エッフェル塔の色 [パリ]
わが家では、「森会長の発言、”困惑”以外の何ものでもないわ。とにかく困惑、ひたすら困惑」「粗大ごみなら掃いてくれったって、あまりにも古くて重たい粗大ゴミだから、重機がないと無理」となっている。
いやはやどうも困ったお人。いずれ辞任?それとも居座る?
それはともかくとして、フランスのニュースを見ていたら、「エッフェル塔、2024年に元の色を取り戻す」と言う文字が・・・。
元の色ってどんな色?今とは違っているんだろうか?
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年2月4日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
お馴染みのエッフェル塔。手前を走っているのは地下鉄。この区間は地上を走ってます。
エッフェル塔は、2024年のパリ・オリンピックを控えて、化粧直しの真っ最中。132才とご高齢ですが、鉄の貴婦人はまだまだ元気です。化粧直しが終わる頃には竣工当時の色を取り戻すとか。
「灰色かな」
「緑じゃない?」
「焦げ茶でしょう」
「金色じゃないですか(笑)」
そう、金色、というより黄色っぽかったようです。
「よりメタリックで明るい感じになる予定です」と関係者の方。
ということは1968年以来、”茶色のエッフェル塔”として親しまれてきましたが、それが変わることになります。
1889年のパリ万博に登場したエッフェル塔のてっぺんは赤い色をしていたそうです。しかし、今回の塗替えで1907年にエッフェルが希望していた”黄色がかった茶色”に変わることになります。
「エッフェルは、石灰岩を使った建物が多かった大都市パリに呼応して、この色にしたんだと思います」と専門家。
さらに、エッフェルは7年ごとにペンキを塗り替えることも決めていました。そして今回の塗替えはこれまでで最も大規模なものになっているとか。
そのままペンキを塗るのではなく、部品を分解して塗り直すのだそうです。気の遠くなるような作業・・・。そして危険な作業でもあります。
コロナ感染しないようにマスクをして、常に命綱をつけています。70年前はこんな感じです。まるで民家のペンキを塗り替えるのとほぼ同じ。今は様々なセキュリティ対策が講じられています。
「地上30メートルのところに何時間も吊り下がっているなんてうんざりすることもありますが、そうそう出来る経験じゃないですね」と作業員。
エッフェル塔はコロナ感染で去年の10月から閉鎖されているため、今、こうして中にはいれるのは関係者だけの特権です。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、一週間かけて部屋のペンキを全面的に塗り替えた。すると、うちの猫ちゃんは気に入らないようで、近頃、背中の毛を逆立て『しゃあしゃあ』いいまくる」
VDM(Vie de Merde)より
クレープの日 [フランスのグルメ]
昨日、WHOの世界コロナ感染状況リポートが更新された。それによると、今年1月31日までの一週間の新規感染者数は(カッコ内は前回の数字)(百の位は四捨五入):
英国:179,000人(260,000)
ロシア:131,000人(151,000)
ドイツ:81,000人(101,000)
イタリア:87,000人(86,000)
スペイン:110,000(109,000)
フランス:141,000(138,000)
イスラエル:45,000人(29,000)
日本:26,000人(38,000)
中国:946人(1,300)
全体に減ってる感じがするけど、イタリア、スペイン、フランスは前回と似たりよったりの数字。予防接種が一番進んでいるイスラエルは逆に増加。どうしてまた増加???
