荷物の有料化 [トピックニュース]
なでしこジャパン、決勝トーナメント進出おめでとうございます!
この間、ネットの記事を見て気がついたのですが、熊谷紗希選手って、あのウェンディさんのいるリヨンのクラブチームに所属してるんですってね。
そんなことも知らないで、リヨンのクラブチームは強いらしいなどと平気な顔をして言っていた自分が恥ずかしい。
にわかサッカーファンゆえ、お許しくださいませ。
一次リーグの試合がもう一戦残っているようですが、強敵ですね。勝って欲しいところですが、怪我などされては困るので、そこは慎重にお願いします!
それはさておき、最近、飛行機に乗るときに無料で預ける荷物に色々な制限があり、有料になってしまうケースが増えているとか。
そこで乗客は対策を迫られています。そしてそれはバッグメーカーも同様です。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年6月17日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
旅行に出るとき必ず持っていくのがこのバッグ。旅の荷物を入れておくための必需品です。
しかし、飛行機での旅には、これが余分な支出につながるようになってしまいました。
「スーツケースは持たないんですか?」と取材班。
「ええ、持ちませんよ。だって有料になってしまうから」と女性。
ということは、機内持ち込みの荷物が増えるということになりそうな・・・。
となると、搭乗前の荷物検査に時間がかかります。そして、搭乗してからの機内混雑もかなりのもの。
何しろ今まで手ぶらだった人たちが荷物を持って乗り込むわけですから大変です。しかし、旅の費用は安くあげたいもの。致し方なしですかねえ〜。
今から5年前の2014年、預け荷物に関する航空会社の収入は120億ユーロでした。それが2018年には252億ユーロと二倍以上に跳ね上がっています。
かつてはチケット代に含まれていた荷物の預かり料を別途有料にする会社が増えたわけです。
その背景には、格安航空券のシステムを老舗の航空会社も取り入れるようになったということがあげられます。
試しにネットで、パリ⇆ロンドンのチケットを探してみましょう。
153ユーロと186ユーロが見つかりました。153ユーロがお得ですね。しかしよく見てみると、スーツケースを預ける場合は追加で25ユーロを払わなくてはなりません。186ユーロより高くなってしまいます。
そうなると無料で機内に持ち込めるものを!となります。
こちらのバッグ店では消費者のニーズに応えて、こんな旅行バッグを用意しました。小ぶりで軽そう。
「バッグの重さは1キロを下回ります。荷物は4キロくらいまで入れることができます。これなら乗客だけでなく飛行機への負担も軽くすることができます」とお店の方。
このバッグ、売れに売れているそうです。
「この手のバッグは売り上げの40%くらいだったのですが、今では60%を占めるほどになりました」と店長。
格安航空券の場合、小さなハンドバッグは無料ですが、その他は全部有料だそうです。
ということは、身一つで乗り込むのが一番安上がりということになりそうな・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、大急ぎで荷造りして空港へと向かった。搭乗前のスーツケースの検査で引っかかった。なんと、うちにニャンが荷物と一緒に入っていたのだった」
VDM(Vie de Merde)より
オルティヨナージュ祭り [ピカルディ地方]
昨日は、朝になって、記事を下書きのまま保存していたことに気がついて、慌てて公開しました。いやだな、そろそろボケちゃったかな。
それはさておき、今から3年ほど前、あるお宅の屋根裏部屋から、400年前からゆくえ知れずになっていたカラヴァッジョの作品と思しき絵画が見つかったという話を記事にしました。
その絵が、この度、競売にかけられることになったそうです。
ということは、買取の優先権を持っていた国は諦めたということになりそうです。ノートルダム大聖堂も火災に遭ってしまいましたし、国庫の出費をこれ以上増やすわけにも行かなかったのかも・・・。
専門家によれば、12,000万〜15,000万ユーロほどで落札されるのではとの予測が出されています。その絵が→こちら。
