漁師のブイヤベース [フランスの郷土料理]
東京はやっと梅雨明けした。ここから先は毎日30℃を超える気温が続く。
なにかするなら午前中に限る。掃除やら買い物やら。午後はエアコン入れて快適にすごすべし。
さて本日は、お料理のお話。豪快な漁師の作るブイヤベースを紹介しましょう!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年7月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここは地中海に突き出た半島にある村ジアン(Giens)の船着き場。
向こうからやってきたのは元漁師のジャッキーさん。
ジャッキーさんと海との歴史は70年前から続いています。それは家族、漁師、船の歴史でもあります。所有している漁船は5隻。
これまで家族のために何度となくブイヤベースを作ってきたそうです。
「この料理の始まりは、貧しい漁師たちが売り物にならない傷ついた魚を捨てないでスープにして食べたことに始まるんです」とジャッキーさん。
海に出たら友人のジェラールさんが漁の真っ最中。網を引き上げると魚がいくつも入っていました。
網にかかった魚を取り出す作業は根気が入ります。ヘタに急いで掴もうものなら棘が刺さりかねません。
魚だけでなくエビも釣れてました。この中から数種類の魚をいただいて、ブイヤベースを作ることになりました。
まずは魚の鱗と取ります。どうも何かの瓶の蓋を使って鱗を取ってるようです。これがちょうどいいらしい。
魚の準備は終わったら、今度は野菜。
ニンニク、スライスした玉ねぎ、皮をむいて乱切りにしたジャガイモを大鍋に入れたら、先程の魚をのせ、オリーブ油を垂らして、塩・こしょうしたら、最後に色付けにウコンを投入。さらにサフランも少々加えます。
混ぜ方も豪快。ヘラなど使わず鍋を動かします。重たそう。
ここに水を加えてかまどに吊るします。うまい具合に火の上にするっとぶら下がるようになってます。
おお、鍋がグツグツ言い出しました。炎の中で煮えたぎるスープ。
30分くらい煮立てると全体に火が通って食べごろになるそうです。
盛り付け方も豪快。南仏ではフォウクと呼ばれるこの大皿に具を盛り付けます。スープは別の器に移してクルトンを入れていただきます。
「これが本物のブイヤベースです」と漁師。
お魚も白ワインも美味しそう。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、妻と一緒にビーチで日光浴を楽しんでいると、グリンピースに扮した少年たちが、妻を海に戻そうとした」
VDM(Vie de Merde)より
空気で膨らむジャグジー [トピックニュース]
6月から通い始めたジム。プールの横にマッサージプールというのが設置されていて、立ったまま移動すると、水中に強烈な勢いの水が飛び出してきて、足裏、もも、お尻、ふくらはぎ、腰などをマッサージしてくれる。
気持ちいいかなと2回ほどやってみたけどそれほどでもなかった。しかも、泳いだ直後の身体が熱くなっている時に入ると水温が高すぎていまひとつ。クールダウンしてからじゃないと入れない。
それはともかくとして、フランスではこんなものが人気を集めているらしい。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年7月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ちょっと前の記事で、庭にプールを設置する世帯が増えたという話題を紹介しましたが、今回は、ジャグジー風呂です。しかも、空気で膨らむジャグジー風呂。
ジェットの泡が勢いよく出てきました。
「これならリラックスできそう」と奥様。
「一日仕事した後に入るとほっとするね」とご主人。
こちらはそのお風呂の販売店。この一年で売上は2倍以上になったそうです。
「気温が上がった途端に、一日50個、60個、80個と右肩上がりで売れ始めました」
ということは、あれは水風呂かあ〜。なんかちょっとどうなんだろう?身体冷えませんかね。
どうでもいいけど、少なくとも人肌くらいじゃないと長くは浸かってられませんよねえ〜。
それはそれとして、売れているのは300〜900ユーロのもの。思ったより高くない。
例えば、丸い形ので4〜6人入れるタイプのは459.95ユーロ。日本円で57,000円ほど。それにしても460ユーロにしないところがミソですな。
こちらは本格的なジャグジー風呂で8,990ユーロもします。これをお手軽にしたのが空気で膨らむタイプ。
