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大聖堂は前と同じ姿に [パリ]

 トランプ氏の姪に当たるマリー・トランプが8月に本を出すらしい。

 マリー・トランプは精神医学を学んだ人物で、どうもトランプ大統領に批判的な本を書いたらしい。

 わが家の約1名がすでに予約して手に入るのを楽しみにしている。

 どっちかというとボルトンよりこっちの本の方が面白そうな・・・。この手の本には週刊誌的興味を刺激するのだ。

 それはさておき、昨年の4月に火災で屋根が焼けてしまったノートルダム大聖堂。

 結局、以前の姿の通りに復元されることが決まったそうです。特に印象的だった尖塔も元のとおりに作り直されます。

 Paris_Paris.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年7月10日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 斧で木を削る人たち。電動のこぎりなんてものはどこにもありません。

 専用の器具を使って人力で皮を剥がし、形を整えていきます。

 ここで作業をしているのはフランス全土から集められた大工さん25人。

 作っているのは大聖堂の屋根を支える骨組みの一部。1週間で一気に仕事を終らせることになっているとか。

 こちらは大聖堂のCG。今作っているのはこの三角形の骨組み。底辺が15メートル、高さが9.6メートル。かなりの大きさですが、全部で25個必要です。

 「オリジナルとそっくり同じものを作ろうとしているんです」と責任者の方。

 それはつまり、13世紀に作られたときと同じやり方で復元するということ。

 電気はつかいません。当時使われていた道具と人の力だけで作り上げます。こりゃちょっと大変な作業ですね。

 パーツが出来上がったら全員で組み立てます。この梁一つで800キロの重量があるそうです。

 「当時と同じ材料と道具を使い、同じ方法で作るというのには大変な感動を覚えます。私達は森へ行って、一番いい時期に木を切り倒してここに運んできました。ですから建設当時を追体験していることになるんです」と専門家の方。

 この方、屋根裏の骨組みを作るための団体を結成したようです。すごい情熱ですね。

 大聖堂の中で一番歴史的価値の大きかった骨組み。修復前は同じように作るなんてとても無理だと言われてましたっけ。

 この部分は鉄骨にしてもいいんじゃないか?と言っている人もいましたが、結局、昔と同じ材料と方法というのに落ち着いたようです。

 こうしてみていると、釘は使わないようです。

 一つ作り上げるのも大変ですが、これを一週間以内に25個作ることになります。

 「我々にとっては骨組み以上の価値があります。かつての建築物をそのまま復元できることを世界に知ってもらえますから」と大工さん。

 三角形の頂点には樫の木の小枝をくくりつけます。幸運をもたらす小枝だそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、パーティから自宅にもどろうと木製の階段をそっと上がっていった。誰も起こさないように物音をたてずに最後の階段を上がったところで、足をすべらせ、ものすごい音をたてて転げ落ちた[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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廃線の跡地で自然を満喫 [ローヌ=アルプ地方]

 このところの天候不順で、散歩などという気晴らしも出来ず少々気分は下降気味。

 被災された方々を思えば、災害には見舞われていない東京の住人は文句を言える立場でもない。

 とは言うものの、コロナ感染者の急増で、やっぱり気分は下降気味。

 とにかく今のところは最大の警戒を怠らず、ひたすら耐えるしかないのかなあ〜。

 さて、本日は、フランス南東部のアルデッシュ県に行ってみましょう。ここには廃線になった鉄道の跡地を利用して絶景を満喫する観光コースがあります。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年7月8日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 おお、雄大な自然の風景。

 ここは国立公園。上から撮影するとこんなふうに見えます。こんなところを走って大丈夫か!