因みにミャンマーは2,800人(3,200)。多いのか少ないのかわからない。そんな時は人口10万人中の総感染者数を見てみる。ミャンマーは252人。日本は285人。規模としては日本とあまり変わらない。
さて、2月2日は聖燭祭というキリスト教の祭日。この日フランスではクレープを食べる習慣があります。そこでブルターニュのとあるお宅を訪ねてみました。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年2月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
家族揃っての食卓。なんだか密な感じするけど大丈夫か?なんてすぐに気になる。
お部屋の中はクレープの匂いと薪の匂いでいっぱい。聖燭祭はいつもこんな感じなんだそうです。
「甘いクレープが食べられてとても嬉しいです」と女の子。
「作るのが楽しいし、食べると美味しいからクレープが好きです」と男の子。
このお宅にはクレープ焼き器が2台もあります。どうやらおばあちゃん用とお母さん用。電気で熱くなります。
「温度の調整が楽ですし、フライパンより薄く焼くことが出来ます」とおじいちゃん。
生地は、まず玉子と牛乳を混ぜ合わせ、砂糖と塩少々を加えてさらに混ぜ合わせます。そして一気に小麦粉を足してかき回します。
泡立てるように混ぜてはいけないらしい。そんなことをしたらゴムのようになってしまうそうです。
こちらのお母さん、小さい頃はこの生地をこっそりスプーンですくって食べていたそうです。
さっそく、おばあちゃんがお孫さんに焼き方を教え始めました。
「娘は10才のときには自分で焼いてましたから、この子も自分で焼きますよ」とおばあちゃん。
おお、キャラメルソースのクレープ、美味しそうですねえ〜。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、父がピッツァの箱を暖炉の炎の中に放り込んだ。中身が入っていたのに・・・」
VDM(Vie de Merde)より
テレワークは良し悪し [トピックニュース]
わが家では、「”銀座のクラブ”って、女性の接待を受けながらお酒を飲む場所だよね」「そうでしょ」「ふぇ〜、あの時、そんなところに行ってたのか・・・。男の欲望というのはどうもならんねえ。しかも仲間と一緒に行ってたのに、1人で行ったなんて子供みたいな嘘ついて、みっともないったらありゃしない」ってなことになってるのだった。
それはともかくとして、コロナ感染拡大を抑えるために世界的に自宅で仕事をするよう推奨されている。フランスも同様です。フランスではテレトラヴァイユ(télétravail)という。
しかしこれがなかなか難しいらしい。日本でも同じ問題を抱えている人はいるはず。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月31日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
フランスでは家庭内感染の次に職場感染が多いらしい。そこで政府は在宅勤務を推奨している。
で、皆さん、こんな感じで自宅で仕事に励んでいます。しかし、早く以前のような事務所での仕事を望む人たちもいます。
「妻も娘も在宅勤務。おかげで家の中は立て込んじゃってるんですよ」
「僕はパリに住んでるんで家はそう広くない。なんでちょっときびしいですね」
「うちにはこの子がいいるんで大変なんです。夕方4時半になると戦争ですよ。だから毎日出勤する方がずっといい」
ああ、確かにこれじゃあ、在宅勤務はかなり厳しいですね。
一方、こちらはアガタさんのお宅。子供はいないので十分なスペースがあるのですが、それでも職場に戻って働きたいと言います。
「テレトラヴァイユは重荷です。問題なのは、引きこもり状態になってしまうことなんです。一日中、家の中にいるわけです。今は夕方6時以降は外出自粛。そうなると外に出ることもなく一日が終わってしまいます」
社員たちの要望を受けて、一部の従業員を出勤させることにした会社もあります。
「同僚と一緒に仕事をしたいと感じているようです。なので今は、コロナの感染リスクと孤立という心理社会的リスクを秤にかけているような状況です」
そう言われると、部内ミーティングをビデオ会議でやってるとついつい長くなってしまう。なんとなく孤立からの開放を求めているのかも。
こちらは従業員50人ほどの会社。ほとんどがエンジニアなので対面の細かな打ち合わせを必要とすることが多いらしく、最低でも週一出社が義務だそうです。
ということは、在宅勤務が徐々に減少しているということ。専門家によると、これは悪い兆候だとか。
「いいですか、この通り、通勤が始まると同時に感染者数が増えてるんです」
じゃ、やっぱり家の中にいろってことですねえ〜。巣ごもりからは逃げられないようなので、なにか自分で工夫をして孤立感を低めに保つ必要がありそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、人とふれあいたくなってケバブサンドを買いに表に出てた時、どれほど僕が孤独だったか思い知った」
VDM(Vie de Merde)より
メールも環境汚染? [トピックニュース]
近くの公園の梅がなかなか咲かない。2月になっても一分も咲いてない。いつもはもっと咲いていたような・・・。
梅まつりが中止になったからご機嫌斜め?早くパッと咲いて欲しいものだ。
さて、コロナ禍が始まって以来、在宅勤務が続いている。そのせいか、例年に比べるとメールの数がひどく増えたように思う。
そのメール、二酸化炭素の排出量がすごいらしい。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年2月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
世界中で毎日2,880億通ものメールが送信されているとか。
とあるサラリーマンの一日は自転車から始まります。環境汚染を気にして車ではなく自転車で通勤です。事務所についたらコーヒーでほっと一息。この時も使い捨てではなく自前のマグカップを使います。さらにゴミはきちんと分別します。これで完璧。
デスクのパソコンをつけて仕事の開始。まずはメールをチェックしたらがんがん返信!
「メールを開けたら15000通くらい溜まってると思いますよ」
「私の場合は13,500通くらいかな」
「毎日20通から30通くらい出しますね」
全世界で1時間に120億通のメールが飛び交っているそうです。そしてその一つ一つが二酸化炭素を吐き出しているというのです。
「あなたのパソコンから送信されたメールは、まずはあなたのパソコンから出ていかなくてはなりません。このエネルギーは、冷蔵庫が一年間で使うエネルギーに等しいのです」
ええっ、そんなに〜?!
