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幸せの麦の種 [プロヴァンス地方]

 はやぶさ2の活躍はフランスのTV局でもニュースで取り上げられてた。

 大事な玉手箱を地球まで届けたかと思ったら、また旅に出たとか。働き者だ。

 はやぶさ1は、確か燃え尽きたんじゃなかったっけ?技術はどんどん進歩して行く。

 さて、コロナの収束は見えないけれど、そろそろ今年の終りが見えてきた。今週が終わったら仕事できる日が2週間しか残っていない。

 今年の仕事納めはクリスマスに決定!と勝手に自分で決めている。

 そのクリスマス前の先週の金曜日、プロヴァンスではこんな風習が行われていました。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月4日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 先週の金曜日は聖バルバラの日。この日に麦の種をまいて芽が出ると、次の年は幸せに暮らせるとか。

 その麦の種を手に入れるためには、朝早くパン屋さんにいかなくてはなりません。もう売り切れてしまったかな?

 こちらのパン屋さんに行ってみると、幸いまだ残っていました。一袋1ユーロです。

 お客さんだけでなくパン屋さんでもカゴの中に種をまいていました。お店の皆にも幸せが来ますように!

 頭の上でぐるぐる回すとご利益があるのかしら???

 「小さい頃、保育園や幼稚園でやってました」

 「家に幸せをもたらしてくれるんですよ」

 「芽が出て伸びていくのを毎日眺めては、ドキドキしていました」

 とあるお宅を訪ねてみると、3歳になるお孫さんのためにちょうど種をまくところでした。

 まずは器に綿を敷き詰めます。次に水をかけて種をまきます。クリスマスから20日前のこの日にまきます。

 「種から小さな芽が出て、どんどん伸びてくるととてもきれいですよ。クリスマスになったらテーブルに飾ります。プロヴァンスに昔から伝わる風習です」とおばあちゃん。

 ああ、こんな感じのテーブルになるんですね。クリスマスの13のデザートも一緒のテーブルにのるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、両親に、子供ができたという吉報を送った。すると二人が言った。『やれやれ、また毎年プレゼントを買わされるはめになるなあ〜』」

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯119 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回はパリに5軒ものレストランを展開するシェフ、ジュリアンさんが挑戦してくれます。

 コロナ禍でなにかと家族で過ごす時間が増えた方々、特に小さいお子さんのいる家庭向けの食事を作ってくれます。

 では、スタート!

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月5日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 こちらはシェフのご家族。小さいお子さんが二人います。そこで、材料は大人も子供も同じで、それぞれが食事を楽しめるような料理を作ってくれることになりました。

 では、30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 最初に向ったのは魚屋さん。購入したのはメイン料理に使うシロイトダラ。300グラムで4.24ユーロ。子供にも安心して食べさせられる魚だそうです。しかもお値段がリーズナブル。

 次は、付け合せの野菜とデザート用のくだものが必要です。残り25.76ユーロを持って八百屋さんにやってきました。カボチャ、マッシュルーム、洋梨。さらにクレソンひと束、ニンニク、玉ねぎ、ショウガ、マンダリンオレンジを購入。これが合計で12ユーロ、残りは13.76ユーロ。

 最後は、商店街の食料品店にやってきました。前菜のスープに使う鴨のフィレ肉の燻製と小さいパスタを購入。パスタは子供用にスープに入れます。さらにデザート用にパイ生地、玉子2個、マスカルポーネチーズを購入。ついでチョコレートも追加。

 たくさん買って予算は大丈夫かな?

 合計で12.10ユーロ。残りは1.66ユーロでセーフ。では厨房で料理の開始!