 自転車に乗ってでこぼこ道をゆくご家族。左手に流れる川を見ながら、ペダルを漕ぎ続けます。

 そして、時には青葉若葉の木々に囲まれた道を走り抜けます。森林浴とはこのことか。

 「道の片側には渓谷、それに滝や小さな橋などがあって、素晴らしいですよ」とパパ。

 この道、40キロに渡って続いているそうです。

 かつては鉄道が走っていた場所。それがサイクリングコースに作り変えられドルセ・ヴィア(Dolce Via)と呼ばれています。

 こちらのグループは3日前からこのサイクリングロードを走っているとか。

 こんな素敵なアーチ型の橋の下を走っていきます。確かに鉄道が走っていたのを伺わせるような道です。

 鉄道が開通したのは1891年のこと。そして1968年に廃線になってしまいました。

 「鉄道は東のラマストルと西のサン=タグレーヴを結ぶためのものでした」とクリストフさん。

 クリストフさんは何年も前からこの跡地をサイクリングロードにするために運動をつづけてきました。

 そして、2年の歳月と700万ユーロをかけて願いが叶いました。

 その甲斐あって、オランダの審査でヨーロッパ・ベスト・サイクリングロードに選ばれました。

 確かにこの道はベストに選ばれるだけの価値がありますね。

 「安全で保全された道です。しかも、元鉄道だけあって坂道がありません。平らです」とクリストフさん。

 アルデッシュ県には同じように廃線となった鉄道が100キロほどにも及びます。

 その中にはこんなことに利用されているものもあります。二人で漕げば自転車よりは楽かな。

 8〜20キロののんびり旅。このベダルカーでしか見られないような風景を楽しむことが出来ます。

 おまけにこれなら家族一緒にわいわいおしゃべりしながら楽しめますね。

 一方、蒸気機関車が走るコースもあります。昔はこんな感じで走っていたんでしょうか?こちらは33キロの鉄道旅です。

 「トンネルの中を走るときは、石炭の煙を吸ってしまいました」と男の子。

 これはSLファンにはたまらない眺めですねえ。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、自転車のペダルの片方なくなっていた。ペダル一つで家までは、長かったあ〜 [もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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夏は山で過ごそう! [トピックニュース]

 先日、たまたまテレビをつけたら、民放の朝のワイドショーにチャンネルがあってしまった。

 そのまま見ていたら、相変わらず不安を煽るようにBGM付きでコロナウィルス感染の話題を取り上げていたから、しまった!となってチャンネルを変えた。

 不愉快になるから、あの手の番組はしばらく見ないことにしていたのに、いかんいかん!

 それはともかくとして、フランスでは今年のバカンスは山に行く人が増えたそうです。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年7月8日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 標高2,000メートルの山の中。

 どうやらこの辺りは冬はスキー場のようですが、夏は緑におおわれ、野生のマーモットや高山植物、そして放牧中の羊にも出会えます。

 こちらの山小屋では夏の間も宿泊客を受け入れています。

 「だいたい二家族が宿泊していますが、友人同士のグループの時もこともあります」とマルティーヌさん。

 料金は一人あたり一週間で200ユーロ。

 客室は全部で4室。広々とした台所とリビング。そしてテラスからは雄大なフランス・アルプスの眺めを堪能することができます。

 もっと小さな宿がいいという方には、こちらの山小屋がおすすめです。

 かつては家族が使っていた家だそうです。

 「ここは祖母が暮らしていた部屋です。ここでトム・チーズを作っていました。部屋はここだけで、台所からベッドまで全部がここに収まっていました。下の階は牛小屋でした」とティエリーさん。

 その牛小屋は改築されて今は客室になっています。4人が宿泊できるそうです。料金は山小屋全部借りて一週間で700ユーロ。

 こんな別荘があるといいなあ〜。夏はすずしそうだし。

 滞在中には近くの牧場を見学することができます。

 牛も夏山でのびのびとすごしているようです。自然の牧草を食べた牛たちが提供してくれる牛乳で作られるのが、トム・チーズ。

 それにしてもすごいカビ。触ると煙のようにカビが舞い上がります。鼻がむずむずしてきそう。

 しかし、このカビがあるからこそ美味しいチーズになるんですよねえ。

 ここでチーズを手に入れて、山でピクニックと行きましょう!