「次にその送信されたメールは一旦プロバイダーのサーバーに送られた後、そのサーバーを出て相手方のプロバイダーのサーバーに入ります。それは地球を半周するくらいの距離なんです。住まいが近かろうが遠かろうが同じです」と専門家。
一通メールを送信するということは、電球を24時間つけっぱなしにするのと同じだとか。そして従業員100人の企業の場合なら、飛行機でパリーニューヨークを年間で14回往復するのに等しいそうです。
しかし、メールを止めるなんてことは不可能。ではどうしたらいいのか?パリ・デファンス地区のオフィス街で聞いてみました。
「返信する前に電話したり近くの同僚に直接話したりしてます」
「ちょっとしたあいさつやお礼など、出さなくてもいいよなものもありますね」
ある英国の調査会社の調べによると、全体の15%ほどが「はい、この書類よ」「受け取りました」「良かった、じゃあ良い週末を!」「ありがとう!」と言ったメールだそうです。
メールの量を減らすべく、こちらの会社では金曜日に社内のメールの送受信を禁止しているそうです。
「電話やビデオ会議でやり取りする方が望ましい場合があります。明らかに情報交換はメールより一対一でやるほうが良いですよ」
確かに、メールがあまりに多すぎて、それだけで疲れてしまいますが、二酸化酸素の排出量がそこまで多いとは想像もしてませんでした。
しかし、多くの人が在宅勤務となった今、メールを減らすために電話かビデオ会議にシフトするというのはなかなか難しいことなのでして・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、職場のメールのパスワードを忘れてしまった。パソコン担当者が再設定をしてくれたのは良いが、新しいパスワードをメールで送ったそうだ」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯125 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は、ブルターニュでクレープ店を営むシェフがソバを使ったクレープ料理にチャレンジしてくれます。
ではスタート。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月30日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはソバの製粉所。毎日1.5トンのそば粉を製粉しているそうです。
そこへやってきたのが本日のチャレンジャーのステファヌさんです。この方、フランスの最優秀クレープ料理人に選ばれたそうです。
早速、30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
こちらの製粉所、地元で栽培されたソバを粉にしているそうです。
「ソバの実がなることには畑が真っ赤になるんです」と製粉所の方。
ここでソバ粉とソバの実を購入。これが3ユーロ。
残り27ユーロを手に市場にやってきました。まず向かったのは魚屋さん。魚と貝とカニの爪を購入。これが9.50ユーロで、残りは17.50ユーロ。
次は八百屋さんにやってきました。チャービルの根、マッシュルーム、リンゴ、ニンジン、エシャロット、エストラゴンを購入。これが8.10ユーロで、残りは9.40ユーロ。
それにしても、材料からはどんなクレープ料理になるのか想像がつかない!
さて、最後は生地作りに欠かせない材料、玉子と牛乳を購入。これが3ユーロで残りは6.40ユーロ。
お買い物は終わりかと思ったら、途中で、バターとベルガモットと地ビールを購入。これが6ユーロ。
予算は大丈夫か?0.40ユーロが残りました。セーフ!ではお店の厨房で調理の開始!
そう言えば、2月2日の明日はキリスト教の聖燭祭。この日はクレープを食べる習慣があるのでした。
それはともかくとして、まずは生地作り。ソバ粉に玉子、塩、牛乳、水を加えてよく混ぜ合わせます。このソバ粉の生地作り、簡単そうでかなり難しいらしい。
生地ができたところでリポーターさん、焼くのにトライしてみましたが・・・穴ぼこだらけ。ここはプロにまかせましょう!
野菜は蜂蜜とビールで煮込みます。この野菜をクレープの上に並べたら、マリネした魚のカルパッチョをのせてメイン料理の出来上がり。
次は・・・なんと鍋の中でポップコーンのようにふくらんでいるのはソバの実。こんなことになるとは知らなかったあ〜。
これはちょっと横においといて、前菜を作りましょう。茹でたソバの実とカニの身を混ぜたものにマッシュルームのスライスを添え、ソースをかけました。詳しい説明がないので作り方もはっきりしないけど、そんな感じ。
最後はデザート。イル・フロタンの変形で、メレンゲにリンゴのコンポートをのせ、アングレーズソースをかけたら最後のソバの実のポップコーンをトッピング。
これでフルメニューのソバづくしの食事が出来上がりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、古い家で暮らすブルターニュっ子の私は、雨の音で目が覚めた。枕に雨が降ってきた!」
VDM(Vie de Merde)より