30ユーロで晩ご飯35 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯チャレンジシリーズ。
とは言っても、本日はスペシャル版。晩ご飯の前にいただく食前酒。その時にお供になるおつまみを作ってもらいます。
ルールは同じ。4人分を30ユーロ以内で作らなくてはなりません。
チャンレンジしてくれるのは、フランス北部ロレーヌ地方のメスでレストランLe Jardin des Chefsでシェフをしているアレクサンドルさん。
どんなおつまみを作ってくれるんでしょうか?
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年9月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
美しい教会。大好きな街メスでお店を営んでいるアレクサンドルさん。今日は6種類のおつまみを作ってくれるそうです。
まずは市場で材料を調達。やってきたのは魚屋さん。マグロの切り身を買いました。これが7.94ユーロで残りは22.06ユーロ。
アレクサンドルさん、市場の方たちとはファーストネームで呼び合う間柄。
今度はお肉屋さんにやってきました。鶏の胸肉と牛ひき肉で4.56ユーロ。残りは17.50ユーロ。
次は乳製品のお店。ここでロレーヌ産の山羊のチーズを購入。これが2ユーロで残りは15.50ユーロ。
そして八百屋さんへ。プチトマト(通称 “鳩の心臓” )、玉ねぎ、ピーマン、サツマイモ、シブレット、ローズマリー、りんご、ぶどうを一房で8ユーロ。
予算に余裕があったので今が旬の果物ミラベルも買うことになりました。これが0.80ユーロで、残りは6.70ユーロ。
次は・・・と思ったら、これでお買い物は終了。だいぶ残りましたねえ〜。
ではレストランの厨房で調理開始!
まずは、グラニースミスという品種のりんごを使ってマグロのタルタル。
マグロもりんごも細かく刻みボールに入れ、ライムひと絞りを加え塩・コショウしたら優しく混ぜ合わせスプーンに盛り付けます。
次は、ピーマンのミートボール(キョフテ)。
小さなキューブ状にピーマンを切ったら、牛ひき肉、クスクスで使う香辛料ラスエルハヌート、塩・コショウを加え混ぜ合わせ、お団子にしたら油を引いたフライパンで炒めます。
三つ目は、スティクキャンディ風山羊のチーズ。
ブドウを山羊のチーズで包み、刻んだシブレットをまぶします。この要領で、ゴマ、コショウ、みじん切りのエシャロットなどをまぶします。
四つ目は、サツマイモとココナッツミルクのコンソメ。
玉ねぎとサツマイモを細かく刻んだら鍋でさっと炒めてから水を加え火を通しミキサーにかけます。これをグラスに注いで、ホイップクリーム状のココナッツミルクをのせたら出来上がり。
五つ目は、プチトマトのカラメリゼとハーブ。
トマトをカラメルソースにちょっとだけ浸したら、ハーブを敷き詰めたプレートに盛り付けます。
最後は、胸肉とライムのサモサ。
さいの目切りにした胸肉にライムの皮を加え塩・コショウをして混ぜたらサモサの皮で包みます。これを多めの油で焼いたら出来上がり。
途中、助っ人の料理人も加わって、1時間半で、カラフルでバラエティーに富んだ6種類のおつまみが出来上がりました!
