フレンチフライ [フランスのグルメ]
先日、買い物のついでに公園を通ったところ、梅の木を囲む垣根に「富士見ポイント」という札が写真付きでぶら下げられているのに気がついた。
えっ、まさか、と思いながら視線を上げて遠くをみると、あの富士山の白い雪をかぶった頂きが見えた。
120キロあまり離れたこんなところからも見えるのかと感動。あの札、公園管理の方が付けてくれたのかな?
毎年2月から3月にかけて梅まつりが開催される。2020年は早めに終了、2021年は中止。今年はどうなるんだろう?オミクロン株感染、どこまで拡大するのか・・・。
さて、月曜日恒例の節約晩ご飯は放送がなかったのでお休みです。本日はフランスのフライド・ポテトのお話です。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年1月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
北米ではフレンチフライとも呼ばれるフライドポテト。フランス北部のノール県ではこれの専門店が数千軒もあり、牛脂で揚げたフライドポテトが食べられているそうです。
まずは130℃の油で揚げたら、2回めは180℃の油であげます。そうすると中まで火が通って外はかりかりっとなります。
「とっても美味しいのよ。外はカリカリで中はふわふわ」
それにしてもすごい量召し上がりますね。付けて食べるソースも色々あるようです。
一方、こちらはフランス南部にあるレストランで出てくるフライドポテト。茶色がかってます。
ジャガイモはアガタという種類を使います。
「甘みがあるんです。そして揚げると茶色になるんです」と料理人。
この鴨の脂で揚げるのも北とは異なる点です。普通の油より油脂が多いような気がしますが、そうではないらしい。
「野菜の付け合せのあるメイン料理に、おまけでこのフライドポテトがあると食事がたのしくなるのよ」
最後はニースのお店のフライドポテトを見てみましょう。とは言っても、材料はポテトではなく、ひよこ豆の粉末。
ぬるま湯と塩を加えて生地ができたら、スティック状に切っていきます。これを揚げると、まるでフライドポテトのようになります。
ポテトよりさっぱりしているみたいですが、どんなお味なのか気になります。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、サンドイッチとフライドポテトを買って公園で食べようとしたら、犬がやってきてフライドポテトを横取りしようとした。なんとか阻止したものの、代わりにサンドイッチをもってかれてしまった 」
VDM(Vie de Merde)より
週末はピラ山岳地帯で [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス中東部のピラ山岳地帯を旅します。パリからは車で5時間あまり。列車ならリヨンまで高速列車に乗り(約2時間)、その後はレンタカーを利用するということになりそうです。
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年1月7日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
冬の山岳地帯・・・。凍えそうですが美しい!
まずはスノーラケットで山登り。しばらく歩いていると頂上に到着(緑印)。標高は1400メートルほど。
正面にはモンブランとそれに連なるフランス・アルプスの山々を望むことができます。
足元を見れば岩がゴロゴロ。注意しないとつまずいて滑落しそう。
山を降りる途中にレストランがありました(オレンジ印)。宿泊もできるようです。かつては山で放牧をしていた羊飼いや牛飼いが利用していたとか。
厨房では食事の準備が始まっていました。生クリームでグツグツ煮えていたのはモリーユ茸。バターを加え塩コショウしたら溶き玉子を加えてオムレツの出来上がり。食堂で仲間と一緒にいただきます。そしてこちらが寝室。なんだかカプセルホテル風。
どこからか鐘の音が聞こえてきました。ここは元修道院(青印)。13世紀に建てられました。6.50ユーロで中を案内してもらえます。
中はかつての僧侶たちの暮らしが再現されています。洋服ダンスのようなベッド。食事はこちらの窓辺で取っていたようです。皆、菜食主義で肉は食べなかったとか。
この元修道院は今では一つの村のようになっています。住人は60人。僧侶が使っていた部屋が住宅になっています。
そしてここのお宝がこちら。14世紀に描かれたフレスコ画。ここはかつての礼拝堂???