ただ、各種お手入れ用品が追加で必要になります。だたい100ユーロほど。さらにプールと同じでろ過装置のフィルターを取り替える必要もあります。これが年間で200ユーロほど。
「庭に設置しようと思います」とさっさと購入を決めた男性。
しかし、ためらう人もいます。
「耐久性がちょっと気になりますね」と女性。
それならと、この商品の最大の製造元を訪ねました。なんと製造は中国で行い、それをフランスに輸入しているとか。
耐久性については製品の模型を通じて説明してくれました。
「外側のビニールが破れたとしても、中はこのように水がもれない仕組みになっています」
安いといっても買って使えばメンテナンスに費用がかかります。それが嫌なら、こちらのお宅のようにレンタルという手があります。
このレンタル会社なら搬入から設置までやってくれます。
「ちょっとしたイベントですよ」と男性。
なんとここはリビング。なんだか色々楽しくなるような装飾までしてくれます。
完成形はこれ!費用は一日90ユーロ。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、彼女と手をつないで一緒にバンガローの屋根からプールに飛び込もうとした。いちにのさんで僕は飛んだのに彼女は飛ばなかった。僕の手をしっかり握りしめたまま・・・・」
VDM(Vie de Merde)より
小さな村の7月14日 [ペイ・ドゥ・ラ・ロワール地方]
記者会見というのは、日本ではあれは儀式なんじゃなかろうか?
菅さんやらオリパラ組織委員会の橋本さんやら見ているとつくづくそう思う。用意された原稿を言い間違えないで淀みなく読み上げたら成功なんでしょ。何しろ、儀式だから。
聞いている人に何かを伝えようとしているようには感じられない。
ありゃ、みずからロボットになろうとしてますな。頭に原稿をひゅるひゅるっと入れたら、口が動いて音声が出てくるロボット。
故に、質問しても何も答えられないし、答えなくても良いわけだ。そして、ひとたび記者会見が終わって楽屋に戻ると人間になる。
それはさておき、昨日は7月14日。7月14日と言えば、フランスは革命記念日。パリでの式典は感染対策をした上で、例年通り行われたようです。
フランス北西部にある小さな村では、この7月14日に、ある一風変わった風習が続けられてきたそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年7月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
楽団が元気に演奏を始めました。
ここはあるお宅の玄関先。時間はと言えば朝の5時!
こりゃちょっとたまりませんねえ〜。
しかし、この演奏、戦前に始まり、1977年からは毎年続けられているとか。
最初の休憩所は元村役場。朝の5時からこれをやっていたのではお腹すきます。
「ここは小さな村ですからね。続けてきた習慣はずっと続けなくてはいけません」と男性。
エネルギーをチャージしたところで、楽団は次の演奏地へと向かいます。
こちらは30軒ほどの住宅が並んでいる地域。
「ここに住むようになった最初の一年の時はびっくりしました。今ではとてもいい習慣だと思いますよ」と女性。
さらに別の地域では、こんな感じで大歓迎されています。太っ腹なおもてなしですね。楽団の太鼓はヤマハ製。
「7月14日は特別な日ですよ。村で昔から続けられてきた伝統ですからね」と楽団員。
集落から集落へと田舎の道を旅する楽団。最後は、こんなおもてなしが待っていました。
「一日、演奏して回って、最後にこんなテーブルを用意してもらったら、やってよかったなといつも思います」と楽団員。
来年の7月14日の早朝、またこの演奏で目が覚めることになりそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、私はミュージシャンになった。なぜなら、ベッドでゴロゴロしながら鼻くそをほじっていたら、その一つがぽ〜んと飛んでいって、部屋の片隅にあったギターをかき鳴らしたからさ。問題は、もう二度と同じ音は出せないってこと」
VDM(Vie de Merde)より
感染予防パス [トピックニュース]
ワクチン接種で使われたあの大量の注射器はどこでどのように処理されるのか気になってきた。
並の量じゃあない。国民の3割くらいが接種しないと仮定しても、ざっと9千万本。2回打つからこれの2倍で1億8千万本。しかも世界中で打たれているから、地球上の数にしたら星の数ほどある。本当に気になる。どうやってるんだろう?