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、友人宅の食前酒パーティで、ピーナッツを食べて夫の耳元で言った。『ピーナッツは食べないほうがいいわ。まずいから』すると夫が言った。『君が食べたのは訓練で犬に食べさせる餌だよ』」
VDM(Vie de Merde)より
週末はブレストで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
お久しぶりです。やっと新しいシリーズが再開しました。
今回旅するのはブルターニュ地方の港湾都市ブレスト(Brest)。パリからは高速列車で3〜4時間。
日本の横須賀市が姉妹都市になってます。さあ出発!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年9月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
大きな港、路面電車、ヨット、さらに歴史的建築物など、見どころはいろいろあるようです。
街の真ん中を流れるのがパンフェル川。この川を渡るために作られたのがロープーウェイ。1年半前に開通したばかり。
まずは地上約70メートルのこのロープーウェイに乗って街の眺望を楽しみましょう。(青印→赤印)
高所恐怖症にはちょっと厳しそう・・・。
到着したのはカルチャーセンターLes Ageliers des Capusins Brest(緑印)。ここは元造船所。広さ20,000㎡の敷地ではあらゆる文化を楽しむことができます。
週末には数千人がここに訪れるそうですが、かつての機材が残されたままの場所もあり、かつてここで多くの人たちが働いていたことを思い出させてくれます。
今は音楽を演奏したり読書に没頭することができる施設もあります。
次は古いブレストの町並みを見てみましょう。ここはサン=マロ通り界隈(水色印)。石造りの古い建物が並んでいます。
「ブレストの80%が大戦で破壊されましたが、ここだけは免れました」とガイドさん。
ここから1キロほど足を伸ばしたところにあるのがブレスト城(黄緑印)。1700年以上の歴史を持つ軍事要塞です。
現在では海洋博物館になっています。主に18世紀の船舶に関するコレクションが展示されています。
次は公共交通機関をフル活用して、こんなお店にやってきました。チョコレート屋さんLe Pomponです(こげ茶印)。この可愛いチョコ “ポンポン・ブレストワ” の中にはトロッとした塩バターキャラメルが入っているそうです。
「ブレストは海軍で知られていますから、この水兵の帽子の形をしたチョコを思いついたんです」
一箱16ユーロのチョコを買って、ポンポンにタッチ!この赤いポンポンに触ると幸せになるそうです。このチョコ、日本や中国を含む30か国に輸出されているそうです。
さあ、そろそろお昼をいただくことにしましょう。地元の料理を出してくれるお店Le Rufféにやってきました(オレンジ印)。厨房では料理人が魚をさばいていました。
「昨日、釣られたばかりの魚ですよ」
どうも網ではなく釣竿で釣られた魚のようです。小骨を取って切り身にしたら、オリーブ油を引いたフライパンで両面をさっと焼いたら出来上がりです。焼きすぎてはダメだそうです。
前菜+魚料理+デザート+グラスワインで19ユーロ。
お腹がいっぱいになったら今晩の宿へと向かいます。とは言っても、レストランの向かいがそのホテルHôtel Vauban(紫印)。
「こちらは歌手のクリストフがよく宿泊していた部屋です。バルコニーからは海が臨めます」
こじんまりとしてリラックスできそうなお部屋です。
「こちらのタータンチェックの部屋にはB.B.キングが泊まっていました」
ホテルの地下にはホールがあります。1960年代には当時人気だった歌手たちがここでコンサートを行ったそうです。
さて、一日の終わりには帆船に乗って3時間のクルーズを楽しみましょう。
「19時に出て22時半には港に戻ります。その間、海の幸とアペリティフを堪能しながら海に沈む夕日を眺め、楽しい時間を過ごしていただけます」と船長さん。
これはいいですね。イルカにも出会えます。
港に戻ったらこちらのバーで夜をエンジョイしましょう。
さて今回の旅の費用は、海洋博物館が7ユーロ、ゴンドラが1.5ユーロ、チョコレートが16ユーロ、ランチが19ユーロ、宿泊代が77ユーロ、帆船でのクルージングが73ユーロで、締めて193.50ユーロ(約25,000円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「この週末、最近付き合い始めた女の子の家族に紹介された。驚いたことに、彼女の叔父さんは僕の上司で、叔母さんは僕の行きつけの歯医者で、お姉さんはいつも世話になっている銀行の行員だった。田舎に住むって素晴らしい!」