 雪解け水が流れる川沿いを歩いたら、シートを引いて一休み。さぞかしチーズが美味しいことでしょう。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、山道を登ったり降りたりをくりかえして2時間。やっと海岸に到着。なんだかやたらと人が多い。なんと道路があって車で10分だそうだ[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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今年のクラス写真 [トピックニュース]

 昨日のオリヴィエさんのお話によれば、チョコレートは老化をふせいでくれるらしい。

 日頃、コーヒーのお供にチョコレートを食べている。

 そう言えば、コーヒーにもポリフェノールがはいっているのだった。ということはますます老化を防いでくれているということになるな。

 しかし、最近、物忘れや勘違いがやたら多いような・・・。

 それはさておき、フランスの学校は7月4日で学年が終了。学年末にはクラス写真を撮影するのが恒例ですが、今年はコヴィッド19のせいで密集で写真を撮ることができません。

 そこで、こんな写真を撮ることにしたそうです。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年7月1日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 学年末が近づいた6月末。そろそろ全員が集まって記念のクラス写真を撮影する時期となりました。

 しかし今年はコロナウィルスのため集合写真を撮ることは難しくなってしまいました。

 でも、写真撮影はちゃんと行われます。もちろん、違うやり方で。

 まずはカメラマンさんの指導を受けます。笑った顔や泣いた顔などいろんな顔をしてみましょう。

 変顔の子供たちがたくさんいますねえ〜。

 顔のトレーニングが終わったら、いよいよ撮影会です。

 集合写真で密になるのを避けるため、一人一人別々に撮影します。

 でも、こちらは兄弟なので一緒に撮影。背中合わせでパチリ。

 次は一人でポーズを決めて撮ってもらいます。トレーニングの甲斐あって皆リラックスしてるみたい。

 「普通は背の低い子が最前列に高い子は後列に並んで皆似たような顔つきで集合写真を撮るんですが、それはやりません。もっと生き生きとした変化に富んだ写真にしようと思ってます」とカメラマン。

 数ヶ月にわたる外出禁止で子供たちは壁に囲まれた室内で多くの時間を過ごしました。この白い枠はその壁を表しているのだとか。

 あの頃、どんな気持ちだったかな?それを表してみましょう!というわけです。

 「いつもの写真と違って面白いです」と男の子。

 「楽しいです。前はすまし顔で撮ってましたが、今度は動き回っていろんな顔ができるからです」と女の子。

 そして、先生も同じ。こんな感じで家に閉じこもってたのかな。先生ちょっと恥ずかしそう。

 「いつもなら子供たちの横に立って写るところですが、今回はこんな感じで、全然違ってます」

 さて、全員の写真が撮れたら、編集作業の開始。こんな具合に1ページにまとめていきます。

 なんかちょっとポップな感じですね。

 「一緒に遊んでる感じで写真撮影ができたのでとっても良かったと思います」

 カメラマンさん、他にも5つの学校から撮影依頼が来ているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、僕はプロのカメラマン。うちから160キロほどのところで行われる結婚式の写真を撮ることになった。現場についていざ撮影と言う時になって、メモリーカードを入れていないことに気がついた [がく~(落胆した顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯106 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回チャレンジしてくれるのは、フランスの化粧品メーカー、クラランスの創業者の息子さん、オリヴィエさんです。

 ということは、お肌に良い料理をつくってくれるらしい。これは注目ですね。

 では、スタート!

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年7月4日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 オリヴィエさんとはカフェで待ち合わせ。飲んでいるのはオレンジジュース。さすが、お肌に良さそう。

 では30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 市場に入る前にマスクを装着。コレを忘れてはいけません。

 まずやってきたのは八百屋さん。かなりの量のニンジンを購入。「ニンジンにはカロテンが含まれています。カロテンはお肌にとてもいいんです。前菜にはニンジンのサラダを作ります」

 そのサラダのドレッシング用にオレンジを一つ。その他、ナス、ズッキーニ、ニンニク、トマト、ブーケガルニも購入。どうやらメインはお野菜たっぷりになりそうです。

 最後に、デザート用のフランボワズをひとパック。これが全部で14.12ユーロで、残りは15.88ユーロ。

 次は乳製品のお店で、玉子とパルメザンチーズを購入。これが合計で7.23ユーロで、残りが8.65ユーロ。

 さらに食料品店でブリックの皮とウコンを購入。ウコンはお肌にも健康にもいいそうです。デザート用にブラックチョコも合わせて購入。これが5.69ユーロ。

 手元には2.96ユーロが残りました。みごと予算内で収まりました。では調理の開始!