それはさておき、日本ではワクチン接種証明とやらを導入する話が持ち上がっているが、フランスでは ”パス・サニテール(pass sanitaire)(”感染予防パス” というような意味合い)が、7月21日から導入されるらしい。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年7月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
年齢12才以上の市民は、このパスがないと、観劇、テーマパーク、コンサート、映画などを自由に楽しむことができないことになるらしい。
このパス、ワクチン接種が証明されるか又はPCR検査で陰性が証明されるかすると手に入れることができます。
しかし、このパスについての意見は人によって様々です。
「映画館、特にこれくらいの小さな映画館には必要だと思います」と女性。
「自由を破壊するようものですよ。映画を見るためにワクチン接種しなきゃならないなんておかしいです」と男性。
映画館の経営者はどう思っているんでしょうか?
「従業員はどうすればいいんですか?特にワクチンを接種してない従業員は家に帰れってことですかね?それに、ただでさえ来館者が少ないのに、どうやって選り分けろっていうんですか?」
どうも、前日にマクロン大統領がテレビ演説して感染予防パスを導入するとか言ったらしい。
こちらは移動遊園地。ここでもパスに疑問が浮上しています。
「パスなんてバカバカしいと思いますね。ワクチンは個人的なもので強制されるものじゃないです」と女性。
一方、経営者の方は、そんなことをしたらお客が来なくなると言います。
「国民の半分は接種してません。特に若者がしてないですね。移動遊園地のお客と言えば若者です」
単純に、ああ、パスがあれば感染広がらないから便利!なんて思ったらそうでもなさそうです。現実に運用するのはそう簡単ではない。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、私はキャンプ場を運営している。昔はお客に飼い犬の予防接種証明書を出してもらっていたが、今はご本人たちの証明書をだしてもらっている」
VDM(Vie de Merde)より
Moka [イタリア]
2〜3ヶ月前に、長年使っていたカリタのコーヒードリッパーを床に落として底の部分が大きく欠けてしまった。
なんとかバランスを取りながらサーバーにのせて使えなくもなかったが、ふと、別のコーヒーメーカーがあるのを思い出した。
キッチンの棚の奥から出してきて、今ではそれで毎日コーヒーを入れて飲んでいる。
それがこのポット。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年7月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
イタリアのお宅ではこんな感じでコーヒーを入れてるのかしら?