 まずは、前菜のスープから。

 水を入れた鍋を火にかけ、みじん切りのニンニク、マッシュルームの茎を刻んだもの、固形ブイヨン素、さいの目に切った鴨のフィレ肉、エスプレットの唐辛子、バルサミコ酢を加え、20分ほど煮込みます。

 次はスープに混ぜるハーブソースを作ります。クレソンとパセリをミキサーに入れたら生クリームを加え混ぜ合わせます。煮込んだスープにマッシュルームのスライスとハーブソースを加えます。とは言ってもこちらは大人用。子供用にはハーブソースではなく小さなパスタを加え煮込みます。

 次はメインの魚料理。

 付け合せのカボチャを切ったら、大人用と子供用にわけて天板に並べます。大人用には、ニンニク、玉ねぎ、ショウガ、クミン、唐辛子、洋梨を加え、190℃のオーブンに30分ほど入れます。

 味のアクセントにマンダリンオレンジ入りバターソースを作ります。魚は熱したオーブンにさっといれて火を通しておきます。大人用の盛り付けはこんな感じ。子供用はカボチャのピュレ。

 最後はデザート。

 洋梨をシロップで茹でたらパイ生地の上に並べ、玉子と生クリームと砂糖でつくったクリームを注いでチョコレートを加えたらオーブンで焼きます。さらに、残ったチョコレートでクレーム・オ・ショコラも追加。

 これで家族の食事が出来上がりました。ではいただきましょう!


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、車の中でおならが・・・で匂いもしてきた。匂う・・・確かに匂う。良かったあ〜、コロナに感染してない!大喜びで家族全員に知らせた」

VDM(Vie de Merde)より


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週末はユールマラで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はラトビア共和国の保養地ユールマラを旅します。パリからは首都のリガまで飛行機で2時間45分。リガからユールマラまでには列車で20分ほど。

 ユールマラって初めて聞く地名。どんなところなんでしょう?

 とりあえず気になるのがコロナの感染状況。WHOのリポートを見てみたら、感染者の総数は16,561人、100万人中の感染者数は8,780人。総感染者数は日本の9分の1くらいだけど、100万人中となると日本の8倍くらいになる。

 ま、とにかく行ってみましょう。出発!

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下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年11月28日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 リガの空港から列車にゆられて20分。大きな川を横切りユールラマに到着しました。

 1970年に建てられた近代的なデザインの駅舎は、美術館にもなっています(青印)。この日は日本人写真家、小島一郎の写真が展示されていました。

 「駅舎は、旧ソ連時代の1970年に建てられました。地元の伝統的な建物とはあまりに違いすぎて、当時の市民には受け入れられませんでした」とガイドさん。

 さて、まずはどこへいったらいいかと言えば、やっぱりビーチ。リゾート地ユールラマは ”ラトビアのサン・トロペ” と言われているとか。

 こんな砂浜が長く続いています。夏は大勢の人たちで一杯ですが、今は冬。どことなくノルマンディの海の雰囲気。

 体を温めるため、ガイドのアレクサンドラさんと一緒に街を散策してみましょう。木造の面白い家が並んでいます。

 「この街の建物には様々な様式が取り入れられています。中でも多いのがアール・ヌーヴォーです」

 これらのほとんどが19世紀半ばに作られたそうです。この中の400軒ほどが文化財として保護されています。

 そんな個性的な家々の中こんなお屋敷がありました。ここはラトビアの有名な詩人Aspazijaさんの家でした。今はどうも記念館になっているようです。ここでちょっとだけラトビア語を習っておきましょう。

 翌朝、日の出前に宿を出発。準備を済ませた頃に辺りが明るくなってきました。

 何をするかと言えば、パドルボードで潟を散策します。料金は30ユーロ。

 朝もやが作り出す幻想的な世界をさまよってみましょう。鏡のような湖面。朝日が登り始めました。絵画のような美しさ・・・。旅のハイライト!