 まずはデザートから。

 ブラックチョコを割って溶かします。

 「チョコレートには抗酸化作用を促進するポリフェノールやオメガ3とオメガ6脂肪酸が含まれていて、身体にいいんです」とオリヴィエさん。

 とろけたチョコレートは、泡立てた玉子の白身と混ぜ合わせ冷蔵庫で冷やします。最後にフランボワズをトッピングしたら出来上がり。

 次は、前菜のニンジンサラダ。

 ニンジンの葉としっぽを取り除き半分に切ってフライパンで炒めます。そこにオレンジジュースを加え水分が蒸発するまで煮詰めます。そこに塩・コショウで味付けしたら、最後にウコンをふりかけ、こんな具合に盛り付けたら出来上がり。

 最後はメインの野菜のミルフイユ。

 野菜をスライスして天板に並べ、ブーケガルニなどの香草を乗せてオーブンに入れ火を通します。これを焼いたブリックの上にのせて重ねたら、パルメザンチーズをスライスしてトッピングします。これでメインの出来上がり。

 本日は晩ご飯ではなくランチになりました。夏にぴったりのお肌に良〜いランチでした。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、動物病院の先生に言われたとおり、数日前からうちのワン公のダイエットを始めた。しかし、相当きびしかったようで、うさぎが食べているニンジンを横から盗み食いしていた」

VDM(Vie de Merde)より


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バカンスに出発! [トピックニュース]

 日曜日恒例の週末旅は放送がなかったのでお休みです。来週は大丈夫そうです。

 さて、7月になってジムにくる人の数が増えてきた。使えるロッカーの数も少し増えた。

 ミストサウナも、人数制限、会話自粛という条件付きで再開になった。いつもなら泳いだ後にしばらく入っているのだが、危険地帯にみえてあきらめた。しばらくは入らない。

 ジムは受付時に検温がある。あの、おでこの皮膚ギリギリにかざすタイプの体温計だ。その体温計がなぜが自宅で計ったときよりいつも高い。自宅だと36℃前後なのだが、ジムに行くと36.6℃と言われてしまう。

 先日は36.8℃と言われてびっくり。微熱だから入館を断られるかと思いきや、入っていいいらしい。

 で、何度までなら入れるんだ?と聞いたら、37.5℃だという。これまた驚き。そんな熱があったら運動などしてる場合じゃない。私などはジムに行く元気もなくなる。

 37.5℃の基準って一体どこから出てきたんだ???

 それはさておき、フランスは学校が夏休みに入り本格的なバカンスシーズンが始まった。7月派の皆さんは早速バカンスに出発!

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下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年7月3日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


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 ここは高速道路のパーキングエリア。

 混雑するのを避けて、早朝に出発した家族が多いようです。

 「朝の3時半です」と男性。

 ずいぶんと早いですね。一体どこからここまでやってきたのやら。

 「朝の5時33分よ!(笑)」と女性。

 「学校が一日残ってたけど休ませました。子どもたちには申し訳なかったけど、明日は混雑するでしょう。金曜日の方が良いと思ったのよ」と別の女性。

 皆さん、開放的な感じでうれしそうですね。こちらの家族はベルギーからやってきたそうです。

 「昨日の晩に家を出発しました。南下してコート・ダジュールに行く予定です。数ヶ月前から計画してたんです。フランスに来られて本当によかったですよ」と男性。

 「何ヶ月も我慢させられましたから、バカンスでそのストレスを解消したいんです」と女性。

 そしてこちらは高速道路で仕事をする人たち。屋外も屋内も明日に備えて最後の準備が進められていました。

 お掃除だけではなく、売店に並べる商品も補充しておかなくてはなりません。500パックのサンドイッチに2000本の飲み物。

 準備完了。あとはお客様が見えるのを待つだけ。

 レストランも開店。自販機も稼働中。子どもたちの遊び場だけが使用禁止。

 「今年は飛行機や列車を利用するより、車で出かける人が多いようで、高速道路は混雑しそうです」と関係者の方。

 目的地に向かう人達の頭の中はバカンス一色。

 「ビーチに着いたら浮き袋をふくらませて遊びます」と男の子。

 「荷物をおろしたら川に遊びに行きます」と女の子。

 このパーキングエリアではこの夏だけで3万人が利用する見込みだそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、スピード違反と高速道路料金不払い違反で16件の罰金通知を受け取った。もう一ヶ月も前に車は売り払ったのに[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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中国人のいない観光地 [トピックニュース]

 今年の夏休みはどうするか?

