制限速度30キロ [トピックニュース]
巨大なものを布ですっぽり包んで作品にしてしまう芸術家クリスト。昨年、亡くなってしまったが、生前、計画していたのがパリの凱旋門を包んでしまうこと。
その意志を受け継いだ人たちが着々と準備を始めているらしい。対象物を傷つけることなく包んでしまうためにはしっかりとした下準備が必要のようだ。
制作にかかる費用が1400万ユーロ!クリスト自身が自分の作品の一部を売却することで賄っているとか。
完成したらどのような姿になるのやら・・・。でも、包まれている間は凱旋門を見ることはできない。観光客にとってはちょっと複雑・・・。
さて、オリンピックとコロナ感染ばかりのニュースの中に、こんな話題をみつけました。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年8月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはフランス南部の都市モンペリエ。先週の日曜日から市内を走る車の速度制限が変更になりました。
これまでは通常の速度が時速50キロ、特別な場合は30キロも可だったのが、これがまるまる入れ替わって、通常が30キロ、特別な場合だけ50キロが許されます。
それにしても時速30キロとはどんなもんでしょう?試しに取材班が30キロで走ってみると、ことごとく他の車に追い越されてしまいます。
ということは、皆さん制限速度が変わったことにお気づきでない???
「皆、知らないと思いますよ。だから誰も守ってません」と女性ドライバー。
交通法規ってそんなもんですかね???
「30キロにしたのは乱暴な運転を防いで、高齢者や障害者が安全に町を歩けるようにするためなんです」と市の交通担当者。
この制限速度30キロはモンペリエに限らず各都市で採用されることになっているとか。首都パリもその一つ。9月1日から運用が始まります。
果たしてその効果は・・・。
ここリールでは2019年にすでに採用されていますが、10人のうち9人までが今までと変わらない運転をしていいます。
取材班が他の車と同じ速度で走ってみると、だいたい時速45キロになりました。
そもそもこの30キロを最初に採用したのはグルノーブルでした。実際、2016年には平均スピードは38キロだったのが、2020年には33.3キロになり、事故も減少したそうです。
効果が出るまでには時間がかかるということか・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、数週間前から音沙汰のなかった友人にばったりであった。それは赤信号で止まった時のこと。私の彼の車に彼女が乗っていたのだった 」
VDM(Vie de Merde)より
またも感染拡大 [トピックニュース]
ひたすら猛暑が続く。
このところ東京はあまり雨が降ってないような気がして水源が気になり、東京の水瓶と言われる利根川水系と荒川水系を調べてみたところ、なんと貯水量はどちらも99%で心配なし。水源には多くの雨が降ったということか?
急激なコロナ感染拡大が起きている日本だが、フランスも似たりよったり。但し、直近24時間の新規感染者は25,481人で日本の2倍。病院は対応に追われているようです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2021年8月4日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらの男性、新型コロナに感染し入院中です。
年齢は47才。運動好きで特別な疾患もありませんが、新型コロナに感染してしまい、夜間にこちらの病院に救急搬送されました。
「胸が締め付けられ苦しくなり、恐怖を感じ始めました。コロナ感染と思われる症状と同じだったからです」
この病院に搬送されてくる感染者の多くが65才以下で、ワクチンを接種していない人たちだそうです。
フランスは今がちょうど第4波。この病院では、この3週間で入院患者ゼロから34人に急増。
「救命病棟の病床数が全部埋まってしまいました。先週の日曜日には隣町の病院に患者一人を搬送しなくてはならなくなりました。それでも毎日のように3〜4人の感染者が救急搬送されてきます」と救急の責任者。
さらに、ちょうど夏休みのバカンスと重なっているため、対応できる医療従事者の数が不足しているとか。
この病院では、救急搬送されてくる患者を受け入れるため、現在の入院患者を別の病院に移すことにしているそうです。どこの国も大変です。
先日、用事があって自宅から歩いて15分ほどの下北沢に行ったところ、狭いお店のテーブルに座って若者たちが談笑しながらランチを食べているのを見てしまい、これじゃあ感染拡大するのも当たり前と思ったのだった。
正直、あのようなとところで食事しようなどという気にはなれない。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、優しくてセクシーな看護師さんにワクチンを接種してもらった。その看護師さんが、メモ用紙に「BG」と書いて僕に手渡した。なんだ?なんだ?とときめいていたら、それは単に「左腕」という意味だった」
VDM(Vie de Merde)より
人気のレシピ [フランスのグルメ]
ニュースで言ってたけど、二階さんによれば国民のほとんどが菅さんの続投を望んでるんだそうだ。
何勘違いされてるんでしょう?当惑の極み。
それはさておき、イスラエルでコロナ感染が再拡大していると言っていたので、例のWHOのサイトを見てみたら、直近24時間の感染者数が2,509人。人口が日本の10分の1以下だと思えば、かなりの数だ。ちなみに日本は10,063人。
イスラエルでは3回目のワクチン接種が始まったらしいけど、なんだか切りがないように思える。
3回目を接種したらまた新しい変異株が登場して4回目のワクチンを打たなくてはならなくなり、また変異株が出てきて5回目を打つなんてことにそうな・・・。儲かるのは製薬会社ばかりなり。
さて、本日はグルメのお話。
フランスのお料理レシピサイトMarmitonが、今年上半期、一番、フランス人が調べたお料理ベスト3を発表したそうです。どんな料理のレシピだったんでしょう?
