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9ヶ月前と今 [トピックニュース]

 朝食用のグラノラの蓄えが乏しくなってきたため、先日、スーパーで買ってきた。

 一袋600グラム入で500円を切る値段だったのが、550グラムに減っていた。価格は同じ。

 いつ来るかと気になっていたが、こういう形で値上げがやってきた。

 世界中がインフレに見舞われ様々なものが値上がりしているようだ。

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下記写真をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年7月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 玉子、肉、フルーツなど、去年の10月、物価がどれだけ上がったかを知るためにスーパーで買い物をしてみました。その結果、この頃からインフレが進んでいることを自覚したのでした。

 今も値上がりが続いているのだろうか?もしそうなら値上がりしている商品はどんなものなのか?

 あれから9ヶ月後の今日、同じ大型スーパーで、9ヶ月前に買ったものと同じものを買ってみることにしました。

 まずはハンバーグ用の牛ひき肉。前は、キロ当たり6.85ユーロだったのが9.55ユーロに値上がり。

 鶏の胸肉は、前が9.90ユーロだったのが、今では12.71ユーロ。2.81ユーロの値上がりです。

 なんかちょっとこの値上がりがかなりのもんですねえ〜。驚き。

 「バターも油も、沢山のものが値上がりしてます」と消費者。

 確かに、同じメーカーの同じバターを買ってみると、0.21ユーロ高くなってました。

 気候変動とウクライナ侵攻の影響は日々の買い物に影響を与えているようです。

 最も影響を受けているのが穀物をベースにした商品で、特にパスタです。一袋0.75ユーロだったのが、今では0.97ユーロになっています。30%の値上がり。

 しかし、希望が持てるものもあります。それはジャガイモ。9ヶ月前と同じでした。さらに少し値下がりしているものもありました。

 春先の霜もなく気候に恵まれていたため収穫を維持できた野菜や果物がかなりあるとか。十分な在庫も確保されているため値上がりを免れました。

 そして衛生用品も9ヶ月前と同じ価格を保っているようです。

 とは言うものの、レジでお会計を済ませてみると、以前より12ユーロも多く支払う結果となりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、スーパーのセルフレジで、紙の節約と地球環境のために、レシートが必要か不要か教えろといってきたので不要と言ったら、次回の割引券が50センチの紙で出てきた[がく~(落胆した顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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落書き消去人 [トピックニュース]

 節約晩ご飯は放送がなかったのでお休みです。

 さて、7月1日に始まったツール・ド・フランスは3分の2を終えて、今週の日曜日にフィナーレを迎えます。

 そんな自転車ロードレースに、こんな裏方さんがいたことを初めて知りました。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年7月15日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 レースの道路の落書き。これを消すのがこの方々のお仕事です。

 消すと言っても、少し手を加えて形をわからなくするのです。

 例えばこの落書きは男性の体の一部。これに手を加えて別のものに変身させます。

 「いい出来とは言えませんが、動物に描きかえることで、皆さんに喜んで貰えればいいなと思います」と作業員の方。

 「あんな落書きがテレビに写ったら印象悪いですもんね」と観客の女性。

 作業員の方々はいくつかモデルになる絵を準備し、レースの数時間前にコースを走って、不適切な落書きを見つけたら別の絵に仕立て上げます。走る距離は3,350キロにもなるそうです。

 「人種差別的なもの、卑猥なもの、政治的なものなど色々あります」ともう一人の作業員。

 この仕事、最近ちょっと注目を浴びてしまったため、困ったことも起きています。

 それは、わざと卑猥な落書きをして、本当に作業員がやってきて消すかどうかを確認しようとする若者が増えたこと。不届き者ですね!

 道路に建てられた看板にもいたずらをする人がいるようです。こうして一つ一つ剥ぎ取ってい行きます。

 きれいになった道路を選手たちが走り抜けていきます。

 「かなり下品なものもありますが、こういうイベントですから仕方がないですね。落書きをする人もいれば私達にように消す人もいて、それがこのイベントってことなんでしょう」

 最後に付け加えると、今年は、下品なものが少なくなったとか。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、バカンスの最終日。娘がうっかりカメラの全データを消去してしまった[がく~(落胆した顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はヴァランスで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は、プロヴァンス地方の玄関口ヴァランス(Valence)を旅します。パリからは高速列車で2時間12分。

 では出発!