 次は、地元のグルメを求めて市場にやってきました。ユールラマは漁村でもあります。海の幸が豊富。

 お店に行くと燻製にした魚を出してくれました。一つはニシン、もう一つは不明。2ユーロぽっきりで燻製の魚を3枚も購入できました。

 さて、あちこち歩き回って疲れたので癒やしの場所へ行ってみましょう。ここは旧ソ連時代に作られたリバビリセンター。

 案内されたお部屋は社会主義らしく飾り気がありませんが、小綺麗で衛生的。

 ロビーにはこんな場所もあります。これは鉱泉?飲むとお肌にいいらしいのですが、かなりまずそう。良薬口に苦しですかねえ〜。

 飲むのはこれくらにして、泥のお風呂に入ってみました。もう100年の前から続けられてきたケアだそうです。

 最後にもう一度冬のビーチを眺めてから帰国することにしましょう。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、わが家には恐ろしい生き物が3つもいる。1ヶ月前にもらってきた猫2匹とその飼主、つまり4歳になるわが娘」

VDM(Vie de Merde)より


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ノルマンディーに雪積もる [トピックニュース]

 かれこれ15年ほど前に買った財布を未だに使い続けている。

 二つ折りの四角い黒い財布で一辺8〜9センチほどのコンパクトサイズ。

 フランスで買った財布ゆえにお札はユーロならそのまま収まるが、日本のお札はちょっと長いため、いつも半分に折ってしまい込んでいる。

 そこが少々不便で、日本のお札ももう少し小さいといいのにといつも思う。

 長財布はあまり持ちたくない。財布は小さくてコンパクトな方が良い。どうせしまいにはキャッシュレスでなくなる運命の財布だ。

 それはさておき、ノルマンディ地方に雪が降ったそうです。異例のことで、地元の皆さんの反応は様々。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月4日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 ここはブルターニュに近いノルマンディの小さな村ジェ(Ger)。

 朝、目覚めると辺り一面が白い雪に覆われていました。積雪は5センチほど。平地に雪がつもると風景がガラリを変わります。

 突然の積雪に地元の人たちは・・・。

 「もうびっくりですよ。雪が降るなんて思ってもみませんでしたからね。でもちょっとうれしい気分になります」と女性。

 「なんかちょっと天国みたいじゃないの。真っ白の広い大地にたった一人いるみたいでさ」とおばあちゃん。

 防風林の枝にも雪が積もっています。寒そうですねえ〜。

 気温はほとんど0度。風邪を引かないように気をつけなくてはなりません。

 「マフラーで喉が冷えないようにしてるし、暖かい上着に靴。しっかり防寒ですよ」と男性。

 この辺りで雪が降るのは2年ぶりのこと。道路でせっせと雪かきをする人がいました。

 「雪合戦ができますね」と取材班。

 「やってみるかい(笑)」と男性。

 年末に雪はよく似合います。

 「クリスマスだし、新年も近いからちょうどいいと思いますよ」と若い女性。

 コロナ禍でなんとなく皆が意気消沈している時期に、雪は人々の心を和ませてくれたようです。

 天気予報によれば、夜にはまた気温が下がるらしい。クリスマスツリーに本物の雪がつもりそうです。

******* フランス人のつぶやき *******

「今日、商品のタイヤチェーンを大量に運んでいたトラックが、雪でスリップして動けなくなった[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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スキーはどうなる? [トピックニュース]

 昨日は天気予報が大外れ。大方の予報では晴れだったのに、延々と曇り空が続いて一向に晴れる気配なし。

 予報で晴れと言ったから信じて洗濯して外に干したのに全然乾かない。なんだかやたら腹が立って来た。ぶりぶり文句をいいながら、午後3時くらいには部屋干しに切り替えた。

 NHKの夕方の天気予報で予報士の方が、予報がはずれてもうしわけありませんって謝ってたからしかたないなあ〜ってことになった。やれやれ。

 それにしても欧州の冬はいつもどんよりとした天気が毎日のように続くけど、そんな冬を皆どうやってすごしてたんだろう?日本は冬でも日差しがあるから幸せだ、などと久しぶりにわが家は意見が一致したのだった。

