30ユーロで晩ご飯154 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回はテレビ番組マスターシェフの元ファイナリストだったフィリップ・ムジュロンさんが、鴨肉とセープ茸を使った秋にふさわしい料理で挑戦してくれます。
では、スタート!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月16日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはペリゴール地方の小さな町。フィリップさんの故郷であり、今も暮らしている町です。
向こうからそのフィリップさんが買い物かごを手にやってきました。早速30ユーロ渡して材料を揃えていただきましょいう。
30ユーロ以内で高級食材を手に入れるのは簡単ではなさそうです。
市場にやってきました。セープ茸はまだちょっと早すぎてなかなか見つかりません。やっとこちらのお店にあるのを見つけましたが少々お高め。とりあえずカボチャとムスクを購入。これが合計で3.60ユーロ、残りは26.40ユーロ。
カボチャはヴルテにします。ヴルテはカボチャを鴨のガラと一緒にブイヨンで煮込んで作ります。
というわけで、こちらのお店で鴨のガラを購入。試しにセープ茸があるかどうか聞いてみると、なんとあるというではありませんか。しかもさっきのお店より安くてりっぱ。買っちゃいましょう。鴨ガラと合わせて8.20ユーロ。残りは18.20ユーロ。
次はメイン料理に使うマグレ(鴨の胸肉)を求めてお肉屋さんへ。マグレ2枚購入で12.38ユーロ。さすがに高額。残金は5.82ユーロ。
最後はデザート用のリンゴを1.30ユーロで購入。さらに発酵バターを2.00ユーロで購入。手元には2.52ユーロが残って予算内に収まりました。
では、フィリップさんのお宅で調理の開始・・・ちょっとその前に、デザート用にお庭のイチジクを拝借しましょう。
それでは材料の下準備から。
カボチャは皮をむき、セープ茸は汚れを拭き取り、石づきを取り除いたらスライスします。
マグレは皮の部分にナイフで切り目を入れます。脂の乗った胸肉。火が通り始めると切り目の間から溶けた脂がじわじわ出てくるそうです。
ああ、そういうことか。それでいつもこんな切り目がついてるんですね。
鉄鍋を火にかけたら鴨の脂を引きセープ茸を炒めます。これを焼いたマグレのスライスと一緒に盛り付けたらメイン料理の出来上がり。
前菜のヴルテはこんな具合に仕上がりました。真ん中に浮いているのはスライスしたセープ茸。
デザートは焼きリンゴにイチジクとクランブルをのせたもの。
せっかくですからお庭のテーブルでいただくことにしましょう。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、うちの息子が帰宅すると不機嫌そうに言った。『このカボチャ、ハロウィン用にしちゃあずいぶん小さいよ』息子よ、これはカボチャじゃないよグレープフルーツだよ。」
VDM(Vie de Merde)より
週末はニオールで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス西部の都市ニオール(Niort)を旅します。パリからは高速列車で約2時間。
観光地としてはあまり聞いたことがない都市ですが、どんなところなんでしょう?
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月9日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ニオールと言えば、この3つは保険会社。親戚を当たれば必ず数人はこれらの会社で働いているとか。保険会社の都みたいなところですね。
一方、こんな広い公園があることでも知られています(緑印)。ここは市民にとっては生活に欠かせない場所。
「ここで待ち合わせて、それから繁華街に飲みに行きます」と女性。
「だいたいのことがここから始まってますよ」とご夫婦。
ファーストキスもここからかな?
