまりが過ぎましたが、こんな朗報を見つけました→こちら。
どなたかがAdSenseに問い合わせたようで、そのやり取りが公開されています。
どうにかまた表示できるようになるようです。ただし、もう一度審査を受けないといけないらしい。専門的なことはよくわかりませんが、どうもそういうことらしい。
このサイト、時々チェックして状況を把握しておいたほうがよさそうです。やり方がはっきりしたところで、私も申請手続きに入ろうかと思います。
「表示されるのに1週間くらいかかる」なんてソネットに言われて、黙って待ってましたが、全然違ってましたね。
それはさておき、どんどん秋が深まって冬の足音も聞こえるようになってきました。
この時期になると狩猟が解禁となります。そうなると活躍するのが猟師さんたち。
そしてその守護聖人がサン=テュベール(Saint-Hubert)。アルザス地方の小さな村でそのお祝いのお祭りが開かれました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年11月4日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
猟師さんたちが仕留めた獲物と燃えさかる松明。
儀式はラッパの音で始まりました。なんだか中世を思わせる儀式。すでに9世紀頃から始まっていたそうです。
猟師さんが順番に祝福を受けます。おでこには血・・・。シーズン中に最初に仕留めた雌鹿の血のようです。
そのあと、もみの木の小枝を授けてもらいます。これは野生動物が食べた最後の食事を表しているのだとか。
祝福をうけた猟師さんたちは、教会でのミサに参加します。
サン=テュベールは9世紀頃からずっと猟師の守護聖人として大切にされてきました。
そして、アルザス地方では猟師がジビエの普及に大きな役割を担っているそうです。
「狩猟も農業と同じように重要な仕事ですから、その労働が平等に報われるべきだと思いますよ」と猟師。
「サン=テュベールは猟師の守護聖人ですから、この儀式を続けることには意義があると思います」と別の猟師さん。
狩猟で活躍するのは人間だけではありません。犬たちも同様です。こうして神父様から祝福を受けます。
全部の儀式が終わったら、お食事会!
出てきたのはアルザス地方の郷土料理ベーコフ。英語のベークオフに似てますね。土鍋に肉、じゃがいもなどを詰め込んでオーブンで焼いたものです。
お供は当然アルザスワイン。カンパ〜イでいただきましょう!
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、漁師の弟が、私の誕生日にイノシシ一頭をプレゼントしてくれた」
VDM(Vie de Merde)より
初雪 [ローヌ=アルプ地方]
今週末までにSIMカードが届くことになったので、間もなくiPhoneを本格始動させることができる運びとなりました。ほっー。
今のところはWiFiに繋げて使っています。アプリの小さなアイコンがひしめき合うように並んでいるのを見ていると、なんだか懐かしい気分になってきた。
なぜなんだろうと考えているうちに、昔、iPod touchを使っていたことを思い出しました。
今のiPhoneの原型のようなiPod touch。音楽を聴くだけでなく、WiFiにつないでメールの送受信もできたし、ウェブの閲覧も出来ました。
家のどこかにまだあるはず。どこにしまったかなぁ〜。
それはさておき、予報によればこれからどんどん季節が進んでいくらしい。今月末はコートが必要なんてことになっちゃうんですかね?
フランスアルプスのサヴォワ地方、その山々の麓にある小さな村に初雪が降ったそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年11月4日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
“フランスの最も美しい村” の一つ、ボヌヴァル=シュル=アルク村に雪が降りました。
家々の屋根もそれを支えている地面も白い雪で覆われています。そして、この日の朝、温度計は上がるのをやめてしまいました。
「今朝は厚着をして、雪用のブーツを履き、手袋をして、しっかりマフラーを巻いて出かけてきました。子供たちはご覧の通り元気ですよ」と先生。
子供たちは大興奮。雪の積もった校庭を駆け回っています。冷たそうな雪。その感触を楽しむように素手で触ってます。
「雪合戦ができそう。でも雪玉をたくさん作らないといけないからもっと降らないとダメです」と男の子。
「去年は大雪で大変だったんです」と女の子。
今年はどうなんでしょう?
大雪になる前に工事は終わらせてしまわなくてはなりません。この人、煙突掃除屋さん???
そして、山で草を食べていた羊たちは、麓の牧場の温かい小屋に避難です。春が来るまでこの小屋で過ごします。
「雪が降りましたねえ。雪の降るこの季節が大好きなのよ。羊たちはここで静かにしてますよ」と羊飼い。
羊たち、文字どおり天然の毛糸を着て暖かそうですね!