日本ではエスプレッソコーヒーが作れるポットとして知られています。その名も「Moka」。
「これはイタリア伝統の歴史あるポットですよ」
「これで入れたコーヒーは特別な味わいがあるんです。私にとってコーヒーはこれです。カプセルで入れたのはコーヒーじゃない」
「これを見ると、両親と一緒の朝食を思い出します」
こちらはファビオさんのお宅。これからコーヒーを入れてくれるそうです。結構山盛り。
ファビオさんのポットはちょっとデザインに凝ってますね。25ユーロ(約3,300円)で購入したそうです。結構なお値段。
「この方が美味しいコーヒーが飲めるんですよ」
ファビオさんのお部屋にはもう一つポットがありました。
「祖母が使っていたものなんです。60年から70年はたってますよ。愛着があって捨てられないんです」
そんな年代物にはみえないくらいきれいに保管してあります。
その歴史を調べるべくMokaの製造元を訪ねてみました。
「これが最初のMokaです。発明したのはアルフォンソ・ビアレッティ。当時流行していた女性のスカートをイメージして作ったんです」
ああ、確かにそんな感じに見えます。製造年は1933年。このポット、家庭でエスプレッソコーヒーが飲めるというちょっとした革命をもたらしました。
「ここに空気が入る狭いスペースがあります。熱で温められたお湯が上がってきて、ここの空気に触れます。そしてコーヒーを通って上のポットに上がってくるんです」
製造が始まって以来、3億個以上のMokaが販売されたそうです。その中に拙宅のも入るはず。
現在、部品は東欧で作られ、組み立てと仕上げはイタリアで行われているそうです。
「これでおわかりのように厚みがあります。アルミを惜しみなく使っているんです」
とは言うものの、最近は昔ほどは売れなくなってしまいました。そこで現在は自社製のヒーヒー豆も販売しているそうです。
コロナ禍でテレワークが増え、自宅でコーヒーを入れて飲む人が増えたせいか、売上も回復傾向にあるとか。
2020年には5百万個を売り上げたそうです。3年前に比べると2百万個も売上が伸びました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、カフェでエスプレッソを頼んだ。で、砂糖の代わりにパルメザンチーズを入れてしまった なぜに砂糖壺にパルメザンが入ってるんだ」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯146 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
チャレンジしてくれるのはシェフ・エトワレ(ミシュランで星を獲得したシェフ)のニコラさん。
本日は見てもよし食べてもよしの花を使った料理を作ってくれるそうです。
ではスタート!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年7月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
おお、ステキなブーケ。
世界には食べられる花がたくさんありますが、毒キノコのように食べると中毒を起こすものもあるから気をつけなくてはなりません。
さて、こちらが本日のチャレンジャーのニコラさん。手にとっているのはジェラニウム。食べられるそうです。どんなお味なのやら。
今回の料理に使う花を求めて生産者の畑にやってきました。最初に試食したのはクミンの花。カレーの味がします。小さい蕾が固まったような花はネギの花。藤色のはレタスの花。さらにフェンネルの花もあります。
というわけで、こちらの畑で野菜の花を購入。全部で2ユーロで残りは28ユーロ。
次はメイン料理に使う花。それは、お料理に何度も登場しているズッキーニの花です。デリケートな花なので市場に行っても手に入らないことが多いとか。さらにキンレンカという赤い花も購入。これが全部で3ユーロ、残りは25ユーロ。
さて、メイン料理につかう魚を求めて港にやってきました。漁師さんから獲れたての魚を購入。これが5ユーロで残りは20ユーロ。
その他必要なものは市場で手に入れましょう。こちらのお店では普通のイチゴと木いちごを購入。これが4ユーロで残りは16ユーロ。
またハチミツが4.50ユーロで残りが11.50ユーロ。
乳製品のお店で、玉子と濃厚生クリームを買って残りは7.50ユーロ。
最後は八百屋さんで、ニンジン、パセリ、フェンネル、玉ねぎ、アーティチョークを購入。30ユーロ全部をきれいに使い切りました。
ではシェフのレストランの厨房で調理の開始!
