週末はタリンで [パリから週末旅]
今回はバルト三国の一つエストニアの首都タリンを旅します。
エストニアは以前にも週末旅で紹介したような気がしましたが、今回が初めてでした。
パリからは空路の乗り継ぎ便で4時間半。ラトビアのリガで乗り換えるようです。
では、出発!
下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
タリンの観光は徒歩で。歩いても歩いても続く石畳ですが、中世の趣を色濃く残すこの街は、角を曲がると何かしら発見があります。
しかし、まずは少し変わった観光を楽しみましょう。中心街から10分ほど歩くと海岸に到着。砂のビーチは寒々としていますが、なんと海水浴を楽しんでいる人がいます。水温は0℃。
「冬に泳ぐのって大好きよ。外にいるって実感できるししゃきっとするからよ」と女性。
どっちかというと、しゃきっとするよりぞくぞくっとするような気が・・・。ただ、泳いだ後には、体を温めるサウナが用意されています。
どうやらリ旅人さんも試してみるようですが・・・。海にいたのは5秒ほど。あっという間にサウナに戻っていきました。
冷えた体が温まったところで、今晩の宿へと向かいましょう。こちらはAirbnbでみつけたアパート。いわゆる民泊。ホテルに泊まるより、安くて広いところに宿泊できます。寝室が2部屋、バスルームとキッチンがついて一人一泊45ユーロ。窓からの眺めも悪くありません。しかもサウナ付き。
一息ついたら夜の街へとでかけましょう。ここは中世を再現したレストランOLDE HANSA(オレンジ印)。中世じゃないのはお客さんとシェフだけ。さあ、ごちそうが運ばれてきました。柔らかそうなお肉。赤ワインでじっくりと煮てあるそうです。ソースにはエストニアの森で育ったクランベリーが使わています。
「エストニアには森がたくさんあるんです。地元の料理と中世の音楽を楽しんでください」とシェフ。
翌朝は、城壁に囲まれたタリンの街を歩いてみましょう。この城壁、13世紀に作られたそうです。壁の下の方には羊毛製品のお店が並んでいます。これは帽子とマフラーが一体になったもの。冬は暖かくでいいですね。これで25ユーロ。
次は城壁の上を歩いてみましょう。屋根付きなので雨が降っても傘いらず。但し道に迷わないようにスマホのアプリで位置を確認しましょう。でも、趣のある町並みを楽しむことも忘れないでおきましょう。
さて、こちらは市庁舎前にあるラエコヤ広場(赤印)。どこからか歌声が聞こえてきました。その声に導かれて歩いていると教会にたどり着きました。ここは聖ニコラス教会(青印)。
「1869年にエストニアで初めての大きな歌唱祭が開かれたんですが、それ以来、歌うのが国の伝統になりました。歌うことで一つの国になれたんです」と女性。
それでエストニアの人たちは歌が好きなんですね。
さて、次は少し遠出してみましょう。ここは泥炭地。タリンの周囲にはこのような場所がいくつかあるそうです。どうやら泥炭の上を歩くようです。
「足元には5〜7メートルの泥炭があります」
足元が揺れているところを見ると、水の上に浮いてるような感じです。
「ここを訪れた観光客は、この静けさに感動するようです」とガイドさん。
最後は、テリスキヴィ地区にやってきました。ここは元工業地帯だったところを再生した地区(緑印)。
「城壁のある地域が中世のままの歴史地区なら、ここはソビエト時代を伺わせるような新しい地域です」
さて今回の旅の費用は、航空運賃が180ユーロ、宿泊代が90ユーロ(2泊分)、レストランでの食事が40ユーロ、帽子とマフラーが25ユーロ、水泳が3ユーロ、泥炭地散策が50ユーロで、締めて388ユーロ(約50,000円)でした。
久しぶりに費用が出てきた!因みにエストニアの通貨はユーロです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ファストフード店でハンバーガーを頬張っていると、担当の栄養管理士にばったり出くわした。ああ、これで信頼関係はゼロだな 」
VDM(Vie de Merde)より
フランス伝統のパン [フランスのグルメ]
6人以上の会食は禁止になっているフランスで、マクロン仏大統領が、PCR検査で陽性になった日の前日、エリゼ宮、つまり大統領官邸で10人くらいで会食していたという記事が出ていた。
とは言っても、集まったのは首相などの側近や政治関係者ばかり。おまけに、だだっ広いレセプションルームに長いテーブルを置いて着席し、人と人との間は1.5メートル空けていたらしい。
しかもマイクを使って話し合いをしたというから、どこぞのステーキ屋でタレントを交えて会食したというのとはちょっと状況が異なる。フランスでも非難轟々というわけではなさそうだ。
それにしても菅さんが、もし緊急事態宣言発令となって会見を開き、ご協力をお願いしますと言ったら、皆ついていくんだろうか?
