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愛の村 [フランシュ=コンテ地方]

 2月14日はバレンタインデーでした。

 今年はコロナウィルスの陰に隠れて、あまり話題にならなかったような気もしますが、職場ではチョコレート漬けみたいになっておりました。

 どうもこの日は好きな人にチョコレートを渡すではなく、みんなでチョコレートを食べる日になってるような気がしてなりません。

 さて、そんな2月14日に、おあつらえ向きの小さな村がフランスにあります。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年2月14日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 それがこのハートの村サン=タムール=ベルヴュ(Saint-Amour-Bellevue)。

 サン=タムールだけでもすでに甘い恋の香りがするのに、ベルヴュ(美しい眺め)までくっついて盛り盛りです。

 ボジョレー地区のちょうど入り口に位置する小さな村には、いたるところにハートがあります。

 ブドウ畑にも、住宅の門にも、さらに車にも。

 おまけに靴下にまでハートがあります。靴下の主はこの方でした。

 「ここは毎日がバレンタインデーですよ」

 ということは、いつもこんな飾り付け?バレンタインデーに限ったことではなさそうです。

 そして、通りを歩けばカップルにも出会います。

 人口550人の小さな村の熟年カップルがこちら、ジョゼットさんとロゼさん。

 二人は64年前に村の教会で結婚しました。以来、ずっと二人は一緒。何一つ変わっていません。

 「孫がうちにご飯を食べに来たいと言うんですよ。どうしてかというと夫婦喧嘩をしないからだそうよ」とロゼさん。

 本当に仲がいいんですねえ〜。ごちそうさまでした。

 さて、サン=タムールはワインの産地でもあります。フルーティーで愛がいっぱいのお味だそうです。

 バレンタインデーのテーブルに1本置いておきたいワインですね。若い人に人気にだそうです。

 一方、こちらのレストランではディナーの準備で大忙し。バレンタインデーの予約で満席だそうです。

 そして、先週末はフランス各地からやってきた10組ほどのカップルが村の教会で結婚式を挙げたそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、友達と口論になった。私が、バレンタインデーに恋人がいたためしがないと言うと、彼女が言った。『でもさ、あんたっていつだって恋人いないじゃん』」

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯90 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 チャレンジしてくれるのは、フランス南部モンペリエから少し海よりの町にあるレストランLe Maserandのシェフ、ジャックさん。今回は蜂蜜を使った料理を作ってくれます。

 ではスタート!

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年2月15日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 一口に蜂蜜と言ってもその種類は様々。その味と香りを熟知していないと美味しい料理は作れません。

 そこで登場したのがジャックさんです。早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 まずは蜂蜜屋さんにやってきました。念入りに味を確かめ3種類を購入しました。これが4.80ユーロで残りは25.20ユーロ。因みに3種類とは、ショドゥロン、ローズマリー、ガリーグ。

 次はモンペリエの市場にやってきました。まず立ち寄ったのがチーズ屋さん。ここではヤギのフレッシュチーズを購入。これが5.30ユーロで残りは19.90ユーロ。ヤギのチーズ、結構なお値段でしたね。

 次はメイン料理の材料を求めてお肉屋さんへ。第一候補はローストポークでしたが、それはやめて、ウサギのもも肉を使った料理に変更。これが12.47ユーロで残りは7.43ユーロ。

 さらに八百屋さんで野菜を入手。カブ、ニンジン、玉ねぎ、レモンを購入。これが3.67ユーロで残りが3.76ユーロ。

 最後に2.95ユーロで玉子とブリックの皮を購入。手元に0.81ユーロを残してお買い物は終了です。

 ではレストランの厨房で調理の開始!