 それはともかくとして、今月外出制限が解かれる予定のフランス。

 本格的なスキーシーズンを迎えて、年末年始はスキー場ですごしたいと考えているフランス人は少なくないでしょう。

 しかし、先日、マクロン大統領が、スキーは禁止することになると言い出したから困惑が広がっています。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月2日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 早速、大統領のこの発表に異議を唱える人たち、つまり関連の商業施設の方がたやウィンタースポーツ好きの皆さんが反対運動を起こしました。

 やっぱりねえ、フランスですもん、すぐそうなりますよねえ〜。

 マクロン大統領、国境を超えてスキーをしに行く人々には罰金を貸すなどの厳しい措置を取るつもりだと言ったから、国内だけの問題から近隣諸国、特にスイスにまで波及する事態になってしまいました。

 こちらは例年なら冬のバカンスを楽しむ人たちでにぎわっているはずのシャテルのスキー場。雪は降ってもリフトは止まったままです。

 ここから2キロほど先にはスイスのスキー場があります。そこはまもなく様々な施設が営業を開始することになっています。が、シャテルは開業できません。

 「どうしてフランスはオープンできないのにすぐそばのスイスはオープンできるんですかね?」と男性。

 感染拡大を防ぐためにスキーは禁止だけど、隣の国に行けばスキーはできますとなると、大勢の人たちが国境をこえてしまうかもしれません。それを防ぐために罰金ということなんでしょう。しかし・・・・。

 「国の移動はシェンゲン協定で自由じゃないですか。なぜ禁止するんですか?」と男性。

 因みに、スイスもオーストリアもスキーは禁止してないそうです。

 こちらはシャテルの村長さん。

 「ソビエト時代の壁みたいな感じですよ。でも、技術的にどうやって取り締まるんですか?国境なんて実際には見えませんよ。しかもコロナ感染者は一人もいません」

 村役場には連帯を示すためにスイスの国旗が掲げられていました。そのスイスの方はどう思っているんでしょうか?

 「フランスの皆さんをいつも笑顔で歓迎しているのに、急に家にいなさいなんて言えないですよ。マクロンさんがダメだと言っても、我々は受け入れますよ」

 これではちょっとやそっとでは受け入れてもらえそうもありません。政策変更を余儀なくされそうな・・・。

******* フランス人のつぶやき *******

「今日、スキーをしながら前の人が滑ったあとをそのまま滑っていたら、前の人と全く同じ場所でころんでしまった[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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コキーユ・ドゥ・ノエル [フランスのお菓子]

 昨日は寒い一日となり、ついに暖房のスイッチを入れた。エアコンからは無事に暖かい風が出てきたから、この冬も凍えずに過ごせそうだ。

 さて、コロナウィルスのワクチンが思ったより早く接種できそうな状況になってきたけど、なんとなく不安。

 なにしろ去年、インフルエンザの予防接種後に熱を出して寝込んだ経験があるからだ。あれが予防接種が原因だったという証拠はない。しかし、因果関係を否定もできない。

 予防接種の他にいい方法があったらありがたいんだがな・・・。

 西暦2000年を迎えて盛大にお祝いしたのが大晦日の夜、あれは今から20年前のことだった。

 あれから大きな震災が2つ、その後は大雨による洪水もあった。天変地異のあとには疫病の大流行。今思えば、21世紀は試練の始まりだった。

 それはさておき、クリスマスまであと3週間ほど。この時期になると必ず登場するお菓子があります。

 それが、もうおなじみになったコキーユ・ドゥ・ノエル。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月1日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 こちらは4世代に渡って続けられてきたパン屋さん。

 クリスマスが近づくと登場するのがこのお菓子です。フランス北部に伝わる伝統のお菓子コキーユ・ドゥ・ノエル。

 「甘くて柔らかくて美味しいの。私の大好物ですよ」と女性。

 このお菓子、地元の人にとっては、いわばソウルフードのようなもの。

 「とても大切なお菓子ですよ。子供の頃、ツリーの横には必ずこのお菓子がありました」と男性客。

 朝の3時。パン屋さんの厨房ではコキーユ作りが始まります。小麦粉、バター、玉子を混ぜて生地を作ります。どれも厳選された材料です。それにしてもものすごい量のバター!