VDM(Vie de Merde)より
立派な駅なのに・・・ [トピックニュース]
朝晩は涼しくなってだいぶ楽になりましたが、どうも中途半端な気候で困ります。
エアコンをつけるには涼しすぎる、つけないで動き回るとじわっと汗がにじむ。どうも愉快じゃない。
30℃越えの暑い夏はもたくさん!湿度も気温も低い、爽やかな秋が早めにやってきてくれることを切に願います。
そんなこんなでふてくされている今日この頃ですが、本日の話題へとまいりましょう。
フランス南部の都市モンペリエでこんなことが起きていました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年9月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
モンペリエの郊外にできた真新しい駅。数ヶ月前に完成して営業を開始しました。かかった費用が1億3500万ユーロ(約174億円)。
中に入ってみると、こんな感じ。お客さんの姿を求めてホームにも行ってみましたが、ほとんどゼロ。
「不要なものにお金をかけてしまった感じがしてならないですよ」と男性。
がらんとした構内にアナウンスだけが響いています。それもそのはず、ここを通る列車は1日で8本だけ。
しかも、モンペリエの市街地からここまで6キロほどあり、路面電車とシャトルバスを乗り継いでここまで来るのに45分あまりかかってしまいます。
「ここまで来る間に列車が出てしまいました」と男性。
ところが、しばらくすると突然、混みあい始めます。パリ行きの列車が間もなく出発するからです。
シャトルバスの便が追いつかないのか、ギリギリに到着する乗客が大勢いるようです。
「ここまで来るのに45分もかかってしまったんですよ。私が遅れたわけじゃない」と受付で駅員に詰め寄る男性。
どうやら予定の列車に乗れなかったようです。こちらの男性も同様です。
「シャトルバスが来るのをずっと待ってなくちゃならなかったんです。そのせいで列車に乗り遅れました」
市民からの苦情を受けて、市は市街地と新しい駅を結ぶ交通機関の強化に取り組むことになっています。
さらに、国鉄は1年以内に新しい駅を利用する列車を増やすことにしているそうです。
174億円もの税金を投入して作られた駅ですから、きっちりそれだけの役割を果たしてもらわなくてはならないですね。
そして、番組の最後に登場したのが、ルアーヴルで進水式を終えたばかりの巨大貨物船。
ものすごい数のコンテナが船上に積み上げられています。
長さ400メートル、幅60メートルのフランスで最大の貨物船だそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、仕事でパリに行くことになった。急いで列車に乗り込み、すべてチェックを済ませて準備万端。駅からタクシーに乗ろうとしたら、そこはニースだった 」
VDM(Vie de Merde)より
課外活動 [トピックニュース]
日本はスポーツ関連でざわついているようですが、フランスでは、9月の進学年度の開始に合わせて、様々なスポーツ協会が課外活動のプログラムを用意して子供たちの入会を待っているそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年9月5日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばk、mらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはピレネー地方の小さな村スース(Soues)。
この日は子供たちが様々なスポーツを体験出来るイベントが開催されました。
ラグビー、マウンテンバイク、フェンシング、合気道、チェス・・・チェス???チェスってスポーツでしたっけ?野外で行うとなると、これもスポーツかも。
ま、とにかくありとあらゆるスポーツが体験出来るようです。
「これからぐるっと回って、面白いのがあるかどうか見てきます」と女性。
「僕はそれほどスポーツをやろうと思ってるわけじゃないけど、どんなものがあるか見てみたいです」と男の子。
なんだかちょっと消極的ですが、早速、やりたいスポーツが決まった子もいます。
「サッカーです!」
「チェスとテニスです」
「私はフェンシングです」
三人の子供たち、やる気満々のようです。しかし、ご両親にとってはかなりの出費になりそうです。
サッカーの場合は60〜100ユーロ、チェスは40ユーロ、テニスは40〜200ユーロ、フェンシングは120〜300ユーロ。