どうせまた表情一つ変えず、原稿を読み上げて終わりってな感じなんだろうなあ。一体誰に話しかけてるんだ?って思ってしまう。
自民党内の権力闘争の末にぽろっとなっちゃった人だからなあ。別の人だったら今どうなっていたのか?
それはさておき、本日はフランスのパン、バゲットのお話です。
パン兼ケーキ屋さん協会が、このバゲットをユネスコの世界遺産に登録しようと動き始めたようです。
下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月17日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
バゲットのお話の前に、あのクスクス料理が世界遺産に登録されたそうです。申請したのは、アルジェリア、モロッコ、モーリタニア、チュニジア、そしてフランス。見ると食べたくなる〜。
この登録が影響したのかどうかは知りませんが、バゲットも登録を!と言い出したのがパン屋さんたち。
フランスで年間100億本が食べられているというバゲット。食べるためにちぎるとパリパリっと音がして、いい香りも漂ってきます。
「パテと一緒に食べますよ。鴨のムースをその上にのせてね」と男性。
くぅ〜、うまそう!
日本なら全部袋に入れて持って帰りますが、フランスはなぜか手でもつところだけ袋や紙で包みます。非衛生的といつも思うけど、それがあちらのやりかた。
そして一口にバゲットと言っても最近は色んなものが登場しているため、伝統が損なわれるのでは?と心配した協会が動きはじめました。
本物のバゲットはこちら。外側はかりっとした焼き上がりで、中はご覧の通り蜂の巣状。
「これだけのものを作るには10年はかかります。しかし、大量生産が始まったことや世界的に食べられるようになったことで、このバゲットが危機にひんしているんです」と協会の方。
1965年にはすで懸念されていたことでした。
「大量生産のものとパン職人が作ったものは同じではありません」と白黒映像の中の男性。
こちらのパン屋さんでは原点に戻ってバゲットを作っているそうです。
「小麦粉、水、イースト菌、塩、この4つだけしか使っていません」
生地ができたらそのまま24時間冷所で放置。発酵した生地を成形して、240℃のオーブンで18分ほど入れて焼きます。
こうして出来たのがフランス伝統のバゲットです。バターをつけて食べるとさらにその美味しさが増します。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、コロナ感染でお客が来なくなったピッツェリアで働いている。お客が一人お店にやってきていった。『あまり焼きすぎてないバゲットを1本頼む』確かに2メートルほど先にパン屋が一軒あったっけ」
VDM(Vie de Merde)より
ミモザ開花 [プロヴァンス地方]
感染体験者の話を聞けば聞くほど、自分も知らない間に感染して、知らない間に治ってたりするのかもと思ってしまう。
Go Toキャンペーンが始まったばかりの時だったが、用事を済ませた後に久しぶりに3人でランチを食べた。
入店時は検温をしてマスクはしたまま。しかし、水やら食べ物やらを口にするようになると、マスクははずしたままになった。
ちょっとまずいなと心で思っていても、周りの人たちも皆マスクをはずしているのを見ると、不思議なもので、マスクをしなくても平気なんだと思い始める。
幸い、あれからコロナらしき症状もないから感染しているとは思っていない。
個人的には緊急事態宣言が解除された時と生活はあまり変わっていない。わが家は自粛継続タイプの日本人に入る。でも、感染するリスクがあることを何もしてないかと言えば、そうではない。
だから感染は他人事ではない。本当にやっかいなウィルスが出てきてしまったと思う。ここらでなにやら奇跡が起きて、あっという間にいなくなってくれないものか・・・。
