30ユーロで晩ご飯127 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は、リールのレストランで第2シェフを務める女性シェフがバレンタインデーにふさわしい料理にチャレンジしてくれます。
あれ、そのレストランというのが昨日登場したゴーフルの菓子店。どうやらレストランやら喫茶店やらやってるらしい。
ではスタート!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年2月13日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
女性シェフのマノンさんとは市場で待ち合わせ。早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
最初にやってきたのは八百屋さん。リンゴ、ビーツ、マーシュ、ネギを購入。合計で2.90ユーロ。残りは27.10ユーロ。
次はチーズ屋さんでヤギのチーズを購入。これが2.16ユーロで残りが24.94ユーロ。
そしてメイン料理につかう材料を求めて魚屋さんにやってきました。購入したのはカワメンタイの切り身。これが10ユーロで残りは14.94ユーロ。
最後はデザート用の材料を調達。チョコレート、アーモンド、ホイップクリームを購入。合計で4.10ユーロ。残りは10.84ユーロ。
あっ、もっと必要なものがありました。八百屋さんに戻って、マッシュルーム、ひまわりの種、レモン、エシャロットを購入。これが2.87ユーロで残りが7.97ユーロ。
残った分でバラの花束を買いました。お祝いですもんね。華やかなテーブルになりそう。では調理の開始。
まずは前菜から。
ボールにヤギのチーズと生クリームとひまわりの種を入れて混ぜ合わせ、薄く輪切りにしたビーツにのせお花の形に包みます。ビーツのラビオリですね。次に水にマッシュルームを入れ火にかけ、キノコの旨みたっぷりの出汁を取ります。鍋にバターを溶かし塩とビネガーを加えたら出汁を合わせます。先程作ったラビオリをボールに入れ汁を注ぎ葉を飾ったら前菜の出来上がり。
次はメインの魚料理。
みじん切りにしたリンゴ、エシャロット、オイルでソースを作ります。ネギはオーブンで焼いて眺めの千切りにしておきます。魚は小麦ををまぶしてバターでムニエルにします。これをマーシュと一緒にお皿に盛り付け、ソースをたらして薄切りのリンゴを添えたら出来上がり。
最後はデザート。
ブラウンシュガー、バター、小麦粉、牛乳、玉子で生地を作ったらハート型のワッフルを焼きます。ここに溶かしたチョコレートをかけて生クリームと砕いたアーモンドをトッピングしたら出来上がり!
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、妹の部屋に行くと彼氏と一緒だった。妹に『バレンタインデーには何をするつもり?』と聞くと妹が言った。『バレンタインデーをお祝いするんならまずは恋をしなくちゃ』えっ、彼氏は妹の部屋で暮らし始めてもう2年になるんだけど・・・」
VDM(Vie de Merde)より
週末はリールで(再訪) [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス北部フランドル地方の大都市リール(Lille)を旅します。パリからは高速列車で80分ほど。
地図でみると目と鼻の先はベルギー。どんなところなんでしょう?
では出発!
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年2月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
上空から見ると、やはり大都市ですね。
まずは、リールという名前の由来を求めて小さなボートで散策です。
この一帯は沼地で、かつてのリールは島(île)(イル)だったそうです。ああ、それでか。冠詞をつけると ”l'île” となり ”リール” と読む。
「この水のおかげでリールは発展を遂げたのです。この水を利用してざまざまな原料、コットン、羊毛などが船で運ばれていたんです」と船頭兼ガイドさん。
こちらは港。かつてはここでたくさんの船が荷物をのせたりおろしたりしていたのでしょう。
さて、ここでボートを降りて上陸。
リールのあるノール県には1000年も前から街を見守ってきた塔がいくつもあります。中でも一番高いのがリールにあるこの塔(青印)。高さは104メートル。
とは言っても作られたのは20世紀になってからのこと。2つの対戦の間、1929年から1931年の間のことでした。
アールデコとルネッサンスとフランドルが一つになったような塔は威厳があります。早速登ってみましょう。おっ、階段を登るようです。
1950年にはここに初めてのテレビ用スタジオが設置されたそうです。最上階からの眺めは爽快です。
この塔の足元に見えるのがパリ門です(赤印)。ここから自転車タクシーに乗って街を散策しましょう。料金は二人で36ユーロ。
オペラ座(緑印)や2つ目の塔を眺めながらグラン・プラス(こげ茶印)にやってきました。ギルド風の建物が周りを囲んでいます。金色の4人の女性像が人目を引きます。そして中心には大きな噴水。
次は世界最古のお菓子屋さんに行ってみましょう(オレンジ印)。
重々しい扉を開いて迎えてくれました。中で作られているのが、ゴーフル。中にはバニラクリームが挟んであります。その秘伝の作り方は18世紀から少しも変わっていないそうです。美味しそう。食べてみたい!