少々気持ち悪い絵ですが。旧約聖書のユディト記の一場面を描いたもので、アッシリア王からユダヤの町ベトリアに派遣されてきたホロフェルネスの首を、町の美しい女性ユディトが切り落とすシーンを描いたものだそうです。
どんな方がこの傑作を競り落とすのやら・・・。
さて、先週末、フランス北部にあるアミアン(Amiens)では “オルティヨナージュ祭り” が開催されたそうです。
オルティヨナージュ(hortillonnages)とは、湿地帯を開拓して畑にし、野菜を栽培することを言います。アミアンはそのオルティヨナージュが盛んなことで知られています。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年6月17日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
昔懐かしい姿で手を振る女性と子供たち。舟にはたくさんの野菜が積み込まれています。
アミアンのオルティヨナージュは800年も前から始まったそうです。
南仏では舟を花で飾る “花合戦” というお祭りがありましたが、こちらは舟を野菜で飾りつけます。
地味かなと思ったらとんでもない。想像以上にカラフルです。昔の人はこんな風にして野菜を売っていたんでしょうね。
それにしてもこんなジメジメした土地で野菜はちゃんと育っているのが不思議。
「湿地帯なので畑はできるだけ水が染み込まないように作ってあるんです」
なるほど。畑の土は川が運んでくる泥土と石灰岩が多く含まれる土でできているそうです。これが防水の役割を果たすらしい。
運河の岸には大勢の人たちがパレードを見物にやってきていました。そのパレードの先には、ゴシック建築の傑作アミアン大聖堂が見えています。
パレードが終わると野菜が陸揚げされ、集まった人たちに販売されました。
「地元で作られたものですから大切にしなくてなりません。スーパーのものとは格段に違いますからね」と男性。
お祭りが終わる頃には、この通り、野菜の入ったカゴは空っぽになっていました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、叔母と一緒に買い物に行った。叔母は野菜や果物の入ったビニール袋を絶対に結ぼうとしない。なぜなら、『結んだら重くなるからね』だそうだ 」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯67 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は、フランスの海外県の一つで、モーリシャス島とマダガスカル島の間にあるレユニオン島にやってきました。
チャレンジしてくれるのは80歳になるエヴァおばあちゃん。この土地ならではの料理を作ってくれるようです。
ではスタート!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2019年6月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここは島で一番にぎやかなブレ=バノンの市場。
こちらがそのエヴァおばあちゃん。早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
ちょっと強面のエヴァおばあちゃんですが、人付き合いは良さそう。来る人みんなお知り合い。
そして、おばあちゃんの作るバニラ風味の鴨肉料理は大評判だそうです。メイン料理はこの鴨肉料理に決定。
まずは八百屋さんにやってきました。見たこともないようなこの野菜。ズッキーニの仲間でシュシュというらしい。甘辛料理やお菓子にも使うそうです。これを3つ購入。
デザート用にフルーツを買うようですが、バナナにするか、それともパイナップルにするか、迷います。で、結局、バナナを購入。野菜と果物で締めて3.80ユーロで、残りは26.20ユーロ。
次は、バニラを調達するために協同組合へと向かいます。
いいバニラはこんな風にグルグル巻きにしても切れたりしないそうです。
ではこれを2〜3本いただきましょう。お値段は?なんと、ただでプレゼントしてくれるとか。エヴァおばあちゃんの人徳ですかねえ〜。本来なら6ユーロするところです。
最後はお気に入りのお肉屋さんで鴨肉を買います。これが17.67ユーロで、残りは8.53ユーロ。
お買い物はこれで終了ですから、かなりの節約になりました。ではキッチンで調理の開始!
