外出禁止で晩ご飯99 [お料理実践編]
最近、ジョギングする人が公園だけでなく普通の道路にも現れるようになった。
専門家の話によると、ジョギングする人たちは普段以上に周りの人たちとの距離を開けたほうがいいらしい。
そうなると、真ん中を車が走って、両脇を歩行者が歩いている事実を考えると、道路を走るのはNGのような気がする。正直、やめるべし。交通事故のリスクもある。
さて、月曜日は恒例のお料理シリーズ。
今回は、外出禁止中のとあるご家庭にお邪魔してフルメニューのお食事を作ってもらいます。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月9日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはボルドーにある市場。上から見るとカラフルできれいですねえ〜。
やってきたのはリポーターさん。ご覧のように果物をたっぷり仕入れました。
トマトが果物か野菜かという議論はさておいて、この果物を持って外出禁止中のクロティルドさんのお宅にやってきました。
なんとお子さんが4人もいらっしゃいました。
今日は、お母さんとこの子供たちが果物たっぷりのご飯を作ってくれます。
まずはミントとメロンとトマトを使った前菜から。
ミントの葉を一枚ずつ茎から取り外します。根気のいる仕事ですね。
そしてお兄ちゃんがメロンを切って皮をむきます。
準備ができたらガラスの器に盛り付けてオリーブ油を垂らします。白いのはフレッシュチーズ?最後にミントの葉っぱをトッピングして出来上がり。
子供たちにお料理を楽しんでもらうにはちょっとしたコツがあるようです。
「 見た目に楽しくてカラフル感じの料理にするといいようです」とクロティルドさん。
次はメイン料理。ピペラードと呼ばれるバスク地方の家庭料理を作ります。
色違いのピーマンとトマトを切ってフライパンで火を通します。
「火を通しすぎるとビタミンがダメになってしまうので、少し歯ごたえがあるくらいにしておきます」
玉ねぎをスライスしたのも入っているようです。ラタトゥイユ風ですね。
最後は次男のアムリー君がデザートを作ってくれます。捏ねているのはクランブルを作るための生地。これはちょっと楽しそうですね。
と思ったら、あまり楽しくないらしい。気持ち悪いそうです。爪の間とか生地が入り込んでイヤらしい。
デザートに使うイチゴをスライスしているのは末っ子の女の子。あれれ、つまみ食い。食べるなという方が無理ですねえ〜。
お兄ちゃんが気持ち悪いと言いながら作った生地をオーブンで焼くとこんな風にクランブルが出来上がります。
器にイチゴ、ホイップクリームの順に入れて、最後にクランブルをのせたら出来上がり。
これなら子供にも簡単に作れますね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、スーパーで買い物をしていると、ワンピースがカートに引っかかってしまった。1秒後にはフルーツと野菜売り場の前で、下着姿になっていた 」
VDM(Vie de Merde)より
外出禁止の街21 [ラングドック=ルシヨン地方]
マクロン大統領がパリ郊外の小学校を訪問した時にしていたマスクがちょっとした話題になっています。
私の目には黒に見えたけど、実際はスーツの色に合わせた濃紺。しかもフランスの国旗と同じトリコロールカラーの縁飾りの付いたプチおしゃれな布製のマスクでした。
あれは一体、どこのメーカーが作ったものか?
パリから車で2時間弱のオーブ県にあるカットソー専門のメーカーChanteclair社のものでした。そしてあの縁飾りは、原産地保証、つまりメイドインフランスを保証するマークなのでした。
日本の代議士さんたちは皆さん白か水色の不職布のマスクをしてらっしゃいます。日本製???