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年8月3日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
夏のバカンス真っ只中のフランス。毎日の最大の問題は、今日は何を作って食べよう?です。困った時はネットで検索。
「ジャンボン・ペルシエですよ」とクリスチャンさん。
ジャンボン・ペルシエとはブルゴーニュ地方の郷土料理でこんなのです→こちら。
とは言うものの、ご本人が一番調べるレシピは、ニンニク風味のローストビーフ。
一方、こちらのカップルの男性の方はラヴィオリが好物だとか。一口にラビオリと言っても色々ありますからねえ。探せばいろんな作り方が出てきそうです。
さて、こちらのご家族はと言えば、ミルク玉子だそうです。ミルクに砂糖を加えて沸騰させたところに玉子を放り込んで素早く混ぜればできあがり。そんなデザート。これも色んなパターンがありそうです。
さて、フランス全体ではどうなんでしょうか?
第一位がクレープの生地、第二位がキッシュ・ロレーヌ、そして第三位がガレット・デ・ロワ。
全国的にはこれがトップ3ですが、ブルターニュ地方ではこちらのデザートが一番だそうです。
それがファ・ロ・プリュノー(far aux pruneaux)。プルーン入の焼き菓子です。
「僕はりんごを入れますよ」と男性。
りんごを入れたら違うお菓子になってしまいます。
「いいじゃないですか。多様性のほうが大事ですよ。色々品物があるからこの市場に来るんだし」と男性。
確かに、多様性があるからいろんなレシピが生まれるのでした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、娘がケーキを作り始めた。レシピには玉子全部を入れると書いてある。娘はその通りにした。つまり殻付きの玉子をそのまま加えたのだ」
VDM(Vie de Merde)より
水上の一騎打ち2021 [ラングドック=ルシヨン地方]
近頃、食事の後に睡魔に襲われる。年取った証拠か?
若い頃、お年寄りがこっくりこっくりしているのをよくみかけたものだ。今ではそのお年寄りが自分???
それはさておき、東京ではオリンピックの競技が続いているが、フランス南部の港町セット(Sète)では、こんな伝統の試合が行われていました。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年8月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
古めかしくも美しい木造船を漕ぐ人たち。船上でラッパのを鳴らす人もいます。
お立ち台のようなものが船尾に取り付けられ、そこには長い棒と盾を持った戦士が身構えています。
2つのボートが接近すると、その戦士がすれ違いざまに相手を棒で突きます。持ちこたえられなくて海に落ちたら勝負あった。
あれ、ふたりとも海にざぶん。この場合、どうなるんでしょ?同体で引き分け?
棒の長さは3メートルもあります。ど〜んと一突きで相手を海に落としたのはセバスティアンさん。なんと1976年から突き役を務めています。
「身体が言うことを聞かなくなるまでは続けるつもりですよ」
ふくよかなお腹がその力の源?
一対一の熱戦が続きます。岸辺でその競技を盛り上げてくれるのがこの音楽隊。コロナ禍でも伝統のお祭りは続いています。
「もう何年も前から見に来てますよ。一年だって見逃したことはありません。戦士がいて、音楽があって、楽しいですよ」と女性。
子供たちも大きな声で声援を送ります。
「トレーニングすればするだけ強い戦士になれるんだ」と男の子。
この子たち、将来は戦士になるつもりらしい。かっこいいですもんねえ。
第一回目の競技が行われたのは、1666年7月29日と言いますから、長い歴史を持つスポーツです。
伝統の衣装を身につけて繰り広げられる試合は、見た目も魅力的です。
伝統の衣装は選手だけではありません。ご覧の通り観客の中にもいらっしゃいました。
「小さい頃はあちらの岸辺に椅子を持ってきて見学してました」と女性。
競技は数時間に渡って続けられるそうです。最後は見事に敵を海に落とした戦士が優勝となりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、22歳の誕生日を迎えた弟に、こんなメールを送った。『おい、おいぼれ、もう直ぐ墓場ゆきかい?』弟に送ったと思ったら、同じ名前のお祖父ちゃん送ってしまった」
VDM(Vie de Merde)より
パン・バーニャ [コート・ダジュール地方]
柔道混合団体戦、フランスが制して歓喜の渦。
フランスはどういうわけか柔道が盛んな国の一つ。切磋琢磨してきたんでしょうな。
しか〜し、この借りは次の五輪で返す。待ってろよ、パリで!