どうもここはかつて大きな駐車場があったようです。再開発で公園に生まれ変わったらしい。
ニオールに来たら必ず見ておきたい場所がこちら(ブロンズ色印)。2匹のドラゴンが通りを占領しています。今から30年ほど前に設置されました。
「16世紀か17世紀、2匹のドラゴンがこの街にやってきて夜ふかししている女や子供を食べたという逸話が残っているんです」
口から火を吹いて恐ろしい。しかしこのドラゴン、その後勇敢な騎士に退治されたとか。
次はかつてのある産業の跡地にやってきました(青印)。
「1930年頃、ここにはカモシカの革を扱う産業で1000人ほどの労働者が働いていました。フランスの革の手袋の4分の1を生産していたんです」
当時のオーナーはサッカーチームを創設するほどの財力があったようです。現在は多目的公園として市民の憩いの場やイベント会場などに利用されているそうです。
さて次は自然公園に行ってみましょう(黄緑印)。散策はボートで。しかも船頭のダヴィッドさんが飼育するヤギも一緒です。ゆく先々でも牛や馬や鳥などの動物に出会えます。
自然を満喫したところで今晩の宿へと向かいましょう(赤印)。こちらの建物、メグレ警視テレビシリーズのメグレ役で知られる俳優さんが生まれた家だとかで、こちらのお部屋はその俳優さんの名前が付けられています。一泊82ユーロ。
翌日はニオールへ戻りましょう。こちらのレストランで昼食をいただきます(オレンジ印)。ルバーブを使った料理がスペシャリテ。地元で穫れた川魚と一緒にいただきます。フルメニューで29ユーロ。
お腹が一杯になったらちょっと変わった場所に行ってみましょう。それはこちらの建物。幅が1.9メートルしかありません。こちらのマダムにお願いして中を見せてもらいましょう。確かに幅がこんなです。その代わり上は3階くらいまであります。購入した当初はベッドなどの家具がこんなふうに置かれていたそうです。フランスで最も狭い家の一つだとか。
ニオールは、この歌で有名なパスタの生みの親、ジャン・パンザニが住んでいたことでも知られています。パンザニはイタリアからの移民でした。
「彼は戦後ニオールに戻ってくると両親の家の屋根裏部屋で手作りのパスタを発明しました」
あのパスタがこんなところで生まれたとは知らなかったあ〜。
最後は、こんなところでゲームを楽しむことに。カナダからの輸入物。なんだかちょっと危険な感じ。最後はどうにか的に当たりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、彼が家を出ていった。私が『ドラゴンボールZなんて単なるアニメでしょ』って言ったからだ」
VDM(Vie de Merde)より
アルプスの山小屋 [トピックニュース]
今年の夏は暑くて長かった。
夏が始まったのは6月の下旬辺りだったような・・・そして終わりそうなのが10月17日辺り。4ヶ月近く続いた。しかも30℃超えは当たり前。
これでは身が持たない。高齢者の残りの人生は短くなる一方だ!
それはさておき、こんなところでお仕事してみるのはいかがでしょう?
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
職場というのはここです。
標高3,450メートルの岩山の頂きに出来た山小屋。その名も”鷲の山小屋(refuge de l’Aigle)。
2022年のシーズンに向けて新しい管理人を募集しているそうです。
山小屋の写真を通行人に見せてみると・・・。
「美しいですねえ。ええ、それだけですよ」と男性。
「いやですよ、そんなところに行くなんて遠慮しておきます。確かにきれいですよ。でも一人でなんて寂しすぎます」と女性。
「ここだとちょっと買い物するのが大変そうですね(笑)」
食料品や日用品の調達なら問題なし。ヘリで届けてもらいます。何しろ山小屋まで登るとすれば氷河を通りながら6時間はかかります。
管理人になるとここに5ヶ月間暮らすことになります。周りは氷と雪だけ。
山小屋の中には宿泊施設があり、30人ほど収容できるそうです。
「管理人はとにかくなんでも出来なくてはなりません。山小屋のメンテナンスのために職人さんが来てくれるのを待っているような場合じゃないですからね。自分でやります。大海原をヨットで一人で航海しているようなものです」とフランス・アルペンクラブの方。
こちらは別の山小屋の管理人。女性でした。
「寒くて外界と遮断された状況で暮らすというのはある種チャレンジですね」
冬寒いのはわかりますが、夏はどうなんでしょう?