エヴァおばあちゃんは1986年から民宿を始めたとかで、宿泊客に食事を出しているそうです。
まずは前菜から。
前菜は息子さんが手伝ってくれます。これは椰子の葉の芯。庭に生えていたのを切ってきたそうです。この白くて柔らかいところをサラダにして食べるそうです。なんだかモミモミすると千切りになるようです。
次はメインの鴨料理。
詰め物にバニラのエキスをたらしてから鴨に詰めます。詰め物が何かは不明。鍋のブイヨンにはバニラビーンズを加えたら鴨を入れ、1時間かけてことこと煮ます。
付け合わせはあのシュシュという名の野菜。食べやすいサイズにカットしパセリを加えたら鍋で蒸し煮にします。
最後はデザートのバナナ・フランベ。
バナナを縦半分に切ったら、塩バターカラメルソースを絡ませ、ラム酒を加えフランベします。美味しそうですねえ〜。
鴨料理はお米と一緒にいただくようです。味のアクセントにれ島の唐辛子を添えます。
エスニックな晩ご飯の完成でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、車を運転していると軽く追突されてしまった。相手方の運転手がやってきて、示談にして欲しいと言いながら、生きた鴨を差し出した」
VDM(Vie de Merde)より
週末はコンフラン=サン=トノリーヌで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。今回はパリから20キロほどのところにあるコンフラン=サン=トノリーヌ(Conflans-Sainte-Honorine)を旅します。
パリから英仏海峡まで流れるセーヌ川沿いにあるこの町までは、パリのサン=ラザール駅から郊外線に乗ってわずかに30分。気軽にお出かけできそうです。
では出発!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年6月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
パリからコンフラン=サン=トノリーヌまでは郊外線の他に、車や自転車でも行くことができます。
パリから20キロですもんね。自転車でのんびりセーヌ川沿いをサイクリングするのもいいかもしれません。
そしてもう一つ別の方法があります。それはボート。この町は160年も前から河川運送業の中心地と考えられてきました。
何しろ、かつてはこのように細長いボートが数多く貨物積んでセーヌ川を往来していました。
現在は、時折、砂や砂利を積んで運搬しているボートを見かけますが、その多くが岸辺に横付けされたままになっています。どうやらここが住まいのようです。
さて、次はセーヌの岸辺を離れて旧市街へ行ってみましょう。小さな階段のある路地を登っていくと、モンジョワの塔(Tour de Montjoie)があります(青印)。
塔は8世紀頃からここに作られ、セーヌ川の航行を監視するために使われていたそうです。ここからの眺めがいいですね。パリから30分足らずでのんびりした田舎の風景を楽しむことができます。
せっかくですから遊覧船に乗ってみましょう。バトー・ムーシュではありませんが、ここにも遊覧船が走っています。パリとはまた別の顔をしたセーヌ川。
コンフランの港は、パリとル・アーブルを結ぶ航路の途中にあり建築資材をはこむボートの寄港地になっているそうです。
セーヌ川を西へと向かうと、オワーズ川が合流する地点にやってきました(赤印)。ここから西に行けばル・アーヴルへ、東に向かえばパリに到着します。
この細長いボートはペニッシュと呼ばれています。真ん中に貨物を乗せて運びます。
そろそろお腹がすいてきました。岸辺にあるお店Aux berges du bonheurに入ってお昼をいただきましょう(オレンジ印)。
前菜は、山羊のチーズにパン粉をつけて揚げたものがのせてあるサラダ。春らしく黄色いお花が添えられていました。メインはレモン風味の魚料理???口コミでの評判がいいお店のようです。
お腹がいっぱいになったら、博物館Musée de la batellerieへと向かいましょう(緑印)。ここは河川運送ボートの博物館。その歴史がわかるように模型が展示されています。
1930年代にフランスには12,000隻ほどの運送ボートがあり、昼夜を問わず川を往来していました。それは海を航海する船よりずっと多かったそうです。貨物運搬の重要な担い手だったのですね。
さて、先ほどの博物館のすぐ近くにフランスで作られた最後のタグボートTriton 25が展示されています(水色印)。もちろん中も見学することができます。すごいエンジンが搭載されていました。
さらに、川にはボートの礼拝堂Bateau Je Sersもあります(黄緑印)。そうかと思えば、ボートの劇場もあります。
こちらがその劇場Theatre Story Boat。このボートもかつては貨物運送船でしたが、劇場に作り変えられました。年間120作品が上演されるそうです。入場してみるととてもボートだったとは思えません。
さて、そろそろ今晩の宿La Ferme Roseへと向かいましょう。広大な農場にある15世紀の建物をオーナーが改築して宿泊施設にしました。お部屋はこんな感じです。大都会を完全に忘れさせてくれそうなところですね。
