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ツール・ド・フランス2022 [その他の国]

 今年のツール・ド・フランスは、デンマークのコペンハーゲンが出発地になるようだ。

 そんな北で始まって大丈夫なのかと思ったら、1〜3ステージをデンマークで走り、間を飛ばしてステージ4からフランスに入るらしい。

 とりあえず本日は、スタート地点の様子を見てみましょう。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年6月27日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらは4日後にスタートを控えたコペンハーゲン。

 ほんとなら昨年ここから始まるはずでした。コロナ感染が落ち着いた今年、実現する運びとなりました。

 6才以上の市民10人に9人までが自転車を所有しているというコペンハーゲン。街のあちこちがマイヨの色でカラフルに装飾されています。

 「去年、中止になってしまいがっかりでした。やっとコロナ感染も終わって、ここでツール・ド・フランスが始まるなんて嬉しい限りです」

 街には黄色があふれています。そう、あの栄光のマイヨ・ジョーヌが黄色ですもんね。

 個人総合成績1位の選手だけが着ることができるマイヨ・ジョーヌ。

 こんなケーキも売られています。ナイフを入れるのがもったいない!でも食べてみたい。

 そしてババ・オ・ロムもなんだかカラフルで個性的。

 「夏と歓喜と熱気。それがツール・ド・フランスですよ」

 7月1日から三日間はフランス一色になりそうです。

 こんなパフォーマンスで盛り上がってるようです。すご〜い。

 最初の3日間のコースはこんな具合です。

 ステージ1は首都でタイムトライアル。ステージ2以降は観光気分も味わえます。

 欧州で一番長い橋グレートベルト・リンク(全長18キロ)を渡り、最後は長い自転車専用道路を走り抜けます。

 橋の上は風があるらしく、選手にはちょっときついステージになりそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、わが街にツール・ド・フランスが来るというのでテレビをつけた。うちがテレビに映るかもしれないと見ていたら、彼が元カノと手をつないでいるのが映った・・・[がく~(落胆した顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯180 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、パリのパン職人が、晩ご飯ではなくお昼のピクニック用の食事を作ってくれます。

 では、スタート!

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年6月25日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 こちらがそのパン職人のジュリアンさん。

 オーガニックの小麦を使い、すべて手作りだそうです。パンの匂いが漂ってきそう。

 「どれも ”発酵種” を使って作ったパンですから、ピクニックには合いますよ」

 では30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 まずやってきたのが食料品店。プロヴァンス産トマト、わけぎ、にんにく、玉ねぎ、パセリ、パジル、さらにモッツァレラチーズを購入。このチーズ、イタリア産ではなくフランス産です。しかも首都圏内で作られているとか。

 「イタリアまで行かなくても美味しいのが手に入るんですよ」

 そして、メイン料理用にズッキーニを、デザート用にアンズとヘーゼルナッツとアーモンドを購入。さらにオリーブの実も必要です。これが全部合わせて19.87ユーロで残りは10.13ユーロ。

 最後は、自分で作ったパンをお店で購入します。選んだのはこちらのパン。重さは800グラムあるそうです。これが6.80ユーロで、3.33ユーロ残って予算内に収まりました。では調理の開始!

 まずはメイン料理。

 パン、ズッキーニ、トマト、玉ねぎ、ニンニクをスライス。耐熱皿にスライスしたニンニクを入れオリーブ油をかけます。ここにパンと野菜を交互に詰めて行きます。最後に、ニンニク、パセリ、オリーブの実で作った調味料とカリカリのパンくずをトッピングしてオーブンでじっくりを火を通すと出来上がり。

 次はデザート。

 ジュリアンさんがパンくずを見て思いついたデザートだとか。パンとナッツを細かく刻んだらミキサーにかけます。この時、小麦粉少々とオリーブ油を加えます。するとこんな生地ができあがります。

 「プラリネのようなサブレのような感じになります」

 ここにスライスしたアンズをのせ、20から25分ほどオープンにいれると、アンズのタルトの出来上がり!

 最後は前菜です。

 スライスしたパンにニンニクを塗り込みます。バジルをみじん切りにしてオリーブ油を加えます。トマト、モッツァレラ、バジルソースの順にパンにのせ、最後にわけぎをトッピングして出来上がり!

 ではシートを引いてピクニックしましょう!


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、彼にプロポーズされた。マクドナルドで。しかも、チーズバガーで汚れた口元を拭いている最中にだ[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はシェルブールで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス西北部の港町シェルブール(Cherbourg)を旅します。パリからは列車で3時間15分ほど。

 シェルブールと言えばあの映画ですが、実際の街はどんなところなんでしょう?