夏とは言っても気温はマイナス6℃!結局、5ヶ月間ずっと冬ってことですね。4ヶ月間夏というのよりは大変そうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、昔の軍の要塞を見に2時間以上も山の中を歩いたあげく、パパが地図を逆さまに見ていたことに気がついた。僕たちは別の山のてっぺんにいた」
VDM(Vie de Merde)より
秋のバカンス [トピックニュース]
昼間は暑くなるから短パンに半袖Tシャツ。夕方から夜にかけては涼しくなるから長ズボンに長袖のTシャツ。
そんなことをしているから洋服を片付けてしまうことができない。
もう10月も真ん中まできたよ。早いとこ秋にきてもらわないと終わってしまう。
さて、コロナ感染者数が減少して、お出かけする人がしだいに増えてきました。フランスでは11月1日の諸聖人の日を挟んで2週間ほどのバカンスシーズンが始まります。この秋もまた旅行に出かける人がさらに増えそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらは大西洋を望む眺めのいいホテルの一室。
「海の見える部屋にどうしても泊まりたいとかでスケジュールを変更するお客様もいらっしゃいます」とホテルの支配人。
ここはバスク地方のホテル。例年より予約が15%から20%増加しているそうです。
一方、こちらの宿のお部屋は予約で埋まってしまいました。
「電話やネットでの予約がひっきりなしに入るので忙しいですよ」と嬉しい悲鳴。
国内で過ごす人がほとんどですが、海外に出かける人たちも数多くいます。欧州でフランス人に人気の都市は、1位がリスボンとポルトー、2位がロンドン、3位はローマとヴェネツィア、そしてスペインの都市も人気のようです。
「今の状況を見ると、バカンスにでかけて良いんじゃないかと思います。本当に出かけたいです」と女性。
それなら皆さん、どんなところに行きたいんでしょうか?
「そうですね、パリ島かしら」
「キューバです(笑)」
「飛行機がどんどん飛ぶようになってほしいですね」と男性。
欧州の他に人気急上昇の都市もあります。その中の一つがカナダ。自然に恵まれた土地柄が人気の秘密???
「これまではそれほどでもなかったのに、突然、毎日200人ほどの人たちがカナダの都市行のツアーを予約するようになりました」と関係者の方。
飛行機の便は2019年に比べるとまだまだ少ないですが、チケットは全体に値下げが続いています。予約するなら今のうちか・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、妻に重病にかかったと打ち明けた。彼女の唯一の答えは『ええっ、じゃあどうやってバカンスに行けばいいの?』」
VDM(Vie de Merde)より
空港を守る豚くんたち [オランダ]
新規感染者数が減ってなんとなく気分が軽くなる。だたこの急減は少々不気味。
ワクチンの効果で感染しない、もしくは感染しても無症状→PCR検査を受けられない→感染者は減る、ということなんじゃなかろうか?
となるとワクチンの効果が薄れてきたらまた感染者が増えるってことになり、やっぱり3回めを打ちましょうとなる。
経口薬が実用化されれば、感染したら飲んで寝てろってだけの話になって普通のインフルエンザと変わらなくなる。早くそんな状況になって欲しいものだ。
それはともかくとして、オランダでは空の安全を確保するために豚を飼育することにしたとか・・・。
下記のウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2021年10月13日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがその豚くんたち。あの欧州でも指折りの巨大空港スキポール空港の安全を守るために動員されました。
つまり、空を飛ぶ鳥たちを追い払い、飛行機が安全に離着陸できるようにするというのがその任務。
「ここに豚がいることを恐れて鳥たちが寄り付かなくなります。しかも、豚は畑に残された実や草を食べてしまいますから、鳥の餌がなくなり鳥がここに来る理由もなくなるというわけです」
まさか本気じゃないだろうねとちょっと笑いそうになりますが、ちゃんと科学的な根拠があってのことなんですね。それに環境に優しい解決法。
とは言っても、今回はまだ実験段階。
どこの国の空港でも、鳥が航空機と衝突する事故がおきており、大事故になりかねないことが懸念されています。
オランダでは鳥にレーザー光線を当てたり音を立てて鳥を追い払ったりといろいろな対策が取られてきました。
「鳥と航空機の衝突は度々起きていますが、それを止める手立てがありません。ひどい時は空港に引き返して機体の点検や修理をしなくてはならないケースもあります」と空港職員。
というわけで、今回は豚はどうか?となったらしい。
「ここに豚がいるようになってから鳥はほとんど来なくなりました」と飼育係。
空港の運営会社は、この試みが功を奏したら、さらに豚の数を増やすことにしているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、彼と一緒に一週間のバカンスに出かけることになっていた。私と私の荷物はしっかり空港に到着。来てないのは彼だけ。いや、今となっては元カレか・・・」
VDM(Vie de Merde)より
クルミの収穫2021 [フランスのグルメ]
昨日は突然のメンテナンスでログイン出来ず。皆様のところをお訪ねしても既読の印、つまりNice!ボタンを押すことができず。帰宅後アクセスしたら普通に戻っていた。
事前のお知らせって来てましたっけ?最近、ますます文字が見えにくくなり、お知らせが来たかどうかも定かじゃない。
しかし、普通、メンテナンスって夜中にしませんかね?
