オーストリアのチロル [その他の国]
日曜日恒例の週末旅は放送がなかったのでお休みです。
毎日暑い日が続いているので、本日は本当に涼しいところに行ってみましょう。
下記ウィンドウの▷をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年7月20日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
南国の海を思わせる風景。
しかし、ここは海のないオーストリアのチロル州。四方を山に囲まれた湖はエメラルドのような色をしています。
「山と湖があってとても美しいところです」と女性たち。
チロル地方は毎年900万人が訪れる人気の観光地。
「風景が美しくてとても気に入っています。それに水がきれいだし暑いし泳ぎたくなります」
欧州の環境省によれば、オーストラリアの湖の98%が水泳に適した良質の水だそうです。
こちらの方と一緒に水中に潜ってみましょう。水深は最大133メートル。底まで行くと水温は5℃まで下がるそうです。
確かに、透明できれいな水ですね。20メートルほど先まで見えるそうです。
湖の水はチロルの山から流れてきます。山々の続く雄大なこの眺め。
氷河がから流れ出てきた水は、この川を通って約100箇所にも及ぶチロルの湖に運ばれていきます。川の水を飲む山岳ガイド。
「飲んでも全く問題ないですよ」
澄んだおいしい水と言えば、ビール!
「ここの水は柔らかいのでビール造りに適してます」と醸造所の方。
ここから10メートルほどのところにある醸造所のタンクに直接この水が運ばれます。
毎回360リットルの水が注入されるそうです。そこに麦芽が加えられ発酵等々の工程を経てビールが出来上がります。
「山からの豊富な水のおかげでビールを作ることができます」
さて、また山に戻りましょう。チロルに点在する湖はそれぞれ独自の色をしています。
ここは標高2,300メートルのところにある湖。先程の湖とは違って少し濁っています。というのも藻が繁殖しているからだそうです。
こちらはフランスのアルザス地方からやってきたご家族。やはり猛暑をさけるためにここを夏休みの場所にしたとか。
この湖、真ん中に小さな島があり、かつては地元の人たちが泳いでここまで来るのが習慣になっていました。今は、観光客が筏のようなこ乗り物で向かうそうです。料金は一人13.50ユーロ。
「泳ごうかと思ったんですが、水が冷たそうなのでやめました」とマダム。
水温は7℃くらいだそうです。何しろ氷河が水になってますから冷たいです。
「とてもきれいでロマンチックな気分に浸れます」と女性。
チロルは夏より冬の方が観光客が多いそうです。静けさと自然をのんびり楽しみたい時は夏に来るのがよさそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、オーストリアのスキー場にやってきた。去年の夏にバーゲンで買ったスキー靴を早速履いて滑ろうとしたら、なんと靴がどっちも左足用だった」
VDM(Vie de Merde)より
さむ〜い夏 その2 [イタリア]
2年前、新型コロナの感染が始まって間もない頃、「ワクチンなんか打つからウイルスが変異して感染が収まらないんだ!」と言ってたジム友が、昨日は4回目のワクチン接種を受けたという。
「あれえ〜、反ワクチン派だったじゃないの?」とからかい半分に言うと、真面目な顔で「違う、違う」と言う。4回目の接種を済ませたのなら、その前の接種は私より早く受けたことになる。
それはともかくとして、本日は寒い夏の2回目。
このシリーズ、実際に寒いかどうかは別にして、足元が寒くなるような体験をして夏を涼しくすごそうというものらしい。今回は何が登場するのやら・・・。
下記ウィンドウの▷をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年7月28日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
今回もまた山にやってきました。何やらロープに吊るされ飛ぶように下っていく人の姿。
登場したのはジップラインです。地上400メートルという高所で、2つの山を結んでいます。
ここはイタリア南部にある山間の小さな村カステルメッツァーノ(Castelmezzano)。
今回はリポーターさん自らが体験してくれます。地上400メートルとなると重装備ですね。
どこかで見たことのあるこの姿勢と思ったら、ハンググライダーと同じです。
こちらはロープで固定されているから安定感はあるものの、こんなところから飛び出すとなると平常心ではいられません。
1.5キロをわずか70秒で下ります。時速は120キロ。
こちらでは次に体験する女性二人が準備中。料金は一人40ユーロ。
ジップラインは16才以上という年齢制限があります。体重も40キロから120キロの間でなくではなりません。でも大抵の大人なら問題ないですね。
女性二人がスタートのポジションに入りました。
「爽快な気分が味わえると思うとわくわくしますが、正直、少し怖いです」
出発!