さて、今回の旅の費用は、遊覧船が15ユーロ、ランチが19.90ユーロ、博物館が5ユーロ、タグボート見学が3ユーロ、劇場のチケット代が16ユーロ、宿泊代が79ユーロで、締めて137.90ユーロ(約17,000円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、誕生日のお祝いに祖母が50ユーロをくれた。急いで財布にしまうと、何ももらえなかった弟が怒って財布を奪い外に放り投げた。僕らは観光で遊覧船に乗っていた・・・ 」
VDM(Vie de Merde)より
祝70周年 [パリ]
故あって、二日続けて早食いしてしまったら調子が悪くなってしまいました(涙)。
早食いは絶対身体に悪い。そんなことが平気でやれたのは遥か昔のこと。もうそんな無茶はやってはいけないですねえ〜。身にしみました・・・。
それはさておき、バトー・ムーシュの名前で知られるパリのセーヌ川を行く遊覧船。
パリ観光の手段の一つであるとともにパリの風景の一部になっています。
私も一度乗ったことがあります。パリには何度も行ったのに、しかも住んでいたこともあるというのに、乗ったのはたった一回???
確かに、一回切りです。どちらかいうと、セーヌ川の岸辺でぼんやりバトームーシュが通り過ぎていくのを眺めることの方が多かった。
しかし、一度乗ってみると、また違った角度でパリの街を見ることができて新鮮でした。
そんなセーヌ川の遊覧船の中でも老舗のバトー・ムーシュが今年で70歳の誕生日を迎えるそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年6月13日に配信)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
この音楽にこの遊覧船。パリのシンボルそのもの。
バトー・ムーシュなら、セーヌ川にかかる橋をくぐり抜けながらパリを代表する建築物を見物することができます。
フランスの国旗がはためいているこの建物はグランパレ。さらにエッフェル塔やノートルダム大聖堂も見ることができます。
「妻はパリが初めてなので一緒にバトームーシュに乗りました。これなら歴史の刻まれたパリを知ることができます」と男性。
「うちは子供も孫もみんなこのボートに乗りましたよ」と女性。
そしてこちらが船長のブリュノーさん。33年間、この遊覧船を操縦してきましたが、飽きることはないと言います。
「セーヌ川を航行しているといろいろなことに出会います。映画のロケに出くわしたり、あまり見たことのない新しいボートとすれ違ったり、新しい橋ができていたりで、必ず何か発見があります」
バトー・ムーシュが生まれたのは1949年のこと。創業者はジャン・ブリュエルでした。
「遊覧船で大切なのは、乗客を別世界へと連れて行くというの事なんです」と創業者。
ジャンは、1867年の博覧会で展示された後、石炭などを運ぶ運搬船として活躍していた船を買い取って、ガラス張りの遊覧船に改造し、セーヌ川を航行させました。
70年たった今、パリにはなくてはならない存在になりました。
夜の帳が降り始める頃、遊覧船はディナークルーズへと姿を変えます。
「とってもロマンティックな気分。パリって本当に美しいわ」と女性。
やっぱりパリは恋人たちにぴったりの街のようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、パリでラジオのDJをしている。大聖堂が燃えている最中に、次の曲を紹介した。それが “Ride the fire”」
VDM(Vie de Merde)より
教会の大移動??? [ノルマンディー地方]
関東地方が梅雨入りしてから一週間になろうとしていますが、暑かったり涼しかったりで天候に合わせて調整するのがかなり煩わしいですねえ〜。
どっちか一つにしてくれない?って言いたくなってきます。自然を相手にイライラしても始まらないのはわかっているのですが・・・。
人間の力ではどうにもならない、その自然現象を前に、対策を迫られているのがフランスのノルマンディ地方。海岸沿いの絶壁が少しずつ崩れているため、移動を余儀なくされる建物があります。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年6月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
英仏海峡沿いに続く絶壁。絵葉書になりそうな絶景。
しかし、喜んでいる場合ではありません。その絶壁のすぐ上の平らな土地には教会が建てられています。
この絶壁、毎年30センチから1メートルずつ崩れ落ちているとか。と言うことはつまり、教会は30年後には海の中へと消えてしまうことになります。
村人たちにとっては大切な教会です。存続させるためには移動より他に方法はありません。
「100メートルほど奥にあるあの土地に移動させる計画です」と村長さん。
建物を移動させるとなると大掛かりな作業です。しかもその費用は2000万ユーロにもなります。小さな村にそれだけの負担が可能でしょうか?
