ミコクリエの熊手 [フランスのお宝]
首都圏は鬱陶しい天気が続いてます。しかも、緊急事態は解除されず・・・。
腐っちゃうなあ〜、もう一週間待つのか・・・。
となるとジムの再開も来月からってことになりそうな。区切りがいいと言えばいいけど、そろそろプールで泳ぎたい。
周りが解除となると、なんだか浮き足立ってしまいます。
さて、フランスのテレビニュースにもコロナウィルスとは関係ないお話が登場するようになりました。
本日は、中世から作り続けられている熊手のお話です。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
フランス南部の人口2000人ほどの小さな村ソーヴ。
その100%木製のフォークの形をした熊手はこの村で作られています。
材料となるのがこの木、フランスで “ミコクリエ” と呼ばれています。
なんだか既に熊手の形をしてるような・・・。形も素材も熊手に適しているそうです。
小枝がたくさんついているものは全て切り取ります。
こちらの枝は熊手の形をしていますが、まだ細いですね。もう少し育つのを待たなくてはならないようです。
小枝を切り取り形を整えたら、かまどの火で表面を焼きます。
ちょうどいいくらいになったところで火から取り出し樹皮を剥いていきます。
そしてまだ熱いうちに美しい熊手になるように形を整えます。
この熊手が初めて歴史の資料に登場するのは12世紀の頃。ずいぶんと昔から使われてきたもののようです。
植物の形を利用して道具を作るのは昔から行われてきました。
しかし、現在、手作りでこの熊手を作っているのはこの工房だけ。年間で100本ほど製作しているそうです。
ちょうど三つ又の根元の辺りに樹皮で模様をつけます。工房のロゴマークの一種らしい。
こうしてできたものをもう一度、二時間ほどかけて火にあぶったものがこれ。これを1年ほどかけて乾燥させたら完成です。
しかし、一体、何に使うのやら。
こちらは馬を飼育している牧場です。あっ、ありました、あの熊手が。ワラを運ぶのに使われているようです。
「これなら馬を傷つけることはありませんから安心なんです」と女性。
後ろでおじさんが馬をカキカキしてました。確かに鉄ではこんなことはできないですね。それにインテリアにしても良さそうです。
一本、おいくらくらいなんでしょう?
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、妻から手にフォークを突き立てられそうになった。彼女のお皿のフライドポテトを一つ食べようとしただけなのに」
VDM(Vie de Merde)より
各国緩和 [トピックニュース]
首都圏は、明日はどうも緊急事態が解除されない可能性が高いらしい。
直近の一週間で10万人当たり0.5人を満たしてないですもんねえ。仕方ないです。もう一週間、がんばるしかないですねえ〜。
パソコンに「がんばる」と入力するとすぐに「頑張る」に変換されて、どうにも不愉快。油断すると必ず漢字に変換されてしまう。変換はやめて!
さて、外出禁止緩和が広がるヨーロッパ。今日は、その各国の様子を見てみましょう。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月18日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはデンマークの首都コペンハーゲン。
国旗を片手に晴れやかな顔の方々。やっと学校が再開になったからです。とは言っても12歳から15歳までの中学生のみ。小学生はすでに4月中旬に通学が許されていたそうです。
デンマークって感染者が少なかったのかしら?