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年7月9日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 まだ高速道路もTGVもなかった時代、夏休みを過ごすためにパリから南仏に移動する人たちは、荷物を車に詰め込み、数日かけて国道7号線を南へと下っていきました。

 ローヌ川に沿って続くその7号線を走っているとヴァランスの街が見えてきます。

 「ほら、セミの声が聞こえるでしょ?」

 「ヴァランスは風があるからいつも晴天なんです」

 「北へ向かえばリヨン、南へ行けばマルセイユ。山と海の両方があるんですよ」

 広場には思春期から青年期をこの地で過ごしたナポレオンのブロンズ像があります(青印)。

 そして、そのナポレオン率いるフランス軍が教皇領を占領したため、ローマを追われた教皇ピウス6世が没したのがこのヴァランスでした。

 その教皇に因んだお菓子があるというのでぜひとも頂いておきましょう(オレンジ印)。

 教皇をかたどったそのお菓子はスイスと呼ばれています。教皇がスイス人の衛兵に守られていたからです。1799年にこのお店で生まれたお菓子は今ではヴァランスのどのお店でも売られているそうです。

 「朝食やおやつの時間に、足だけとか腕だけとか食べられてますよ」

 確かに、これだけ大きいと誰かと分け合いながら食べることになりますね。今回は帽子の部分をいただきました。

 さて、街には歴史的建造物があちこちにあります。これは大聖堂の鐘楼(赤印)。こちらはルネッサンス様式のファサードが見事な16世紀の建物(焦げ茶印)。

 その市街地から少し離れたところには運河が流れる涼しげな場所があります。運河は17キロに渡って流れ、100軒ほどの家の小さな庭を潤しているそうです。鳥の声も聞こえてきます。カモやカエルや魚もいるそうです。散歩には最適の場所ですね。

 次は丘の上にある城跡に行ってみましょう(水色印)。

 かろうじて形を留める城塞は12世紀に作られたもの。吹きさらしの窓からはヴァランスの街全体が見渡せます。廃墟同然とは言え迫力があります。当時はりっぱな城塞だったことがわかります。そしてこんなパフォーマンスを披露してくれる方もいます。

 さて次は、フルーツを食べに行きましょう!(緑印)とは言ってもここは果樹園。やり方を教えてもらったら自分で収穫します。ほぼ2キロほどを収穫して2.78ユーロ。小売店で買うより3割ほど安上がり。そのまま果樹園の敷地にある施設で宿泊することができます。一泊100ユーロ。

 翌日はまた市街地に戻りましょう。ヴァランスにはアルメニア通りという名前があるくらい、アルメニアに関するお店や博物館があります(紫印)。

 そして、ここはアルメニア料理が味わえるレストラン(黄緑印)。このお店にはシンガーソングライターのシャルル・アズナブールがよく通っていたそうです。

 そう言えばこの方、アルメニア人でした。日本でこの人を知っているのはもう高齢者ばかりになってしまいましたが、映画『ノッティングヒルの恋人』の主題歌『she』を作曲した人といえば少しは身近に感じられるかもしれません。お店の壁には肖像画が飾られています。

 数々のアルメニア料理。美味しそうですね。

 最後は、都市部を離れて自然を満喫しましょう。山間を流れる川をカヌーで下ります。これなら猛暑の夏も涼しくすごせそうです。

******* フランス人のつぶやき *******

「今日、10才になる息子の姿が見当たらない。ひどく焦って探し回ったが見つからない。警察に電話しようとして気がついた。息子は今朝、修学旅行にでかけたのだった[ひらめき]

VDM(Vie de Merde)より


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ガラスの天井 [パリ]

 1840年開業のパリ13区にあるオステルリッツ駅。2018年から駅舎の大規模な修復工事が行われています。

 そして現在、155年前に作られたというガラスの天井の入れ替え作業がおこなわれているそうです。

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下記ウィンドウの▷をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年7月14日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 バカンスに出かける人たちでしょうか?駅舎へと向かっていきます。

 そこは金属パイプのジャングル。修復工事のために作られた足場です。

 ではその足場の中に入ってみましょう。どんどん上に上がっていってもなかなかてっぺんが見えてきません。

 しばらく足場を上がってやっと天井裏に到着。そこには1.5ヘクタールにも及ぶガラスの天井が広がっていました。

 その屋根の上では作業員の方がガラスを張り替えていました。

 地上24メートルの屋根の上で2年前から作業が続けられてきました。張り替えるガラスは全部で1万枚!