スピードが120キロも出るとなると、到着地点ではすぐには止まれません。そのため自動ブレーキがはたらくようになっています。
毎週末にはこのアトラクションを体験しようと数百人がやってくるそうです。
「特別で素晴らしい体験をさせてもらいました。頭がくらくらするような高さから猛スピードで降りてくるんですからね。でもパラシュートに比べるとずっと安定してますから、その分道中を楽しむことができました」と男性。
カップルもいれば親子もいます。一人より二人のほうが少し安心ですね。
ちょっと離れたところから見えるカステルメッツァーノ。”イタリアで最も美しい村”の称号を獲得しているだけあって風光明媚。とは言え、イタリアでも観光客の少ない地域だとか。
それが増加に転じました。村にとってジップラインは経済の活性化の起爆剤になっています。
強風の日を除き10月初めまで利用することができるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、僕はよっぽどか孤独だったとみえて、スピード違反でおまわりさんに止められると嬉しくなってしまった」
VDM(Vie de Merde)より
ピラの砂丘再開 [アキテーヌ地方]
蛍光灯の電気スタンドの代わりに、パソコンのモニター上部に引っ掛けるタイプのデスクライトを手に入れた。
電源はパソコンから取るためコンセントは不要。さらにサイズが今までの半分。LEDゆえに発熱もしない。机も空気もスッキリした。
テレワークのためにデジタル化を進めたおかげで、いつも案件ごとに束になっていた書類はすでに姿を消した。
一日の仕事を終えてなんとなく遠目に自分の机を見て、本当に私は仕事をしたんだろうかと疑問になるくらい跡が残っていない。すべてはパソコンの中やサーバーの中にしまってある。
結構なサイズの電気スタンドも取り除いたため、さらにシンプルになった。あの断捨離をした台所みたいになっている。
それはさておき、大規模な山火事のため入場が禁止になっていたピラの砂丘が見学者の受け入れを再開したそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年7月27日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
人が歩いているのを見ると、広大な砂丘だということがよくわかります。
山火事が起きてからずっと閉鎖になっていましたが、この日、やっと入場できるようになりました。
階段を使って106メートル上がると素晴らしい眺めが待っていました。欧州でも一番高いところにある砂丘からは青い海が見えます。
「ここで休暇をすごすことにしたのは、この砂丘を見るためなんです。想像以上の眺めて感動してます」
「いつでも誰もが来られるように安全でなくてはならないですよ。ずっと来られなかったので残念でならなかったです」
陸側を見ると、焼けたところとそうでないところで色が違っています。まだ煙が上がっている場所もあります。一応鎮火はしましたが、再燃のリスクはあります。
さらに駐車場が火災にあったため、砂丘に行くにはこのバスに乗るしかありません。
「午前中にバスがあるって聞いたんで乗ったんです」と、早朝にやってきて一番バスに乗ったご夫婦。
バスを降りると歩いて砂丘に向かいます。最初に目にしたのは焼け跡。
「砂丘を見に来たんですが、その前にこんな森を見なきゃならないなんて心が痛みます」と観光客。
燃えた木々は崩れやすくなっているため自由に歩き回ることは禁止されています。違反すると38ユーロの罰金が課せられます。
毎年200万人の観光客がやってくるピラの砂丘は、地元のシンボルであり大切な場所です。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、2才と3歳半になる私の子どもたちに新しい言葉を教えた。”猛暑”、”火事”、それに”パンデミック”、”ウイルス”も」