普通に買おうとお店に行っても置いてないから、未だに私は手に入れることができません。
買い物は三日に一度で手早く済ませなくてはならないから、マスクを求めて歩き回るわけにもいかない。またネット販売はあまり信用できない。結局、自家製布マスクで済ませることにしました。
代議士さんたちは一体どこで手に入れていらっしゃるのやら・・・。
それはともかくとして、相変わらず日曜日恒例の週末旅は放送がないのでお休みです。
本日は、外出禁止の街シリーズの続きです。今回はガール県の名所旧跡を鳥になったつもりで空から見てみましょう。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ガール県の県庁所在地ニーム(Nîmes)にはローマ時代の遺跡が数多く残されています。その一つがこの円形闘技場。
いつもなら毎日1000人から2000人のオーディオガイドを手にした観光客でいっぱいなのですが、今はこの通りです。わずかな時間に外出を許された家族連れが散策を楽しんでいます。
「普段は寄り付くこともできない場所です。この時間は特に人で一杯ですからね。周りでは飲食店がテラスにテーブルや椅子を並べて忙しくしてますよ。こんなにのんびりできるなんて夢のようです」とお父さん。
ローマの遺跡はここにもあります。メゾン・カレと呼ばれるガロ・ロマン時代の神殿です。本当に人影すら発見できません。静まり返っています。
近くで見つけた人の姿といえば、住宅のバルコニー。外出禁止になってからというもの、多くの人がバルコニーで過ごす時間が増えたそうです。
「ここは家に留まりながら、街の人たちとも交流できる場所なんです」と女性。
知り合いが下を通るとバルコニーから声をかけるとか。ご近所づきあいは問題ないですね。
外出禁止は観光客のいなくなったニームの街を市民が再発見する良い機会にもなっています。
「いつも見慣れた運河や建築物をまた違った目で見ている自分に気がつきました」と男性。
「車の音の代わりに運河の水の音が聞こえてきて、穏やかな気持ちになれます」と女性。
こちらは泉水公園。今は閉鎖されていますが、ここの湧水がニームの起源になっているとか。
そんなニームでせっせと仕事に励んでいるのがワイン農家のブリュノさんです。ブドウの木は毎日の手入れと観察が欠かせないとか。
最後は、ニームから北東へ数十キロのところにある水道橋ポン・デュ・ガールに行ってみましょう。
相変わらず美しい造形ですね。5月には毎年4000人の観光客が訪れる名所中の名所ですが、今は誰にも邪魔されずに記念写真が撮れるくらい人の姿はありません。
下を流れる川では水浴を楽しむ人たちの姿もありません。今は近づくことさえ禁止されています。
そのせいか、草が伸び放題になっていました。夏を控えて草刈りの作業が始まったところです。
近くの飲食店ではテラスの見直しに着手中です。テーブルとテーブルの間を空けなくてはならないですもんね。
「今はここで素晴らしい眺めを独り占めしている感じですが、いずれお客様には大勢来ていただきたいですね」と店主。
このお店、いい場所にありますねえ。このお店なら美しい水道橋を眺めながらゆっくりできそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、コロナウィルス騒動が始まってから2か月になる。友人の一人が言った。『ねえねえ、コロナウィルスって、ガス???』」
VDM(Vie de Merde)より
緩和を待ちながら [トピックニュース]
ふと思い出したのですが、マクロン大統領がパリ郊外の小学校を訪問した時、黒いマスクをしていました。
よく見ると、そのマスクの上端の方に、トリコロールカラーの小さなタイピンのようなものをつけていました。あれ、なかなかおしゃれですね。
これから少なくとも1年間はマスクをつけて行動しなくてはならないようですから、少しおしゃれも楽しみたいところです。
さてフランスでは、外出禁止の緩和策が発表されることになっている5月11日が刻一刻と近づいてきます。
今のパリはどんな具合になっているのでしょう?