さてそろそろ今晩の宿へとむかいましょう。どんどん森の中へと入っていきます。今晩泊まるのはこのツリーハウス(黄緑印)。4人宿泊できて、キッチン付き。テラスで朝食を取ることもできます。
さあ、リビングでのんびりしましょう。パソコンがあればいながらにしてライブ演奏を楽しむことができます。
というのも、リール国立交響楽団が土曜日の夜にネットでライブ配信をしているからです。コロナ禍で劇場での演奏会は開催できませんが、ネットなら大丈夫。演奏家にとっても視聴者にとってもありがたい方法です。
翌朝は、ランニングシューズに履き替えて、小高い山へと向かいましょう。どうもここには鉄道が走っていたようです。
頂上からは塔からの眺めとまた違ったリールの姿が見えてきます。
最後はリールの美しい夜の風景でお別れです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、友人たちを食事に招待した。ちょっとがんばってテーブルに貝や小さなボートや砂を置いて海のように飾ったら、うちのニャンがトイレと間違えた」
VDM(Vie de Merde)より
まだまだ寒波 [トピックニュース]
わが家では、「森会長、最後の最後まで手法が古かった・・・。気の毒だけど、あの人はもう時代についていけないんだよ。もうちょっと早く自分で気がついて、本田さんみたいにさっさと後輩に道をゆずっていたら美しかったのに。二階さんもそのうち同じ目に合うよ。あの人も古い手法で権力を守ろうとするだろうからねえ。早いとこ手をひいいたほうが身のため」となっている。実際はどうなることやら・・・。
さて、まだまだ寒波に覆われているフランス。ブルターニュ地方の様子を見てみましょう。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年2月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはブルターニュ地方の小さな村ルアルガ(Louargat)。
白い雪をかぶった村は凍りついてしまいました。道路はご覧の通り。凍結してしまって、こりゃちょっと危ないですね。
「ここまで凍りついたんでは危なくて車は通行できないですよ。歩くのだって簡単じゃない」と男性。
そんなわけで、通りには人の姿はほとんどありません。学校も休校。
「昨日は学校から連絡があって、通学するのは止めておいたほうがいいでしょうとのことでした」
この男性、パンを買いに出かけてきたようですが、この足取り。家まで転ばないように気をつけてくださいよ。
こちらは車で通勤してきた女性。
「7キロを走るのに30分かかりました。どうしても仕事があったんで出てきました」
この方も恐る恐る凍った道路を歩いています。
「ブルターニュだから雨にはなれてるんだけど、雪はちょっとダメねえ(笑)」
車にはつららが・・・。
女性が働いていたのは、この高齢者施設。同僚の中には、ここで一夜を明かした人たちもいました。
「夜の8時で仕事を終わったですが、ここから出て帰宅するには危険すぎたので止めたんです」
どうやら予備のマットレスをしいて睡眠を取ったようです。大変でしたね。
ダヴィドさんはこの施設の調理師。今朝は新鮮な食材を手に入れることができませんでした。というのも、配送のトラックが国道で動けなくなってしまったからです。
こちらはその国道です。昨日の夜から通行止めになってしまいました。
このツルツルの道路では走れないですねえ。特に大きなトラックがスリップしたら大事故になりかねません。
足止めを食らった運転手さんたちには、村から朝食の提供がありました。
凍った道路が元に戻りしだい目的地に向かって出発するそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、標高1300メートルのわが村に雪が降った。峠を車で下っていたらスリップして電柱に衝突!この電柱、村の全世帯に電気を供給していたのに、みごとに倒れて役目を終えた。村の皆さん、ごめんなさい」
VDM(Vie de Merde)より
バレンタインデー企画 [トピックニュース]
森会長の発言には女性蔑視という問題には収まらないもっと大きな問題があるように思える。
今までなかったところに異物が入ってきたら、事が今まで通りにいかなくなるから異物は取り除けと言っているも同然だからだ。
早い話が差別だ。それは潜在意識の中にそういう心の動きがあるからつい口から出てしまう。
考えてみるとこれは森会長だけに限ったことじゃあない。そういう人はどこにでもいる。そして自分自身がそういう人たちと同じであってはならないということになる。
それゆえ、過去の実績がどうであれ、手弁当だろうがなんだろうが、社会を営んで行く上の大前提を守れないような人にリーダーでいてもらっては困るのだ。辞めるのは当たり前。
わが家ではそんなようなことになっている。
さて、話はがらりと変わって、まもなくバレンタインデー。フランスのとあるスーパーではこんなユニークな企画を始めてました。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年2月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