とは言うものの、すでに移動に向けた準備が進んでいます。現在は鐘楼と壁を強化する工事が行われています。
「これは村だけの問題ではありません。フランスの各地から芸術家がやってきた場所ですから、国に関わる問題なんです」と村長さん。
それにしても、建物の移動とはどうやってやるんでしょう?
実はその移動、過去にも何度か行われています。とは言ってもフランスではなく英国でのこと。
そういえば、英仏海峡の向こう側にも同じような絶壁があるのでした。
白黒映像は実際に動かしているところを撮影したもの。レールの上に乗せて、数センチ単位で少しずつ動かしていきます。
動かしているのは灯台。当時、こんな状態になっていました。すぐそばの地面にひびが入っています。恐ろしい・・・。大至急、灯台を移動させる必要がありました。そして、4か月の工事で17メートルほど奥に移動させたそうです。
教会の近くの絶壁はもろく、パラパラと崩れ落ちているのがわかります。このままでは手遅れになってしまいます。
こちらの男性はこの付近を撮影した絵葉書を集めていますが、それを見るとこの50年で変わっていることがよくわかります。
「1950年代はこれだけ土地に余裕がありました。でも今はこんなになっています。教会には大切なお墓もありますよ」
村は、このお墓と教会と絶壁の風景で知られており、年間60,000人の観光客がやってくるそうです。しかも、かつては多くの画家がこの風景を描きにやってきたそうです。
そういえばこの風景、実際に私も見たことがあるのを思い出しました。教会の中にも入ったのでした。中にはジョルジュ・ブラックの制作したステンドグラスがあります。
アリソンさんはここが気に入ってイギリスから移住してきたそうです。
そしてこちらのカップルはこの教会に大切な思い出があります。どうやら男性が結婚指輪を用意して、ここでプロポーズしたらしい。となると、教会が消えて無くなるなんて事はあってはならないこと。
しかし、教会をお墓もろとも移動させるとなると大変ですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、皆んなに勇気のあるところを見せようと、断崖絶壁から海に飛び込んだ。皆んながすご〜いと言って喜んでくれた。しかし、僕が飛び込んだ場所は、クラゲの巣窟だった 」
VDM(Vie de Merde)より
羊の大移動??? [フランドル地方]
なでしこジャパン、初戦は引き分けだったか・・・。
格下には勝っておきたかったですねえ。しかし、ワールドカップはまだまだ続きます。気持ちを入れ替えてがんばっていただきたし。
さて、先日は牛が夏山に大移動する様子を紹介しましたが、夏山へと向かうのは牛だけではありません。羊たちも夏山へと向かいます。
しかし、今回紹介するのは・・・フランスで最も小さな大移動です。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2019年6月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
フランス北部にある村ベルテン(Berthen)。
人口551人とも思えないようなこの賑わい。なんとアルプスで良く見かけるホルンまで登場しました。
それもそのはず、今日は年に一度の羊の大移動が行われる日。村をあげてのお祝いの日です。
さあ、いよいよ主役の登場です!
羊飼い一人に、羊17匹。えっ、たったこれだけ???