それはともかくとして、先日、ローストしたカシューナッツを食べながら、ふと英国産チェダーチーズを口の中に放り込んだ。
これが意外や意外、おいしい!ちょっとやみつきになる。
そんなわけで、本日はカシューナッツ、ではなくクルミのお話。AOC付きクルミの収穫が始まったそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
大きなクルミの木がブルブル震えています。幹にしがみついたトラクターみたいなものが振動させているからです。
こうして小刻みに振動させると、あっという間に一斉に実が落ちてきます。
「実が落ちてくる音を聞いていると、たくさん収穫できると分かって嬉しいですよ」
35ヘクタールもあるこの果樹園では、この時期になると一家総出でクルミの収穫を始めるそうです。
ノワ・ドゥ・グルノーブルというAOP付きのクルミは3種類ほどあるそうですが、その中の一つがこのクルミです。
「今年は雨が降ったんで育ちが良かったんです」
どうも雨はクルミの成長には欠かせない成分らしい。夏のはじめに雹が降りましたが、収穫量はすでに60トンにもなっているそうです。
まわりの実を剥がすと茶色になった核が見えてきました。この茶色が熟した印だとか。
こちらは一家の長老。昔はこうやって殻を割り、中の種子を取り出していたそうです。もちろん今は機械で行います。
取り出された種子はすぐに加工。クルミ油や塩味のスナックや甘いお菓子に生まれ変わります。
こちらはアニエスさんのお宅。クルミを細かく砕いてタルトを作ります。
クルミは身体にいい上に美味しい食べ物。焼き上がったタルトは家族で一緒にいただきます。
******* フランス人のつぶやき *******
「ニュートンはリンゴが落ちるのを見て引力を発見したけど、僕は椰子の実が落ちてきたせいで脳外科を知ることになった」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯153 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回はピッツァ職人のジョルジュさんが、ピッツァをベースにした料理でチャレンジしてくれます。もちろんフルメニュー。
では、スタート!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月9日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ジョルジュさんのお店がこのフードトラック。ここが定位置。評判も上々のようです。
では30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
まずはこちらのお店でチョリソーとヤギのチーズを購入。合計で7ユーロ、残りは23ユーロ。
次は八百屋さんでトマト、ナス、ズッキーニを購入。味も大事ですが、見た目も美しいのがいいとか。これが合計で10ユーロ。残りは13ユーロ。
次は市場の中にある魚屋さんでピサラ(pissala)を購入。ピサラはニース生まれの調味料。イワシもしくはアンチョビに塩・コショウ、オリーブ油、香辛料を加えて混ぜたもの。そしてエビも購入。合計で9.90ユーロで残りが3.10ユーロ。
最後に食料品店でモッツァレラチーズを3ユーロで購入。予算内に収まりました。ではキッチンで調理の開始!