「我々の使命は、できるだけいい状態でこの素晴らしい財産を子孫に引き継ぐことがと思っています」と保存会の会長さん。
さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。今晩はこのカナダ風ログハウスに泊まります(焦げ茶印)。一泊75ユーロ。
就寝前には暖炉用の薪を準備しなくてはいけないらしい。ちょっとこれは重労働。しかも慣れてないと難しい。そんな時はすでに用意してある薪を提供してくれるそうです。これで安心。暖かくして寝ることができます。
翌朝は、ちょっと変わったスポーツを楽しみましょう。それは雪合戦。雪玉を投げたり避けたりしながら旗を取りに行くチーム戦。遊びではありません。きちんとしたルールがある日本生まれのスポーツです。なんか楽しそうですね。
スポーツでひと汗かいたら身体が冷えてきました。露天風呂に入りましょう!お湯は38℃と日本人にとってはちょっと低め。40℃は欲しいところです。温まったら雪に寝っ転がって冷やします。サウナじゃないから冷たすぎじゃないのかな・・・。
それはともかく、次はこんなところにやってきました。ここは飴屋さん(赤印)。飴をつくるところを無料で実演してくれます。そして飴づくりを体験することもできます。旅人さん、少々歪ですが、なんとか出来上がりました。そしてお土産を買うのを忘れないようにしましょう。
最後は30キロのクロスカントリーに挑戦。料金はたったの3ユーロ。フランスで最安値。
今回は自然と雪を堪能する旅でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、カナダの空港で蚊に刺された。外は猛吹雪・・・」
VDM(Vie de Merde)より
フランス人とマスク [トピックニュース]
久しぶりにWHOの世界のコロナ感染リポート見てみたら、欧米各国の感染者数がすごいことになっていた。
直近一週間の新規感染者は、米国は530万人、英国が100万人、フランスが200万人、ドイツ38万人、イタリアが120万人、スペインが70万人。日本は今のところ5万人ほど。
本日は、一日で平均30万人の新規感染者を出しているフランスでのマスクの実態についてちょっと見てみましょう。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年1月14日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはフランス西部の都市ナント。マスクをした方々が通勤バスを降りて職場へと向かっていきます。
現在、外出時もマスクをつけることが義務化されています。しかし、しないで通りを闊歩する人もいます。
「パリの方がマスクは義務化するべきじゃないですかね。ナントは大都市とは言えど人口は少ないですよ」と男性。
どうもパリはマスクの義務化を止めたらしい。
「パリのような過密都市は人流が活発ですからなぜ義務化しないのか理解できません。私はマスクをすることは感染防止になってると思いますよ」と女性。
「私はもうしばらくマスクをしたほうが良いと思うのでしますよ」と別の女性。
通りを行き交う市民。マスクをしてない人もいるようです。
「したくないからしてません。外なら感染はしないんじゃないですか」と男性。
なんかちょっと変じゃないですかね?マスクは自分が感染しないためじゃなく、飛沫を飛ばして感染を広げるリスクを少なくするためにするのですよね。
「周りに誰もいなけりゃマスクをする必要はないと思いますよ。状況に合わせてやればいい、それだけのことです」とマスクをした高齢者。
オミクロン株の感染拡大でロワール・アトランティック県は1月の初めにマスクの着用を義務化しました。これに戸惑いを感じているのは人口4,000人の小さな村。
「すれ違う人もあまりいないのにマスクって役に立つのかしら?」
「周りに人がいたら私もマスクはしますよ。でもご覧の通り、誰もいませんよ」
そんなこともあろうかと、県は海岸や緑の多い場所ではマスクの着用は義務付けていないそうです。
日本のオミクロン感染はどこまで拡大するのやら・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、僕の彼女はマスクに小さな穴をあけてコーヒーをストローで飲んだ」
VDM(Vie de Merde)より
パリのオベリスク [パリ]
オミクロン株感染拡大でさらに遠のく海外旅行。
有効期限残り5年となったパスポート。期限切れ前に使うことになる日がくるのやら・・・。
さて、パリの観光名所コンコルド広場。ここにあるのが、鉛筆みたいなオベリスク。6ヶ月間の修復期間に入ったそうです。
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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
紀元前1,300年にエジプトのルクソールで作られたオベリスク。パリで最も古いモニュメントだそうです。