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月7日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
外出禁止から52日目をむかえたパリ。
セーヌ川の岸辺で休んでいる鴨も縮こまっていた足を伸ばしています。
セーヌ川沿いを走る車道には車が戻ってきました。
「ほとんど通常に戻ってますね。8時頃からバイクに乗って出てきましたが、6割方戻ったんじゃないですかね」と男性。
「やや少ないくらいですね」と別の男性。
歩道にはジョギングをする人たちの姿も見えます。
こちらはカルティエラタン。学生の姿はありません。公園も閉鎖されています。
市民の頭にあるのは来週の月曜日にどんな発表があるかです。
「いろんな人と会えるようになるんじゃないですか」と若い女性。
「友人と会えなかったですから、会いたいですね」と高齢の女性。
「田舎に行ったり、公園を散歩したりしたいとずっと思ってました」と女性。
「外出禁止中はしっかりと規則を守って家にいましたから、次は緩和されると期待してます」と男性。
外に出て、春の太陽を浴びるのは気持ちよさそうですね。
でも、これからは外出するときはマスク着用が義務付けられます。
「これはシャツで作った自家製の手作りマスクです」と女性。
「これは地下鉄に乗るときにするマスクです。もちろん混み合う時間帯の地下鉄やバスは避けて、歩くとか別の方法で移動してます」と男性。
二人とも柄のマスクでした。近頃、柄のマスクが見慣れてきて、不職布の白やブルーのマスクは病人みたいに見えてきました。
しばらくは私も布製の袖マスクにフィルターの代わりのキッチンペーパーを挟んだもので頑張ってみようと思っています。
小さなピンみたいなのがあるから付けてみようかな・・・。
火災にあったノートルダム大聖堂も修復の準備が再開されるのを待っているようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、外出禁止の間に、うちの郵便受けが盗まれていた。なぜに郵便受け???」
VDM(Vie de Merde)より
セレのさくらんぼ 2020 [ラングドック=ルシヨン地方]
わが家では、パチンコ店に行く人を止めるのは無理、もうあれは依存症だもの、となっています。
お店を閉めてくれないことにはどうにもならないですねえ〜。感染者が出ないことを願うばかり。
それはともかくとして、コロナウィルス後の社会は元には戻らない。以前とは全く異なる社会になると言われています。
そりゃそうでしょう。だって、ちゃんとした治療薬が見つかるまでは、このウィルスと上手に付き合っていかなくてはならないんですからねえ〜。
マスクをして、人とは約2メートルは離れていなくてはならない。
そうすると超満員の電車に乗って出勤などは以ての外、在宅勤務が当たり前!となるのかな?
このコロナ騒動で急遽在宅勤務を始めた私ですが、思っていたよりずっと快適で効率的だと感じます。
最初は、自宅に会社の仕事を持ち込むのは嫌だなあと思っていたのですが、あまり気にならない。始まる時間も終わる時間も自分で自由に決めることができるから、結局、仕事モードと私生活モードを混同することはなかった。
そしてあの煩わしい通勤の手間を省くことができるから時間を効率的に使うことができます。色々と便利なことが多い。
そんなわけで、在宅勤務賛成派に寝返ってしまいました。6月以降も在宅勤務を続けたし。
それはさておき、今日は春の恵みのお話です。フランス南部の町セレ(Céret)ではさくらんぼの収穫が始まりました。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
司会のジャックさん、なんだか早口言葉で噛んじゃったみたいになって苦笑い。cerises de Céret(セレのさくらんぼ)が難しいですね。
毎年この時期に登場するのがセレ産のさくらんぼ。小さな実をナイフで切ってみると、中までしっかり熟していました。ジューシーで甘くて美味しいそうです。
セレのさくらんぼはAOP付き。この地方で採れた品質保証のさくらんぼです。
「甘いものを食べ過ぎちゃいけないんですけど、この季節が終わる頃には、結局2キロ以上のさくらんぼを食べてますよ(笑)」と女性。
果樹園の向こうにはピレネーの山々が見えてきました。
野鳥の鳴き声も聞こえてきます。甘いさくらんぼに惹かれてやってきたのかも。
広さ1ヘークタールあまりの果樹園に600本の桜の木が植えられています。
その木のさくらんぼを一つ一つ人の手で摘み取っていきます。濃い赤色になったら熟した証拠。これを見分けながら収穫します。
収穫されたさくらんぼは、80軒もの農家が共同で運営する出荷場に運ばれ箱詰めされます。