そうでもない。WHOの報告書を見ると感染者は10,000人を超えています。亡くなった方も550人ほどいます。他の欧州諸国に比べれば少ないですが・・・。
次はギリシャのアテネ。
徐々に外出が許可されています。アクロポリスが再開された時には、ギリシャ初の女性大統領のエカテリニ・サケラロプル氏も出席しました。
ギリシャ北部のテッサロニキでは教会でのミサが許可されたため多くの信者が集まりました。
えっ、マリア様のイコンにキスしてますがいいのかな?と思っていたら、すかさず布で拭いて除菌。しかし、大勢の人がこんなことしてたらきちんと除菌できるのかなと疑問。
さらにこんなこともしてます。聖体拝領の儀式だそうですが、何人もの人に同じスプーンで食べさせています。
「聖体拝領を受けることにしました。宗派が守ってくれますから感染することはありません」と男性。
え〜っ、本当ですかね。危ない行為に見えます。
次はポルトガル。
こちらも少しずつ外出禁止が解かれています。6月6日からは、密集しないことを条件に海水浴も許可されることになっているそうです。しかし、900キロも続くこの海岸で、本当にこの原則が守られるかどうかは不透明。
「アクセスできないビーチもあります。国が全部を監視できるわけではありませんからね」と男性。
さて、楽園のようなこの海岸があるのはキプロス。観光客がやってくる前に地元の人たちがゆっくりと海水浴を楽しんでいました。
こんなところにいたらコロナ騒動なんて忘れてしまいそうですが、キプロスもコロナ感染から免れているわけではありません。感染者の数は916人。幸いなことに死者は出ていません。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、外出禁止が解けた初日に出勤した。あまりにやることがなくて、マスクをしてない人の数を数えてしまった」
VDM(Vie de Merde)より
テラス席は救世主か? [トピックニュース]
最近、どうも曜日の感覚がおかしくなって困る。
週に3回から4回通っていたジムは休館中。週に1度の音楽教室のレッスンも休講中。月に2回のバンドの練習も休み。
目安になる活動が全て一時休止。原因はこれだな。そうなると何か目印を自分で作り出すしかないか・・・。
さて、フランスでもぼちぼち飲食店が営業を始めました。
どのお店も衛生に気を使っていますが、屋内での飲食はまだちょっと抵抗がある、という時に良さそうなのがテラス席。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月17日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
人と人との間を空けなくてはならないため、屋内での飲食には人数制限があります。そうなるといつもの売り上げは期待できません。
こちらのお店では現在テイクアウトのサービスのみが許されています。しかしそれだけでは経営が危うくなります。
そこで歩道を使ってテラス席が出せればなんとかなると考えています。
「テラスだけで20人分の席が確保できます」とお店の方。
「店内で40人ほどが飲食してやっと利益を出すことができます。それを減らして営業ということになるとどうしようもありません」ともう一人のお店の方。
パリでは、場所によってテラス席での営業を夜の11時頃まで許可されている場合や、まったく許可されていない場所もあります。
パリ市は、一定期間だけ歩道にテラス席を設けて営業ができるように、地域ごとに交渉を開始しているそうです。
しかし、ことはそう簡単ではありません。
「ここは地下鉄の通気口があるので使うことはできません。それに通行人を通さなくてはならないですからね。あちらでは車で搬入・搬出が行われているので、その近くにテーブルと椅子は置けません」
そもそもが歩道ですからねえ。すぐにはテラス席に変身できそうもありません。
このコロナ禍ですでに閉店した飲食店は全体の30%ほどになっているそうです。日本と同じで苦しい経営状態が続いているようです。
ところでこの映像、この週末のパリの風景ですかね?パリはまだ赤のゾーンだったような気が・・・。こんなに出歩いていいのかな。しかもマスクもしないで歩いている人たちが相当数いますねえ。
それはともかくとして、問題は飲食店のテラス席です。
「観光客は衛生状態が良好で感染のリスクが少ないとなれば利用してくれるでしょう。そのために国や市の警察がパトロールにあたることになります。衛生状態が保たれていないと第二の感染拡大が起きて、また外出禁止を余儀なくされてしまいます」とパリ市の役人。
パリの他に、ボルドー、ストラスブール、ナント等々も飲食店に歩道を解放することを考えているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、お天気がいいので家の門のペンキを塗り替えることにした。なにしろ、すでにペンキの缶を落としてテラスの床をペンキ塗りたてにしたばかりだからね」
VDM(Vie de Merde)より
給食も再開 [トピックニュース]
一昨日の夕方、ラグビーワールドカップの日本対アイルランド戦をまた見てしまった。
何度見ても目が離せなくなり、最後は「やったあ〜!」となる。やっぱり桜の戦士はかっこよかった。おかげで今のどんよりした気分を忘れさせてくれた。
当時はコロナウィルスなんてなかったっけ。でも知らないところで蠢いていたのかも・・・。
月曜日恒例の節約晩ご飯は放送はあったようなのですが、映像の切り出しができていないので紹介することができません。次回に紹介予定です。
さて、週末は近所のレンタルスペースで机を出してマスクを売っておりました。
どれどれどんなもんだ?と見てみると、不職布のマスクが5枚で500円。一枚あたり100円。あの使い捨てのマスクが100円!