合計すると270〜640ユーロの出費。日本円にすると約35,000円〜83,000円です。
子供が3人いたらどうしてもこれくらいの金額になってしまいますねえ。
どのスポーツにするかを決めるのに重要な要素がもう一つあります。それはスケジュール調整。
「一週間の時間割が重要です。水曜日の午後にするか夜にするか、週末には試合があったりしますしね」と男性。
また、子供の年齢に合わせたプログラムも用意されています。柔道は5歳から、テニスは4歳から教えてくれるそうです。
そして、こんなスポーツもあります。ボクシング。
「ボクシングについては詳しくご存知ない方も多いので、知ってもらうにはいい機会だと思います」と協会の方。
さらにこちらの家族は4人ものお子さんがいるそうです。スポーツの他にも文化的な活動も必要ということで、結局、課外活動に合計1,000ユーロ(約13万円)ほどかかってしまうそうでうす。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、友だちが言った。『今日はスポーツ用のブラをつけてるの。胸を小さくしてくれるのよ。胸を小さくって言ったら、あんたのこと思い出しちゃった!』どうせ私はペチャパイよ 」
VDM(Vie de Merde)より
エスプレットの唐辛子 [バスク地方]
数日前に紹介した英国とフランスの間で勃発した帆立貝戦争。
これを打開するため、フランスの農業大臣がロンドンまで赴き、英国の農業大臣と話し合うことになったそうです。
フランス側としては、帆立貝の成育期に当たる5月から10月の間は漁は行わないというルールを英国にも適用してもらいたいとしています。
うまく話がまとまるといいですね。
さて、フランスのバスク地方では特産品の唐辛子の収穫が始まったそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年9月4日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばk、mらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
全体が赤く色づいたら収穫のゴーサインです。
このバスク地方の丘で唐辛子を栽培する農家は200軒ほど。収穫はこうして人の手で行われます。
「赤い実の首から尻尾まで形が壊れないように収穫するのが大事です。この首のあたりが傷ついてしまうと、紐でゆわえることができなくなってしまいます」とオリヴィエさん。
この作業は11月まで続くそうです。
収穫された唐辛子の一部は、15日間以上かけて乾燥されます。乾燥させると香り豊かな唐辛子になるそうです。
「新鮮なうちにこうして乾燥させ熟成させるんです。熟成が終わったら青い部分は全部取り除きます」
このエスプレットの唐辛子はAOC&AOP付き。そのため栽培方法が厳格に決められています。
雨が少なくても、ひどい干ばつにならない限り、水やりは行いません。自然のままに育てるというのがそのルールです。
こうすることで畑によって個性豊かな唐辛子が育つそうです。
そして、乾燥させた唐辛子は砕いて粉にします。
「食前酒のおつまみからデザートまで使える唐辛子ですからね、優れた食材ですよ」と別の生産者。
赤い唐辛子をデザートに使う?そんなことしたら激辛デザートになりそうな、と思いきや、エスプレットの唐辛子は辛くない、むしろその豊かな香りが特徴です。デザートに使っても激辛にはなりません。
こちらが紐で結わえた唐辛子。確かに、あの首の部分が傷ついていたら、こんな風にはできないですね。
この地方では家の壁にも飾られるくらい自慢の特産品です。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、赤信号で止まっていると、見知らぬドライバーが馴れ馴れしく投げキッスをしてきた。というのも、偶然、あちらとこちらの車のナンバープレートが連番になっていたからだった 」
VDM(Vie de Merde)より
地下鉄の切符消える? [パリ]
結局、ダニエル・コーン=バンディは環境大臣にはならないらしい。ご本人がテレビのインタビューで断言してました。いろいろ話し合った結果、この結論に両者納得だそうです。
それはそうと、昨日の節約晩ご飯、玉子を6個も買ってましたが、調理する際にはどこにも出てきませんでした。一体、何に使ったのやら・・・。
あれですかね、白身を泡立ててゼラチン入りのレモン汁と合わせて冷やし固めたとか。レモンのムースみたいな感じにしたのかもしれません。
上のふんわりムースと底のカリカリとしたクランブル。想像すればするほど美味しそうな気がしてきます。
さて、数年前からキャシュレスが話題になっていますが、そんなに便利ですかね?