 では出発!

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年6月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 マリーナには数え切れないほどのヨットやボートが停泊しています。

 まずはボートに乗ってこんなところに行ってみました。そこは港の外に作られた船の停泊地(青印)。横に線を引くように作られています。

 建設が始まったのは18世紀のことでした。軍事施設の一つで、いわば海の要塞ですが。今は観光の名所。シェルブールでは数千人が海に関わる仕事に従事しているそうです。

 さて、シェルブールにやってきたからには、ぜひとも行っておきたいのが傘屋さん(赤印)。このお店、元からここにあったわけではありません。あの映画が上映されてからここで開業したのだそうです。

 ここの傘はどれも一つ一つ手作り。年間2万本の高級傘を製造しています。どれも色がきれいですね。しかも丈夫にできているみたい。

 お天気がいいから雨傘を日傘に変えて次の目的地にむかいましょう(水色印)。かつての船着き場に作られたこの施設には海中で使われる様々な機材の貴重なコレクションが展示されています。

 さらに、こちらはあのタイタニックの客室を再現したもの。毎年20万人が訪れるそうです。

 次は少し変わった場所に行ってみましょう。これはフランス第1号の原子力潜水艦。案内してくれたルネさんはその乗組員の一人でした。この潜水艦、4年半の間に人知れず世界中の海の中を航行していたそうです。今となっては古めかしい設備。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。そこはこの船(黄緑印)。一泊60ユーロ。船のゆりかごに揺られながら一晩を過ごすことができます。

 翌朝は、こちらのお菓子屋さんの名物ケーキで朝食にしましょう(オレンジ印)。シェルブールにしかないお菓子ケーク・オ・シトロン。購入する前にまずは試食。

 「これは超おいしいですねえ。美味しさの秘訣はなんですか?」

 「それはお教えできません。企業秘密ですから」

 そりゃそうですよね。簡単に人に教えるわけにはいきません。つべこべ言わずに購入しましょう!

 朝食にピッタリのこの場所でいただきます(緑印)。美しい庭の隣にはお城が立っています。1935年に市の所有になってから修復が始まり、これだけ美しい庭と城になったそうです。

 最後はこちらの劇場を見学しましょう。内部は木造で、どの席からも舞台が見渡せるように作られているそうです。5ユーロで中を見学することができます。

 これはなかなか立派な劇場ですね。19世紀、文化の促進というだけではなく、街の豊かさと強さをみせつける目的もあって作られたそうです。

 海とともに発展したシェルブールは傘だけでなく他にも色々見どころがりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、グルノーブルは雨だった。僕の傘と若くて美しい女の子の傘が並んでかけてあるのを見て言った。『これは何かのご縁かも』すると彼女が『なんにも感じないわ』 [あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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猛暑のあとは嵐 [トピックニュース]

 東京は再びコロナ新規感染者が増加傾向。300人とか500人多いなどと言っているうちにあっという間に増加するから少々怖い。

 当方は週末に遠出する予定があり気になる。

 大型連休にも関わらず増えなかったのに今頃になって増えるなんてイヤな感じだ。

 さて、フランスは猛暑の後はヒョウの嵐にみまわれたようです。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年6月22日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ご覧の通り、強風とともにヒョウが大量に降っています。前日の夕方6時頃のことです。

 降ってきたヒョウがこれ。ゴルフボールほどの大きさです。

 10分ほどで収まりましたが、スーパーの外にあったテントはこの有様です。

 一般の住宅にも被害がでました。屋根の瓦がヒョウで割れてしまいました。

 翌朝、外に出てみると、街路樹がなぎ倒されていました。

 「車にもヒョウがどんどん降ってきて本当に悲惨な状況でした」

 「慌てて車の方に向かったんですがものすごい強風でどうにもできませんでした」

 こちらの駐車場の車10台ほどが被害を受けました。ガラスが割れてしまっています。

 「昨晩、子どもたちがこの車の中にいたそうです。恐怖だったでしょう」と自動車修理工の男性。

 そしてこちらは役場。屋根に大きな被害がでたようです。今のうちに手当をしておかないと被害が拡大してしまいます。

 一方、こちらは農家の男性。畑にはまだヒョウが残っていました。栽培しているビートは原型を留めないほどにつぶされてしまいました。

 さらに麦畑もこの状態です。人間だけでなく家畜のエサでもあります。被害の連鎖は少々きついですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、ヒョウが降ってきたので、どんなものか見てみようと窓を開けて身を乗り出したら、頭に衝撃が・・・[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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欧州ザッピング [トピックニュース]