 一枚ずつこうして張り替えるとなると気が遠くなりそう。しかも高所ですし・・・。

 「命綱があるんで怖くはないですよ。平常心です」と作業員。

 足元がガラスとなると命綱が付いていてもちょっと怖いですねえ。

 「歴史的建造物の修復にたずさわれるなんて光栄に思います」

 この駅舎のガラスの天井は1867年に完成しました。幅52メートル、長さは287メートルにも及びます。

 当時としては例外的な規模でした。使われた技術も革新的なものでした。

 以来、修復されることなく155年間使われ続けてきました。

 「こちらはまだ修復ができていない部分です」

 あれえ〜、ガラスが割れちゃってます。危ないですね。修復は必要不可欠だったようです。

 「駅の利用者の方々の目にもわかるように強化する必要がありました。しかも、建設当時の姿を留める形での修復です」と責任者の方。

 修復にかかる費用は数千万ユーロほど。工事が完了するのにもう一年ほどかかるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、駅に着くと構内アナウンス聞こえてきた。『国鉄をご利用いただきありがとうございます。皆様、どうぞ良いお年をお迎えください』今は猛暑の7月ですぞ!」

VDM(Vie de Merde)より


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ブルターニュの夏休み [ブルターニュ地方]

 東京は雨の日が続いている。ジメジメしてぱっとしないが、猛暑からは開放されて、昨日はエアコンの稼働時間はゼロ。

 雨が上がったあとも日差しがないまま夜になり気温は上がらず、体も心も休まる、フゥ〜。

 一方、南欧では例の冷たい空気がまたもやスペイン沖をぐるぐる回って停滞しているため、猛暑が戻ってきたようです。

 気温低めのブルターニュ地方も真夏の陽気になりました。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年7月12日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 ここはコート・ダジュールではありません。ブルターニュ地方のビーチ。

 ここ数日、日差しが燦々と降り注いでいます。

 「こんな天気を今まで見たことがありません」と男性。

 今週火曜日の午後、ビーチの気温は34℃まで上がりました。

 「南仏の母の家で休暇をすごしていましたが、数日前にここまで北上してきました。ブルターニュは涼しくてほっとしています。南は最悪の暑さでしたよ」

 34℃で涼しいとなると南仏のビーチはどんなことになっているのやら。

 「7月14日が祝日なんで1週間の休暇をすごしていますが、猛暑を避けてトゥーロンからブルターニュにきたんです」と女性。

 今日は風がないのでヨットより足漕ぎボートが活躍しています。そして暑い日に欠かせないのがアイスクリーム。

 このお店では一日3000個が売れるそうです。この5年で最高の売上を記録しているとか。

 「7月に入ってから急激に売上が伸びました」とお店の方。

 その後ろで回転寿司のようにコーンがぐるぐる回ってます!

 それはともかく、毎年夏が来る度に観光客が増えているブルターニュ地方。今年は全体の12%まで増加しました。

 涼しさを求めてボートで海に出る人たちもいます。海の水は冷たいらしい。

 そして、夕食前のアペリティフのお供は海の幸。美味しそう!きりりと冷えた白ワインとよく合いそうです。

 昼間はこれだけ気温が上がっても夜には19℃まで下がるそうです。夜は毛布の下で快適に寝られますね。


******* フランス人のつぶやき *******

「猛暑の中、職場にやる気をなくすようなイヤな音が聞こえてきた。それは扇風機の音。最近、上司が自分のためだけに買った扇風機・・・[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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涼しくて熱いところ [その他の国]