新しく購入したiPad mini 4にもApple Payとやらがついていて、いろんなカードをひとまとめに管理できて “キャッシュレスで便利になる” らしい。
スマホは電車の切符の代わりにもなるらしい。
そんなこんなで、フランスのパリでは来年から徐々に地下鉄の切符を減らしていくそうです。
今年、118回目の誕生日を迎えた地下鉄の切符、その歴史を振り返ってみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年9月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
古い地下鉄車両の模型の下に、歴代の地下鉄の切符が並んでいます。
なんといっても自動改札機の導入は画期的でした。
「磁気テープのついた切符をここから入れると、コンピュータが自動的に読み取って、こちらから出てきます。かかる時間はなんと1秒」
パリの地下鉄にこの自動改札機が設置されたのは1973年のこと。それまではこんな風に駅員さんが切符を切っていました。
東京も同じですねえ。駅員さんに切符を切ってもらっていた時代、知ってます。ハサミのカチャカチャする音が懐かしい。
黄色に茶色の磁気テープのついたパリの地下鉄の切符は社会現象にもなりました。
「これまでとは全くことなる切符ですから、マーケティング等々の結果、このデザインになったんです」と当時の責任者。
一大ブームを巻き起こしたようですごいですね。
そんな切符ももう要らなくなります。何しろ携帯電話で乗れる時代が来ているのです。
「スマホに切符を購入できるアプリを入れて、改札機にかざすだけで地下鉄に乗ることができます」とリポーター。
うーむ、やぱりスマホですな。
「技術革新でいいんじゃないですか、こういうのも」と女性。
「切符を買う手間が省けていいですね」と男性。
「小さい頃から使っていたカルト・オランジュがなくなるのはちょっと残念ですね」と女性。
カルト・オランジュは定期券や回数券を買う時に必要な身分証明書のようなもの。私も昔作って使っていました。今も押入れのどこかにあるはず。
こちらの方はパリの地下鉄の切符コレクター。
「これは最初の切符で1900年のものです」
パリに地下鉄ができたのが1900年。
「そしてこれが私のカルト・オランジュ。1978年に作ってずっと使っていたものです。そしてこっちが、子供たちからもらってためておいた切符です」とコレクター。
中には切符の裏に絵が描いてあるものや、折り紙みたいになったものまであります。
「この切符には手書きのメモが残っています。地下鉄が初めて地下を通ってセーヌ川を渡った時の切符で、とても貴重なものです。当時この地下鉄に乗るのは冒険だったと思います」
セーヌの地下を走る線が開通したのが1910年。しかし、同じ年に発生した大洪水により、結局、廃止となってしまったのでした。
年間5億5千万枚が売られているという地下鉄の切符ですが、2019年から徐々に減らすことになっているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、2歳になるわが息子が、地下鉄の中で黒人の男性をじっと見つめると言った。『バットマン!』 」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯34 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ(約3,800円)ポッキリで、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回チャレンジしてくれるのは未来の若きシェフ。今年、料理専門の高校に入学するという、なんと14歳の女の子!
さあ、どんな料理を作ってくれるのでしょう?