 本日は欧州各国のニュースをひとまとめにしたユーロザッピングという番組を紹介することにしました。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局Franceinfoで2022年6月21日に配信)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 まずはジョージア。

 親ヨーロッパ派の人たち1000人ほどが首都を行進。ロシアのウクライナ侵攻の影響か、ジョージアはすでにEU加盟を正式に申請しています。

 「私達がヨーロッパの一部だということを世界に知ってもらおうと集まったのです」

 しかし、EUは経済の立て直しと民主化が先だとしているため、すぐに加盟は認められそうもありません。

 次はドイツ。フードバンクの活動が活発化しています。

 この一年で物価が7.9%上昇。そのためフードバンクは生活困窮者には欠かせない存在になってきました。

 「国の支援は十分ではないですね。何から何まで値上がりですから」

 生活困窮者は人口の13%で1300万人にのぼります。日本はどれくらいいるんだろうか?

 一方、こちらはスペイン。西部から北部にかけて発生した山火事がなかなか鎮火しません。

 そう言えば、アフリカからの熱い大気にすっぽり包まれ、気温は40℃に達していると言ってましたもんね。

 しかも強風で思うように消火活動ができないようです。ナバラ州では25,000ヘクタールの森林が燃えてしまいました。早くなんとかなって欲しいですね。

 最後は英国。

 6月21日の夏至の日を祝うため、暗い中、ストーンヘンジに向かう人たち。太陽が登ると朝日に手を合わせて何か祈っています。

 この方たち、ヒッピー時代を懐かしむグループなんだそうです。確かにそんな感じ。

 これは日の出直前のストーンヘンジ。神々の世界に入り込んだような気分になります。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、欧州一のジップラインに乗るつもりだったのに、いざその時になったら怖くなった。すると父が言った。『そのダンボのような身体じゃあ大丈夫さ。スピードはでないよ』[ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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ミリヤール [フランスのお菓子]

 フランスの国民議会は面白いことになってきたような・・・。

 大方の予想が外れて与党は過半数にあと44議席足りなかった。

 よく見たら元首相エドゥアール・フィリップはHorizonsという独自の党を作っていて26議席を獲得。もちろん与党と連合して選挙を戦った。

 しかし、選挙前に、親分のマクロンとゴタゴタしていたような記事がどこかに出てたっけ。

 与党も野党も選挙対策で、異なる党が一つのグループを作って戦った結果がこれだから、この先分裂やら統合やら起こるんじゃなかろうか。

 それはさておき、本日はこの時期になると必ず登場するお菓子のお話。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年6月20日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 昨日からこの有様で、該当動画の画面ではないものが出てくるようになってしまいました。そのうち先方で修正されるのではないかと思います。


 大皿にのって出てきたのがサクランボの焼き菓子クラフティー、ではなく、オーヴェルニュ地方ではミヤール(millard)またはミリヤール(milliard)と呼ぶそうです。

 「皆、もっと食べたい!となるんですよ」と男性。

 因みにミリヤールは10億という意味。お菓子の名前とどんなつながりがあるのかは不明。

 作り方を教わる前に、まずはサクランボを収穫しましょう。ハシゴとカゴを持って庭の桜の木に向かいます。

 おお、真紅の大きめの実がなってました。今年は春先の霜がなかったため順調に育ったそうです。

 「私が小さい頃は、母や祖母がミヤールを作ってくれました。今は私が作る番です」とエメーさん。

 では台所に戻って作り方を教えてもらいましょう!

 収穫したサクランボを水でよく洗います。それにしても数が多いですね。一つ作るのにこれだけのサクランボを使うようです。

 その他の材料は、玉子3個、牛乳、ブラウンシュガー70g、小麦粉150g。これらをよく混ぜて生地を作ります。

 「機械じゃなく人力です。いい運動になりますよ」

 ボールに入れたサクランボに小麦粉をまぶします。こうしておくとお菓子の厚みが一定に保てるとか。

 耐熱皿に移し生地を流し込みます。これを180℃のオーブンに40分入れて焼きます。

 美味しそうですねえ〜。毎年これを見るたびに食べたくなってしまいます。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、市場のスタンドでお店を出している。女性客がやってきてサクランボを一つだけ買いたいという。まるで貯蓄銀行のCMのよういだ。まずは小さな一歩から、ってことですか・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯179 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、ロワール地方の街アンボワーズにあるレストランのシェフがチャレンジしてくれます。今回のお題は草花。

 ではスタート!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年6月18日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがシェフのジェロームさん。ハーブ畑にやってきました。