それはさておき、冬のコート・ダジュールをぱっと明るくしてくれる黄色い花と言えば、ミモザ。もう開花し始めたそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
確かに咲いています。ミツバチまでやってきてる。
いつもなら年明けに伝えられるニュースですが、今年は早いですね。秋が暖かかったせいだそうです。
青い空に黄色の小さな太陽が一杯輝いています。タヌロンの丘に生育するミモザが一斉に開花し始めました。
こちらはミモザの栽培農家。
「天気が良いので花が咲き始めました。毎年のことですが、開花するとやっぱり幸せな気分になりますよ」と農家の方。
大きな布袋に沢山のミモザ。
「4世代に渡ってわが家が続けてきたミモザ栽培です。こうして収穫できることを誇りに思っています」
収穫された花は、この作用場に集められ、商品にするために一本一本丁寧に整えられます。
「傷んだ花は取り除きます。全部手作業ですよ」
なんだかもったいないくらいに取り除いてしまいますねえ〜。除外された花の運命はどうなるのやら・・・。
この農家では毎年20トンものミモザを収穫するそうです。ここできれいな花束にされてフランス各地はもちろんのこと、他の欧州諸国にも輸出されるそうです。
「ミモザは世界を明るくしてくれる幸せの花なんです。こんな時期だからこそ必要な花だと思います」
19世紀末、オーストラリアからフランスにやってきたこの花は、しっかりこの地に根付いたようです。
遠くには白い雪をかぶったアルプスの山々が見えていました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、私の彼はいたずらがすぎる。私のオレンジジュースの中に、玉子の黄身を入れられた」
VDM(Vie de Merde)より
Xmasプレゼントtop 5 [トピックニュース]
マフラーにコート、昨日から防寒態勢に入った。もう少し気温がさがるとと、ここに手袋というのが加わる。
近くの公園は、いちょうの木から落ちた葉っぱが地面を埋め尽くしているし、梅の木は枝だけになってしまった。東京の季節はまた先に進んで冬に入ったようだ。
そして、あと10日もしないうちにクリスマスがやってくる。皆さん、親しい人に贈りたいプレゼントはもう決まったかな?
今年はコロナのせいで、今までに体験したことのないクリスマスになりそうだ。となるとプレゼントだって今までとはちょっと違うものになるのでは?
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
いつものクリスマスなら、こんな感じ。包みを開けるとゴールドのネックレス。
「ワオ〜、ステキ〜」と女性。
そして男性には、パントゥッフル。これで寒い冬も暖かくすごせます。な〜んてのはもう古い!
なにしろウィズコロナの時代はプレゼントもひと味違います。フランスのTV局TF1がおすすめするトップ5をご紹介してくれます。
まずは5位。ゲームはいかがでしょうか?
今年は外出制限で巣ごもり状態が続きました。そんな時にストレスを解消してくれたのがゲーム。
おすすめはこれ、défi 30 jours。日本語にするなら、30日間チャレンジゲーム。単なるゲームからフィットネスまで様々な種類があるようです。
4位は、マスクとそれをしまっておくためのポシェット。
このポシェット、特別に開発された布を使って作られているとか。
「抗菌なので、ここにマスクを保管しておけば外に漏れることはありません」
マスクを仕舞っておけるケースがあるといいなとおもっていたところでした。
純正メイドインフランスで、お値段は15ユーロ。日本円で1800円ほど。ちょっと高いけど、プレゼントにはいいかもしれません。
次は第3位。ちょっと変わったプレゼントです。
在宅勤務で家に閉じこもりきりになってしまう人たちのために、太陽の光を反射して家の中に取り入れてくれる鏡。部屋の中が明るくなります。お値段は約100ユーロ。
さて次は第2位。これ、なんて言ったらいいんでしょう?