 まずはメインのウサギのもも肉から。

 フライパンで軽く両面を焼いたら、ニンニクや香草を加えた低温のオリーブ油で煮てコンフィにします。付け合わせのカブ、ニンジン、玉ねぎは切って鍋で火を通し、最後にガリーグの蜂蜜をたらします。

 これらを盛り付けてウサギにも同じ蜂蜜を塗ったら出来上がり。ツヤが出て見た目も美味しそうですね。

 次は前菜のヤギのチーズのラビオリ。

 チーズにはローズマリーの蜂蜜をトッピングし、ブリックの皮で包んだらフライパンでさっと焼くだけ。あっという間に出来上がり。

 最後はデザート。

 玉子、生クリーム等々で作ったカスタードクリームにレモンの皮をすりおろし、ショドゥロンの蜂蜜をたらして出来上がり。

 今回は蜂蜜の風味がちょっと謎ですね。ローズマリーは何んとなくわかるような気がしますが、ショドゥロンとガリーグは見当もつきません。どちらも独特の風土を持つ地域の名前で、そこに生息する植物から作られた蜂蜜のようです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、私の彼は、私への愛をこんな風に表現した。『庭のテーブルの上の蜂蜜に引っかかった虫のように君を愛してるよ』」

VDM(Vie de Merde)より


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週末はサラゴサで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はスペイン北部の都市サラゴサ(Zaragoza)を旅します。パリからは空路と電車を乗り継いで6時間半。近いようでちょっと遠いですね。

 4つの文化が融合した都市といわれるサラゴサへ、出発!

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年2月8日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 宗教と歴史を感じさせる立派な建築物、美味しそうなお菓子、さらに珍しい魚が展示されている水族館など、見所がたくさんありそうです。

 まずはこちらの美しい建物を訪ねてみましょう。ここはヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール聖堂(青印)。ドローンの映像からはその規模の大きさが伝わってきます。300年かけてここまでになったとか。

 17世紀から19世紀にまたがって造られた聖堂には聖母マリアが祀られています。中を案内してくれるのがヴィクトールさん。

 「言い伝えによると、紀元40年頃、12使徒の一人ヤコブが、ちょうどこの聖堂のあった場所にいた時、聖母マリアが柱の上に現れました。そこでこの柱を中心にして礼拝堂が作られたんです」

 今ではこの柱に赤いマントがかけられ、カトリック教徒にとって大切な巡礼の地となりました。さらに、内戦の時、爆弾がこの聖堂に落とされましたが爆発しなかったそうです。

 聖堂の塔には有料のエレベーターで上がることができます。ここからは美しい街の姿を一望できます。

 次は地上に戻って通りを散策。サラゴサの建築物の中にはユネスコの世界遺産に登録されているものが幾つかあります。その中の一つがアルハフェリア宮殿(赤印)。中世に作られ要塞化されたイスラム宮殿です。一歩中に入ると、こんな繊細な装飾の施された壁があります。

 さて、サラゴサは、画家フランシスコ・ゴヤが子供だった頃に絵の修行をした街としても知られています。ゴヤ美術館ではその頃の作品が展示されています(緑印)。

 「ゴヤは絵の師匠とともに2年間イタリアに赴きバロック絵画を学びました。その成長は目覚ましく、その頃の絵すべてにそれが表れています」と美術館の方。

 外に出るとすでに夜の帳が下りていました。あいにくの雨ですが、夜はタバスバーに出かけることにしましょう。案内してくれるのはセシルさん。フランス人ですが、この街の魅力にとりつかれ30年前からここで暮らしています。

 案内されたのはこちらのバーTaberna Doña Casta(オレンジ印)。中はテーブルを見つけるのも大変なくらいの混みよう。人気店なんですね。お店のスペシャリテがクロケータ。オーナーのドーニャさんが料理を運んできてくれました。

 「これがハムのクロケータ、そしてこっちがソーセージのクロケータです。スペインで一番美味しいクロケータよ」

 これで8ユーロポッキリ。お腹もいっぱいになりそうです。

 さて、そろそろ今晩の宿ホテル ピラール プラザへと向かいましょう(黄緑印)。お部屋はこぎれいで居心地が良さそう。さらにベランダからはライトアップされた美しい聖堂が間近に見えます。

 翌朝は、少し遠出をしてエブロ川の向こうにある水族館にやってきました(水色印)。ここでは魚を眺めるだけでなく、一緒に泳ぐことができます。その魚がこのアマゾンの巨大魚。ちょっと怖そうですが大丈夫だそうです。

 15分ほど水槽の中を探検したら、最後にまた繁華街に戻りましょう。探しているのはチョコレートのお店。サラゴサは欧州で初めてカカオを輸入した都市だそうです。16世紀のことでした。30軒ほどのお店があるようですが、それぞれのスペシャリテを試食できるチケットがあるそうです。