 ストレスの3ヶ月が終わったから、少し息抜きがしたいなあと思っていたら、感染者急増。

 息抜きも先にのばすしかなさそうな・・・。おまけに今から自粛しても結果がわかるのは一週間先のこと。忍耐の日々が続く。

 コヴィッド19、お願いだから消えておくれ!

 それはともかくとして、観光収入が大きいフランス。経済活動再開の一環として海外からの観光客をうけいれることにしたようだ。そこには条件付きだが中国も含まれている。

 しかし、現実はどうなのか?

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年7月2日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 こちらはフォンテーヌブロー宮殿。

 ここを訪れる観光客の大半を占めるのが中国人。毎年4万人が訪れるそうです。

 「ここは王座の間。中国からの観光客のお気に入りの場所です。この宮殿に来ることでフランスを体感することになるんです」と宮殿の方。

 しかし、今の状況は・・・。

 「エッソンヌから来ました」

 「ヴァル・ドワズです」

 「ナントからです」

 見学者の中に中国人は一人もいません。国内からの方々ばかり。これでやっていけるんだろうか?

 「もし中国人観光客が来なくなったら、予算に大きな穴があいてしまいます。フランス人は無料のサービスに流れがちであまりお金を使いません。ですから利益をもたらしてくれるのは海外からの観光客なんです」と代表者の方。

 今年は特別に広大な庭を夜8時半まで開放することにしているそうです。主なターゲットはイタリア、オランダ、ベルギーからの観光客。

 「コロナウィルス感染でストレスの多い数ヶ月がつづきましたから、そこから開放させてくつろげる時間が必要なんです」

 一方、こちらは大手ホテルグループの緊急会議。850の施設のうち、パリにあるホテルの多くが困難な状況に陥っています。

 宿泊客の50%だった中国からの観光客を失ってしまったからです。

 「早急に対策を取ることにしました」

 その名も ”100点満点の夏作戦”。国内の観光客を獲得するためにSNSで大々的なキャンペーンを貼る予定です。

 「今年の夏はフランスで過ごすというハッシュタグをつけて、旅先を紹介します」とメンバー。

 割引やぎりぎりまで予定変更を認めるなど、様々なサービスを提供する予定です。

 フランスには中国系の旅行代理店が50社ほどあるそうですが、そのうちの15社は経営困難で倒産の危機にあるとか。その多くが、もっぱら中国人観光客を顧客にしていたようです。

 そのため、コロナ禍で売上はゼロ。このままでは会社の存続が危ういと、欧州に滞在する中国人を動かそうと行動を開始しました。

 こうすることでなにか突破口をみつけだそうというわけです。

 どこの国も中国人観光客をあてにしていただけに大打撃。観光業界はなにか新しい手法で再出発する必要があるようです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、まるまる一年彼女のいなかった僕は、24才の若い女性と知り合った。僕がスマホもテレビも、Facebookやその他のSNSのアカウントも持ってないとわかるやいなや、『あの、もうちょっと普通の人とおつきあいすることにするわ』と言って去っていった。」

VDM(Vie de Merde)より


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自粛の7月14日 [トピックニュース]

 昨日の東京は晴天。おまけに空気が乾燥して風まで吹いていたおかげで、洗濯物があっという間に乾いた。

 不要になった毛布数枚を洗濯。カラッと乾燥させて押入れにしまい込んだ。部屋の中はもう完全に夏仕様。

 マスクも夏用にいいのがないか探してみたが、結局、涼しいマスクなどない!という結論に達し、手作りの袖マスクよりも見栄えの良い白いコットン100%の布マスクをアマゾンで購入した。

 不織布のマスクは汗をかくと吸ってくれないからやっかいだ。そこ行くとコットンは汗を吸ってくれるし、肌触りもよい。多少暑苦しいのは致しかたなし。

 第二波、来るなあ。歴史的に見ても感染症は必ず第二波があるという。覚悟して一日一日をすごすべし。

 さて、フランスで7月と言えば、7月14日の革命記念日。いつもなら各地でパレードや打ち上げ花火が行われるのですが、今年は自粛する自治体が増えているそうです。

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下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年7月2日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 こちらはフランス北部の人口4500人ほどの町サメー(Samer)。