コロナ禍で蜜をさけるために自転車で移動する人たちが増えました。そんな人達のために、自転車用の保護シールド。雨と風からサイクラーを守ってくれます。
いよいよ第1位の発表です。お気に入りのアーティストのライブを自宅のテレビで見ることができるチケット。
「ここにインターネットのサイトが書いてあります。そこにアクセスして、ご自身の接続コードを入力いただくとライブを見ることができます」
年末のプレゼントにはふさわしいかもしれません。何人かで集まってライブを見る場合は消毒用アルコールをお忘れなく!
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、今年はクリスマスプレゼントはやめようよ、と言ったら、皆がしたいと言う。仕方ないなあ。こちらは今年も独身で、知り合いは皆カップル。プレゼントは2つあげても、もらうのは一つだけ」
VDM(Vie de Merde)より
ワインのラベル [フランスのワイン]
明日辺りから本格的に冬の寒さがやってくるらしい。
今年は例年より寒くなるというような噂を耳にしたが本当かな?いずれにしても家で過ごす時間の方が断然多くなりそうだ。年内の仕事は来週末まで続くが、出勤するのは2回のみ。
最近、通勤電車は空いてる時間に乗るせいか、いつもより10分ほど早く着く。そもそもコロナ前の混み具合が異常だった。今くらいが丁度いい。大勢の通勤客を乗せるためにインフラを整備してきた鉄道会社にとっては災難だけど。
それはともかく、お祝い事の続く年末と年始。ワインくらいは飲みたい。今年はコロナ禍でワインの売上が落ちているらしいが、売るための努力も続けられているとか。その一つがラベル。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
愛する人と二人きりのディナー。そんな時に雰囲気を盛り上げてくれるのがワイン。
お店の方が薦めてくれたのは、これ。Grololoという名のワイン。
ラベルに書かれている絵を見れば何を意味するかはお分かりでしょう。大きなおっぱいのこと。これじゃあ雰囲気ぶち壊し!
さて、一流のワインと言えばこんな感じのラベルが一般的。しかし、徐々にユニークなラベルが登場しはじめました。
いや、ちょっとこれはどうなのよ?というのもありますが、面白がって買っていく人もいそうな・・・。
「Tout bu or not tout bu」なんてハムレットのパロディもあります。「全部飲むべきか、それとも飲まないべきか・・・」てな意味。酒屋さんに置いてあったらついつい買ってしまうかも。
こちらは31才の若さでワイナリーを経営している男性。ワイン作りも大事ですが、力を入れているのはラベル。Tシャツに文字をプリントする感覚で、ラベルにおもしろい言葉を印刷して売上を伸ばしているようです。
お値段もリーズナブルで気軽に飲めるところもいいようです。
こちらはラベルのデザインを担当している方。伝統のラベルではなく、それもう少し現代的にアレンジしたおしゃれなラベルを制作しています。
「昔ながらのラベルではひと目を惹かなくなりました。最近はパッと見て自分にふさわしいと思えば買って行く人が多くなりました」とデザイナー。
専門家にこの現象について伺ってみました。
「この手のラベルはワインの良し悪しと言うより、そのオリジナリティを表しているんです。ボルドーやブルゴーニュのような長いワインの歴史を持たない産地のワインにこの手のラベルが多いですね」
ラベルなどじっと確認しては、どこそこのシャトーがうんぬんかんぬんなんて言っても、専門家じゃないと結局は味の違いなんてわかりませんもんね。
リーズナブルなお値段でそこそこ美味しいワインに、ちょっと面白いラベルが貼ってあったら買っちゃいますねえ〜。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、家族一人一人のためにクリスマスプレゼントを包装紙で包んだ、までは良かったのだが、値段のついたラベルを撮り忘れたことに気がついた。また最初からやり直しだあ〜」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯120 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回チャレンジしてくれるのは、ミシュランの星一つを獲得している女性シェフ、ノルウェンさん。お店はブルターニュにあります。
となると、食材は海の幸。年末には贅沢なごちそうとして人気があります。
では、スタート!