 セロリの葉っぱのようなハーブはラベージ、こちらはレモンバーム・・・。

 今回はこれらのハーブを使った料理を作ってくれます。では30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 まずやってきたのはイチゴ畑。生産者から直接入手するようです。デザートに使うイチゴを購入。合わせてその花も購入。これが3ユーロで残りは27ユーロ。

 次は養鶏所にやってきました。雄の若鶏一羽を購入。これが7ユーロで残りは20ユーロ。

 さらに野菜農家で野菜と花を購入。これが全部で5ユーロ。残りは15ユーロ。

 最後は、生産者専用の食料品店で、アスパラガス、玉子、牛乳、バターを購入。これが14.43ユーロ。

 手元に残ったのはわずかに0.57ユーロ。予算内に収まりました。

 お店の近くに生育しているハーブをいくつか収穫して調理の開始!

  まずは前菜から。

 アスパラガスを準備します。つぎにラベージをバターで15分ほど煮たらミキサーにかけます。このソースの一部に玉子を混ぜて泡立てたら30秒ほど電子レンジでチンします。するとこんなスポンジ状になります。面白い!やってみたい。

 さらに残りのソースに茹でたひよこ豆を加えてミキサーにかけるとフムスという料理になります。これをお皿に盛り付けたら前菜の出来上がり。

 次はメイン料理。

 もも肉をラベージでロール巻きにしたら、フライパンで炒めます。また付け合せの野菜にも火を通します。これらを盛り付けたらできあがり。カラフルで様々な食感を楽しめそうな野菜がいっぱいです。

 最後はデザート。

 まずはアイスクリームを作ります。ここにもハーブを使います。ラベージは牛乳とよく合うそうです。これを冷やし固めたらアイスクリームの出来上がり。イチゴは半分に切ってアイスクリームと一緒に盛り付けます。

 ではいただきましょう!


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、いつも一人でお昼を食べにでかける上司が、一緒に食べようと誘ってくれた。食べ終わった頃、彼が言った。『実は・・・その・・・カードを失くしてしまってね・・・』[がく~(落胆した顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はクレルモン=フェランで(再訪) [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス中部の都市クレルモン=フェラン(Clermont-Ferrand)を旅します。パリからは列車が4時間ほど。

 では出発!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年6月11日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 おお、桜が満開!ここは日本から遠く離れたフランスの都市。人口は147,000人ほど。シェーヌ・デ・ピュイと呼ばれる欧州最大の休火山群の麓に位置しています。

 こちらはピュイ・ドゥ・ドーム山(緑印)。地元の人たちには”オーヴェルニュの富士山”と呼ばれているとか。

 まずはこの自然を満喫しましょう。電動キックバイクなら長距離も疲れ知らずで走り回れます。料金はガイド付きで59ユーロ。

 いくつもの小さな火山が噴火していた太古の昔を彷彿とさせるこの風景。ツアーの最後は地元産のチーズとパンでピクニックランチです。

 くるくる回る車輪に取り付けてあるのはタイヤ。フランスでタイヤと言えばミシュラン。クレルモン=フェランにその本社があり、隣接する博物館ではタイヤの歴史を知ることができます(黒印)。

 家業のゴム製造業を受け継いだミシュラン兄弟が最初に発明したのが世界初の自転車のタイヤです。

 「ビスでとめてあるので、それまで何時間もかかっていたタイヤの交換が数分ですむようになりました」と博物館の方。

 その後、自動車のタイヤを手掛けます。日本ではミシュランマンとして知られるビバンダムはミシュランのシンボルキャラクターになりました。それとともに、地図やガイドブックの出版事業にも進出するようになります。

 さて、街の中心にあるのがこの大聖堂(青印)。火山からきりだされた石で作られたため黒っぽい色をしています。

 市民で賑わう広場を離れて、次はちょっと変わったところに行ってみましょう。ドアを開けてもらってどんどん地下に潜っていきます。この地域にはこのような地下が100箇所ほどもあるそうです。地下の気温は一年を通じて15℃。

 セバスティアンさんはここでリキュールの試飲会を開催しています。クレルモン=フェランはリキュール作りの盛んな地域。

 「材料を調合して熟成させる方法はそれぞれ企業秘密で決して明かされることはないんです」 

 では頂いてみましょう。乾杯!