今年は雨で収穫が遅れたので、お店に並ぶのも少し遅くなりました。お客様にとっては待ちに待ったさくらんぼです。
お値段の方は1キロあたり11〜15ユーロ。
季節のものはやっぱり一番に食べたいですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、自分で髪の毛をチェリーピンクに染めてみた。その結果、おでこと洗面台はチェリーピンクの染まったけど、肝心要の髪は前と同じ色だった」
VDM(Vie de Merde)より
外出禁止の街20 [ノルマンディー地方]
5月11日の緩和を待ちながら外出禁止の続くフランスですが、マクロン大統領がパリ郊外の小学校を訪問したそうです。その様子に興味のある方は、こちら。
大統領と一番前の席に座っていた女の子とのやりとり。
「私のお母さんは病院で看護師をしています。コロナウィルスに感染した人の治療を手伝ってるんです」
「ああ、コロナウィルスと戦ってるんだね」
「うん」
「もう直ぐウィルスをやっつけられるね」
「うん」
それなりの意図を持って行われた訪問のようです。
さて、今日は空から見た外出禁止の街シリーズです。
今回は、多くの画家が訪れたことで知られるノルマンディ地方の街オンフルールを鳥になって見てみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
オンフルールの朝。
古い港に並ぶ家々が鏡のような水面にその姿を映しています。美しいですねえ〜。この眺めが多くの画家たちにインスピレーションを与えてきたのでしょう。
ここで土産物店を夫婦で営んできたファブリスさん、毎朝この風景を眺めるのが日課になってしまいました。
「ここからの眺めは素晴らしいですよ。これだけ美しい場所は他にはありません。今の困難な状態とは裏腹に、静かで居心地がいいくらいですよ」
港で飲食店を経営するレジスさんがやってきました。今は休業中でまだ観光客を受け入れるような状態ではありませんが、毎朝こうして店にやってきては新聞を読んでいます。
「いつもなら6時か7時頃には準備をして、9時頃には観光客の朝食を出しているところです」
当然ながら観光客の姿はありません。街の経済には大問題ですが、それがかえって街の美しさを引き立てています。
春を謳歌する花々。
こちらの女性はクローディアさん。祖母と一緒にエビを販売するお店を営んでいます。
「今まで気がつかなかった街の良さが見えてきました。40年ぶりにこの街に戻ってきたのが2年前のことです。留守にしていた時間を少しずつ取り戻しているところです」
サント=カトリーヌ教会の鐘の音が聞こえてきました。
100年戦争後に建てられた木造の教会は、船底式の天井に身廊が二つある少し変わった作りをしています。シーズン中は毎日6,000人が訪れる観光スポットです。
「ここはオンフルールの船大工によって作られた歴史ある教会ですが、ここまで訪れる人が少ないのは初めてのことです」と神父さま。
外には子供を連れたご夫婦がいらっしゃいました。
「今朝、この教会でこの子が洗礼をうけるはずだったんです」とお母さん。
洗礼も禁止されていたんですね。
そして最後に港に停泊する漁船を見つけました。フローランさんは帆立貝漁に出かけるはずだったのですが、コロナ騒動で3月中旬から港に足止めになってしまいました。
「でも、もう一度、周りの良さを確認するいい機会になりましたよ。静かな海に空を飛ぶ鳥。本当にいいところですよ」
川にできた中州が、なんだか船に見えてきました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、僕のGPSがひとりでにオンになっていた。GPSも外出禁止に飽き飽きしてきたに違いない」
VDM(Vie de Merde)より
五月の薔薇 [コート・ダジュール地方]
もう少しがんばれば、トンネルの向こうに明かりが見えてきそうな気が・・・。
WHO発表の5月4日までの国別感染者レポート(こちら)です。
日本の感染者の増え方が明らかに減少していますが、フランスもかなり少なくなってきました。
ただ、2波、3波とあるから喜んでばかりはいられません。日本は2波を経験しましたからねえ〜。2波はしつこいし、ダメージも大きい。
現実はちょっと重たい気分ですが、自然は人間を置いてけぼりにして季節の歩みを続けているようです。
南仏では5月の薔薇の収穫が始まりました。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
緑の中に見えるピンクの花。これが通称5月のバラです。
ミツバチも開花を知って蜜を集めにやってきました。ミツバチは蜜ですが人間はこの花の香りを頂きます。