基本的にあのタイプは一回使ったら捨てるもんですよね。それで100円は高すぎる。絶対に買いません。そろそろマスクも普通の値段に戻るべき時期にきてるような気がしてきた。
さらに、100円ショップに行ったら、やっと除菌用のウェットティッシュが店頭に並んでいました。今まで一つもなかった。
洗えないものはこのウェットティッシュで拭いていたので不足して困ってました。これもそろそろ通常に戻る可能性がありそう。
マスクもウェットティッシュもこれからずっと必要になるから普通に手に入るようになってほしいものです。
それはさておき、フランスでは学校が再開され始めました。それと同時に給食も始まりました。でも、以前とは少々様子が違っていました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
給食室に入る前に、まずは手洗いから。順番を待っている間は、それぞれ離れて待っていなくてはなりません。
こちらの学校ではアルコールジェルではなく、しっかり石鹸で手を洗います。
それが済んだら給食をいただきます。以前は数人がグループになって一つのテーブルで食べていましたが、これからは一人一つのテーブルです。
黙々と食べる子供たち。なんだかつまらなさそうに見えますが・・・。
「全然寂しくなんてないです」
「そんなに嫌じゃないです」
「残念なんて思わないです」
子供たち、割に順応してるようです。でもこの子はちょっと違ってるみたい。
「友だちとおしゃべりしながら食べたかった」
仕方ないですね。コロナに感染するよりはこっちのほうがいいでしょう。
今までは一つの器にみんなのパンや料理が運ばれてきたのを取り分けていたのですが、今は一人一つずつ。
食べ終わったら、前習いをしながら給食室を後にします。こうしておけば、前の人とぶつかることもないですね。
そして一列になって教室に戻っていきます。
なんだか軍隊式ですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、給食室で食事をしていると、一人の男の子が私のテーブルまでやってくると、私の顔をじっと見つめたと思ったら、『ああ、やっぱりなあ』と言いながら去って行った。不気味・・・」
VDM(Vie de Merde)より
再開準備 [サントル・ロワール地方]
コロナウィルスという嵐が少し落ち着いてきたこの時期、マクロン大統領が救急医療の現場を訪問して看護士たちと対話をしたようです(こちら)。
今回は医療用マスクをしてます。TPOに合わせてるんだろうか?
看護士さんたち、不満がたまってたようで、思い切りぶちまけていました。それをきちんと受け止めるのも大統領のお仕事なのかな。
それなら、安倍さんはどうなんだろう?こういうことはやらないんだろうか?