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
かごを持って現れたのがノルウェンさん。フランスで星を獲得している一番若いシェフだそうです。
早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
海の幸を使った料理は美味しそうですが、問題は費用。お値段がちょっと高めです。特に年末は値上がりします。
そこで思いついたのが生産者から直接調達すること。長靴を履いてやってきたのはカキの養殖場。
ここは100年も前から続いているそうです。カキにも年輪のようなものがあるらしい。そのカキを4つ購入。これが4ユーロで残りは26ユーロ。
次は魚市場にやってきました。色々並んでいますが、お財布と相談しながら選ばなくてはなりません。結局、コックという名の貝と帆立貝を購入。これが8.85ユーロで残りが17.15ユーロ。
さらにカニを購入。これが7.40ユーロで残りは9.75ユーロ。
予算の3分の2をすでに使ってしまったことになりますが、大丈夫かな?
最後は八百屋さんで必要な物を調達。オレンジ、ジャガイモ、ニンニク、玉ねぎ、エシャロット、ニンジン、カリフラワー、クレソンを購入。これが9.75ユーロで、残りはゼロ。
あっ、番組史上初のぴったり賞だ!
それはともかく、レストランの厨房で調理の開始。
まず、カニは茹でて身を取り出したら、ガラを鍋に入れ、野菜と一緒に牛乳で煮込みます。その時、白ワインを入れるのを忘れないようにしましょう。最後はこし器にかけてスープにします。これをカリフラワーとカニの身と一緒に盛り付けたら前菜のできあがり。
次はメイン料理。
貝もカキも沸騰したお湯にさっと通して湯がいたら、バターで低めの温度でじっくりと火を通したホタテと一緒にお皿にもりつけます。グリーンのソースはクレソンのソース。丸いのはジャガイモ。
最後はデザート。
カキの殻に、オレンジとゼラチンを混ぜたものをいれ冷やし固めたもの。
ブルターニュ地方の海の幸がほどよく味わえる料理になりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、仮病で休んだら、レストランでぱったり上司に出くわした。その後どうなったかはご想像におまかせします・・・」
VDM(Vie de Merde)より
週末はメスで再び [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス北東部の都市メス(Metz)を訪ねます。4年ほど前に一度訪ねているので今回は再訪です。
パリ東駅から高速列車で約1時間半。1〜2時間おきに列車が出ています。週末旅には調度良い距離かもしれません。
では出発!
下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
はあ〜、ほお〜、きれいな街・・・。これは期待できそうな。
街を流れているのはモーゼル川。
「プロテスタントの教会が見えてきました。多くの人がこの辺りで写真を撮ります」
岸辺に並ぶ建物だけでなく、自然も豊かなモーゼル川。
次は陸に上がって、街を見物してみましょう。なんと言っても注目はこの建物。サンテティエンヌ大聖堂です(青印)。
ストラスブールの大聖堂はピンク色でしたが、こちらは黄色。この姿で8世紀に渡り街の歴史を見守り続けてきました。沢山のステンドグラスに囲まれた室内。中にはシャガールの作品もあります。
次は街を散策してみましょう。この街ならではの建物が並んでいます。19世紀末、メスはドイツの支配下にありました。
「1871年から1918年まで、この街はドイツ帝国の一部でした。ドイツはこの街を作るのにお金を惜しみませんでした」とガイドさん。
フランスのテイストとはちょっと違うのはそのせいかもしれません。
そしてこの現代的な建物。10年ほど前に作られたメスのポンピドゥー・センターです(赤印)。ここの木組みの天井は日本人建築家、坂茂さんの手によるもの。この日は、この印象的な青色で知られるイヴ・クラインの作品を展示していました。
さあ、そろそろお腹がすいてきました。メスには本場のイタリア料理をだしてくれるレストランが沢山あるそうで、その中の一つCasa Ricci(オレンジ印)でお昼をいただくことにしましょう。