まずはメインのピッツァ。
野菜をスライスして前もってオーブンで焼きます。
「ピッツァの焼き時間は2分30秒。野菜に火が通るのは12分ちょっとかかります」
生のまま生地に乗せると生焼けになるってことですね。
次は生地づくり。とは言っても前日から用意してあるのでそれを使います。生地の広げ方は、こうやって手の平を少しずつ早く回転させていきます。ああ、なるほどね。こうやればきれいな丸になります。生地を空中で回転させるのは単なる見世物ではないそうです。
「変なものがまざらないから空中で広げるのがいいんです」
生地が広がったらソースを塗って予め火を通しておいた野菜をのせ、チョリソーやエビをトッピング。これを焼いたら出来上がり。
ジョルジュさんによると、ピッツァはナポリで生まれ、フードトラックのピッツァはマルセイユ生まれだとか。
それはともかく、次は前菜のピッツァ。
生地の上にピサラを塗ったら玉ねぎを煮詰めたものをのせて包んでオーブンで焼きます。
デザートは、生地にヤギのチーズとイチジクのジャムをのせ、松の実をちらして包んだらオープンで焼きます。
これで前菜とメインとデザートのピッツァが出来上がりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、電子レンジが壊れて買い換えなくてはならない。壊れたレンジをよく調べたらグリル機能が付いていたことに気がついた。この3年、ピッツァがあまりにまずいのでいつも頭にきてたっけ・・・」
VDM(Vie de Merde)より
週末はビアリッツで(再訪) [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス・バスク地方のリゾート地ビアリッツ(Biarritz)を旅します。
2年前にはG7が開催された都市。パリからは高速列車で4時間20分ほど、飛行機なら1時間半足らず。
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
かつては漁港、現在は高級リゾート地のビアリッツ。
大西洋からやってくるこの波。まずはこのスポーツを楽しみましょう(青印)。
遠くピレネーの山々を望みながらのサーフィンです。フランスでサーフィンが始まったのはこの海岸でした。アメリカの映画監督がここで映画を撮影するのにカリフォルニアからサーファー呼んだとか。1957年のことです。
サーフィンのレッスンは1時間で45ユーロ。旅人さん、なかなかですね。最後は本物のサーファーかというくらい上達してました。
次は、名所を訪ねてみましょう(赤印)。海に突き出た岩山の上には白い聖母子像が立っています。1864年、ナポレオン三世が建立しました。
「彼はここに避難港を作ろうとしました。しかし工事が難航し聖母子像を設置したところで中止になってしまったんです」と関係者の方。
この岩山と本土の岩山は遊歩道でつながっていて散策を楽しむのに最適な場所になっているそうです。
次は、かつての漁港の姿をとどめている場所に行ってみましょう(緑印)。海岸に沿って立ち並ぶ建物は船主から漁師が借りて使っていました。中はこんな具合になっています。どうやら漁師たちはクジラ漁にでかけていたようです。漁と漁の合間には家の帰らずこの小さな住まいで一夜を明かしていたとか。
そろそろお昼の時間になりました。こちらのお店のスペシャリテをいただきましょう(オレンジ印)。それは魚の鉄板焼。ご飯とピペラード付き定食とイワシの鉄板焼き定食、それぞれ9.5ユーロ。美味しそうですねえ〜。
お腹がいっぱいになったところで、こちらの建造物を見学しましょう(水色印)。ここは1864年、ナポレオン三世の后ウジェニーの希望で建てられた礼拝堂です。小さな礼拝堂ですが装飾が見事ですね。3ユーロで見学ができるそうです。アンダルシア出身のウジェニーのために壁にはスペインのタイルや絵が描かれています。ちなみに二人はビアリッツに夏の別荘を所有していました。
さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。そこはキャンピング場の山小屋(黄緑印)。ここは農場が隣接していて300匹の羊が飼育されています。沈む夕日が美しい・・・。
翌朝は船に乗ってイルカを探しに出かけましょう。このあたりの海域には2000頭のイルカが生息しているとか。残念ながらこの日は出会えませんでした。いつもならこんな具合で伴走してくれるそうです。
最後は陸に上がってバスク地方独特のスポーツを楽しみましょう。それはシステラと呼ばれるこんな細長いカゴを使って楽しむスポーツ ”プロット”。ここはその道具を作っているアトリエ。
さっそくゲーム場で試してみましょう。カゴにボールを入れて思い切り壁に向かって打ちます。コツを覚えないとなかなか難しい・・・。ちょっとスカッシュに似てますね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、海にやってきた。隣人が荷物を波にさらわれたのを見て大笑いしていたら、次の波が自分たちめがけて襲ってきた」
VDM(Vie de Merde)より
川にレースのカーテン [リムザン地方]
日本でのコロナ新規感染者が急減しているから、世界はどうなっているのか気になりWHOのリポートをチェックしてみた。
直近24時間の新規感染者数は、アメリカが10万人あまり、フランスは5千人足らず、ドイツは11,000人余り。イギリスは相変わらず多くて39000人ほど。ロシアもいつもと同じで27000人余り。それほど減っているとも思えない。あのイスラエルだって未だに2400人ほど。この急激な減り方は日本だけ?
ちなみにこのリポートによると日本は1000人余り。ワクチン接種で高齢者への感染が抑えられたことが要因の一つか?