そのためには、まずは花を摘み取らなくてはなりません。今年はコロナウィルスのために、マスクをして間隔をあけて収穫作業が進められています。
「外出禁止の中、外に出られて、しかもいい匂いのバラ園で仕事ができるなんて幸運です」と女性。
「バラのいい匂いがして本当にいい気分ですよ」と別の女性。
「もう、天国ですよ。世界で一番きれいな仕事だと思いますよ」と男性。
香水の町として知られるグラース周辺では、このバラの栽培が19世紀から続けられてきました。
「花が開くためには暖かい太陽の光が必要です。空気が暖かいうちに摘み取らなくてはなりません」とバラ園五代目オーナーのバブリスさん。
代々受け継がれてきた畑を守ってきました。
「一年かけて休まず手入れを続けてきた花が咲くと嬉しさもひとしおなんですよ」
5,000本のバラの木から毎年40トンのバラが収穫されるそうです。
布袋に詰め込まれた花は工場に運ばれ、香りのエッセンスが抽出されます。
ジャン=フランソワさんはこの道32年のベテランです。
「花をここに入れてエッセンスを抽出します。花1キロにつき6グラムのエッセンスが取れます」
貴重な香りのエッセンス。これを使って様々な香水が生み出されることになります。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、大枚をはたいて買った香水を、8歳になる息子がトイレに流してしまった。『あれって、トイレの臭い消しじゃないの???』と息子 」
VDM(Vie de Merde)より
外出禁止緩和 [トピックニュース]
昨日の朝、自分のブログをチェックしていたら、どういうわけか「niceは締め切りました」になっていてびっくり。慌てて解除。どうしてそんなことになったのやら・・・。
niceはいつでも受け付けます!
さて、 日本は緊急事態が延長になってしまいました。やはり感染者数が急激には減らなかったですもんね〜。
でも、WHOの国別感染一覧を見ながら気づくのは、日本の死亡者数少ないこと。
数週間前くらいまで、欧州ではドイツが頑張っていましたが、この数週間のうちは死亡者の合計が6,649人にも増えていました。ざっと日本の10倍です。
いくら日本でのPCR検査が少ないとは言え、ここまで死亡者数をごまかすことはできないでしょう。
今、重篤で入院されている方々には必ず元気になって退院していただきたいです。
それはさておき、今日は死者30,000人近くを出したイタリアの外出禁止緩和の様子を見てみましょう。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここは大都市ミラノ。
散歩する人たちの姿が見えますが、この月曜日から人影の消えたビジネス街にまた人が戻ってくるらしい。
「人との間隔をとって歩かなくてはなりません。なんだかお互いに疑いぶかい人間になったような気分になりますがね」と男性。
通勤できるようになったとは言え、職種は制限されています。サービス業、建設業、製造業の3つ。
こちらは繊維工場。2カ月ぶりに生産ラインが再開されます。しかし、そのためには守らなくてはならない規則があります。
「従業員には位置情報がわかるように時計を携帯させなくてはなりません。それから1日にマスク2枚と手袋2セットも必携です」と工場の方。
通勤に使う地下鉄の床には印が付けられています。人との間にきちんと間隔をとるようにするためです。
意識していないとこの間隔をとるのが難しい。日本でもきちんとやっている人は2割くらいしかいないような気がします。
そして一般の市民にとって嬉しいことは公園での散策が許されたこと。家にこもってばかりではストレス溜まりますもんね。
レストランなどの飲食店はどうかといえば、すぐに再開というわけにはいきませんが、テイクアウトなら許可されました。
「これで何とか賃貸料くらいはまかなえそうです」とお店の方。
外出の自由は限定で緩和されましたが、まだ証明書が必要なところがほとんどだそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、職場でマスクが配られた。いつも皆に口が臭いと言われていたけど、やっとそれが分かった」
VDM(Vie de Merde)より
ビズは絶滅危惧種??? [お料理実践編]
月曜日恒例のお料理シリーズは放送がなかったのでお休みです。
WHOのサイトで毎日更新される国別新型コロナウィルス感染一覧ですが、アフリカ諸国と南米がリストに追加されページが増えてしまいました(こちら)。
最上部の青字Situation reportをクリックすると前日までの各国の感染数等々が一覧になったものが見られます。
欧州は外出禁止が緩和されているようですが、まだ毎日4桁で新しい感染者が出てきているようです。緩和なんかして大丈夫なんだろうか?