へえ、近くで見るとこんなものが彫られているのかあ・・・。
足場が組まれ、カバーもかけられて修復作業が始まったようです。ここまで大掛かりな修復は初めてのこと。
エレベーターも設置されたようです。地上30メートルとなると足場だけでは作業はむずかしいですね。
因みにオベリスクの重さは270トン。ヒビもなく傾いてもおらず状態はいいらしい。しかし、長年の汚れは否定できません。洗浄は必要不可欠。
「200年も前からずっとここに設置されていましたから、排気ガスによる汚染、太陽の熱、嵐など様々な変動を体験しています」と専門家。
石に彫られた形がくっきりとしていて、とても古代エジプトで制作されたとは思えないくらい美しい。しかし、よく見てみると、本来はピンクだったのが黒ずんだり風化したりしている箇所がいくつかあるようです。
まずは、超微粒子の砂を高圧で吹付けミクロ割れを埋める作業が行われます。ドライ洗浄はさらにデリケートな作業になるとか。水をかけて洗うなんてことはやらないらしい。
こちらの方は古代エジプト美術の専門家。石に彫られたシンボルマークをすらすらと読み解きます。どうやら当時のファラオであるラムセス2世を讃えたものらしい。
よくよく見ると彫りの深さがそれぞれ異なるようです。
「深さが違うことで光が乱反射するんです。オベリスクの周りを太陽が移動するとき、この真ん中の柱が一番に輝きます」とルーブル美術館の古代ギリシャ担当の責任者。
なるほど、そうなっていたのか。あの辺りはしょっちゅう車が走っているし、あまりに高いので何がどのように彫ってあるかなんて気にもしてなかった。
それはさておき、更に上へと向かうと、てっぺんの金色のピラミッド部分に到達。
「これを見てください。小さな金箔を何枚もかぶせたことがよくわかります。数にすると数百枚ほどでしょうか」
よく見ると金箔が剥げてしまっている箇所がいくつもあります。ここも修復されます。そして下の方にある無数の引っかきキズ。これは鳩の仕業。思った以上に鳩がここに集まっていたようです。
6ヶ月後のきれいになった姿が待ち遠しいですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、鳩が僕の肩に止まり、僕の耳をかじったかと思ったら、来た方角へとまた飛んでいった」
VDM(Vie de Merde)より
レジでおしゃべり [トピックニュース]
YouTubeで手相の動画をやっているチャンネルを発見。
早速、自分の手相と動画を見比べながら、ええっとこの線が運命線で・・・こっちが生命線で・・・このシワがあると・・・、などとやっているうちに、ちょっと待てよ、手のシワなんか真剣に見ながらああだこうだとやってるなんて、私はバカか?
急に冷めて現実世界に戻ってきたのだった。
それはともかく、本日はフランスのスーパーのレジのお話。
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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはセルフレジ。自分でささっとお会計をすませて立ち去ります。かかった時間は30秒。皆さんお急ぎのようです。
しかし、そうではない方たちもいらっしゃるようです。
「このレジはゆっくりで大丈夫ですよ」とレジ係り。
「ああ、そうかい」とお客様。
この6番レジはゆっくりおしゃべりしながらお会計を済ませることができるようです。
「調子はどうだい?」とお客。
「ええ、上々よ(笑)」とレジ係り。
そんな会話か交わされることもあれば、危うく夫婦げんかになりそうなところをレジ係りが止めにはいるなんてこともあるようです。
「毎日慌ただしく過ぎていくでしょ。だから人とふれあいたくなるんですよ」
「近頃じゃあなんでも自動ですからねえ」
この方、重そうな買い物袋を2つもお持ちになってます。大変ですね。因みに、フランスのスーパーでは、レジ係がバーコードを通した商品を客が片っ端から買い物袋に入れるというやり方をします。日本みたいにカゴに入れて別の場所で詰め込むということはしません。
それはともかく、このゆっくりのレジにはお年寄りが多いようです。
「高齢者の場合、この買物が唯一の外出というのがほとんどです。ずっと家に一人きりですから気分転換にはいい機会なんです。ですから、おしゃべりできて気に入ってもらってるようです」とレジ係のメラニーさん。
お店では手早く済ませたい人、ゆっくりのんびり済ませたい人など、様々な客の対応できるようにして固定客を作る戦略のようです。このおしゃべりできるレジもその一環。
そもそもはオランダで生まれたサービスだとか。ああ、レジでやってますね。オランダ語だから何を話してるかはわかりませんが・・・。
オランダでは200ほどの量販店にこのレジがあるそうです。フランスはまだ2つのスーパーだけ。
「セルフレジが増えている一方で、その逆の顧客との交流を大事にした伝統的なレジも見直されているんです」と専門家。
日本にもそのうちこんなレジが現れるんだろうか?