コロナ感染で出会いの場を失ってしまった独身の男女。それを救うべくスーパーが一肌脱ぐことにしました。
「ん、なんだって?あなたは独身ですかって?ああ、独身だよ。それで・・・・」
何やらお店のカート置き場には独身専用のショッピングカートが置いてあるらしい。このカートを持ってうろうろしているうちに、同じように独身の女性と巡り合うはず。
ジェラールさん、ちょっとためらってましたが独身専用のカートを持って中に入っていきました。でもそう簡単にお相手はみつかりません。
「今のところゼロだねえ。場所が悪いのかな」
場所を変えてお肉屋さんにやってきたところで、同じカートを持った女性にばったり。
「あら、こんにちは。あまり気にしてなかったんだけど、出会いのきっかけになっていいことだと思います」と女性。
なんだか照れ隠し的な言い方に聞こえるなあ。ほんとは探してたんじゃないのぉ〜?
一方、こちらの野菜売り場にも独身専用カートを持った女性がいました。
「正直、まだ誰もみつかってないの。でも、この企画、楽しいし面白いわ」
ジェラールさん、先ほど出会った女性と仲良くおしゃべりしてます。
「僕たち、来月には結婚するかも(大笑)」
この企画を思いついたのがこちらの従業員。2021年、男女の出会いの場にふさわしいのはスーパーだと思ったんだそうです。
「出会いの場になっているレストランやカフェは軒並み閉まってます。そうなるとスーパーが一番ふさわしい場所だと思ったんです」
とは言うものの、すぐには見つかりそうもありません。でもまだ時間はあります。この企画、今週の日曜日までやってるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、友人とおしゃべりしているうちに『私ってバレンタインデーには彼がいたためしがないの』と言うと、彼女が言った。「あんたっていつだって彼がいたことないじゃない』」
VDM(Vie de Merde)より
フランスはあちこちで雪 [トピックニュース]
昨日、WHOの世界コロナ感染状況リポートが更新された。それによると、今年2月7日までの一週間の新規感染者数は(カッコ内は前回の数字)(百の位は四捨五入):
英国:134,000人 (179,000)
ロシア:117,000人(131,000)
ドイツ:68,000人(81,000)
イタリア:83,000人(7,000)
スペイン:82,000人(110,000)
フランス:136,000人(141,000)
イスラエル:39,000人(45,000)
日本:17,000人(26,000)
中国:400人(946)
相変わらずフランスとイタリアは増減を繰り返している。日本は鈍いけど減ってはいる。来週の報告に期待したい。
ところであのスウェーデンはどうなっているんだろう?
この一週間で新規感染者数は17,000人(16,000)。死者の数は累計で12,000人あまり。日本は6,300人あまり。マスクしたほうがいいんじゃないのかなあ〜。
でも、あれだけ厳しくやっているフランスがなかなか減らないのはなぜ?
さて、フランスを寒波が襲い始めて二三日になりますが、首都圏を含む様々な場所で積雪したようです。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年2月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
まずはモン・サン・ミッシェル。
望遠で見てみると・・・屋根の上に白いものがあちこちに積もっています。
それよりなにより、そこまでに道のりがすごい。島が氷の上に浮いているように見えます。気温は氷点下5℃。
プレサレの羊たちも放牧を止めて一箇所に集められています。寒そうに見えますが屋内に入れてあげられないのかなあ。
そしてこちらはパリのサクレクール寺院。
あの土手の辺に雪が少し積もったようです。しかし、これではソリやスキーは無理。
コンコルド広場やエッフェル塔も雪景色。
そしてこちらはベルサイユ宮殿。雪の庭園を散策する人たちの姿がありました。
一方、ここはフランス北東部の都市ナンシー。スタニスラス広場は完全に雪に埋もれています。
そしてロワール渓谷のお城の一つシャンボール城も雪化粧。なかなかお目にかかれない風景です。記念に写真をパチリ。
ありゃ、子供は元気ですねえ〜。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、うちのアパートはめちゃくちゃ寒い。その証拠に、今朝もヌテラをスライスした」
VDM(Vie de Merde)より
フランス北部に大寒波 [トピックニュース]
コロナ感染者数がひところよりだいぶ少なくなってきたけど、非常事態宣言が解除になったら、絶対また感染者増えるよねえと言ったら、皆が、そうだそうだと言う。
結局、感染者を増やさないためにはワクチンが一番の解決方なんだろうか?