どこぞの国家公務員の定年を延長するのに忙しすぎて、そんなことやってる暇はない?権力の掌握の方が大事なんでしょうかね。
さて、日曜日恒例の週末旅はまだまだ “自粛” が続いています。
今日は、外出禁止が緩和になって、見学者の受け入れ準備を始めたロワール川のお城を訪ねてみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ロワール川に架かる橋の向こうにあるのがアンボワーズ城。近くに行ってみると、入り口の階段のところでペンキを塗っているおじさんに会いました。
「見学者の皆さんが、きちんと間隔をあけて並べるように印をつけてるんです」
間隔は約1.5メートル。様々な制限があるので、人が並ぶことが予想されます。
アンボワーズ城は5月20日から再開の予定です。それに向けて、見学者に貸し出すタブレットは念入りに消毒されます。
このタブレットがあれば、ルイ12世、シャルル8世、フランソワ1世と、歴代のフランス国王が住まいにしていたこのお城の歴史がよくわかります。
すぐ近くの礼拝堂には、あのダ・ヴィンチのお墓があります。ここは入口と出口が分かれていて、見学経路も一方通行になっているそうです。
屋内だけでなく屋外の敷地内にも観光スポットがあるので注意が必要です。
屋内はさらに制限が必要です。密集を避けるためにここに入れるのは一回に7人だけ。
次に訪ねたモンプポン城でも、5月21日の再開に向け準備が始まっていました。
見学者には必ず両手を消毒してから入場してもらうことになっています。となると大量に必要になるのが消毒液。それなりの量を備蓄しておく必要があります。
そして入場の際に守ってもらわなくてはならないことを注意書きにして掲示することにしました。どうやらそれぞれの部屋には一度に4人までしか入れないようです。
「5月から6月にかけて多くの人たちがやってきますから感染者を出さないように気をつけています」
2カ月あまりの空白を取り戻すのは簡単ではありませんが、このお城、大昔に同じような経験していたようです。
「不貞を働いたとして王に非難された妃が、この部屋に5年間閉じ込められていました」
5年はちょっと長い。それになんだかこの王様、横暴じゃないですかねえ〜。
最後に訪ねたのがジズー城です。こちらはすでに見学者の受け入れを再開していました。やってきたのは男の子二人を連れたお母さん。
「お客様がみえると本当に嬉しいですね。何しろ一ヶ月遅れての再開ですから」
もうひと家族やってきました。
「本当は先週モロッコに行く予定だったんですがキャンセルになりました。その分を今回のお城見学に充てることにしました」
見学に際しては必ずマスクを着用しなくてはなりません。そして小さなグループごとに見学します。おかげでガイドさんの説明がよく聞き取れます。
最後に少しだけ登場したシャンボール城は再開するまでにまだ少し時間がかかるようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、義理の両親が私に会いに来た。車でやってきた二人を出迎えると、二人ともマスクをして乗っていた。お互いに感染するのが怖いらしい。しかし、変だなあ。毎晩、同じベッドで寝ているはずなのに・・・」
VDM(Vie de Merde)より
プラスチック復活 [トピックニュース]
在宅勤務が始まって早1ヶ月半。最近になって、朝から外に出ることもなく夕方を迎えてしまうのがどうも体に悪いような気がしてきたので、いつもの出勤時間に外に出ることにした。
公園はすでにそれなりの人がいるので避けて、あまり人のいない路地をウロウロすることにした。
外の空気を感じたり明るい光を受けたりすると、1日が始まるなという感覚になれる。
東京も早く緩和されないかなあ〜。とは言っても、今の生活がすぐに変わるというわけでもない。マスクをして人との距離を取りらなくてはならない。
ただ、少し活動範囲が広げられる。それが心に余裕をもたらしくれる気がするのだ。
さて、このコロナ騒動で環境問題が少し陰に隠れてしまってますが、本日はプラスチックのお話です。
コロナウィルスのせいで、今、このプラスチックが大活躍しているそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここは大型スーパーの駐車場。
買った品物を車に積み込む消費者の方々。消費の仕方が少しずつ変わってきたようです。
「そうですね、トマトなんかは包装されパックになったのを買いますね」
「私はいつも包装されたものを買ってますから、前と変わりませんよ」
お店の中に入ってみると、むき出しで積まれたピーマンやトマトの隣にビニールでパックされた野菜が置いてあります。
どういうわけか、むき出しの野菜より、このパックの野菜がよく売れるそうです。
コロナウィルスによる外出禁止が始まって以来、スーパーの売り上げは伸びており、プラスチックを使った商品も同時に増えています。
やはり包装されている方が安全だと誰もが感じている証拠です。