 そして最後に訪ねたのがこちらのお店。フルーツのコンフィをチョコでコーティングしたのがスペシャリテ。旅人さんも一緒にトライしてみました。お土産にいただいて大満足で帰国の途につきました。

 さて今回の旅の費用は、飛行機代が80ユーロ、入場料が15ユーロ、潜水体験が70ユーロ、食事代が10ユーロ、宿泊代が60ユーロで、しめて235ユーロ(約28,000円)でした。



******* フランス人のつぶやき *******

「今日、彼と一緒に、美術館の前にできた列に並んだ。私の前に彼がいたので、こっそりお尻を触ると、彼が振り向いた。あれえ〜、別人だった![あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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氷河の恩恵 [ローヌ=アルプ地方]

 コロナウィルス、日に日に他人事ではなくなってきました。

 毎日、満員電車で通勤する身としては、必ずマスクをして、手すりやつり革には絶対触らない!と決めて電車に乗っています。

 でも、自分の意思とは裏腹に触ってしまうこともある。そんな時は、職場に到着するやいなやアルコールで消毒。神経質すぎるなんて言ってる場合じゃないですねえ。

 何か、ウィルスを死滅させるような自然界にある単純な物質ってないですかね。例えば、吸血鬼にニンニク、ナメクジに塩みたいな・・・。

 それはさておき、フランス・アルプのシャモニーにある氷河、温暖化の影響は氷が少しずつ溶けているそうですが、その氷河の下でこんな問題が起きていました。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年2月12日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばk、mらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 作業服を着たこちらの方々は電力会社の社員。

 毎日、氷河の観察を行っていますが、少しずつ変化しているのがよくわかるそうです。

 なぜ毎日氷河を観察しているかといえば、この氷河がもたらす水を使って、ここで発電しているからなのです。

 その発電が危機に直面しているとか。

 ここに発電所が作られたのは1973年のこと。以来、自然環境を利用したエコな電気エネルギーを生産してきました。

 「フランスで唯一ここにしかない発電所は、5万世帯に電気を供給してきました。しかし、地球温暖化の影響で、その供給の継続が危ぶまれる事態になっています」とリポーター。

 日々溶け続けている氷河の水を確保するのが難しくなっているためです。溶け続けているなら水の量はたっぷりありそうな・・・。

 どうも量の問題ではなく、氷河が溶けるにつれ、水が流れ出すポイントが移動してしまうらしい。

 10年前に一度移動させたのですが、溶ける速度が速すぎて、またポイントがずれてしまいました。

 電気の供給を止めるわけにはいかないため、発電所を移動させるしかありません。大きな工事になりそうです。

 一方、こちらの山小屋では、この地域の生態系に及ぼす氷河の影響を研究しているそうです。

 「この30年の間に植物の再生が見られます。特に氷河の両岸が顕著です」と研究員。

 植物だけではありません。高山に生きる動物たちも増えているとか。

 確かに、氷河があったんでは生物は育たないですね。

 また、氷河の規模が小さくなっているにも関わらず、ここを見学する人の数が減ることはありません。

 氷河の下だけではく、氷河の上を歩く人たちもいます。すごい風景ですね。氷河が波打っていてちょっと怖い。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、大家が電気の節約だ!といって、僕の部屋にある3つの電球のうち2つをはずして持ってった [もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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エトルタのキャラメル [ノルマンディー地方]

 2〜3日前に100円ショップのマスク売り場を覗いてみたら、やっぱり空っぽでした。

 あの時、一箱しか買ってなかったから、来月までもたないような・・・。

 箱をみてわかったのですがベトナム製でした。ベトナムなら今でも製造しているんだろうか?

 日本製が増産されているので、いざとなったら値段は高くてもそれを買えば何とか乗り切れるか・・・。

 それはさておき、携帯の天気予報アプリを見ていたら、東京の桜の開花は3月20日と出ておりました!