それにしても、俗に言うスペイン風邪は2年ほど猛威を奮った後に収まったんじゃなかったけ?
当時はウイルスなんていう存在は分かっていなかったからワクチンの接種なんてできなかったんじゃなかろうか?
そうなるとどうやって収束したんだろう?集団免疫???気になる。
さて、今週火曜日の朝、フランス北部にものすごい寒波がやってきたとか。その様子をみてみましょう。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年2月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはフランス北部の都市アラスの郊外にある町モン=サン=テロワ(Mont-Saint-Éloi)。
今週火曜日の朝、目が覚めると町が雪に覆われていました。
通りもなんだか寒々とした風情。家の煙突からは白い煙が・・・。
おっ、誰もいないかと思ったら、愛犬を連れて散歩をしている方がいらっしゃいました。
飼い主さんは完全防寒姿。足には長靴。一方、ワンちゃんは素足。大丈夫か?
車の上にも積雪。なんとこちらはオープンカー。まるでバスタブにかき氷がいっぱいに詰まったかのようになってしまいました。雪が溶けたらまた走れるようになるんだろうか?
普通の車もこの寒さではエンジンがかかりにくくなってるようです。そのため少し早めに起きて出かけてきたという方もいます。
寒いと言いながら、この男性、なんだか軽装ですね。予報によれば、気温はマイナス10℃にまで下がる可能性があるとか。
余計なお世話だけど、もうちょっと分厚いコートとか着たほうがいいんじゃないですかねえ。
さて、こちらはカナダ人の通う学校。どの子もダウンジャケットに毛糸の帽子。もちろん手袋も必須。
子どもたちだけではありません。先生も同様。
「もう何枚も重ね着ですよ。スボンの下にタイツを履くところまでは行ってませんけどねえ(笑)」
寒さで仕事を休む人もいれば、防寒対策をして仕事を続ける人たちもいます。
こちらは建築現場で足場を組んでいる最中の作業員。すごい、暖かそうな下着。
所によってはマイナス16℃という予報もあります。
この寒波、一体どこやらフランスにやってきたのやら。ここしばらくは氷点下の日々が続くようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、寝ぼけ眼で朝食を取った後に、トースターを冷蔵庫にしまいそうになった」
VDM(Vie de Merde)より
バブカ [フランスのお菓子]
東京オリ・パラ組織委員会の会長さんがあのまま会長の座にとどまり、このコロナ禍で東京オリンピックを開催できるんだろうか?
さらに、会長さんに辞めるなと言っているJOC会長の山下さんが「開催に向けてがんばりましょう!」と言ったら、皆で応援できるんだろうか?
ヒジョーに厳しい気がするけど。しかも似たような団体の会長だらけでなにがなんだからわからん。森さんが組織で山下さんが選手担当か?
それはさておき、今日は甘い焼き菓子のお話です。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年2月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ご紹介するのは、こちらのお菓子。
「なんだって?」
「バブカです」
「いやあ、知らないねえ」
「全然しらないですね。なんですかそれは?」
「それってお菓子?」
あれれ、フランスで人気のお菓子なのにフランス人が知らないの?
そう言えば、バブカ(babka)って名前がフランスっぽくないなあ。とは言うものの、インスタグラムではこんなにたくさんのバブカが紹介されています。
こちらは2年前からバブカを作って販売しているパン屋さん。ちょっと作り方を教えてもらいましょう。
「皆が同じバブカを作っているとは限りませんよ。普通のパン生地をつかっているところもあれば、ブリオッシュ生地をつかっているところもあります」とパン屋さん。
生地をのばしたらチョコレートをたっぷりと塗り、煎って砕いたヘーゼルナッツをちらして巻きます。これを縦に2つに切って編み合わせます。これをオーブンで焼くとこんな感じに焼き上がります。
これくらいの一切れで3.50ユーロ。ちょっと高いですね。でも売れちゃうんだって。フランス人の大好きなチョコレートが入ってるからかしら?