とは言っても、日本より厳しい外出禁止でしたから、緩めたとは言え、今の日本とあまり変わらない状態になったのかもしれません。
欧米にこれだけ感染者が出た原因の一つは、感染しても症状が出ない状態で握手や頬にキスをする習慣があったからのような気がしてならない。
今のフランスはどんなことになっているんでしょうか?
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年4月26日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
マクロンさんとメルケルさん、以前はよくこれをやってました。
こちらでも、やっぱりやってます。フランスではこれをビズと言う。
トランプがやってきた時もやってます。そして固く握手もしています。
ところが今のマクロンさん、コロナウィルス感染で病院を訪ねた時は、相手には近づかず、手を合わせて東洋風の挨拶をしていました。
これからもずっとこれでいくのかしら?ビズはもうなくなってしまうの?
社会的習慣について詳しい専門家にお話を聞いてみました。もちろん、対面では感染のリスクがありますからネットのビデオ電話です。
「目下のところビズは難しい事態になっています。するべきか、せざるべきか。してしまうと感染のリスクが高くなりますが、しないでいるとどうもぎこちない関係になってしまう。これがキスとなるまた複雑です。好きな女性にキスしていいのかいけないのか。キスをしてしまうと感染のリスクがありますが、キスをしないと好きだという感情を相手に伝えることができず、結局、自分には気がないんだと思われてしまうわけです」
確かに、これは少々複雑ですね。街角で聞いてみました。
「一日に何回もビズをしてますが、最近になってちょっとやりすぎだと思うようになりました」と女性。
そんなわけで、最近はこんな感じになってきました。間隔をあけて握手はしないで手を振ります。
または、肘と肘をタッチかグーをタッチ。足と足なんて人もいるようです。
「私はこんな感じで、日本風です」と高齢の男性。
これ、日本風じゃないですねえ。挨拶をするのに手は合わせません。ご飯を食べる時とお祈りをする時にしかやりませんよねえ。
日本にやってきた欧米人が間違ってすぐこれをやろうとする。やめで欲しいですよねえ。
と思っていたら、「結局、私はビズの方がいいですね」と男性。
日本と違って、挨拶するときはどこかに触れているのが自然らしい。そうしないと相手に友好的だということが伝わらないと思っているらしい。
西洋の影響で日本人もだいぶ変わってきたけど、基本的には触らないのが普通。
最後にインタビューした相手は中国人。
「ビズはなくならないですよ。絶対になくならない!」
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、私はパスタを食べるのが習慣になってしまったことに改めて気付かされた。というのも、考え事をしながら料理をしていたら、スープをザルにあけてしまったからだ」
VDM(Vie de Merde)より
外出禁止のワイン街道19 [アルザス地方]
フランスは外出禁止が緩和されるのに伴って、マスクの着用が義務付けられます。
顔が半分隠れてしまうようなマスクはフランス人にとっては奇妙な道具に見えるかもしれませんが、今は感染を広げないための大事な手段です。
ところが、このマスクの値段が高騰していて大きな問題になっています。理由の一つは世界中で争奪戦になっていること。さらに材料の不職布が不足しているようです。
世界中の人間がマスクを必要としているわけですから(しかも使い捨て)、その量は膨大です。不足するのもうなずけます。布やらキッチンペーパーやらで代用していますが、結局は不職布がフィルターとしても着け心地からしても優れてますね。
少し高くても他国に頼るのではなく国内で製造販売が出来るようにしておくことは大事だなとつくづく思うのでした。
さて、日曜日恒例の週末旅はまだまだお休み。今回は、外出禁止中のアルザスワイン街道を鳥になって飛んでみることにしましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年4月30日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
毎年200万人が訪れるアルザスワイン街道。
観光客は自転車や徒歩、または馬で観光を楽しんでいるとか。空には本物の鳥が・・・。
こちらタン村(Thann)。街道の南端にある村です。メインストリートに降り立ってみると、やはり人影はありません。
でもブドウ畑に行ってみると、こんな家族と出会いました。
「のんびり散策ができるブドウ畑があって幸運です。お天気もいいので気分転換に出かけてきました」とママ。
家族の手にはスズランのブーケ。かなりの距離を歩いたようです。野生のスズランでしょうか?