さらにプラスチック製品を必要としているのは、テイクアウト用の料理。
去年あたりからプラスチックのストローやカップはもう使わない!なんて話がどんどん進んで、2021年には姿を消すはずだったプラスチック。今年になって増殖してしまいました。
専門家によると、ドライブスルーやネット販売での食品の購入が増加し、包装する必要に迫られた結果だとか。
もうひとつ増えているのがこのボトル。消毒用の液体を入れるためのボトルです。
こちらの工場では以前の2倍を製造しているそうで、7月末まで注文で埋まってしまっているそうです。
「土日も出勤して生産ラインを稼働させています。こちらは完全リサイクル可能なボトルです。今は、とにかくより多くのボトルを生産することが求められています」
プラススチック製品を数多く使用しているのが病院。医療用ガウン、手袋、注射器等々。このマスクも化学繊維で作られています。
プラスチック製品をなくすのには、このコロナウィルス騒動が終わってくれないと先には進まないようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、車を運転していると後ろの座席に座っていた娘に、電話に出てと言われて電話に出た。数分後にはおまわりさんに止められた。あれは赤いプラスチックのおもちゃの電話機だと説明しても、信じてもらえなかった 」
VDM(Vie de Merde)より
活動開始 [ノルマンディー地方]
アメリカって、わけのわからない国になってしまいました。
コロナ対策のために召集された専門家が、今、経済活動を再開させたら感染がさらに拡大する恐れがあると言ったら、トランプがそんなことは受け入れられないと言ったとか。
さらに保守派の中には、そのような専門家はクビにしてしまえと言う人たちもいるそうです。
なんかちょっと驚く。これじゃあ何のために専門家のアドバイスを受けようとしたのさっぱりかわからない。
普通、専門家がそう言ったら、もう少し我慢して活動再開は先送りにするってなりませんかねえ〜。
大国がこんなでは、世界のコロナ収束への道はまだまだ遠い。
それはさておき、外出禁止の緩和が始まったばかりにフランスですが、11日時点の各地の色分けはこんな感じになってました(こちら)
主に北東部が赤、その他は緑です。フランス有数の観光地であるモン=サン=ミッシェルは緑に入ってます。
2カ月あまり入り口が閉じられていましたが、観光客の受け入れを再開したそうです。
しかし、観光客、来ますかね?
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
あれ、来てますね。写真撮ったりしてます。
島の中の人も観光客も再開の日を首を長くして待っていました。とは言っても、まだまだ入場者は少ないらしい。
「まだ人が多くないと思ったので、見学に来ることにしました」と男の子。
「美しいですね。車の数も人の数も少ないから、かつての姿を取り戻したようです」とお父さん。
シャトルバスも動き出しましたが、まだ乗客は数える程度。
島の中は小さい路地ばかり。2メートルも間隔をあけて見学など無理、と思っていたら、なんと一方通行になっていました。これなら大丈夫か。
普段は1日だけで1万人が訪れていましたが、この日は、100人前後にとどまりました。
「ちょっと驚きましたが、見て回るのにはちょうどいいですね。安心してあちこち細かいところまで見ることができます」と男性。
こちらのご夫婦は、一度新婚旅行で訪ねたこの地に再びやってきました。
「我々が結婚したのは1964年ですが、来たのが冬だったせいか、当時もこんな感じでした」と男性。
「当時は今みたいに45分で修道院までさっと行って帰ってくるというような観光ではなかったですよ」と女性。
その修道院は、まだ中に入ることはできません。そのせいか、路地の脇に並ぶお店もほとんどが休業中。
この時期に建物のリフォームに着手する人もいます。
こちらのお店は営業を再開しましたが、2カ月近く休業を余儀なくされました。
「なんとか持ちこたえましたよ。隣近所と励ましあってきましたから。これからどんどんお客さんに来て頂ければありがたいです」
思ったより観光客が来てましたが、これだったらまだ人と人とが接近することはなさそうですし、ゆっくり散策が楽しめそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、隣の住人が、『グルテンフリーの食事をしたおかげで、コロナウィルスに感染してないのよ』と自慢げに話していた」
VDM(Vie de Merde)より
緩和後の生活 [トピックニュース]
在宅勤務にも慣れ、少し生活が落ちついてきて時間に余裕が出てきたので、やっと冬物の整理ができるようになった。
あまり外に出ないうちに季節が一つ飛んでしまったような錯覚を起こしてしまう。
来年の3月、4月、5月はどんな感じになっているのだろう?その頃にはコロナウィルスの治療薬ができているかな。きっとできてるさ!