 次は地上に上がって今晩の宿へと向かいましょう。ここは市街地から車で15分ほどのところにある個人の住宅。部屋の一部を旅行者に提供しています。いわゆる民泊ですね。このお部屋で一泊105ユーロ。

 広いお庭もあってゆっくり寛げそうです。しかもオーナーは8人分までなら食事も作ってくれるそうです。

 最後は、ちょっとレトロな衣装に着替えて写真撮影です(赤印)。ここの写真館では1850年代に使われていた手法で撮影します。

 まずはガラスに薬品を塗り、これまたレトロなカメラにセットします。そしてカバーを外して4秒ほどしたらカバーを戻します。これで撮影は完了です。

 次は暗室で現像。画像が次第に見えてきました。レトロな写真の完成です。これで100ユーロ。

 歴史の中に刻まれたような写真になりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、家を出るのが遅くなったのでバイクで出勤しようとして、前輪がパンクしていたのを思い出した。で、車にしようと思ったらこれまた後輪がパンクしていた・・・。僕はミシュランの従業員[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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マクドナルドに罰金 [トピックニュース]

 なんとか涼しくいられたのも昨日まで。今週末からは気温が上昇傾向で、月末には夏の片鱗が見えてきそうだ。

 今日からは半袖Tシャツに短めのスカートか短パン。髪はきりりとアップか一本にしばる。このまま夏に突入か?

 それはさておき、あのマクドナルドが、フランスに高額の罰金を払うことになったそうです。

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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 その額、12億ユーロあまり。日本円にすると1500億円ほど。

 理由は脱税。従業員の訴えがそのきっかけとなりました。

 「罰金が支払われることになってよかったです。次は我々の番です。何しろ、脱税していた間に利益を上げてたわけですから、その利益は我々に還元してもらう必要があります」とリーダー。

 はあ、なるほどね。フランスの労働者は強い。

 その訴えを受けて、フランス当局の6年余の捜査の結果、企業の租税回避の実態が分かってきました。

 フランスの加盟店は使用料をこの企業グループに支払いますが、グループはその使用料をルクセンブルクやオランダに送金することでフランス国内における使用料の額を減らし、課税を軽くしていたことが確認されたのです。

 原告側の弁護士は、この結果はその他の企業にも影響を与えるだろうと考えています。

 「これは警告です。意図的に課税を逃れようとするようなことは減っていくでしょう」

 マクドナルドは、裁判になるのを避け、罰金を払うことを受け入れたそうです。そして次のような声明をだしました。

 「フランスのマクドナルドは、現在及び将来の使用料に対する適切な課税が実施されるように率先して対応していく所存です」

 日本のマクドナルドはどうなんだろうと気になってきました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、とあるお宅の家を出る時『ではごきげんよう』と言って出てきた。すると家の主人が言った。『ちっ、どこへでも行っちまえ!』はい、私は、税務調査官[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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旬のラングスティーヌ [フランスのグルメ]

 近くの線路の土手にあじさいが咲き揃った。

 土手下に線路があるから道路や橋の上から土手を眺めることになる。この景色が美しいから、どうしても足を止めて見てしまう。

 梅雨らしいしとしと降る雨になってくれると、さらに生き生きとしてくる。

 さて本日は、ブルターニュ地方の海で穫れる海の幸のお話です。

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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ラングスティーヌとは、これのこと。つまりエビです。

 エビ漁の船が続々と港に戻ってきました。一隻あたり150キロのラングスティーヌを水揚げしているそうです。

 しかし、簡単な漁ではないそうです。

 「この子たちは気まぐれだからねえ。理由はわからないよ。本人に聞いてみたらいいさ(笑)」と漁師さん。

 今が漁の最盛期。次から次へと水揚げしては売りさばきます。直売で1キロあたり13ユーロ。

 ということは150キロ売ったら2,000ユーロほどになります。一日で2,000ユーロとは一財産!

 「バカンスでここに来ている人はお得ですよ。山に行ったとしたら、キロ当たり30〜40ユーロはしますからね」と漁師の妻。

 一方、こちらは港からは少し離れた魚屋さん。ここでもラングスティーヌはよく売れるそうです。

 「この値段でこれだけ新鮮なものをたっぷり買えますから人気ですよ」と店主。

 皆が買っていくもう一つの理由は料理が簡単なこと。お湯に入れて茹でるだけ。

 「表面にエビが浮き上がってきたら引き上げて大丈夫です」と料理人。

 この時期、毎日30キロは茹でるそうです。

 「ラングスティーヌは傷みやすいんですよ。午前中に買ったものは午前中のうちに火を通したほうがいい」

 こちらはお客様方。大盛りのラングスティーヌが出てきました。これにマヨネーズを付けていただきます。

 あはっ、つまりはエビマヨってことですね。美味しそう!


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、自分でマヨネーズを作ってみた。夫に味見してもらったら『この口当たりはマヨネーズじゃないね。味もちょっと違う。でも悪くないよ』だって」

VDM(Vie de Merde)より


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