1950年代、仕事を求めてイタリア人家族が大挙してこの街にやってきた時期がありました。主に炭鉱で働いていたとか。
テーブルにはイタリアの家庭料理が並んでいます。美味しそうですねえ〜。
お腹が一杯になったら腹ごなしにスキーを楽しみましょう。とは言っても、ここは町中にある屋内スキー場Snowhall(緑印)。季節を問わずスキーが楽しめます。現在はコロナ禍で休業中。空から見た外観はこんな感じ。
「ゲレンデは620メートルあり、世界で2番めに長いゲレンデです」とスキー場の方。
さて、メスから30キロほど北へ行ったところには、かつてメスの産業を支えてきた製鉄所の跡があります(水色印)。かつて工場で働いていた方が中を案内してくれました。ここは歴史的建造物として保存されているそうです。
最後は、晩秋の自然の中でモーゼルワインを頂きましょう。直ぐ側にはツリーハウスの宿泊施設があります。ここなら、都会の喧騒をわすれて週末をすごすことができそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、友人が誰かを紹介してくれるというので会いに行ってみると、その誰かと友人が手話で話しているのが見えた。近づいてみると・・・手話ではなく普通のイタリア人だった」
VDM(Vie de Merde)より
外出制限解除? [トピックニュース]
フランスは、今月の15日をめどに外出制限を解除することになっているが、その条件の一つが、一日の新規感染者が5,000人を下回ること。
WHOの報告書によると、今月6日までの一週間で新規の感染者は72,019人。
そうなると一日の感染者は約10,000人あまり。これから一週間で5,000人に減少するとは考えにくい。
日本の場合は、15,445人だから一日当たり2,200人ほど。それでも医療が逼迫してると言っているのに、フランスはいったいどうなっているのやら。
どうも15日以降に全面解除というわけではなさそうです。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
15日までは外出許可証が必要でしたが、これ以降は不要になるそうです。許可証なしに買い物にも出られますし、全国を好きに移動できるようになります。
「それは良いですね。バカンスにでかけることができます」と男性。
「それはありがたいです。パリを離れて別の場所で息抜きができますから」と女性。
「どちらにいらっしゃいますか?」と取材班。
「ブルターニュの海の近くに行きます」
「ほっとしました。許可証なしに好きなところに行けるとなると、開放感があります」と別の女性。
しかし夜は今までよりずっと厳しい制約が課されます。午後8時から午前6時まで店の営業が禁止されます。ただし、クリスマスイヴの24日と大晦日の31日はこれの適用外。
しかし、「きちんと対策を取り、自宅ですごしましょう。31日は、集まりは大人6人までで、それを超えてはいけません」と政府の方がおっしゃっていました。
午後8時から午前6時までの間に外出する人は必ず許可書を携帯しておかなくてはなりません。
そして、映画館、劇場、美術館、カジノなどの施設は来年の1月7日までは閉館となります。
さらに飲食店になると1月20日まで店を開けることはできません。厳しいですね。
政府は、感染拡大の連鎖を断ち切るために、大都市に検査場を設置し、大規模なPCR検査を実施する予定にしているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、毎週火曜日の夜に通っている精神科医から連絡があり、水曜日から発熱し、PCR検査を受けたとか。コロナウイルスのせいで恐怖症になり、治療してもらっていた精神科医だったのに・・・」
VDM(Vie de Merde)より
続報ろうそくの明かり [トピックニュース]
昨晩、テレビをつけたら首都圏のローカルテレビ局の番組で、梅沢富美男が「東京の感染者、65歳以上が77人っていってるけど、数字だけじゃなくてさ、この人たちいったいどこでどうやって感染したかもきちんと言ってくれなきゃ困る!」と、テレビ向けのサービスかどうかしらないけど、口角泡を飛ばして興奮気味に言っていた。
わが家では、それがすぐにわかれば苦労はしないっつうの!となっている。
保健所の人たちが一人ずつ電話をかけて調査してるっていう報道を見たことないのかね、この人???