 7月1日に始まった自転車ロードレースのツール・ド・フランス。一日中休みを置いて昨日からステージ10が始まった。

 それまでにコロナ感染者が出て、選手が数名離脱を余儀なくされたらしい。約半分まできたから、このまま全体に広がらずにシャンゼリゼ通りでゴールして欲しいものです。

 さて本日は、涼しくて熱いところに行ってみましょう。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年7月11日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはラップランドのとある川。なにやらボートがゆっくりと川を下っていきます。

 水が凍りつかない6ヶ月間だけ川や湖を航行するそうです。

 木造の小屋をのせて水面を滑っていきます。小屋の煙突からは白い煙が・・・。

 この小屋、なんとサウナです。

 「60℃以上にならないようにしないといけないんです」と男子。

 どうも家族や親戚と一緒にこの船を貸し切りにしているようです。

 「夏は毎日サウナに入ります」

 「海に行っても、この地域は水が冷たいんですよ。だから海に行ったあとはサウナに入るんです」

 ああ、そういうことですか。

 この一隻で12人がサウナに入れるそうです。そして操縦も簡単。

 「このボートは祖父のものだったんです」と女性。

 サウナで熱くなったら、川の水にドボン!水温は18℃だそうですから、かなり冷たい。この熱いのと冷たいのの落差が筋肉をリラックスさせ、血液の循環を良くしてくれるとか。

 「サウナはちょっと疲れますが、この冷たい水に入るとスッキリして元気になります」

 このサウナボートが人気になったため、最近はこんな大きなものを作る計画が着々と進んでいます。

 これは元レストランだったボート。ここに木造のサウナを作る予定だそうで、完成まではまだ一年はかかるとのこと。

 「よく乾燥させた材木を使って作ります。これなら何百年も保ちます」

 これがうまく行けば、夏にラップランドに観光客を呼び込むことができそうです。

 こちらはラップランドで観光業を営むフランスの会社。春から夏にかけては休業状態でしたが、現在はサウナボートツアーで営業を続けています。3時間のツアーで一人200ユーロ。

 このカップル、このボートで白夜を堪能するそうです。サウナボートで白夜なんて良いですねえ。

 サウナにとどまるのは最大で15分。その後は冷たい水につかりながら、沈まない太陽を眺めます。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、職場の同僚とサウナに行った。暑くなる度に同僚が石に水をかけた。そうすれば涼しくなると思っているらしい[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯182 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回チャレンジしてくれるのは、三ツ星レストランのオーナーシェフ。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年7月9日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 みずからを漁師兼シェフとおっしゃるクリストファーさん。

 「すぐそばに海がない大都市では、僕は仕事ができませんよ。海はたくさんのことを僕にもたらしてくれました」

 船を降りて市場にやってきました。では、早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 まずやってきたのは魚屋さん。ムール貝を1キロ、サバを4尾購入。これが合計で11. 60ユーロ。残りは18.40ユーロ。

 次にやってきたのは八百屋さん。トマト、レモン、インゲン、ズッキーニ、赤パブリカ、ニンジン、さらにデザート用にルバーブと木苺を購入。これらが合計で14.14ユーロで、残りは4.26ユーロ。

 最後に生クリームを2ユーロで購入。これでお買い物は終了です。

 手元には2.26ユーロも残って予算内に収まりました。では調理の開始!

 まずはメインのサバ料理から。

 付け合せの野菜サラダを作ります。トマト、インゲン、ズッキーニ、赤パプリカ、ニンジンを細かいさいの目に切り混ぜ合わせたら、ドレッシングで味付けします。ここで庭のハーブを収穫。ミント、シブレット、バジル等々。これらをザクッと刻んでサラダに加えます。

 サバは3枚におろして骨を取り、塩・コショウをしたらオリーブ油を引いたフライパンで皮を下にして強火で焼きます。皮がカリッと焼けたところでひっくり返します。これをサラダの上にのせたら出来上がり。

 次はデザート。

 ルバーブをピーラーでスライスしたら、一つは木苺の汁で煮て、もう一つはコンポートにします。ルバーブを型に貼り付けたら、中にポロポロのサブレとコンポートに入れて、半分に割った木苺をトッピングします。そして、なんとオリーブ油をちょっとたらして出来上がり。