VDM(Vie de Merde)より
パニス [フランスの郷土料理]
最近、自宅の仕事机に座るのに嫌気がさしてきた。
毎日、するりと「仕事コーナー」という型の中に体を滑り込ませ、そのまま一日中パソコンと格闘する。
実際は途中で家の中を時折ウロウロするのだが(ちょっと外出するときもある)、どうも磁石に惹きつけられるようにまた型の中にかちりとはまり込み、パブロフの犬みたいに仕事に励む。
定年70才というのはありがたいような、ありがたくないような・・・。
それはともかくとして、本日も食べ物のお話です。
前回はニース名物のパン・バーニャでしたが、今回はマルセイユ生まれのパニス(panisse)。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年7月26日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
太陽と船。ここはマルセイユのとある小さな港。
そろそろ夕刻の時間ですが、そんなときに登場するのがこれ、パニスです。
お客さんの数が増えてきました。このお店、1978年オープンのパニス専門店です。
「マルセイユではここのが一番美味しいのよ」とお客。
ここのは丸い形をしています。筒型に成形した生地を専用器具でスライスしたら油に放り込みます。美味しいパニスは、新鮮な油と良質の粉から生まれます。
「最初は叔父が店を開きました。その後を私が引き継いで40年以上続いてるんですよ」
美味しいと評判のパニスの作り方はそう簡単には教えてもらえません。
そのかわり、こちらのレストランなら作っているところを見せてくれるそうです。
水に粉と塩を加えて混ぜ合わせます。粉は、ひよこ豆の粉。
ちょどいいくらいの生地になるまで粉を加えては混ぜ合わせます。生地ができたら冷蔵庫で休ませた後、スライスして油であげます。
カリッと揚がったパニスは食前酒のお供や前菜として出されます。
19世紀からマルセイユに伝わるこの食べ物、わりに知らない人が多いそうです。
「これって、ポレンタじゃないかしら?違う?」
「ひよこ豆の粉?そうなの。知らなかったわ」
こちらはレスタックの港。こんなところでも食べられていました。
そう言えば、冒頭に登場した女性客の皆さんが、パニスのことをレスタックと呼んでましたね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、フィットネスバイクを買いにでかけたのに、なぜかフライドポテトを買って帰ってきてしまった」
VDM(Vie de Merde)より
巨大パン・バーニャ [フランスのグルメ]
在宅勤務も早いもので3年目に突入。
そもそも職場の他に自宅で副業をしていたこともあって、在宅勤務に不自由はない。
ただ、デスク用の明かりに古い蛍光灯(しかも100均の蛍光灯)を使っているからか、長時間つけっぱなしにしていると高熱を発する
この際、処分して小型で性能脳良いLEDデスクライトに変えようかとアマゾンを物色中。
さて本日は、南仏名物のサンドイッチのお話です。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年7月24日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
おじさまがバジルをのっけていたのがこちらのサンドイッチ。
具はトマト、ピーマン、ツナ、ゆで玉子、オリーブ等々。これを丸いパンで挟むとパン・バーニャの出来上がりです。
しかし、今回のパン・バーニャはちょっと様子が変。
使う具の量は、トマト15キロ、ピーマン6キロ、ツナ5キロ。
大量の具が大きな丸の上に広げられたように見えます。
ん?なんだあのカットされたような丸い茶色の物体は・・・と思っていると、何やらメジャーで測り始めました。
直径はなんと1.29メートル。