まずはメイン料理。
野菜を切ります。但しアーティチョークは皮をはいでおくだけ。切った野菜は鍋で火を通します。魚をおろしたら、玉子と生クリームと一緒にミキサーにかけクリーム状にします。これをズッキーニの花に詰めてラップでくるみ、20分ほどかけて茹でます。
その間に前菜を作りましょう。
アーティチョークは火を通し、ピュレと葉を盛り付けたら花を飾ります。最後にビネグレットソースをかけたら出来上がり。
ちょうどズッキーニの花の詰め物料理に火が通りました。お皿に置いたらフュメ・ドゥ・ポワソンを周りに注いで、花を知らします。そしてズッキーニのスライスも添えます。
最後はデザート。
イチゴを切って器に盛り付けたら、濃厚生クリームをひとさじのせます。そこにハチミツを垂らしたら花をトッピング。
お花は彩りのためだけではなさそうです。お料理に風味ももたせているようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、彼があまりにきれいだったので買ってしまったと言いながら花束をプレゼントしてくれた。でもこの花束、お葬式用よ」
VDM(Vie de Merde)より
週末はアヴェイロで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はポルトガルの都市アヴェイロ(Aveiro)を旅します。パリからは空路とタクシーまたはレンタカーで約3時間半。
アヴェイロは「ポルトガルのベニス」と呼ばれているそうです。
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年7月3日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ポルトガル第二の都市ポルトから車で1時間足らず。大西洋に面した都市アヴェイロにやってきました。美しい街ですねえ〜。
潟があるところなどはヴェネツィアと似通っています。川をゆく観光ボートもどことなくゴンドラ風。このボート、ここでは昔からモリセイロと呼ばれているそうです。元々はモリーソと呼ばれる海藻を採るのに使われていたとか。
モリセイロに乗って観光ツアーにでかけましょう。料金は13ユーロ。昔はこんな竿を操りながら進んでいました。
さて次は、塩田に行ってみましょう(青印)。かつてに比べると小規模になってしまいましたが、ここでは伝統的な方法で塩作りが行われています。一方、塩田はこんな使い方もあるようです。塩田浴?地元では人気だそうです。それにしてもこんなに塩をかぶって大丈夫なんだろうか?
「静かでゆったりできて快適ですよ」と男性。
この方、塩漬けになってます。塩田に浸かっている間に身体に塩の結晶ができちゃったか・・・。
それはさておき、ちょっと早めですが、今晩の宿へと向かいましょう。そこは潟に浮かんだボートハウス(こげ茶印)。一泊120ユーロ。小さな階段を上がればデッキがあります。
「一日中、ボートに乗った気分になれますよ」とオーナー。
次は街の中心街に向かいます。アヴェイロの伝統のお菓子オヴォシュ・モーレシュ(ovos moles)を求めてこちらのスウィーツワークショップにやってきました(赤印)。ここではこのお菓子の作り方を体験できます。
まずは玉子の黄身を取り出します。これに砂糖と水を混ぜてクリームを作ります。型の中にはすでに生地が引いてあり、そこにクリームを絞り出します。型を勢いよくパタンと閉じて開けば、お菓子の出来上がり。これって日本の最中みたいなもんですね。
「すごく甘いけど、とっても美味しい!」
次は、アヴェイロの郊外にある陶磁器の博物館を訪ねます(緑印)。ここはポルトガルで最も古く大規模な陶磁器製造所の一つでもあります。創立は1824年。
「ここには工場で働く人々の住まいや教会や劇場などもありました。社会生活を営むためのものが全部揃っていたんです」と博物館の方。
現在、その建物には作品が展示され博物館になっています。
「こちらのお皿は大統領と女王に献上されたものです」
現在、600人の職人がここで働いています。絵付けは全て職人さんの手で行われます。
次はちょっと変わった場所に行ってみましょう(水色印)。カラフルでかわいい家が並んでいます。どれもかつては漁師の家だったそうです。
「漁師が漁から戻った時に、すぐに自分の家を見分けることができるようにカラフルな色を塗ったんです」とガイドさん。
この家々、別名を ”パジャマの家” と言うそうです。確かにパジャマ柄。家のバルコニーからは大西洋が見渡せます。
そして、ここからすぐのところには高さ60メートルのポルトガルで一番高い灯台もあります。その展望台からは、大西洋に沈む美しい夕日を見送ることができます。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、バカンスをギリシャですごしていたら、岩にぶつかって膝を擦りむいた。この辺りでは塩を塗って治すんだと言われてやってみたが・・・」
VDM(Vie de Merde)より
仏露シャンパーニュ騒動 [フランスのワイン]
WHOの発表する直近24時間のコロナ感染者数を見ていたら、フランスの新規感染者数が4,081人になっていた。やはり24時間の報告となると日によって違ってくる。
一方、日本はどうかと言うと、2,264人。
フランスの全人口が6,700万人で、日本は13,000万人。日本の人口はフランスの倍。それなのに新規感染者数はほぼ半分。
少ないじゃないか!なぜにこんなに日本は汲々としているんだろう???