 最後は前菜。

 ムール貝を、みじん切りのエシャロットとハーブと一緒に鍋でさっと火を通したら白ワインを加えて蒸煮にします。火が通ったら、煮汁を取り出し生クリームとレモン汁を混ぜ合わせたソースを作ります。これをムール貝の上からかけたら出来上がり。

 さすがシェフ・エトワレ、シンプルながらもどことなく洗練された料理になりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日は17人の仲間が集まって夕食会だった。出席したのは8組のカップルと私[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はナルボンヌで(再訪) [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス南部の都市ナルボンヌ(Narbonne)を旅します。パリからナルボンヌまでは高速列車で4時間半ほど。

 4年ほど前にこのシリーズで一度訪ねたことがありますが、今回はまた違った旅になるようです。

 では出発!

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年7月2日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 街の中を流れる世界遺産の運河。免許の要らないボートをレンタルして運河から街を散策してみましょう。料金は30分で18ユーロ。

 ここは橋ですが、その上には建物があり住居や商店として使われています(青印)。

 次はボートを降りて街の中心へ向かいましょう。まず見えてきたのは大司教の邸宅(赤印)。現在は博物館として使われていますが、かつては要塞としての役割も担っていました。

 その要塞の向こうに見えているのがゴシック様式の大聖堂です(緑印)。13世紀に建てられました。とは言っても、14世紀半ばに工事が中断してしまい、後陣は未完成のままです。

 荘厳な中の作り。天井までは41メートルあるそうです。そして塔には銃眼があります。

 次はさらに昔に遡ってみましょう。ナルボンヌにはガロ・ロマン時代の遺跡が残っています(水色印)。

 イタリアからやってきた貴族階級の人々が、ここに一つの町を作っていたようです。この四角いのはレセプションホール。豪華な作りだったことが伺えます。

 この遺跡から発見された壁画はこちらの博物館で展示・保管されています。これらの壁画から当時の人々の暮らしを知ることができます。そしてこちらの棚には城壁に使われていた石が保存されています。そこには様々なものが描かれています。

 「一番多いのが雄牛の彫り物です。また武器もよく見かけられます」と博物館の方。

 さて、ナルボンヌと言えばフランスを代表するシャンソン歌手シャルル・トレネが生まれた街。こちらの生家を訪ねてみましょう(黄緑印)。

 「ここは彼が生まれた部屋です。1913年5月18日の午後3時にここで生まれました」

 両親が離婚するまでこの家で暮らしたそうです。こちらの部屋では音楽好きの両親が友人を招いて音楽を楽しんだそうです。家族が幸せに暮らしていた頃のことでした。

 シャルル・トレネは美味しいものが大好きだったそうです。次はその美味しいものを食べに行きましょう。

 ここは市場(オレンジ印)。材料を買い揃えてお店に持っていくと料理してくれます。この日はイカを鉄板焼にしてもらうことにしました。料理代が一人4ユーロ、付け合せのフライドポテトが2ユーロだそうです。

 お腹が一杯になったら、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。そこは運河に浮かぶ船。1962年にロンドンで製造されました。中はまるで家のような作り。18世紀、ナルボンヌ出身の私掠船の船長が英国軍を撃退した時にまつわる品々が飾られています。朝食付きで一泊65〜75ユーロ。

 翌朝は街中を離れて、電動キックスクーターで山へ向かいましょう。ガイド付きツアーは35ユーロ。途中ワインの試飲もついての料金です。

******* フランス人のつぶやき *******

「今日、地下鉄に乗っていると男が情熱的に私の手を取り電車から連れ出すと言った。『さあ、勉強なんかやめてイカを育てに行こう!』新種のナンパ術か???[あせあせ(飛び散る汗)]

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美味しいお肉の焼き方 [フランスのグルメ]