「これなら間違いなく世界一大きなパン・バーニャになってギネスに登録されるはずです」と女性。
そういうことか。チャレンジだったわけですね。
いよいよ先程の茶色の物体、つまりパンですな。これをうまくのせられたら成功です。
ヘタするとバラバラになりそうでしたが、どうにかこうにまうまくいきました。
前回はニースで記録した直径1.04メールが最大ということですから、20センチ以上も更新したことになります。
最後は切り分けて皆でいただきます。なにか電動のこぎりみたいなもので切ってたような・・・。
切り分けると四角になってしまいますが、ちゃんとしたパンに具が挟まっています。
「う〜ん、美味しいわ。申し分なし!」
切り分ける前の完成品はきちんと写真に収められていました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、同僚と一緒にカフェのテラス席に座っていると、給仕係が注文を取りにきた。ツナと野菜のパン・バーニャを2つというと、彼はくるりと向きを変えると厨房に向かって叫んだ。『テラスにマグロが2つ!』」
VDM(Vie de Merde)より
色々あった一週間 [トピックニュース]
節約晩ご飯はまたもや放送がなかったのでお休みです。
さて、ツール・ド・フランスが無事終了したかと思ったら、なんと同じ日にツール・ファム(Tour Femmes)(女子版ツール・ド・フランス)がスタートしました。
期間は24日から31日までの8日間。ルートは下記。
歴史的第一歩の初日は、エッフェル塔の下から出発し、同じコースを12周した後、シャンゼリゼ通りをコンコルド広場に向かって走ります。
その距離81.6キロ。マイヨジョーヌもちゃんと用意されているそうです。
最終日のゴールはヴォージュ県にあるスキー場。
選手は総勢144人。女子版も軌道にのって毎年開催されるようになるといいですね。
それはさておき、本日は写真で先週の出来事を振り返ってみましょう。
下記ウィンドウの▷をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年7月23日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
先週は欧州各国を猛暑が襲いました。
英国も例外ではありません。最高気温は40℃にも達し記録的な暑さとなる中、涼を求めてロンドンの噴水に頭を浸す女性二人の姿。まさに頭寒足熱。
一方、こちらは暗い夜を明るくしてくれる松明かと思いきや、ジロンドの山火事で焼けた樹木の残骸。
山火事は2万ヘクタールを焼き尽くしました。
さらに、こちらは近くのキャンプ場のプールに未使用のガスボンベを退避させている消防隊の皆さんです。
ちょうどその頃、アメリカのオレゴンで開催されていたのが陸上の世界選手権。
女子3000メートル障害でフランスの選手が転倒した場面。まるでプールに飛び込んだかのよう。
次はバングラディッシュ。睡蓮の収穫の様子です。美しい!収穫された睡蓮は市場で売られるそうです。
最後は、ドイツの動物園のミーアキャット。ジャックランタンみたいな顔のスイカと遊んでます。ドイツも暑かったんでしょうね。
******* フランス人のつぶやき *******
「数週間前から、同居人が私を怒らせるようなことばかりする。私って、頭に来ると掃除をする癖があるのよねえ」
VDM(Vie de Merde)より
自転車レースと観光名所 [トピックニュース]
日曜日恒例の週末旅は放送がなかったのでお休みです。
さて、今日でフィナーレを迎える自転車ロードレースのツール・ド・フランス。今年は初日の3日間をデンマークで走り、その後はフランス国内に入ると国を半周して(地図は→こちら)パリに飛び最終ステージが行われます。