それはさておき、月曜日恒例の節約晩ご飯は放送がなかったので今週もお休み。
本日はコート・ダジュールのニースの名物サンドイッチのお話です。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年7月29日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
これがそのサンドイッチ。地元ではパン・バーニャ(pan bagnat)と呼ばれています。
本物のパン・バーニャを求めてこちらのお店にやってきました。
”ニース料理” というラベルを取得しているお店。しかも、4代に渡って同じ一族が続けてきた歴史あるお店です。これなら本物が食べられそう。
「元々は漁師が食べていたサンドイッチなんです。朝早く漁に出た漁師たちがお弁当として食べていました」とお店の方。
作り方は、まず丸い大きめのパンの上の部分を切り取ります。
半分に切ったトマトをパンの両面にこんなふうになすり付けたら、たっぷりのオリーブ油とほんの少しのビネガーをたらします。
次に具をのせていきます。まずは輪切りのトマト。そこに野菜サラダをのせます。
サラダの中身は、アーティチョーク、わけぎ、セロリ、ラディッシュと種類も豊富。
そこにツナ、ゆで玉子、アンチョビ、オリーブを一気にのせます。うわっ、すごいボリューム!
最後に切り取ったパンを蓋にしてギュッと圧したら出来上がり。
「皆さんビーチで召し上がりますが、食べているうちにおつゆが手から腕に流れ出てしまうので、気をつけなくてはいけません」
おお、確かにビーチで皆さん召し上がってます。
「母が海に連れてきてくれた時、いつもこれを食べていました。パン・バーニャを食べるのは習慣みたいなものなんです」と女性。
「野菜たっぷりだし、ビーチで食べるのにぴったりなものが全部入ってますよ」と男性。
それにしてもこの海岸、岩だらけですごいところですね。ビーチは玉砂利に覆われています。
以前、ビーチは砂がいいか、玉砂利がいいか、なんて談義がありましたっけね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、友人と一緒に海にやってきた。のんびり海水浴を楽しんでいたら、いつの間にかビーチに置いていた荷物が海の上にぷかぷか浮いていた 」
VDM(Vie de Merde)より
夏はバスクの海岸で [バスク地方]
在宅勤務を始めておよそ1年半。足が弱くなってしまい運動不足を痛感。水泳では鍛えられない足の筋肉。やっぱり体重分だけ重力を受けながら動かすからこそ足は強くなるらしい。
そんなわけで一週間ほど前から毎日スクワットを10回やり始めた。たったの10回?これが結構きつい。それに最初から回数を増やすと続かない。最近になってやっと筋肉痛を起こさなくなってきた。そうしておいてから少し回数を増やすのだ。
さて、夏のバカンスシーズン中は週末旅の放送はないらしいので、夏スペシャル版の旅を体験しに、バスクの海岸に行ってみましょう。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年7月24日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
バスク地方はフランスとスペインにまたがっていますが(黄緑の地域がフランス、灰色がスペイン)、フランス側の海辺の町ゲタリーから出発しましょう(青印)。
あいにくの雨。とは言っても、このレトロなキャンピングカーに乗ってしまえば濡れる心配はありません。
走っているうちに雨は上がって日差しが出てきました。絶好の旅日和。海風にはためくバスクの旗。そして独特のこのボート。もちろんサーファーもいます。
きょろきょろしていると海沿いの駐車場で同じキャンピングカーを発見。レトロカー談義で盛り上がってしまいました。
先を急ぎましょう。とは言っても時速40キロが制限速度。スピードはあまり出せません。
のんびり走っているうちに次の目的地が見えてきました(赤印)。湾の向こう側に要塞都市があります(緑印)。スペインからの攻撃を防ぐために16世紀に作られたそうです。
その湾の中を細長い手漕ぎのカラフルなボートが滑るように進んでいきます。このボートレース、150年も前から続いているそうです。どうやら地域ごとに色分けされ、スピードを競い合うようです。かつてこの船でクジラ漁が行われていたとか。
さあ、次の目的地に向かいましょう。今度は国境を超えてスペインの港町にやってきました(水色印)。カラフルなファサードの家々。
「この地域は漁師町だったんです。家は漁師の船の色と同じです。船をペンキで塗った後、残ったペンキで塗ったんです」と地元も男性。
この町を出発する前に、テラスでタパスをいただきましょう。美味しそうですねえ。食べたい!
お腹いっぱいになったら車で移動。20キロほど海岸線を走るとパサイアに到着(黄緑印)。この風景、心が癒やされます。
ゴムボートに乗り換えて向かった先は、こちらの工房。10人ほどの職人さんたちが木を削っています。
ここは木造船の製造工房。機械は使用せず、すべて手作り。
木造船というのがこれ。400年ほど前、カナダまでクジラ漁に出ていた船です。なるほど、当時と同じ技術と材料を使って全く同じ船を再現するというプロジェクトですね。
ここまでに6年の歳月がかかったそうです。完成したら当時と同じように大西洋を横断するんでしょうね。
海岸線はまだまだ先まで続きますが、今回の旅はここでおしまいです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ファストフード店の店員をしている。お客の注文がなかなか決まらず、客もイライラ。なにしろフランス語もスペイン語も、ドイツ語も試してみたけどダメ。客はバスク語しか話せないらしい・・・ 」
VDM(Vie de Merde)より