「季節が夏から冬に変わる間のこの季節。朝起きたら雪が降っていてちょっとびっくりしました」と村人。
ボヌヴァル=シュル=アルク村、天気予報を見ると今週はずっと雪が降るようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、白雪姫こと4歳になるわが娘に、りんごを半分食べさせるために、私がおばあさんの魔女になり、夫が白馬の王子様になった」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯78 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は、フランス南西部ペリゴール地方の小さな村ブルデイユにあるレストランL'Atelier des Sensを開いているヨアンさんとグウェネルさんがチャレンジしてくれます。
テーマは秋の味覚の栗。さて、どんな料理を作ってくれるんでしょう?
ではスタート。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年11月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
森に栗拾いに出かけるのか知らん?と思っていたら、さすがにそれはなかったです。いつものように市場にやってきました。
この男女のお二人がチャレンジャーです。30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。まずは栗から。
「今年は雨が少なかったせいで、ちょっと小ぶりなんだよ。でもね、ここに味がキュッと凝縮されてて美味しいよ」とお店の方。
シェフ、栗を鶏肉料理に使う予定らしい。1キロで3.80ユーロで残りは26.20ユーロ。
次は八百屋さんで野菜選び。お店の方のアドバイスを受けてバターナッツを一つ、さらに栗のピュレを作るのに玉ねぎ、じゃがいもも購入。一部はデザートにも使うそうです。さらに、タイム、バジルも追加。締めて12ユーロ、残りは14.20ユーロ。
小さな村にしては立派なお城のようなものが立っています。
それはともかくとして、次はチーズ屋さんにやってきました。購入したのはフェセルと呼ばれるフレッシュチーズ。これが3.80ユーロで残りは10.40ユーロ。
さらにお肉屋さんでは豚バラ肉と鶏の胸肉を購入。豚バラが3ユーロ、胸肉が2.65ユーロで、残りは4.75ユーロ。
これでお買い物は終了です。超余裕でした。
ではレストランの厨房で調理の開始!
まずは45分ほどかけて栗を湯がいたらざるにとって皮をむきます。フライパンで玉ねぎと豚バラ肉を炒めたら、タイムとバターナッツを入れさらに炒め、最後に栗を加えてとろ火にして蒸し焼きにします。これで前菜の完成。あとで盛り付けます。
次はメイン料理。
栗、紫たまねぎ、チキンブイヨンで栗のピュレを作ります。胸肉に栗をのせてロール巻きにしたらラップで包み、沸騰したお湯に20分ほど入れて火を通します。あとは盛り付けるだけ。
最後はデザート。水2に砂糖1の割合のシロップに栗を入れて煮ます。その間に、刻んだバジルをフェセルと混ぜ合わせたら器に入れて、シロップで煮た栗とサブレを盛り付けたらデザートの出来上がり。
前菜はこんな風に盛り付けます。牛乳にヘーゼルナッツ油を混ぜで泡立てたソースをかけて出来上がり。
メイン料理はこんな感じ。下が栗のピュレで、上に胸肉のロール巻きがのってます。
全部に栗の入った晩ご飯ができました。
あれ、あの女性のグウェネルさん、お買い物だけ一緒であとは登場しませんでした。お料理ではなくお店全体を取り仕切っているのかもしれません。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、初めて焼き栗を食べた彼が言った。『こんなまずいもん、よく食べられるな』で、私は言った。『ねえダーリン、食べる前に皮をむいて食べるのよ』」
VDM(Vie de Merde)より
週末はドゥルーで [パリから週末旅]
ワールドカップ決勝、相撲で言えば(なぜに相撲?)、前半は四つに組んで両者一歩も譲らず、そして最後は南アフリカの押し出し、といった感じでした。
わが家では、最初は南アフリカに応援していながら、最後はイングランドを応援したりして、わけのわからない状態になってました(笑)。
終わってしまうとなんだか寂しい。ワールドカップロスになりそう。年明けに始まる国内トップリーグの試合、見に行こうかな。
それはさておき、日曜日は恒例の週末旅。今回は、パリ近郊の町ドゥルー(Dreux)を旅します。
パリからは列車で1時間半弱。日帰りもできるくらいの近場。気軽に出かけられそうです。
でも、あまり観光地としては聞かない町。どんなところなんでしょう?
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年10月26日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ドゥルーは、ドゥルイドの中心地。ドゥルイドって何?