 いち早く7月14日のパレードや花火の打ち上げを中止することを決定しました。戦後初めてのことです。

 「安全第一ですから中止になっても仕方ないです」と女性。

 「大勢の人が集まりますから感染のリスクがありますね。でもリスクはそれほど高くないと思いますよ。イベントが中止になるなんて残念ですねえ」と別の女性。

 その影響がでてしまったのが楽団。パレードで演奏するはずでしたが、今年は練り歩くことはせず、一つの場所にとどまって演奏するとか。

 そしてこちらが式典の会場。いつもなら花火もここから打ち上げられます。

 フランスでは5000人以下の集まりは許されているので特に県から要請があったわけではありませんが、町長さんは自粛を決めました。

 「感染防止のためには人と人との間をあけなくてはなりませんが、この状態では難しいです。住民も理解してくれてますよ」

 一方、こちらはトゥルコワンにある花火会社。毎年、230箇所で花火を打ち上げてきました。しかし今年は約30箇所のみにとどまっています。

 「年間売上の80%が革命記念日に集中しています。外出禁止が始まってからほぼ全員が失業状態でしたから、なんとかしたいところなんですがね・・・」と厳しい表情の社長さん。

 中止を決めた自治体が決断を見直してくれることを願うしかありません。

 こんな花火が毎年見られていたのに、今年はちょっと寂しくなります。東京でも隅田川の花火が中止になりましたもんね。

 今年の夏はちょっと寂しい夏になってしまうかもしれません。

 でも夏はまた来年もやってきます。その頃にはワクチンや治療薬が出来上がっていることを期待しましょう。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、革命記念日についての生徒の回答用紙を添削した。1789年7月14日に何があったか?という質問にこんな答えが書かれてあった。『花火が上がった』」

VDM(Vie de Merde)より


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支援と現実 [メイド・イン・フランス]

 近頃、なんでもメモにしておかないと、買い忘れることが多い。年のせいかな・・・。昨日も2つほど買い忘れた(涙)。

 予定外のことが起きてしまったせいもある。しかも、雨が降ったりやんだり、強風も吹き荒れて、今ひとつ落ち着かない一日だったことも要因の一つ。

 などと弁解気味になるのも年のせいか・・・。

 やっとスーパーがいつものチラシを出すようになった。これまではチラシを自粛するようにとお達しがでてたらしい。

 大勢がおしかけて三密になるのを恐れてのことらしい。その間、安売り自体も全くと言っていいほどしてなかった。

 結局、自粛の間、消費者は少し高い買い物をせざるを得なかったような気がする。

 それはさておき、外出禁止が続いていたフランスでは、生産者の窮地を支援するために、販売店はフランス産の商品を売る、消費者はフランス産を買うという約束事ができていたようです。

 しかし、解除となってからはどうもその原則が守られていないような・・・。

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下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年7月1日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 こちらは大型スーパーの食品売り場。生産者の方々がチェックにやってきました。

 フランス産を売るという約束はちゃんと守られているでしょうか?例えばトマト。

 「売り場の90%はフランス産です。端の方にモロッコ産の安いトマトが置いてあるだけです」

 ということは約束はまもられているということになりそうな・・・。

 しかし、目玉商品の売り場には、大量の外国産のトマトが並んでました。どこのものかと言えば、ポーランド産です。

 さらに、オーガニック商品になるとさらに事態は悪化。売り場の半分が輸入品です。

 「こちらはフランス産のジャガイモですが、あちらはスペイン産です」

 一方、食肉はフランス産が売り場全体を占めています。それはいいのですが、問題はそのお値段。

 「うちは1キロあたり12ユーロで買い取ってもらいました。ところが、この牛肉は15.95ユーロもします」

 ざっと4ユーロの上乗せ。いろんな経費がかかっているとは言え、乗せ過ぎじゃないですかね?

 肉も野菜もフランス産は、お店に並ぶと必ず高い値段がつけられてしまいます。そうなると、消費者も必ずフランス産を購入するというわけには行かなくなります。

 「お値段と質のバランスで買いますよ」と高齢の男性。

 どうでもいいけど話をするときはマスクを外しちゃ駄目ですよ!