テレビ中継では、地域の観光の名所も次々に紹介されるため、旅の楽しさも味わうことができます。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年7月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
雄大な自然の中を走る自転車の列。
一ヶ月近く続くレースで選手たちは、山や海、そして都会から田舎まで、合計3,500キロを走破します。
テレビ中継ではレースの実況だけでなく、その地域の観光の名所も登場します。
7月19日のレースでは、フォワ城が紹介されました。中継のヘリコプターが飛んでいます。
「ここにはフォワ伯の歴史が刻まれています。それを皆さんと共有できるなんて素晴らしいことです」とお城の関係者。
毎年8万人の観光客が訪れるという観光スポットですが、その中には外国からの観光客も数多く含まれるそうです。
こちらはノルウェーからやってきた方々。ツール・ド・フランスと観光の両方を楽しんでらっしゃるようです。
「このレースはノルウェーでもよく知られています。テレビではレースの他に、フランスの歴史やお城、それに料理についても解説してくれるので楽しめるんですよ」
テレビ中継は190カ国で放映されています。
カルカソンヌの城塞都市、モンブラン、北部の炭鉱跡、各地のお城や教会などを2台のヘリで撮影し、世界中に配信しています。
こちらはその中継車。
「前もって地元の下調べをしておいて、どこを撮影するか事前に決めておくんです」とディレクター。
こちらは終盤のレースが行われたピレネー地方。
******* フランス人のつぶやき *******
「うちの息子、今朝はやけにやる気満々で、近くのパン屋まで自転車ででかけた。しかし、100メートルほど走ったところでゼイゼイ言いながら戻ってきた」
VDM(Vie de Merde)より
さむ〜い夏 その1 [ローヌ=アルプ地方]
梅雨の戻りのような天気が終わって、そろそろ伝統的な夏がやってくるらしい。
とは言っても温暖化で気温は高め。
で、本日は涼しい場所に行ってみましょう。
下記ウィンドウの▷をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年7月21日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
何やら巨大な滑り台から飛び出し湖に飛び込む人たち。
滑り台というよりスキーのジャンプ台と言ったほうが良いかもしれません。
高所恐怖症の方々にとっては足元が寒くなってしまいそうな光景です。しかも、湖の水温は10℃。高所恐怖症じゃなくても暑い夏を忘れてしまうこと請け合い。
ここはフランス・アルプスにある町ティニュ(Tignes)。
ジャンプ台の上では入念な準備が行われています。ウェットスーツとヘルメットは必ず着用すること。
「最初は仰向けで滑り、最後は身を起こして前に飛び込むんだよ」とインストラクター。
そう簡単じゃなさそうな気がするけど、お子さんが多いですね。ということは子供でもオッケーってことですね。
滑り台は大中小の3種類。もちろん高くなるに連れ難度が上がります。
スリルを味わいたいなら、こちらの地上12メートルの滑り台はいかがでしょう?
勇気を出して、1,2,3!すごい叫び声。
下の方にいくと極端なカーブになっていて足から飛び出して逆さになってしまいそうな感じで怖いですねえ。
入水時の姿は人それぞれ。叫び声を上げながら飛び込んでいきます。
挑戦できるのは10才になってから。体調に問題があるようなら飛べません。そして当然ながら泳げない人もアウト。
「すごく楽しいし、冷たい水が気持ちいいです」と男の子。
「皆、平らだから大丈夫だっていうけど、僕はやっぱり怖いです」と別の男の子。
こちらはモーグルのフランス代表の元メンバーのテオさん。夏はトランポリンでトレーニングしているとか。
レベル1の一番高いジャンプ台に上がっていくと・・・真っ逆さまに滑り降りていきました。スローの映像でよく見ると、さすがに美しい!