どうやらそうらしい。羊飼いのドミニクさん、羊を連れてフランドル地方で一番高い山に向かって歩き始めました。
羊たちの後には人間たちの長い列が続きます。
「これは人間の大移動なんです。つまり羊が人間を先導しているわけです」とドミニクさん。
17匹の羊に導かれて数百人の人間たちが山を目指します。山と言っても標高はたったの164メートル。
このお祭りのもう一つの目的は、忘れられてしまった伝統をもう一度復活させましょう!というもの。
こんな馬車や糸車を操る人も登場します。
「とてもいいお祭りだと思いますよ。昔の伝統というのは自然と密接につながっていますからね」と毛糸を紡ぐ女性。
さあ、いよいよ目的地の山に到着しました。ここが、夏の間、羊たちが暮らす山です。
「羊がたったの17匹しかいないのに、こんな大きなお祭りができるなんて驚きました」と男性。
「この地域には羊にまつわるお祭りがあまりないんですよ。で、アルプスでは牛や羊の大移動が行われるという話を聞き込んだんです。それでドミニクが羊を連れて夏山に移動するのに合わせてイベントをやろうということになった。そしたら、こんなに人が集まるようになったんです」と “ベルテンの大移動” 委員会の副会長さん。
大移動祭りは今年で5回目。歩く距離は約3キロほど。適度な運動をしながら自然を満喫できそうです。
羊たち、すっかり毛を刈られて夏の準備が完了しました。これからは栄養いっぱいの草をたくさん食べて夏山を満喫してね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、中世の繊維の歴史について授業があった。先生が、誰か羊の毛に触ったことがあるものはいるか?と言う質問に、隣の生徒が僕の髪の毛をつかんで叫んだ。『はい、僕です!』」
VDM(Vie de Merde)より
岩の上のビストロ [コート・ダジュール地方]
最寄り駅の土手に咲く紫陽花は、今年もどうも今ひとつです。
元気に咲いているものもありますが、ほとんどが半分枯れたみたいになっています。
一昨年までとてもきれいな花を咲かせていたので少々残念。東京も本格的に梅雨入りしたので、雨の雫に揺れる紫陽花がなんとなく恋しくなります。
さて、梅雨という季節はないフランスですが、ちょうど女子サッカーW杯の開幕日に重なるようにミエゲルという名の嵐が上陸して行ったようです。
試合は大丈夫かと思っていたら、翌日、フランス代表が1勝目を挙げたと言っていたので、嵐の影響はなかったようです。
そのフランスのコート・ダジュールのニースに、岩の上のビストロがあるそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年6月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがそのビストロLe Plogeoirです。
海の中の岩の上にお店があります。上から見ると、屋根の向こうに、何やら三段階の飛び込み台があるようです。
こちらの方がオーナーのマルクさんです。
「ここは廃墟になってました。何年も前から手つかずのまま放置されてたんです。でも私はもう20年も前からこの場所が気に入って、ずっと見続けてきたんです。そして、このままではいけない、この場所にもう一度命を吹き込まなくてはと思ったんです」
こうして4年前にこのビストロをオープンしました。
お店の厨房とテラス席は小さな橋で繋がれています。
地中海を見ながら冷たいカクテルをいただく・・・いいですねえ〜。私もやってみたい!