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、スーパーで買い物を済ませて帰宅すると、妻も同じスーパーで買い物したことがわかった。しかも、同じ買い物リストを持って・・・」
VDM(Vie de Merde)より
モミの木の炎 [アルザス地方]
北京オリンピックは東京より楽だろうと思っていたけど、とんでもなかった。
新型コロナウィルスはそう簡単には収まってくれそうもない。パリ五輪は大丈夫なんだろうか?ここからもう2年も続くなんて御免だ。
さて、年末年始の2大イベントも終わった頃、アルザス地方では毎年こんな行事が行われているそうです。
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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
クリスマスツリーに使われたモミの木、役割を終えると一箇所に集められます。そして大きな炎に生まれ変わります。
これだけの炎を見る機会はなかなかないですね。
「この時期になると必ず行われる行事ですよ」
「炎を見ながら新しい年がいい年になるようにと願うんです」
この日は朝から村人たちがこの場所にモミの木を集めていました。ちょうど薪の形になるように積み上げます。
なんだか無造作に投げてるように見えますが、大きくきれいな炎にするためにはそれなりの積み上げ方が大事です。
日が沈む頃になると、火が付けられます。
「いい年になるようにお願いするんです」と女の子。
「村人たちの交流の場にもなってるんですよ」と男性。
炎を見た後はこうしてホットワインを飲みながら新しい年をお祝いします。
「あっちはホットワイン、こっちはココアです」と消防隊員。
どちらも身体が温まりますね。それに消防隊員が現場にいてくれるというのもいいですね。安心してモミの木を燃やすことができます。
用意されているのは飲み物だけではありません。こちらはタルト・フランベ。ピッツァのようでピッツァではない郷土料理。お腹もいっぱいになりそう。
大きな炎の周りを取り囲む村人たち。
「クリスマスの後に村人全員が顔を合わせる楽しいお祭りです」と男性。
大きな炎が風に煽られ火の粉が飛び散っています。大丈夫かなと思ったら消防士さん登場。安全は確保されているようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、やっとツリーの飾り付けが完成した。今晩こそは誰も触るなよと思っていたら、うちのニャンがやらかしていた。なにしろイルミネーションをかじって吐いた跡が点々と居間に残されていたのだった」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯161 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は、SNSに投稿したお料理動画で人気急上昇の若者がチャレンジしてくれます。
では、スタート!