今回の番組、ちょっといつもと様子が違います。リポーターさんが何くれとなく面倒をみています。
なんせ若干14歳の女の子がテレビカメラの前でお料理することになるんですからねえ。その辺りもお見逃しなく。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年9月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがその未来のシェフ、テアさんです。30ユーロを渡して材料を揃えて貰いましょう。
まずは魚屋さんへ向かいます。メイン料理は魚の包み焼き。
「包み焼き用に白身の魚が欲しいんですけど・・・」とテアさん。
「そうだね、包み焼きならタラなんかいいよ。それにサーモンもいいね。二つを組み合わせたらどうかな?」と親切な魚屋さん。
というわけでタラとサーモンを購入。これが16.16ユーロで残りが13.84ユーロ。
次は八百屋さんへ。購入したのは、トマト、赤タマネギ、ニンジン、ピーマン。これが締めて2.20ユーロで残りが11.64ユーロ。
次は・・・黄色いレモンが新鮮で美味しそう。ということで、デザートはレモンのクランブルを作ることになりました。レモン4つで2ユーロ。残りは9.64ユーロ。
さて、最後は乳製品のお店にやってきました。モッツァレラチーズを買うようです。さらに玉子6個にバターも購入。合計で9.48ユーロ。
手元に残ったのは0.16ユーロで予算内クリア。それでは調理に取り掛かりましょう。
ここはテアさんちの台所???
それはともかくとして、まずは前菜の “トマトとモッツァレラのミル=フイユ” から。
トマトとモッツァレラを輪切りにスライスしたら、交互にはさんでミル=フイユのようにします。フライパンで乾煎りした松の実をふりかけ、オリーブ油をひとすじ垂らしたら出来上がり。
次はメインの “野菜のティアンと魚の包み焼き” 。
刻んだ野菜を少量の油を引いたフライパンで炒めます。これのことをティアン(tian)といいます。プロヴァンス地方の料理だそうです。
アルミホイルの上にオリーブ油を垂らし、そこに魚の切り身とティアンをのせ、塩・コショウしたら包みます。これを30分ほどオーブンに入れ焼き上げます。
最後はデザート “ヴェリンヌ風レモンのクランブル”。
レモン汁をボールに入れゼラチンと砂糖を加え混ぜ合わせます。
一方、別のボールに小麦粉とバターを入れよく捏ねます。できた生地を天板に広げ180℃のオーブンで焼きます。
その間にゼラチンと砂糖を加えたレモン汁を弱火にかけ温めます。
次にこんがり焼きあがった生地を砕いてグラスの底に入れ、その上からドロッとなったレモン汁を加え、冷蔵庫で1時間ほど冷します。
こうして見事、30ユーロ以内でプロヴァンスの香りのするフルメニューの晩ご飯が出来上がりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、シャツにアイロンをかけるためにアイロンのスイッチを入れた。2分ほどするとシュ〜と音がして焦げ臭い匂いがしたかと思うと、黒い液体が出てきて絨毯にシミを作った。そう言えば、アイロンのタンクに水を入れたけど、あれはレモンフレイバーのヴォルヴィックの水だったか・・・ 」
VDM(Vie de Merde)より
クイニーアマン [フランスのお菓子]
日曜日恒例の週末旅はまたもや以前の再放送でした。場所はスペインのコルドバ。見逃した方は→こちら。
来週の週末はいつものように新しい場所へご案内できそうです。
さて、突如、環境大臣をやめたニコラ・ユロの後釜にダニエル・コーン=バンディ(またはバンディット)の可能性が出てきました。
こっちの方が政治家だから長持ちするかもしれません。しかも緑の党系の政治家ですし。
結局のところニコラ・ユロは政治には向かなかった・・・。
それはさておき、あるアメリカのグルメ雑誌で世界の料理ベスト40が発表され、その中にブルターニュ地方に古くから伝わるお菓子が入っていたそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年8月31日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
それがこれ、クイニーアマン(Kouign amann)。
ここはブルターニュ地方の町ランデルノー。
「選ばれるのは当たり前のことよ。本当に美味しいんだもの」と女性。
「とても甘くて美味しいお菓子ですよ。地元では人気です」と男性。
クイニーアマンが生まれたのは1860年のこと。場所はブルターニュ地方の町ドゥアルヌネ。