 昨日の午前中は、空は曇っているものの、からっとして涼しくて清々しい天気だった。

 おかげで仕事が捗った。午後になって日差しが出始めると気温が上がって脳の働きがにぶくなる。

 小さい頃、夏休みの勉強は朝のうちに済ませなさいと言われていた理由が今頃になって分かる。

 さて本日はバーベキューのお話。バーベキューのフランスチャンピオンが美味しいお肉の焼き方を教えてくれます。

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下記写真をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年7月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 おお、原始人が食べていそうな大きな骨付き肉。夏はやっぱり屋外でバーベキューですね。

 まずはお肉を調達。コート・ドゥ・ブーフ(牛の骨付き肋肉)を選びました。

 「薄いのより分厚くて質の良いお肉がお薦めです」とチャンピオン。

 バーベーキューだからこそ贅沢をして豪快に食べようということかしら。

 追加でメルゲスというソーセージも購入。

 材料が揃ったら火を起こします。

 「できるだけ長く燃える炭を使うのがベストです」

 次は味付け。お肉に油をなじませ香辛料とハーブをまぶしたらマッサージ。こうするとお肉に味が沁み込んで美味しくなるそうです。

 さあ、いよいよグリルに乗せて焼きます。こりゃ焼けるのに時間がかかりそう。

 120℃くらいでゆっくり火を通すのがいいそうです。こうしてお肉の中の温度が分かるように温度計を差し込んで起きましょう。

 分厚いお肉が焼き上がるまで、ワインで乾杯!おつまみはサラミソーセージ?

 そして、山の端に落ちていく夕日もワインの味を美味しくしてくれます。

 さてお肉に戻りましょう。最後は30秒ほど250℃の高温でさっと焼きます。その後はお皿に取り少し休ませます。

 追加のメルゲスは穴など空けないで、おき火から少し遠いところで焼くのがいいそうです。そうしないとカラカラに乾燥してしまうそうです。

 休ませておいた牛の骨付き肋肉がちょうどいい感じになってます。早速切ってみましょう。

 おお、中はピンク色で超美味しそう!


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、私は社員食堂でグリルを担当している。満員電車で通勤していると、私に気づいた社員の一人が手を上げて大声で言った。『ステーキをレアで頼むね!』[あせあせ(飛び散る汗)]

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シャンゼリゼ通り [パリ]

 ジョンソン首相、ついに力尽きたか・・・。

 わが家では、根拠はないが、ロシアのスパイが影で糸を引いているのでは?という話になっている。

 それはさておき、本日はパリのシャンゼリゼ通りのお話。今年もまた世界で一番美しい大通りに選ばれたそうです。

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下記ウィンドウの▷をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年7月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらは2年前の外出制限時のシャンゼリゼ通り。

 人影はなく、時折数台の車が通り過ぎて行くだけ。それでも凱旋門へと続くこの一本の大通りは美しい・・・。

 そして2年後の今、海外からの観光客で賑わい始めました。

 こちらのご家族はバンコクからやってきました。そしてこちらはアメリカ、さらにアイスランド、ベルギーからもいらっしゃってます。

 調べによれば、欧州で最も観光客が多いのはパリ。ローマとアムステルダムを抑えての堂々の一位。

 「コロナ感染が始まって3年後、最初に来ることにしたのがパリなんです」

 「食べ物は美味しいし、この雰囲気が素敵だし・・・」

 「この美しい建物が大好きなんです」

 「街の雰囲気が素晴らしいんですよ」

 シャンゼリゼ通りの人通りはこの1年で2倍に跳ね上がりました。月に88万人が訪れているそうです。これはコロナ前の2019年と同じかそれ以上になります。

 「ここにはオベリスクと凱旋門がありますからね。でも、それだけではなく世界中に発信されている情報も大きな役割を果たしています。ここは単に高級というだけではありません。美味しいものもあればスポーツや科学技術だってあります」とシャンゼリゼ通り委員会の会長さん。

 そう言えば、パリを席巻していたあの国の方々の姿がありません。その理由はビザの発給が止まっているためだそうです。

 世界中の人が行きたい国に行ける時がまたやって来るのを願うばかりです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、36ユーロの配達代を節約するために、車でパリの店までやってきた。地下駐車場に止める前に荷おろしのために建物の前にちょっと駐車していたら、駐車違反の切符を切られた。罰金は50ユーロ[もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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