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こちらがその若者、24才のディエゴさん。
TikTokに投稿している動画のアクセス数が1500万人を突破したそうです。毎日一種類の料理をアップしているそうです。
アラン・デュカスの下で修行したこともあるらしいから素人というわけではなさそう。
やって来たのはパリ郊外のとある市場。早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
まずは八百屋さんで、デザート用にオレンジを購入。さらに前菜用にピーマンとレモンも購入。これが合計で4.23ユーロ、残りは25.77ユーロ。
ディエゴさんのルーツはポルトガル。地中海料理に自分なりにアレンジを加えて作ってくれるようです。
次はチーズ屋さんにやって来ました。購入したのはフェタチーズ。これが3.83ユーロで、残りは21.94ユーロ。
そしてパン屋さんでパンとパイ生地を購入。2つ合わせて5.33ユーロ。残りは16.61ユーロ。
さらに食料品店でマッシュルームとひよこ豆を購入。6.90ユーロを払って残りは9.71ユーロ。
最後はこちらのお店で、コンテチーズを9ユーロ分だけ購入。手元に残ったのはわずかに0.71ユーロ。ほぼ予算通りでうまくいきました。ではキッチンで調理の開始。
まずはピーマンをオーブンに入れて焼きます。その間に、メイン料理のマッシュルームとコンテのタルトを作ります。
粒マスタードを混ぜた生クリームをパイ生地に塗り、その上にスライスしたマッシュルームとコンテチーズを交互に並べたらオーブンで焼いて出来上がり。
次は前菜。
ミキサーにひよこ豆、フェタチーズ、レモン汁、オリーブ油を入れて混ぜ合わせクリーム状にしておきます。オーブンから焼けたピーマンを取り出し焦げた皮をはいで千切りにし、スライスしたパンに先程のクリームを塗りピーマンをトッピングしたら出来上がり。
最後はデザート。
オレンジの皮をむいたらカラメルソースをゆっくり絡め、オレンジフレイバー水を混ぜた生クリームと一緒に器に盛り付けたら出来上がり。
ディエゴさん、お料理本も出版してベストセラーの仲間入り。
確かに手をかけずにささっとできる料理でありながらも美味しくいただけそうなものばかり。そこが人気なのかもしれません。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、彼が私を家に招待してくれた。で、結局、私が買い物をしてお金も払った上に、料理まですることになった 」
VDM(Vie de Merde)より
自己検査キット [トピックニュース]
日曜日恒例の週末旅は放送がなかったのでお休みです。
東京の雪はほぼ全て消えてしまったが、ところどころ日の当たらない場所には氷のようになって残っているため、油断すると滑って転びそうになる。用心するに越したことはない。
さて、オーストラリアに入国できずピンチのジョコビッチ。一度感染したからワクチン接種は不要だとか弁護士が申し立てたらしいが、そのせいで妙な事実が露見してしまった。
去年の12月16日にPCR検査で陽性になったにもかかわらず、翌日の17日にはノヴァク・テニス・センターで子どもたちと一緒にマスクもせず祝の式典に出席していたらしい。
その時の写真を子どもたちが次々にSNSに投稿しているから紛れもない事実。
印象悪いですねえ。ますます入国拒否の声が大きくなりそうな・・・。
それはともかく、フランスで期間限定で配布されている自己検査キット。製造工場は人員を増やしてフル稼働だそうです。
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こちらはその工場。
普通のインフルエンザのキットに似てますね。1日で8万セットを生産するそうです。
「あちらにあるのは以前の製造機で、一日で800個のキットを製造していました。こちらは今の製造機で1時間に3,000個を作ることができます」と責任者。
機械の強化だけでなく従業員の数も2倍に増やしました。
「カットの速度が早くなり、すごく忙しいです」と工員。
数週間前からひっきりなしに注文が入るため、工場の中庭に仮設作業場を作って梱包の作業をはじめました。
「みるみる人が増えてきました」と従業員。
皮肉なことに、おかげで100人ほどの雇用が生まれたそうです。
「注文に間に合わせるために現在はほぼ24時間体制で生産ラインを動かしています」と工場長。
この状況は1月の末まで続くことになっているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、職場に行くと同僚があいさつの頬キスをしようとしたので後ずさりしたら、同僚が言った。『ワクチンしたんだから大丈夫よ』それにしても、良くもこんな恐ろしいことを平気でやっていたもんだわ」
VDM(Vie de Merde)より
雪山の小さな村 [ローヌ=アルプ地方]
木曜日は東京でも結構な雪景色が楽しめた。
