議会選挙投票率低迷 [トピックニュース]
先週の日曜日、フランスでは国民議会選挙の一回目の投票が行われた。
最近は、各党が選挙を前に共闘して一つの集団を作り、その集団に名前をつけているから、どの党がどうなっているのかわからなくなる。
ざっと見たところ、今回はマクロンとメランションの対決の構図になっているような・・・。
しかし、結局はマクロンの集団が議席の過半数を確保するというのが大方の見方のようだ。
それはともかく、今回の選挙、有権者の52.3%が投票所にいかなかったとか。
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こちらはフランス北部の町コミンヌ。一回目の投票の翌日の市場は、いつもと変わらず選挙の熱気は感じられません。
お店の方が気にしているのは政治よりも購買力。
「大統領選の時はマリーヌ・ルペンに当選させないためにマクロンに投票しました。でも議会選挙は行かなかったですね」
コミンヌでは棄権した人が61%にも達しました。
「私達のために何をしてくれるかというのが一番の関心事なんです」と女性。
つまり、国の政治というより地方の政治ってことのようです。
「国民議会の議員なんてなんの役にもたちませんよ」
「議員の政治では何も前に進まないですよ」
確かに、そう言われるとそんな気もしてきます。参議院選のことが頭をよぎる。
「棄権する理由はよくわかりませんが、今回の選挙はなんのために行われるのかよくわからないからじゃないですか?」と女性。
「たぶん2回目の投票の方が投票率はあがるんじゃないですかね」と男性。
第2回目の投票日は一週間後の19日の予定です。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、生徒会の選挙があった。立候補もしてないやつが僕より票が多かった」
VDM(Vie de Merde)より