 「例えばイチゴはフランス産とスペイン産とありますが、少しやすいのでスペイン産を買います」と若い男性。

 消費者も限られた予算の中でやりくりしてますから、できるだけ安くていいものを買いたいとなってしまいます。

 こちらの農場では、外出禁止期間は大型スーパーへの出荷がそれなりにありましたが、解除になってから一切なくなってしまいました。

 「一ヶ月後の今、どうしてこんなことになるのか理解できません」

 生産者も消費者も難しいことになってしまいました。日本は今、どんな具合になっているのやら。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、スーパーでダイエットの先生に出くわした。私のカートには、ポテトチップスが3袋とコカ・コーラのボトルが2本。で、先生のカートには、大量のキンダーブエノのチョコと巨大なヌテラが入っていた」

VDM(Vie de Merde)より


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早めのバカンス [コート・ダジュール地方]

 ドタバタの4月、5月、6月が終わって、今日から7月。後半には4連休があるから少しのんびりできそうな・・・。

 その頃には梅雨明けか?関東地方は例年7月21日頃ゆえ、連休辺りに開ける可能性もある。

 気象協会の一ヶ月予報によると、7月の気温は平年より高いとか。

 がっくり。どうか外れますように。

 さて、フランスの学校は7月4日から夏休みに入ります。そうなると本格的なバカンスシーズンが8月まで続きます。

 そんな夏休みを少し早めにとって地中海の海を楽しむ人たちもいます。

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下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年6月26日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 ここはカーニュ=シュル=メールのビーチ。

 ビーチにぽつぽつとパラソルが開いています。コレくらいの人数なら三密には程遠い。

 こちらのご家族は早めに夏休みをとってバカンスを楽しんでいます。

 「ずっと外出禁止が続いてたんで、気持ちがいいですよ」とパパ。

 この日の朝の気温は27℃、海水の温度は20℃。ちょっと冷たいですね。

 太陽の日差しと波の音。コロナウィルス騒動を忘れさせてくれます。

 「2ヶ月ほどは在宅勤務で忙しかったですから、こういう時間も必要です」と男性。

 「皆の気持ちを幸せにしてくれるのはこの太陽ですよ」と女性。

 フランスの6月はリタイアした高齢者がバカンスを過ごすことが多いそうです。こちらのカップルのその中の一つ。毎年、この時期はコート・ダジュールで過ごします。

 「こうしてのんびりできるのは高齢者の特権ですよ」と女性。

 確かに、今まで働いてきたんですもんね。老後はあくせくしたくはないですね。

 私も早くそうなりたいけど無理みたい。貧乏暇なし。

 「人間も充電しないといけませんよ」と男性。

 ビーチ沿いのレストランもお客が増えてひと安心。

 「ずっと厳しい状態でしたから、今こうしていられるのは本当に嬉しいですよ。スイス、ドイツ、オランダなど常連のお客さんがまた来てくれるようになりました」とお店の方。

 学校が休みに入れば観光客が増えますから、忙しくなりそうですね。

 それにしても気になるのがここのビーチ。下は玉砂利ですね。

 そう言えば、以前、ビーチは砂が良いか、それとも玉砂利がいいか?と言う論争がありましたっけ。

 夏のビーチと言えばなんといっても砂浜です。しかし、玉砂利にもいいところが色々あります。

 人が少ない、ちゃんとしたシートを使えば痛くない、砂が身体にくっつかないから家の中に砂を持ち込まなくてすむ等々。

 コロナウィルスと戦う今年の夏、このビーチはどんな感じになるんでしょう。

 一方、気温が上がった先週、外出規制が続いている最中のイギリスの海岸が、なんとこんな状態になってました。

 警官が来たようですが、なすすべもなかったとか。いやはやどうもすごいですね。私なら逃げ帰ります。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、自宅から遠くはなれた町のビーチを愛人と手をつないで歩いていると、なんと義理の父親と出くわした。こちらもだんまりなら向こうもだんまり。義理の父は奥さんとは別の女性と手をつないで仲睦まじく歩いていた・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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