あの高さからだと上手に入水しないと水面にぶつかって怪我をしかねません。しかも冷たい水です。
主にウィンタースポーツで賑わうティニュですが、25万ユーロをかけて2年ほど前にこの滑り台をオープンさせた結果、年間で夏の観光客が20%ほど増加したそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、しばらく使っていなかったバイク用ヘルメットの手入れをした。中のホコリをきれいに落として、外側をクリーナーで磨いて終了。かぶって出かけようとしたら・・・バイクはどこだ???」
VDM(Vie de Merde)より
山火事で砂丘が拡大? [アキテーヌ地方]
コロナ感染者急増で、またかよ〜、とどことなく気分が下降気味。
WHOのリポートを見ると、日本の感染者数も、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン等々と変わらない数になってきた。
しかし、フランスではニュースにもならない。2週間くらい前までは、感染者がまた増えたからマスクはしたほうがいいのではないか、などと少しニュースになっていたが、今は大方がジロンド県の山火事についてだ。
海岸沿いにある欧州で最大の砂丘にも影響が出るのではと危惧されています。
下記ウィンドウの▷をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年7月20日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
大西洋の海岸沿いに広がるピラの砂丘(Dune du Pilat)。毎年200万人が訪れるという観光の名所でもあります。
この砂丘が、7月12日から続いている山火事で危険な状態になっていると言います。
砂丘の麓に広がる緑の100ヘクタールほどが燃えてしまいました。燃え盛る炎が容赦なく木々を焼き尽くして行きます。
この樹木、砂丘と平地を分ける城壁のような役割を果たしていました。それがなくなるということは砂丘が平地になだれ込むことを意味しています。
一方で、砂丘が陸地側に移動する現象は何年も前から観測されていました。
長年の海からの風で砂が内陸の森に移動しているのです。その移動距離は年間1〜5メートル。
50年代の砂丘と現在を比較するとその違いがわかります。当時より100メートルほど森にむかって拡大している場所もあるとか。
今回の火事でさらなる拡大が危惧されます。すぐ近くには集落もあり、今にも飲み込まれてしまいそうに見えます。
被害を受けた森が元の姿を取り戻すのに40年はかかると言われています。その前に何か対策はないのでしょうか?
「砂の移動を防ぐ植物を植えるか、木製の防砂壁をつくることです」と専門家。
4000年も前に生まれたこの砂丘。どうにかなる前に山火事が鎮火してくれることを切に願います。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、世界で一番高価な砂粒を発見した。それは、獣医がうちのワン公の耳から取り出した砂粒。93ユーロもしたのだ」
VDM(Vie de Merde)より
木陰は本当に涼しいか? [トピックニュース]
フランスのニュースで数日前からトップで報道されているのがジロンド県の山火事。
消防隊の懸命な努力にも関わらずなかなか鎮火しない。近隣の町や村の住人や観光客が避難させられる事態になっている。
発生からかれこれ一週間ほどになるような・・・。日本は雨でフランスは猛暑と乾燥。もう少し落ち着いた気候になってほしいものです。
さて本日は、フランスのTV局TF1のリポーターさんが、樹木が本当に暑さを和らげてくれるかどうかを調査してくれます。
下記写真をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年7月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはノルマンディー地方の町エヴルー(Evreux)。温度計を手に調査してみることにしましょう。
ちょうど午後になったばかりの時間です。日当たりの良いこの通りの気温は、なんと40℃!
例年なら夏でも最高気温が30℃に満たないところですが、やはりここにも熱い大気がやってきているようです。
次は少し歩いて大きな木が並んでいる通りにやってきました。気温を見てみると、36℃。先程の場所より4℃下がりました。やはり緑は暑さを和らげてくれるようです。
「犬を散歩させなくてはならないんですが、木陰のある場所を見つけてそこを歩いてますよ」と女性。
広場を歩く人達は全員が早足。これでは日差しの避けようがないですねえ。ササッと歩くに限ります。
では木々が気温を下げてくれる仕組みをおさらいしておきましょう。
まずは太陽の日差しを遮ってくれるということ。それが、アスファルト道路に熱が伝わるのを防いでくれます。
そして木々が水分を循環させていることもその要因です。根から吸い上げられた水分を葉が放出しているのです。
それは一日で450リットルにもなります。その量はエアコン5台分。ほほ〜、そこまでとは知らなかった。
そんなわけで、エヴルーでは、8月末までに教会の周りに3000本の植物が植えられることになっているそうです。
「樹木を10%増やせば、気温を2℃下げることができるという研究結果があります。したがって都市部では緑を増やすことが不可欠なんです」と専門家。
これだけ温暖化が進むと気温を下げるための対策がどうしても必要になりますね。
******* フランス人のつぶやき *******
「あまりに暑いので扇風機をつけて寝たのに、いつのまにかスイッチのボタンがオフになっていた。うちのニャンは賢いわ」
VDM(Vie de Merde)より