そもそもはポーランド生まれのお菓子。それがフランスでクグロフと合体したんだとか。
「現在、ポピュラーになっているバブカはポーランドのユダヤ人が作ったものです。彼らはディアスポラでアメリカに渡り、バブカを作ろうとしますがクグロフの型がない。それで生地を編み込むことを思いつきます。これが人気になり定着したのです」
こちらのパン屋さんでは毎週2000個のバブカが販売されるそうです。私もどこかでブリオッシュのものを食べたことがあるような気が・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、息子が新しいブリオッシュの包みを開けていたので、食べかけのがあっちにあるでしょと言うと、息子が言った。『ということは、2つ食べられるってことか!』・・・」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯126 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は、パリ13区にあるベトナム料理店の女性シェフがベトナム料理を作ってくれます。どうも旧正月を意識して企画されたようです。
では、スタート!
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年2月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
パリ13区にはアジア系、特にベトナム料理のお店があつまっているようです。
こちらが本日のチャレンジャーのマイさん。早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
やってきたのはアジア専門の食料品店。まず手にとったのはフォー。どうやらフォーを使ったスープがメイン料理らしい。
スープに使う香辛料は、八角、カルダモン、シナモン等々。その全てが入っている便利なものがこれ。
さらにバジル、パクチー、もやし、しょうが、ライム、そしてライスペーパーを購入。フランス語でライスペーパーはガレット・ドゥ・リ(gallette de riz)(お米のガレット)と言うらしい。
また、春雨、きくらげ、ニンジン、サラダ菜、ミントの葉を追加。必要なものはもっとあります。唐辛子にヌクマム。ヌクマムは魚で作った調味料。
デザート用に、タピオカ、ココナツミルク、バナナを購入。これが全部で22.98ユーロで、残りは7.02と一気に残り少なくなってしまいました。
最後にお店の方がお守りのようなものをプレゼントしてくれました。
次はお肉屋さんに立ち寄ります。牛肉と豚肉を買って6.98ユーロ。手元には0.4ユーロが残りました。ぎりぎりでもセーフはセーフ。良かったですねえ〜。
さあ、お店の厨房で調理の開始!
まずはフォーのスープを作ります。
香辛料はフライパンで少し炒ってから鍋に入れます。肉も入れたらとろ火で3時間ほどかけて茹でます。玉ねぎは何やらバーナーで焦がして入れました。
次は春巻きを作ります。
玉ねぎ、春雨、ニンジン、きくらげを細かく刻みます。これに豚ひき肉をまぜてライスペーパーで包みます。包んだら油で揚げて出来上がり。これは前菜かな。
最後はデザート。
タピオカをココナツミルクで煮たらバナナを加えてトロトロにします。器に盛り付けたら出来上がり。
一方、スープが出来上がったようです。お肉は取り出してスライス。茹でたフォーを丼に入れたら具を並べスープを注ぎ入れます。
さあ、冷めないうちにいただきましょう!
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、食事が終わる頃に30本のロウソクのついたケーキが登場した。姉が私の30歳の誕生日にを作ってくれたのだ。それを見た夫が急に興奮して言った。『すご〜い。でも一体誰の誕生日?』」
VDM(Vie de Merde)より
週末はヴァンヌで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回は、ブルターニュ地方のモルビアン湾沿いの都市ヴァンヌ(Vannes)を旅します。パリからは高速列車で2時間半。
では、出発!