パティシエ兼パン屋さんが偶然作り出したお菓子だそうです。
「材料はバターと砂糖、ベースになるのはパン生地です」とパティシエ。
どうもパイ生地風に何度も折りたたんでは伸ばし、折りたたんでは伸ばしするようです。
「うちで作るとなるとちょっと大変だから、お店で買った方がいいわね」と女性。
外側がパリパリっとなるくらいに焼けたら出来上がりです。
「ここの名物ですからね。これを食べないで帰ってしまうなんて考えられないです」とお店の女性。
ああ、中はこんな風になってるんだあ〜。ハサミで切ってましたね。
美味しそう!温かいうちに食べるのがいいそうです。
そういえば大昔、ペットがメールを運ぶポストペットというのがありましたが、ペットにあげるエサの中にクイニーアマンというのがありました。
一体どういう食べもんだ?と思ってましたが、こんなお菓子だったのですね。
クイニーアマンはブルターニュ語。クイニーは「甘いパン」、アマンは「バター」という意味だそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、料理教室でバースデーケーキを作ることになった。生徒にケーキを膨らませるためには何を使えばいいか聞いてみた。すると生徒が言った。『ポンプ!』 」
VDM(Vie de Merde)より
帆立貝戦争 [トピックニュース]
EUの夏時間がなくなりそうですね。
省エネ対策という触れ込みで、今までなんとなくダラダラと続けてきただけですもんね。廃止になってもおかしくありません。
昨日もニュースで言ってましたが、どうも夏は仕事に身が入らない人が多いらしいじゃないですか。昼間を長くすれば効率的という発想もどうも説得力がなさそうです。
近々、あの1時間をずらす作業も不要になるんでしょう。
ところで、あの英国はどうなるんでしょ?まだEUに在籍してますから夏時間も廃止になるんでしょうかね?
さて今日は、その英国とEU推進派のフランスの間で勃発している帆立貝をめぐる戦いのお話です。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2018年8月30日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
手前がフランスの漁船。英国の漁船に向かって石を投げつけました。怒った英国の漁船がフランスの漁船にぶつかってきます。
今週に入って、この騒動が激化しているとか・・・。なぜこんなことになってしまったのか?
ノルマンディ沖のこの海域は水産資源の豊かな地域。もちろんここには帆立貝もたくさん生息しています。
そのため多くの漁船がここで漁をすることになります。
但し、フランスの漁船が独占できるのは海岸から12海里まで。それ以上になると英国と分け合わなくてはなりません。
ところがこの海域で、フランスの漁船が英国の漁船に対して先に手を出してしまいます。
それには訳がありました。フランスではホタテ漁は10月1日にならないと再開できません。水産資源保護のため、そのような規則が設けられました。
ところが、英国の方は自由。なんの規制もありません。
何もできないフランスの漁船の目の前で、英国の漁船が自由に漁をしています。これに我慢がならなかったんでしょう。
「どうして向こうは1か月半も早く漁ができるんだ?その間に漁船300隻ほどにもなる漁をして帰って行くんだよ。そんな話ってあるかい?」と漁師さん。
しかし、海峡の向こうでは、そんな規則は受け入れられません。
「わが国の漁船は平等に漁ができるはずです。こういうことが二度と起きないようにフランスの当局にはきちんとして欲しいと申し入れています」と英国の当局者。
これはちょっと困った事態になってますねえ〜。
しかも英国はEUから脱退することになっています。そうなると事態はどう変わっていくのでしょう?
英国がEUから脱退した場合、英国の漁船をこの海域で漁ができなくすることはできるらしい。
しかし、それに対する報復として、これまで英国の海域で漁をしていたフランスの漁船を締め出してしまう可能性があるそうです。それはそれでフランスにとっては痛手。
目下のところフランスは、水産資源保護のために同じ解禁日に合わせて漁をするように英国に求めていくそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、あまり人気のない部署に若者を一人採用した。ところが、わずか1時間後に警察がやってきて、その若者に手錠をかけて連れて行ってしまった・・・」
VDM(Vie de Merde)より