ウィルスが弱体化したわけじゃなさそうなので予防対策は緩められず。
さて、本日はアートのお話。アートと言ってもかつて地元でさかんだった手工芸と密接につながったアートです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月7日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはリムザン地方の都市チュール市(Tulle)。
市の中央を流れるのがコレーズ川。近づいてみると何やらネットのようなものが見えてきました。
なにかの保護のため?いえいえ、地元の人が見たらすぐに分かります。
「あれはね、レースなのよ。水面のすぐ上に出来ててすごくきれいでしょ?」と女性。
「先日パリでは凱旋門を布で包んだ作品が話題になりましたが、チュールの作品はこれですよ」と男性。
「勇気があると思いますよ。川の水の中に入って作業してますから」と別の男性。
こちらの女性がこの巨大レースの制作者デルフィーヌさん。
「流れがあって冷たいです。でも困難を極めるというほどではありません。ただ、訓練は必要です」
糸を操るようにロープを引っ掛けながらレースのように編んでいきます。
「ロープの長さはどれくらいなの?」と見物人。
「8キロほどあります」とデルフィーヌさん。
しばらくするとこの地方独特の幾何学模様が現れました。それぞれの模様には名前が付けられているようです。
こちらはレース保存会。20人くらいが針と糸を使ってルイ14世時代のレースを再現しています。
「小さいのでも一つ作るのに最低でも3〜4時間かかります。でも手作りは楽しいですよ」と会長さん。
完成したレースがこちら。色々種類も豊富ですね。しかもどれも美しい。この透明感が特徴だそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、思い切って穴の開いたジーパンを履いてでかけた。バスに乗って座っていると向かいのおばあちゃんがバッグから針と糸を取り出して言った『あらあら、繕いましょうねぇ〜』」
VDM(Vie de Merde)より
サンドイッチ [フランスのグルメ]
昨晩は、Yahooニュースの「日大汚職事件」の容疑者は”アベ友”だった、という記事を読もうとした途端、ガタガタガタと揺れ始めた。
それと同時にiPhoneから地震のアラート音が鳴り出し、あああっ、ついに東京のあれがきちゃったかと思ったら、幸いにもわりに早めにおさまった。わが家の地域は震度4。
あまりの突然のことに呆然だった。iPhoneも揺れてからアラート音を出すのでは役に立たない。やれやれ・・・。
それはさておき、本日はフランスのサンドイッチのお話。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月7日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
パン屋さんのショーウィンドウに並ぶサンドイッチの数々。どれにするか選ぶのが悩ましい。
一番安上がりで人気なのがハムとバターとサラダのサンドイッチ。このお店では3ユーロ(約380円)で販売されています。
ここではお昼になると一日200個のサンドイッチが売れるそうです。
この器具、便利ですね。簡単に具を挟むことができます。
そしてお昼のサンドイッチにはいろいろ利点があるようです。
「簡単でさっと食べることができるからサンドイッチにするんです」
「今日はちょっと急いでいるんでこれにしました」
どうやら商品棚には具だけを並べて、注文を取ってからさっきの器具を使ってバゲッドに挟むようです。これならパンが具で湿ったりしないから美味しく食べられそうです。具は20種類ほどあるとか。
「シンプルなのは、ハムとバターやハムとチーズ、またその全部を挟んだものもあります。そしてうちのスペシャルは、ニンニクのクリスピーをトッピングしたり、チキンとチョリソーを組み合わせたものなどがあります」とお店の方。
サンドイッチの売れ行きは全国的に良いそうです。コロナ禍で買う人が4%ほど増えたとか。
「うちは売上の40%がサンドイッチです」とパン屋さん。
さらに、このバゲットがフランス伝統の最優秀バゲットに選ばれたこともあって売上は右肩上がり。
「水曜日に賞をもらったと聞いてちょっと味見してみたくなりました」と男性客。
サンドイッチもパンが美味しくなければ意味がありません。このヴァランタンさんが賞を獲得したパン職人。
「とても誇らしいですよ。もう何年も腕を磨いてきましたからね」
このコンクール、大統領夫人も参加するほどの大々的なものだったようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今朝、すっきり目覚めてやる気になったので、2キロ先のパン屋まで自転車で行くことにした。しかし、100メートル走ったところで息絶えた・・・」
VDM(Vie de Merde)より