それはさておき、シャンパンを巡ってフランスとロシアでこんな問題が発生してしまいました。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年7月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはシャンパンの生産者。正しくはシャンパンではなくシャンパーニュ。シャンパーニュ地方で作られた発泡性のワインだからシャンパーニュ。
手をかけて作られるせいか、そんじょそこらの発泡性ワインとは違います!
ところが先日、ロシアの議会が驚きの決定を下します。なんとロシアで生産された発泡性ワインだけが ”シャンパーニュ” と名乗って良いというのです。
激震が走ったのは本家本元の生産地。
「”シャンパーニュ”はフランスの呼び名です。これを護るべきです」
「ちょっと不安ですねえ。ロシアで名乗れないのなら、国内でもダメなんてことが起きなきゃ良いですけど」
こちらの生産者では、新しくロシア人との取引が始まったばかり。
「これがロシアに輸出する分です。サンクトペテルブルクに輸送されることになっています」
名称の問題はどうも影響を受けないらしい。
「クライアントはロシアのエリート層です。経済的にも政治的にもその階層に属する人々です。我々の商品についてはよく理解しています。直接、見学にもやってきました」
輸入物については関係ないのかな?ロシアは自分たちが作ったものもシャンパーニュと呼ばせたいのか・・・。
「ボトルに貼り付けてあるラベルをよく見ればフランスのかロシアのかはっきりわかりますよ。だから今回のことは気にしてません」とフランスの生産者。
しかし、抗議の意味を込めてか、ロシアに輸出するのは止めたほうが良いという生産者もいます。そもそも市場としては大きくないし、名称を護ることの方が大事というわけです。
国内ではもちろんのことEU内でシャンパーニュと名乗れるのはフランスのシャンパーニュ地方で作られた発泡性のワインだけ。しかし、全世界となるとそうでもないらしい。
そのうちロシア語のラベルのついてシャンパーニュが出回ることになりそうな・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、彼の両親に、彼が家を出ていったと言ったら、義母がシャンパーニュのボトルを空けて微笑んだ 」
VDM(Vie de Merde)より
地下遊園地 [その他の国]
今回の緊急事態宣言で、スポーツクラブはどうなるのかと思ったら、休業要請にはならないらしい。安心した。
6月から新しいジムに通い始めて、それまで意識してなかったけど、家に閉じこもっていることがストレスになっていたこと気づいた。原因不明のふらっとするめまいのようなものがしばらく続いていたのが、ジムを再開してからなくなったのだ。
これでまた休業なんかになったら元の木阿弥。
菅さんによれば、今回の緊急事態宣言は「先手先手の措置」だそうだが、一体どこが先手???後手後手で国民を振り回すのはいい加減にしてもらいたい。あまりの酷さに呆然。
決断力もリーダーシップもないような人を首相してしまった自民党には重大な責任がある!