さて、外出するときはマスクをして、人との間隔は2メートル開けること、そして3蜜を避けることというのを、少なくともこれから1年は続けなくてはなりません。
その中で2メートル開けるというのがなかなか難しい。フランスではこんなことになっていました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月13日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
お店の前には長い列ができています。なにしろ前の人と間を空けなくてはならないため、どうしても長くなってしまいます。
ここはフランス北部の都市リール。コロナ騒動以前にはこんな光景は考えられませんでした。
長い列を作っているということは、自分の番が回ってくるのを根気良く待つということ。
これがコロナ後の生活スタイルということになるんでしょうか?
朝の10時にはすでに10人くらいの列ができていたそうです。なぜ待っているかといえば、注文しておいた野菜を持ち帰るため。
「予約しておいたのにかれこれ1時間も待ってるんです。ちょっとひどいと思うわ」と女性。
「どこに行っても行列ができていて順番待ちです。いつもだったら8時半とか9時に来てさっと帰るんですけどね」と別の女性。
これ、やり方がまずいんじゃないですかね。整理券のようなものを渡してそれぞれグループ分けし来店の時間帯を決めておけば待たなくて済むと思いますけどねえ。
「こう言う生活に慣れないといけないんでしょう。事前に買うものを決めておいて、今までは30回くらい行っていたのを3回くらいに減らすとか」と女性。
こちらはかなり長い列ができていますが、先頭まで行ってみると、そこは郵便局。
「このような事態ですから仕方がないのかもしれませんが、もう少し中に入れてくれてもいいんじゃないですかね」と男性。
「こんなお知らせをもらったのですが、どうしたらいいのか聞きに来たんですけど、ご覧の通り並ぶしかないですね」と女性。
日本で同じようなことが起きると困りますね。もっと気の利いたやり方ができるように工夫が必要です。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、レストランでランチを食べるのに並んで待っていたら、間違ってトイレ待ちの長い列に並んでいたことに気がついた 」
VDM(Vie de Merde)より
パリのビジネス街 [トピックニュース]
おとといの夕方か夜のNHKのニュースで、フランスでは在宅勤務が推奨されているため、シャンゼリゼ通りも人通りはほとんどありません、とかなんと言ってましたが、あそこはビジネス街ではなく観光客が行くところだから、今、人通りがないのは当たり前。
在宅勤務うんぬんかんぬんというのならデファンスに行かないとダメでしょ。
あまりパリに詳しくない人がニュース原稿を書いたのかしらん?
そのデファンス地区の月曜日の朝の様子を見てみましょう。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらは3,600社が集まるビジネス街。コロナ騒動前は280,000人ほどのサラリーマンがここで働いていました。
しかし、8週間にわたる外出禁止で、この通り見事に人が消えてしまいました。
そして一部緩和が始まった5月11日の朝、マスクをした数えるほどの会社員が足早に職場へと向かいます。
「遅刻してしまいました!」と女性。
「ガラガラですね。ちょっと変な感じです」と男性。
朝のラッシュ時には大勢の勤め人が地下鉄の駅から上がってくるのですが、今朝はまだ人の姿はまばら。
「外出禁止が解除になるまでには時間がかかりますし、少しずつ段階を踏んでやることになります」と女性。
この方、とある会社の社長さん。会社にお邪魔させていただきました。
160㎡のオフィスには誰もいない・・・と思ったら二人ほど出社してました。
以前とは異なるオフィスのレイアウト。社員が距離を保って仕事ができるように机や椅子の位置を変更しました。
「大きく変わったのは会議室です。全員がマスク着用を義務付けました」
デファンス地区の企業に勤める会社員のほとんどが在宅勤務を要請されています。
こちらの会社では、この日から6月末までに少しずつ社員を会社に戻すことにしているそうです。
「ここで熱を測って、マスクをつけてもらいます。それに消毒用ジェルもこちらに用意してあります」
ビルの地下にある駐車場もいつもなら満車ですが、この日は空っぽです。