それにしてもカップルが多いですね。
「ロケーションがいいですね。他にはこんなところはないと思いますよ。それにカジュアルな雰囲気も気に入っています」と男性。
「ここはいいところですよ。車の音も聞こえてきませんから静かです」と別の男性。
客層は常連さんから観光客まで様々。
お店の全体像はこんな感じになっています。あの岩の上のテラスはちょっとスリリング。嵐が来たら大きな波に飲まれてしまいそう。
ちょうど同じアングルから撮影された一世紀ほど前の姿がこれ。
あの岩の上には船がのせられ、喫茶店になっていたそうです。
そして、1941年、飛び込み台が建設されました。恐れを知らぬ勇者がそこから海に飛び込んでいたそうです。
しかし、今は安全が確保できないため使用禁止になっています。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、雨が降っていたが、保護者全員に次のようなメールを送った。『雨が降ろうが風が吹こうが雪が降ろうが、部活は行います!』やがて大嵐になりサッカー場は使えなくなった。で、また保護者にメールを送った。『至急、子供たちを迎えに来てください!』とほほ・・・」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯66 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は、6月9日の聖霊降臨祭を祝って、ちょっと贅沢な仔牛の料理を作ってもらいます。
因みに、聖霊降臨祭とは、キリストが復活して昇天したのち、弟子たちの上に聖霊が降った、つまり、平たく言えば、今までボ〜ッとしていた弟子たちが、ハッと目覚めたわけです。
今回チャレンジしてくれるのは、現役のお肉屋さんです。ということは、メインの料理はお肉。
ではスタート!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2019年6月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはレンヌの中央市場。
このお肉屋さんが今回のチャレンジャーです。地元の選りすぐりの生産者から肉を買い付け、消費者に提供しています。
早速、30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
復活祭の時には子羊を食べましたが、聖霊降臨祭の時は、仔牛を食べるのが伝統だそうです。
「この時期は生後8ヶ月の仔牛が市場に出回る時期なんです」とお肉屋さん。
なんだそうか。宗教的な意味合いはないのですね。
というわけで、こちらの高級そうな仔牛の肉を購入。これが15.69ユーロで、残りは14.31ユーロ。
次は、市場仲間の八百屋さんへやってきました。ジャガイモ、マッシュルーム、ニンニク、オニオンヌーヴォー、ニンジンを購入。お肉の付け合せにします。
さらに、前菜用には、ルッコラ、メロンを購入。またデザート用のイチゴも買いました。これが締めて・・・19.07ユーロ!
あっけなく早くも4.76ユーロもオーバー。仕方がないので、さらに10ユーロを追加。
しかし、まだ揃えなくてはならない食材があります。乳製品のお店で、生クリームとパルメザンチーズを購入。これが4.72ユーロで、結局、超過分は9.48ユーロになってしまいました。結構な額ですね。
でも、キリストの弟子たちが目覚めた日ですから、ちょっとくらいオーバーしてもいいかも。この日がなかったら、ここまでキリスト教が広まることはなかったかもしれないですからねえ〜。美味し物を食べてお祝いしなくては!
ではお肉屋さんのキッチンで調理の開始!
まずはメイン料理の仔牛のロースト。
付け合わせのマッシュルームは石づきを取り除き、周りの薄皮をはがします。これを半分に切って串刺しに。仔牛の肉はニンニクと一緒に鍋で周りに焦げ目ができるくらいに焼きます。
「中に肉汁を閉じ込めておくために周り全体を焼きます」とお肉屋さん。
焼けたら鍋から出して休ませます。その鍋にそのまま野菜を入れてさっと炒めたら、肉を戻して蓋をし弱火にします。
その間にデザートと前菜を作りましょう。
デザートのイチゴはヘタを取って半分に切ります。生クリームをホイップしたらスプーンで整形してお皿の真ん中に。周りにイチゴを盛り付けたら出来上がり。
次は前菜です。
メロンをスライスしてお皿に盛り付け、そこにルッコラをのせたらパルメザンチーズをトッピング。ドレッシングをかけて出来上がり。
さてお肉の方はどうなっているでしょう。ちょうどいいくらいに火が通っていました。お肉を切って、野菜と一緒にお皿に盛り付けたら出来上がります。
10ユーロ近くオーバーしてしまいましたが美味しそう!しかも、なんと今日は5人分の晩ご飯ができてしまったそうです。
費用がオーバーしたのは量が多かったからなんですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ディナーに招待された。礼儀として、何を持って行ったらいいか聞いた。たいていワインかデザートなんだが、なんと、トイレットペーパーとは・・・こんなの初めて 」