散策を楽しむ家族もいれば、庭や家の手入れに励む人たちもいます。
アルザス地方でよくみかけるコロンバージュと呼ばれる木骨構造の家々。
「これはお仕事ですか?それとも娯楽?」と取材班。
「両方ですよ。手入れをして家がきれいになるのは楽しいですからね」と男性。
繁華街にあるバーやワイン蔵は休業中です。当然ながら観光客の姿はありません。ここでも散歩にやってきたご家族に出会いました。
「騒音とは無縁ですね。それに生活がうかがえるような音もありません。その分、ちょっと不安になりますね」と男性。
ワインの生産で知られる小さな村々を160キロにわたって繋いでいるのが、このアルザスワイン街道です。
ブドウ畑では剪定等々の春の作業が間もなく終わろうとしています。
「我々は幸いにも外出できます。とは言っても仕事をしなくてはなりません。でも、この環境は恵まれていると思いますよ」と男性。
「今はちょっと複雑な状況ですね。我々のお客さんである観光客はいませんしね。でもこの作業を進めなくてはなりません」と若い男性。
この街道沿いには中世のお城が数多く残されています。
いつもなら修復作業に従事する人たちがいるはずなのですが、今は修復は一時中止。
お城は、再開される日が来るのを首を長くして待っているように見えます。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、みんなと同じように外出禁止で家に閉じ込められている。しかも週末に旦那の両親の家に。早く家に帰りたいよお〜」
VDM(Vie de Merde)より
今年のスズランは・・・ [トピックニュース]
フランスの外出禁止の行方は、こんな感じに色分けされました(こちら)。
2色ではなく3色になっていました。これから7日まで状況に合わせて県ごとに色が変わるらしい。そして11日からの外出禁止緩和の条件が県別に決定されます。
因みに赤は、11日以降も必要であれば学校や商店の閉鎖等々が続けられるとか。
よく見ると昨日登場した2つの町はどちらも同じでオレンジ色。これなら問題はないですね。
赤の地域は北部から東部にかけて広がっています。感染が広がっていた地域です。
どうしてうちが赤なんだ?とか、うちは本当に緑でいいの?とか、不満や心配の声が上がっているそうですが、こうして一週間前からお知らせがあると覚悟もしやすいかもしれません。
さて、昨日の5月1日のフランスはスズランの日でした。
例年ならスズラン売りが街角に立っているのですが、今年はコロナウィルスのために禁止となりました。
10日ほど前のニュースでは、スーパーでの販売のみになるので出荷量は例年の80%減と生産者の方がおっしゃっていました。実際はどんなだったんでしょう?
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらの男性、スズランの花束を買おうと花屋さんにやってきましたが、まだ朝の9時だというのに完売で一つも残っていませんでした。
「これはちょっと問題ですねえ」と男性。
一方、花屋さんの方は3月の中旬から休業しており、再開できることがわかったのは昨日のことだったそうです。
そのため在庫もなく、なんとか10数本くらいを準備して販売したところ、あっという間に売れてしまいました。
ここはフランス南部の都市トゥルーズ。いつもなら街角のいたるところで売られているはずのスズランですが、今年は誰もいません。
そのため多くの市民が花屋さんに駆け込むこととなりました。皆さん、ちゃんと間隔をあけて静かに待っていますね。
実は、ここにいる方々は前もって予約を入れていた人たちなのです。
あんなにスズラン畑で元気に育っていたのに、小売店には届いてないようで、数に限りがあったようです。
「昔から続いてきた習慣ですから、絶やしてはいけないですね」と女性。
「こんな時ですから気分が変わっていいと思いますよ」と男性。
予約をしないで手に入れることもできるようですが、運を天に任せて街を歩き回っているうちに、たまたまこんなお店出会わなければ無理でした。
「歩き回っているうちに見つけたんですよ」と男性。
来年の5月にはまたたくさんのスズランが街角で売られているといいですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、サプライズで妻に花束を贈った。大喜びでキスしてくれるかと思ったら、花束より現金の方がよかったわ、と言われてしまった」
VDM(Vie de Merde)より