ここまで来ると感染経路を追うのは簡単ではないことくらい想像が付く。
そんなわけで、不愉快になりチャンネルを変え、結局、テレビのスイッチを切ったのだった。
それはさておき、昨日、紹介したリヨンの12月8日の出来事ですが、サブライズの花火は、どうやら無許可だったようで・・・。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月9日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
このろうそくの明かりは昨日紹介した映像と全く同じ。男性がインタビューを受けていたところも同じ。
しかし、突然の花火の音。ここからは昨日の映像にはなかったシーン。
21時ちょうどに大きな音とともに花火が打ち上がりました。これくらいの規模なんだろうなと思っていたら、とんでもなかったです。リヨンのあちこちで上がったらしく、自宅から花火を見た人たちも大勢いました。
それもそのはず、この規模です。7月の革命記念日を彷彿とさせる派手な花火。
「すごくきれいだったよ」と男性。
「いつもの光の祭典がなかったから、その代わりだったんじゃないですか」と女性。
「あの花火、すごくかっこよかったです」と別の女性。
「よくぞやってくれたって思います」と男性。
一般市民には好意的に受け止められているようですが、コロナ禍の外出制限中は禁止されている行為。
事実、許可申請が出された形跡は一つもないため、リヨン市警察が捜査に乗り出しました。
「感染拡大を防ぐための規制中に、しかも市の安全を脅かすような行為をするのは明らかに違反です」とセキュリティ担当部署の方。」 撮影された花火の映像をプロの花火師に見てもらいました。
「これは数時間かけて10人前後の人たちで用意された花火とみていいでしょう。これくらいの花火を使ったと思われます」
つまりプロの集団が行った打ち上げ花火だというわけです。
「映像には花火の直ぐ側を歩いている人もいましたから、セキュリティ上、問題があります」
そうかあ、きれいで楽しかった!とばかりは言えないんだあ。中にはそのまま置きっぱなしになっていた花火もあったとか。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、7才になる息子が言った。『ママ、今年の僕の誕生日には花火を見たくないよ』息子は、7月14日の革命記念日に生まれた」
VDM(Vie de Merde)より
ろうそくの明かり [トピックニュース]
先日、いつものようにスーパーに買い物に行った。
入り口を入ると左手に消毒用のアルコールがおいてある。足で踏んでシュッとでてくるのを手のひらで受けて、手の平から甲にまんべんなく塗るとあっという間に乾く。
その後、カゴを一つとって買い物するのだが、前の人がいつまでたってもどいてくれない。
何をしているのかと様子をうかがってみると、カゴの持ち手をペーパータオルで念入りに拭いている。ペーパータオルにはアルコールが吹きかけてあるに違いない。
ああ、それで時間がかかってるのかと納得。私も持ち手が気にならないわけじゃないけど、アルコールで拭くところまではやらないな。
それはさておき、今週火曜日の12月8日、フランス第二の都市リヨンでは、街中がろうそくの明かりでいっぱいになりました。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月9日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
例年なら大々的に光の祭典が開催されるリヨンですが、今年はコロナ感染拡大で開催できません。
そこで登場したのがこの無数の小さなろうそくの炎。建物の窓辺で静かに光っています。
こちらのお宅では、子どもたちがグラスの中にろうそくを立てて火をつけ窓辺に並べていました。
これは、リヨンに古くから伝わる風習で、マリア様に捧げるろうそくの明かりだそうです。
これまでずっと続けられてきたのですが、ここまでの規模になるのは珍しいそうです。インターネットのおかげ。
「今年の12月8日は、私の子供時代に戻ったような気分です。ゴーフルを食べながら商店街のショーウィンドウを見て回っていました」と女性。
「本物のリヨンの12月8日だね」と男性。
「コロナ禍ではちょっと寂しいですが、リヨンの街は変わらず美しいですね」と別の男性。
フルヴィエールの丘の上にある教会は、こんな風にライトアップされていました。その中では儀式が執り行われていました。この様子はインターネットでも配信されたそうです。
そして、サプライズの花火も上がりました。小規模ですが、ホットワインを提供する屋台も出ていました。湯気が上がって温まりそう。
そして、もう一つのサプライズはプロジェクションマッピング。コロナ禍で出番のなかった技術者二人が近隣の人たちへのプレゼントとして数週間前から準備していたのだそうです。
一方、こちらはローマ時代の野外劇場。ろうそくの数は20000本。見ごたえがあります。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、妻と二人でイタリアンのお店で食事をした。石窯から出たばかりの焼きたての熱々のピッツァの匂いがした。と思ったら、ろうそくの火で髪の毛が燃えているのに気がついた」
VDM(Vie de Merde)より