調べてみるとケルト人社会の祭司のことを言うらしい。宗教的・政治的指導者で、裁判官のような役割も担っていたようです。大昔のお話らしい。
今のドゥルーは三つの川に囲まれた緑豊かな町。そしてここにはフランス王を輩出したオルレアン家の墓所であるサン=ルイ王室礼拝堂があります(青印)。
そこを案内してくださるのがオルレアン家のご子孫ジャン・ドルレアンさん。世が世であればフランス国王だったかもしれない方ですが、今はパリ伯。
ドームの天井もステンドグラスも美しいですね。階段を降りると、そこにはオルレアン一族のお墓が並んでいました。目の前の像はフランス国王ルイ=フィリップ・ドルレアンと王女。
礼拝堂を一巡りしたら、冒険に出かけましょう。週末旅では必ず一度は高いところから町の姿を眺めることになっていますが、今回はこれ、小型飛行機に乗ることになりました。先生が一緒に乗って操作を教えてくれます。
さあ、空へと舞い上がりました。下を見るとこんな風景が・・・。素敵ですねえ〜。ノルマンディ地方の玄関口は美しい自然に恵まれていました。そして先ほどの礼拝堂も空から見るとこんな具合です。
空を飛んだら小腹が空いてきました。地上に降りて何か美味しいものでもいただきましょう。やってきたのは礼拝堂近くの路地を入ったところにあるレストランMinute Cocotte(黄緑印)。
ここでいただくのがBouchée à la Reine(女王風一口パイ)。アレンジしてあってちょっとわかりにくですが、そもそもはこんな感じの料理です→こちら。
一口パイに鶏出汁のクリームソース、キノコ、トリュフなどを詰め込んだ食べ物。美味しそうですねえ。
お皿が空っぽになったらお会計・・・と思いきや、こちらのお店ではキャンペーン中。サイコロを振ってゾロ目が出たらタダになります。
出たあ〜、ゾロ目!ということは今回はタダ。
お腹が膨らんだところで町中を散策。12世紀から16世紀にかけての古い建物があちこちに残っています。
次はちょっと変わったところに行ってみましょう。そこはサフラン栽培農場Ferme de Badonville(赤印)。ここでサフラン狩り(?)が楽しめます。花を摘み取ったら、赤い雌しべを取り出します。慣れてくると1時間で500〜600本の雌しべを取り出すことができるそうです。ということは1分で100本、つまり3秒で5本の勘定になります。早い!!!
日が西に傾きかけてきました。そろそろ今晩の宿Hotel Domaine de la Reposee - Club 33へと向かいましょう(緑印)。敷地内に入っているとこんな礼拝堂がありました。
「昔は、狩りに出かける前に無事を祈って、この礼拝堂で馬に祝福を与えてもらったんです」とオーナー。
このホテルで寝てしまう前に、町の繁華街にあるレストランMarket Pubで夕食をいただきます(オレンジ印)。
「地元産には、ジャガイモ、サフラン、レンズ豆、山羊のチーズなど様々な食材があります。この食材を使って料理を出すのが私の役割なんです」とシェフ。
この日は豪華なフルコースのディナーになりました。
翌朝は、こんなところにやってきました。乗馬が楽しめるBuffalo Ranch(こげ茶印)。ガイド付きの散策ができます。可愛いワンちゃんが露払い。
さて今回の旅の費用は、空の体験飛行が50ユーロ、女王風一口パイが8ユーロ、王室礼拝堂見学が8.90ユーロ、サフランの収穫体験が5ユーロ、夕食が26.90ユーロ、宿泊代が90ユーロ、ガイド付き乗馬散策が22ユーロで、締めて210.80(約26,000円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、キッシュを作った。すると娘がとても美味しいと言って、こんなお世辞まで言い放った。『ママは、キッシュの女王さまよ!』横で、パパがゲラゲラ笑っていた」
VDM(Vie de Merde)より
仏人はお肉がお好き? [フランスのグルメ]
通勤で渋谷駅をほぼ毎日通るのですが、井の頭線から地下鉄やJRへの乗り換えのためのやや長い通路があります。そこは片側の壁がガラス張りになっていて、スクランブル交差点全体を見下ろすことができます。
ところが今週の火曜日に通った時、白いプラスティックのパネルが全体を覆ってしまい、外の風景が見られなくなっていました。不思議だったのですが、今思えば、あれはハロウィン対策たっだのかもしれません。
あのあたりに写真を撮る人が大勢押しかけてくるのを阻止したかったのか、それとも何か他に理由があったのか・・・。
それはさておき、本日はフランス人とお肉のお話。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年10月24日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
何やかや言ってもお肉が大好きなフランスの方々。年間に平均して一人85キロのお肉を召し上がっているそうです。この数字、10年ほど前から変わっていないとか。
しかし、最近、その傾向に変化が現れているそうです。食べる量は変わっていませんが、お肉の種類に変化があるようです。
こちらはパリ郊外のとあるお肉屋さん。いつも常連のお客さんで賑わっています。
「ハムを買います。ここのは美味しいですからね」と女性。
「私はひき肉ですね」と男性。