下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月30日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
2000年も前から、複雑に入り組んだモルビアン湾を見つめてきた都市ヴァンヌ。ブルターニュ地方南部の中心都市です。
まず訪ねたのは、3世紀に町を守るために作られた巨大な城壁(青印)。中世の時代を彷彿とさせます。現在はその周りにフランス風庭園が作られています。美しいですね。
さて次は、時間を現代に戻してストリートアートを楽しみましょう。ここはパレ・デ・ザールと呼ばれる地域(赤印)。
2000年に作られたこの3つの柱には、20人の女性アーティストと1000人の男性アーティストの名前が書かれてあり、男女格差を表しているとか。
あれま、森会長発言問題を思い出してしまう。慰留した組織委員会の委員はことの重大性を認識してないらしい。
それはともかくとして、こちらの絵の中の女性はまっすぐにあの3本の柱を見つめているとか・・・。
この地域では歩くだけでアート作品を楽しむことができます。ガイドさんと一緒に見て回るとその距離は3キロほどにもなるそうです。
最後はこちらの建物に入ってみましょう。各部屋の壁には個性的な作品が描かれています。ストリートアートはちょっと苦手だけど、この建物は面白そう。
さて、そろそろエネルギーの補給の時間がやってきました。ブルターニュ地方の美味しいものと言えば、クイニーアマン。やってきたのはこちらのお店(オレンジ印)。1つ2ユーロでクイニーアマンが食べられます。
「20個ほど作るのに少なくとも1キロのバターが必要です。美味しく作る秘訣というのは特にないですよ。たっぷりのバターと砂糖を使うだけです」とお店の方。
確かに、バターがたっぷりなのは見てわかりますねえ〜。
旅人さん、なんだかたくさん買っていきました。どこに持って行くのかと思ったら、牡蠣の養殖所でした(緑印)。
ここでは観光客に養殖を体験してもらうツアーを行っているそうです。それにしてもたいへんな労働。
「食べられるくらいに成長するのに3年半から4年かかります」
となると時間もかかるということですね。最後はもちろん成長した牡蠣の試食もできます。しかも解説付き。
そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。湾内にある無数の島のうちの一つ、イル=オ=モワヌに向かいます。この島にあるこちらの宿に泊まります(焦げ茶印)。
ここは200年前からある農場を改築した宿泊施設。一泊125ユーロで朝食付き。
翌朝は、スポーツシューズに履き替えて、ノルディックウォーキングに出発。インストラクターと一緒に島の風景を楽しみながら10キロほど歩きます。
今回は、アートと甘いお菓子と身体を鍛える旅となりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、19才になる愚息が言った。『ねえ、バターに砂糖って入ってたっけ?』・・・」
VDM(Vie de Merde)より
大聖堂の修復進捗状況 [パリ]
ワクチンの買い占め第1位のカナダ、感染状況はどうなんているのかなとWHOのリポートを見たら、今年1月31日までの一週間の新規感染者数は33,000人。
大したことないなあと思ったら、10万人あたりの総感染者数は2,000人で日本の7倍ほど。安心していられる数字ではなさそうだ。
とは言うものの、人口の5倍はちょっと多すぎるような・・・。
日本はワクチンよりも治療薬の研究が進んでいるらしいので、そっちをがんばっていただきたし。
さて、昨日はパリのお宝エッフェル塔のお話でしたが、本日はもう一つのお宝、ノートルダム大聖堂のお話。修復への道はまた一歩進んだようです。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年2月3日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
あの大聖堂の尖塔が燃え落ちるという衝撃的な映像がテレビの画面に映し出されたのが2019年4月のこと。
ちょうどその尖塔が修復中の出来事でした。鎮火後、周りを取り囲んでいた足場が炎に焼かれて複雑にからみ合い、手のつけられない状態になっているのが発覚。
少しずつ除去作業が始まっていましたが、あれからどうなったんでしょう?
大聖堂の撮影は難しいので3Dアニメーションで見てみましょう。
その焼け焦げた足場が全部きれいに除去され、これからは天井の修復が始まるそうです。
よかったですねえ。除去作業の様子をみていると、高い積み木のてっぺんから一つずつ交代で積み木を取り去るゲームのように見えました。バランスをくずしたら一気に崩れ落ちて被害が拡大する可能性がありました。
天井の修復は、まず室内に高さ25メートルの足場を組むことから始まります。
次に最上階に作業用の板が張られます。その作業というのが、アーチ型の天井を再建・補強すること。
残っている天井も火災で傷んでいるためそのままでは崩れ落ちてしまいます。
まずは石でアーチ型の骨組みを作り、それを支える弦型の支柱をとりつけます。
そして圧力の集中する中心部分は金属で補強します。へえ、こんな感じで再建するんですねえ。面白い。
この作業を完了するまでには半年ほどかかるそうです。あの尖塔の再建は、この屋根の修復が完了してからになるようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、天井に恐ろしく大きな蜘蛛がいたので、小さな掃除機で吸い込もうとしていたら姿が見えなくなった。ホッとしたのもつかの間、奴は僕の髪の毛の中にいた!」
VDM(Vie de Merde)より