VDM(Vie de Merde)より
週末はテルアビブで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。今回は、イスラエル第二の都市テルアビブを旅します。
パリからは空路の直行便で4時間半。テルアビブと言えば、すぐに空港乱射事件を思い浮かべてしまいますが、そんなイメージを払拭してくれるような旅になりそうです。
では出発!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年6月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
近代的な建物が並ぶ大都市テルアビブ。
海岸線には砂浜が続きます。ここなら1年中マリンスポーツが楽しめます。
「人生、楽しまなくっちゃ。毎日海に来るとハッピーになれるんだ」と男性。
「気分転換には最適よ」と女性。
そう言えば、この海、地中海なんですよね。地中海はここまで広がっていたのでした。テルアビブって、思い切りリゾート地ですね。
さて次は旧市街ヤッファへと向かいましょう(青印)。ここは世界で最も古い港の一つ。そして、ユダヤ教徒、イスラム教徒、キリスト教徒が一緒に暮らしている地域でもあります。
また、この界隈には古い建物が数多く残っており、観光客が散策するのにはもってこいの場所です。今回は、アーティストのジュリアンさんが案内してくれます。ジュリアンさんは、10年前、フランスからこの街に移住してきました。
この旧市街は15世紀にオスマン帝国によって作られました。長い歴史のある街のようです。中央に見える白い建物はキリスト教の教会。定刻には鐘楼の鐘が鳴らされます。そして、1日5回、コーランが町中に流れます。丘の上から見た海岸線も美しいですね。
さて、テルアビブは「白い都市」とも呼ばれています。それは、1920〜50年にかけて作られたバウハウス様式の建物が数多く残っているからです(赤印)。
「ここは全体がバウハウス様式で作られた世界でも唯一の地域です」とバウハウス・センターのミシャさん。
ミシャさんは、毎週、数百人の観光客を案内しているそうです。
「20年前は見向きもされなかった建築物が、今では大変貴重なものであることを皆さんが少しずつ認識するようになってきました」とミシャさん。
テルアビブにはバウハウス様式の建物が1000棟以上もあるそうです。中でも世界的に知られている建物がThe Poli Houseです(緑印)。2年前にリノベーションされて、今ではホテルに生まれ変わっています。屋上にはプール!
「この建物は世界遺産に登録されています。そのため、中は新しく作り変えることができますが、外側には手をつけることはできません」とホテルの方。
そんなわけで、外観は1936年のままを保っています。学生や観光客がここのテラスでシャンパンを楽しんでいるそうです。値段はなんと20ユーロ。高いですねえ〜。
どうもテルアビブは物価が高いらしい。そこで市は、観光客のために無料の見学ツアーを実施しているそうです。このブルーのTシャルを着た男性ドロンさんがガイドさん。他の観光客の皆さんと一緒にツアーに出発です。
向かった先は、イスラエルのあらゆるグルメが味わえるというカルメル市場(オレンジ印)。地中海に面した都市だけあって国際色豊か。ここはトルコ料理のお店。ブレクと呼ばれる料理を試食できます。もちろんタダ。
「クリームと塩味が効いててとても美味しいです」と男性観光客。
「これを食べたら昼食は食べなくてもいいわね(笑)」と女性観光客。
これは絶対にお得なツアーですね。テルアビブに行く機会があったら、ぜひとも参加しなくては!でも、お店の方は大丈夫かしら?
「何にも買わなくっても大丈夫。観光客が来てくれるだけで嬉しいよ」
お腹がいっぱいになったところで、今晩の宿へと向かいましょう。ここはヤッファ旧市街にあるアラブ伝統の家屋。オーナーはこの男性。ここに宿泊するアーティストは自分の作品で宿泊代を払います。そうでない方は一泊85ユーロ。
アートと言えば、お隣にあるフロレンティン地区はストリートアートで知られています(こげ茶印)。空き家になった家々の並ぶ界隈がカラフルなイラストでいっぱいになっています。ここで腕を磨いたアーティストが有名なギャラリーで個展を開いているそうです。
さて今回の旅の費用は、バウハウス・ツアーが18ユーロ、シャンパンが20ユーロ、宿泊代が85ユーロ、ストリート・アート・ツアーが15ユーロで、締めて138ユーロ(約17,000円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、楽しい週末旅が終わって帰宅した。とにかく早く食べて寝たかったのでパスタを食べることにした。鍋にお湯を沸かして茹で上がるのを待って、パスタをザルにあけた。が、パスタがない。パスタを入れ忘れた 」
VDM(Vie de Merde)より