 「父はキロ単位でバターを使えと言ってました。量も質も手心を使えた事はありませんよ」とパン屋さん。

 生地ができたら、つぶつぶの砂層を大量に加え混ぜ合わせます。これを成形するとこんな形になります。

 生地をもう一つの生地で包み込むように成形するようです。この形、産着に包まれたイエス・キリストを表しているとか。

 最後は、焼き上がりが美味しそうに見えるようにハサミで切り目を入れます。

 250℃のオーブンに入れて15分ほどしたら、こんがり焼けたコキーユが出来上がります。

 このパン屋さんでは毎年18トンものコキーユを作るそうです。

 「お客様の要望で、毎年少し早めに作って販売し始めます」とお店の方。

 今では世界中にその存在が知られるようになり、アメリカやオーストラリアにも輸出しているそうです。

 日本のパン屋でも作ってないかな?


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、菓子店ではたらいている。いつも使っているショーウィンドウの鍵がみつからない。何時間も探したあげく、オーナーが監視ビデオを見ればわかるというので見てみた。それでわかった。今頃は、鍵の詰まったお菓子をお客さんが頬張っていることだろう・・・[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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冬が来た! [アルザス地方]

 昨日の朝、空を見上げてうろこ雲が多いなと思っただけで、穴が空いていたとは気が付かなかった。もうちょっと真面目に見ておけば良かった。残念。

 しかし、昨晩のまあるいお月さまは見逃さなかった。明るいものをみると少しほっとする。

 さて、今日から12月。東京は夕方4時をすぎると薄暗くなり始め4時半には太陽が姿を消してしまう。冬至の21日までどんどん昼間の時間が少なくなっていく。

 今のところ暖房のスイッチは入れてないが、寝る前に電気毛布で寝床の中を温めておくことにしている。

 本日は、東京より少し早めに冬がきたアルザス地方を訪ねてみることにしましょう。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2020年11月30日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 こちらはストラスブールの青空市。

 この日の朝の気温は0度を下回りました。コートにマフラーと手袋は欠かせない気温です。

 「私自身は寒さには強い方ですよ。アルザス育ちだからね」と男性。

 マスクのせいでメガネが白く曇ってますね。

 「ちょっと前までは温かい日もありましたが、今はもう冬ですね」と女性。

 青空市ですからお店の方は長時間、外ですごすことになります。そうなると熱いお湯が欠かせません。あれはインスタントコーヒー???

 「屋外に店を出すということは寒さの中ですごすってことですからね。熱いコーヒーを飲んで体をあたためます」とお店の方。

 一方、ほとんど暖房器具と一緒にすごしているも同然なのがロースト専門店。

 こりゃ暖かそうですねえ〜。冷たく冷えてしまった水を温めることもできます。

 「ここの気温は15℃くらいあります。ええ、夏ですねえ(笑)」とお店の女性。

 次は市場をあとにしてブドウ園にやってきました。こちらはさらに寒くて−7℃。近くの住宅の煙突からは煙がもくもく。

 ブドウ園ではぶどうの収穫が行われていました。この時期のぶどうは甘さがギュッと凝縮されているので甘いワインになります。

 「この時期はたいていぶどうが凍りついていたりするんですが、−7℃となるとさすがに耳が痛くなるくらいの寒さです」とブドウ園のオーナー。

 お昼は、ホットワインの他にハムやソーセージ、さらにはクリスマスのちょっとしたお菓子なども振る舞われます。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、ブラジルで3週間のバカンスをすごして帰国したばかり。でも全然外国に行った気がしなかった。なにしろ、自宅の室温は冬でもずっと30℃。全部の暖房器具のスイッチをいれてすごしてたからね[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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