ああ、降り始めたなあと思っていたら、あっという間に屋根が真っ白。夜になってもなかなからも止まず、かなり遅くなってからやっとふわふわした雪が落ちてこなくなった。
これしきの雪でも東京は混乱する。出勤日ではなくて助かった。
さて、本日は雪に埋もれるフランスの小さな村を訪ねてみましょう。
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その村へ向かう道。雪に覆われた木々が美しい・・・。
しかし、美しいとばかりは言っていられません。道路に張り出した枝が雪の重みで突如道路に落ちてくる危険があるため、こうして事前に枝を切り落とします。
「早朝にここにやって来ましたが、手つかずの素晴らしい雪景色でしたよ」と作業員。
この積雪で道路は通行止め。
「孤立状態で、ヘリコプターで物資を運んでもらってますよ」と女性の村長さん。
取材班は特別に通行をゆるされてノヴェル村へと向かいます。
村はこんな姿をしていました。可愛いい!村民は合計50人。
ここはシャンタルさんの経営するホテル・レストラン。村で唯一の商業施設。
どんな料理なのかよくわからないけどボリュームたっぷり。美味しそうに見えます。
この村からの山の風景が素晴らしい。スイスとフランスの両方の山々を望むことができます。
そしてこの辺りは雪崩も頻繁に起きるとか。先程の村長さん、別荘をお持ちのようですが、この5日ほど中に入っていないそうです。雪崩が起きた跡がよくわかります。
少々不便そうな村ですが、このカップルにとっては天国。数週間前に引っ越してきたばかりですが、ここの暮らしが気に入りました。
「2年間、住む家を探し続けてこの村に出会ったんです。山の風景は美しいですし、村の雰囲気も良かった」
確かにこの自然の造形は魅力的。
こんな山奥の村に行くのはさぞかし大変だろうと思っていたら、なんとレマン湖から車でたったの15分だそうです。
コロナが単なる季節性の風邪になったら、一度行ってみたいものです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、車で8時間ほどかかる両親の別荘でバカンスをすごすことにした。4時間ほど車を走らせた頃、その別荘の鍵を忘れたことに気がついた」
VDM(Vie de Merde)より
年末年始の検査 [トピックニュース]
新春とともに第6波きましたな。
オミクロン株は重症化しにくいようだけど、感染するとやっぱり困った事態になる。
無症状でも入院でも一定期間の隔離があるから、感染者が増えれば増えるほど社会活動がマヒしてしまう。
しかもデルタ株も同時進行だ。ゆえにどうしても感染予防は必要になる。
さて、感染拡大が日本のニュースでも取り上げられているフランス。年末から年始にかけて検査を受けた人、これから受ける人の数がかなりに登っているようです。
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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
薬局やラボなど、首都パリだけでなく地方においても検査の順番待ちで長い人の列ができていました。
「かれこれ1時間も並んでます」
「あちこちのラボを回って、最後の頼みの綱がこのラボなんです」
「人と会う予定があるので火曜日までに検査を済ませておきたいんです」
なんと、検査を受けた人の数はクリスマスの週だけで700万人に達したそうです。
「うちのラボではクリスマスの週は一日100人のPCR検査の依頼がありました。今日は300人あまりで、その半分は陽性です。かなりの数です」と検査員。
これじゃあ感染者は増えるはずですね。フランスでは先週の感染者数が100万人にのぼりました。
ということは、陽性者の濃厚接触者が平均で3人と考えるとプラス300万人が検査を受けたことになります。
そして新しい感染予防対策により、職場や学校に戻るためには検査を受けて陰性の証明を貰う必要があります。現在、検査所や薬局に並んでいるのはこれらの人たちだそうです。
また、こんな人達もいました。
「濃厚接触者になったんです・・・」
「クラスに陽性者が出たので連絡がきました」
「親しい人たちの何人かが濃厚接触者になっています」
また、疑わしい症状のある人、ワクチン未接種者で陰性証明が必要な人、近親者に会うためや旅行を控えている人たちもこの列に加わっているようです。
あまりに多いため、午前中だけの受付や予約制に切り替えたところもあるとか。
それにしてもあのクリスマスの週に700万人とは驚きです。
どうも感染が拡大してから検査を増やしても抑制にはなりそうもないような・・・。かと言って少ない時には検査のしようもないですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、帰宅した娘の通学カバンを開けて気がついた。娘のPCR検査の陰性証明書を入れる代わりに、私の妊娠検査証明書をかばんに入れていたことに・・・」
VDM(Vie de Merde)より