多くの人たちが立ち寄るショッピングセンターも今は休業中。ランチはオープンしているお店を探して調達しているようです。
「皆さん、いつもと様子が違っているので戸惑っているようです。慣れるのに少し時間がかかりそうです」とお店の方。
緩和と言ってもフランスはまだまだ慎重なようですねえ。
1日の感染者がやっと二桁台になったばかり。亡くなった方の数は26,000人余りに達しています。第2波、第3波は絶対避けたいところでしょう。それは日本も同じ。
お隣の韓国のナイトクラブの一件もあります。あれだけPCR検査もして抑え込んでいたのに、一人の人間の行動でまた感染が広がってしまう。本当にタチの悪い得体の知れないウィルスです。
今年のお正月、2020年の前半がこんな状況になるとは想像もしていませんでした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、私は一度も会社の社員アルバムに載ったことがない。33年も前から勤めているというのに。私は亡霊社員か?」
VDM(Vie de Merde)より
外出禁止緩和の初日 [トピックニュース]
10日くらい前のニュースで言ってましたが、地球のオゾン層に空いていた穴が消滅したそうです。
やはり外出禁止で大気汚染が緩和されたからだ、と思いがちですが、専門家によるとそうではないらしい。
確かに、たった2ヶ月外出規制が行われたからといって、あのしつこい穴が消えるとは思えない。ただ、これからの気候に変化が起きるのではないかと気になります。
さて、昨日の東京は30℃近くまで気温が上がり、急遽、短パンに半袖Tシャツ姿で在宅勤務でした。これだから在宅って気楽でいいですね。
それはそうと、要り用のものがあったので、近くの店までマスクをして出かけたらかなり暑苦しい。
これから季節は夏に向かってどんどん進んでいますが、あの酷暑の中、マスクをつけて移動となると厳しいですねえ〜。倒れる人が続出するんじゃなかろうか?
今年の夏は適度に暑い夏になることを祈ります。
さて、昨日、外出禁止が条件付きで緩和されたフランスですが、パリの地下鉄はどんな感じになっているのでしょうか?
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
パリ郊外から中心部へと走るRER線。緩和されたばかりのこの日、技術的な問題が発生し遅れが出てしまいました。
そのおかげで、この混み具合。人との間隔をとるなんてことはできるはずもありません。
こちらの女性、6時半の電車に乗る予定でしたが、思うようにいかなかったようです。
「あまりの混み具合に4本くらい電車を見送りましたよ。バスに乗った方が良かったかもしれません」
RER線を下りてパリの地下鉄に乗り換えます。こちらは思いの外空いていました。
「先月より空いてる感じがします」と女性。
「折りたたみの椅子には座ってはいけないので、守るようにしてます」と赤いマスクの女性。
その折りたたみの椅子に座っている男性がいました。
「隣に誰もいなくて、一人で座れるから安全なんです」と男性。
そう言われるとそんな気もしてきます。でも、あれは乗降口のところにありますからねえ、やっぱりやめといたほうがいいんじゃないですかね。
車両の床にはシールが貼ってあります。座ってはいけない座席にもシールが貼ってあります。どれも人との間隔を十分にとるための処置です。
しかし、電車から一斉に人が降りるとなると、その規則を守るのは難しいようです。
駅のホームには間隔がきちんと空いているかどうかを確認するためのカメラが設置されています。
とは言っても、外出禁止が緩和されたこの日の利用率は通常の三分の一程度だったそうです。
人との間隔をとるのは難しい場合もありましたが、マスクは全員が着用していました。
そして改札口では消毒液のサービスも行われていました。今ひとつ利用者は少ないようですが、手にシュッと吹きかけてくれるようです。
一方、パリの街を網の目のように走るバスも地下鉄と同様で利用者は少なかったようです。
「皆、用心してマスクをしてますし、外出も自粛しているようです」と女性。
確かに自粛しているようで、いつもなら大渋滞の道路もこの通りスムーズに流れています。
とりあえずこの日は、緩和されたからどっと人が外に繰り出すということにはなっていないようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、私は駅の監視カメラを監視している。驚いたことにモニター画面に、妻が知らない男と親しく手をつないで歩いているのが映っていた 」
VDM(Vie de Merde)より