怒ってばかりいたら血圧あがりそうなので、本日の話題にしましょう。ルーマニアには、こんな遊園地があるそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年7月7日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ゆっくり回る観覧車、家族を乗せたボートが浮かぶ湖。そうかと思えばビリヤードが楽しめるブースもあります。
いたって普通の遊園地に見えますが・・・実はここは地下120メートルの、世界でも大規模な岩塩坑だった場所です。30年ほど前に遊園地に生まれ変わりました。
夏だと言うのに皆さん厚着。何しろ気温は10℃しかありません。こちらはフラン人のご一家。10年ほど前からルーマニアにお住まいです。
「ルーマニアは自然が美しいことで知られていますが、まさか岩塩坑に観覧車があるとは思わないでしょう」
この眺め、ちょっとしたSF映画のよう。
入場料は1人8ユーロ。ミニゴルフ、卓球、それに子供たちはこんな遊具で遊ぶことができます。
「子供たちは、塩のお城に行こうと言ってここに来ます」とルーマニア人のパパ。
岩塩坑の一角にはかつて使用されていた掘削機が展示してあります。この地下では4世紀という長きに渡って岩塩の採掘が行われてきました。
「開発が始まったのは17世紀のことです。当時は100人ほどの坑夫が働いており、毎日1.5トンの塩を取り出していました。その役割を終えたのは1932年のことです。塩の価格が下落したため維持出来なくなったんです」と関係者の方。
観光客が訪れる博物館として再び命を吹き替えしたのは1992年のことでした。
ここは遊ぶだけの場所ではありません。岩塩坑の空気はアレルギーや喘息の症状を和らげてくれるとか。治療法はこちらのベンチに座って呼吸をするだけ。
「2時間ほど前からここに来てますが、呼吸がだいぶ楽になってきました」と男性。
年間70万人が訪れる岩塩坑は、ルーマニアでも10本の指に入る人気の観光地になっているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、テーブルの隣にいた女性に塩を取ってくれと頼んだら、彼女は僕が古い手で女をひっかけようとしたと勘違いしてご主人を連れてきた。で、僕は殴られた。塩が欲しかっただけなのに 」
VDM(Vie de Merde)より
夏のバカンス2021 [トピックニュース]
東京はどうやらまた緊急事態宣言が出されるらしい。確かにもううんざりだ。
WHOのコロナ感染者累計を見ると、日本は現時点で809,553人。試しに全人口の何パーセントになるのか計算してみた。つまり130,000,000人で割ってみた。
そうすると、たったの0.6%。複雑な気持ちになる。
コロナ感染者を受け入れている病院は全体の4%にしか過ぎないらしい。国の税収が増えたのなら、これしきの感染者数で医療崩壊などが起きないように、税金は医療体制の改善にも投入してもらいたい。
それはともかくとして、フランスでは今年の夏のバカンスは、いつもよりちょっと贅沢する人が多いとか。それなら予算はどれくらいなんでしょうか?
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2021年7月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
いよいよ学校の夏休みも始まってバカンスを楽しむ人たちが活動を開始しました。
この子供用のアスレチックコースはほぼ満員だそうです。リヨンからきたというこちらのご家族、今年の予算は3,500ユーロ。
「かなりの特別予算です。この一年で出来なかったことを全部取り戻して楽しみたいんです」と母親。
ある調査によれば、今年の夏のバカンスの予算は平均で1,505ユーロ。
昨年より多いと答えたのは全体の33%、同額が46%、低く抑えたが21%。
先程のリヨンからのご家族はかなり奮発してますね!
こちらはお孫さんを連れてやってきたお祖父ちゃん。
「孫をバカンスに連れて行ってやりますよ。でも、できるだけ無駄使いはしません。節約してすごしますよ」
フランス人は節約が好きですからねえ。無駄にお金を使うなんてのはダメ。
さらにある調べによると、若い人の平均は1,276ユーロで、高齢者は1,660ユーロだとか。ほほお、高齢者の方がお金を使うらしい。
「ずっとレストランにも映画館にも行ってないですから、今年は夏のバカンスをより楽しみたいと思います」と女性。
こちらは大家族でやってきた方々。キャンプ場やホテルではなく、別荘を一軒貸し切りにしました。
「家族だけでのんびりとすごしたかったんです」
WHOの報告によると、この24時間のフランスの感染者は1000人を切っています。この数字もそのまま鵜呑みにするわけにはいかないですが、なんとなくうらやましい。
今年の東京の夏はコロナとオリンピックのせいで格別の忍耐をしいられます。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ある協会にボランティアで参加したいと申し出たのに断られた。その理由は、予算がない、だった」
VDM(Vie de Merde)より