近頃は質にこだわるお客さんが多くなったとか。
「私は産地が気になります。ですから大型スーパーには行かず、お肉屋さんで買うことにしてます」と女性。
そして量にこだわるお客様もいます。
「体のことを考えて食べる肉の量を減らしてます。環境問題もありますしね」と女性。
そう言えば、フランスでは去年から今年にかけて、牛肉と思っていたら馬肉だった等々、食べ物問題が噴出してましたっけ。
そのせいか、出処のはっきりした質のいいものを食べたいという傾向が強くなったようです。量は少なくても質のいいものを食べるというわけです。
2007年、一番食べられていたのが豚肉、ついで牛肉、三番目が鶏肉でした。
これが2018年になると、状況が変わってきます。一位が豚肉なのは変わりませんが量は減少気味。二位に躍り出たのが鶏肉。その量も増えています。牛肉に至っては三位に転落。しかも消費量も減りました。
鶏肉を一番よく使っている外食産業といえばファストフード店です。昔のフランス人はランチに2時間かけるとかなんとか言われてましたが、今では短時間ですませるようになったらしい。
このお店では50%が鶏肉を使ったものだそうです。どれもこれも鶏肉尽くし。フランスのサンドイッチといえば、バゲットにバターを塗ってハムを挟んだ “ジャンボン・ブール” が一番人気のはず。ところが・・・。
「鶏肉とサラダのサンドイッチが50個売れたとします。そうするとチーズ入りジャンボン・ブール” が18個、普通のジャンボン・ブールは8個しか売れませんよ」とお店の方。
こうなった一因は値段の変化にもあります。鶏肉は豚肉の半分。牛肉となると三分の一。
需要に対応して鶏肉の生産も増やすことになります。ここは養鶏場。最近は放し飼いです。とは言ってもかなりの過密度。景気は良さそうですが、このところより安い海外からの輸入物が増えているそうで、最近は伸び悩み。
牛肉の方はと言えば、その逆で75%が国産。しかし、消費量が減っています。
そんな中、牛肉料理を提供するこのお店、逆風に持ちこたえているそうです。年間5,000トンの牛肉をお客に出しているそうです。
フランス人が好きなのはこの赤身肉。60%がこの赤身肉で、次がバーガーだそうです。
やっぱりフランス人、お肉が好きなんでしょうねえ。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、レクレーション・センターで子供の面倒を見ていた。子供の一人が鳥の羽を拾って、私の髪に挿しながら言った。『ステキ!ニワトリさんみたい』」
VDM(Vie de Merde)より
暖炉のお掃除 [ローヌ=アルプ地方]
わが家は未だに携帯はガラケイ。しかも3G。
2年後には使えなくなるため、機種変更は必至。
で、ようやくスマホを手に入れました。とは言っても中古のiPhone 7。
となると格安SIMカードを入手しなくてはならぬ事態に。
いろんなものがあるようで、調べれば調べるほど何がお得なのかさっぱりわからなくなる。
これ安い!と思っても受け入れがたい条件が付いていたり、半年か1年経つと割引がなくなって1000円くらい高くなったりする。油断隙もあったもんじゃない。
こんなものにあまりお金はかけたくない!開通までの道のりはまだ終わらないのだったぁ〜。
さて、月が変わって11月になりました。今のところ東京は冬の足音さも聞こえてきませんが、フランスはだいぶ大きく聞こえるようになってきたようです。
そろそろ冬支度が始まっている地域もあります。その一つが暖炉のお掃除。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年10月30日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
寒暖計が10度以下になり始めた頃、忙しくなるのがこの方々。暖炉と煙突のお掃除屋さん。
お掃除を始める前に、器具を汚したり傷めたりしないようにカバーをかけます。
作業はテキパキと素早く進めなくてはなりません。何しろ、1日で10軒近くを回らなくてはならないからです。
梯子をかけて屋根に上がったら煙突の汚れやすすを取り除きます。これをやっておかないと大変な事故がおきかねません。
因みに、暖炉の火災で消防隊が出動する回数は年間で20万回にもなるそうです。
「すす払いをしておかないと徐々に溜まっていって、炎が家の中に向かって燃え始めるんです」
なんと恐ろしい!
煙突の掃除が終わったら、次は暖炉の掃除です。
吸引機で埃やすすをきれいに吸い取ったら、取り残しがないかどうかチェックして、証明書を発行したら終了です。
この証明書、保険の時に必要になるそうです。
掃除にかかる時間は約30分、料金は100〜150ユーロだそうです。
「薪をよく乾燥させておくことが大切です。水分の含有量が20%を超えないようにしたほうがいいでしょう」とお掃除会社の方。
「雨の日が続いたので薪を濡らさないようにしておきました。ですので、今すぐにでも燃やしていいと思いますよ」と家主。
暖炉の炎が暖かそうですねえ。あとは雪が降るのを待つのみです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、うちの祖父は子供たちに遺産は絶対に譲らないと言いながら、暖炉でお札を燃やし始めた」
VDM(Vie de Merde)より