 こんな時期に大胆な予想。当たって頂きたし。コロナウィルスなんか忘れて桜の花を楽しみたいものです。

 さて、本日はご当地スウィーツのお話。

 フランスのノルマンディ地方有数の観光地エトルタ(Étretat)にはこんなスウィーツがあるそうです。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年2月12日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 おなじみのエトルタの眺め。

 ここにあるスウィーツがこれ。なんの変哲も無いキャラメルです。一瞬、チョコレートに見えますが、キャラメルです。

 15年前に姿を消してしまったのですが、復活を遂げました。

 「こうして混ぜながらちょうどいいくらいの温度になるのを待ちます」とヴァンサンさん。

 このキャラメル、なんと170年も前からこの地にあったもの。ルクール家が5世代にわたって作り続けてきましたが、2005年に製造中止となってしまいました。

 今回復活したキャラメルは当時と全く同じレシピで作られています。作り方に詳しい叔父のジェラール・ルクールの教えを請いながらヴァンサンさんが復活させました。

 「キャラメルは作ってましたが、これは私一人では作れませんでした」とヴァンサンさん。

 出来上がったキャラメルはかわいいパッケージに詰められ、エトルタの中心街にあるお店で販売されます。

 「お会計をすませる前に開けて食べてしまうお客様もいますよ。何しろ十数年ぶりですからね」とお店の方。

 地元の人なら誰でも知ってる懐かしい味のキャラメル。

 「他にはないここだけのお菓子ですよ」と男性客。

 「美味しいキャラメルでしたよ。新しいのを食べてみましたが、その頃と全く同じ味です」と別の男性客。

 エトルタに行ったらぜひお土産に買って帰りたいものです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、ずっと音沙汰のなかったメル友が、急にメールを送ってきた。ご機嫌伺いかって?とんでもない、塩バターキャラメルを小包で送ってくれだってさ」

VDM(Vie de Merde)より


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レモン祭り2020 [コート・ダジュール地方]

 武漢からチャーター便で帰国し、ホテルに閉じ込められていた第1便の皆さん、全員陰性で本当に良かった。

 関係者じゃないですが、何だかホッとしました。客船の方も無事に解決されることを祈るばかりです。

 さて、2月も中旬にさしかかりました。ベネツィアのカーニバルが始まったようですが、フランスのカーニバルも準備が進んでいます。

 その一つがマントンのレモン祭り。今年で87回目になるそうです。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年2月10日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 マントンの前にベネツィアの映像が登場しました。運河の上をたくさんのゴンドラがパレードしていましたね。美しいのもあれば、ちょっとふざけたのもあります。

 ベネツィアは一時期浸水してましたが今は大丈夫そうです。

 それはさておき、これから始まるのがマントンのレモン祭り。今週末に始まる予定ですが、準備はどこまで進んでいるんでしょう?

 あっ、もうこんなに進んでます。今年のテーマは何でしょう?

 例の幅広のゴムでレモンやオレンジを取り付けています。根気のいる作業。監督さんの指示が飛ぶと、やり直しも必要です。

 こんな大きなものをレモンとオレンジで作るんですから大変な作業です。しかも今年はどれも大型化しているとか。山車は例年より10%ほど高いらしい。となると必要な材料も多くなります。

 「レモンとオレンジを合わせて180トンほどです」と責任者の方。

 「この網にゴムで一つずつ結わえていきます」と作業員の方。

 「レモンをこうやって一個ずつここにくっつけるなんて信じられないですよね(笑)。しかも50箱もあるんですよ」と別の作業員。

 その材料の大半がスペインからやってくるそうです。

 地元の人たちはこうしてつくられる果物の彫刻をとても誇りにしています。

 「よく頑張っていい仕事をしてますよ」と男性。

 「素晴らしいですね。毎年テーマが決められてますが、どれもいい作品に仕上がってます」と女性。

 今年のテーマは、“世界”。ブラジルのカーニバル、オクトーバーフェストなど、様々な国に捧げられたモニュメントが登場します。どうやら日本もあるらしい。

 こちらはメキシコのモニュメント。大きいですね。

 「高い所でも怖くはないですよ」と作業員の方。

 その背中には命綱。一方、装飾品を制作する人たちもいます。

 「装飾品はあまり目立ってはいけません。だからこのくらいのサイズでちょうどいいんです」

 あくまでも主役はレモンとオレンジというわけです。

 レモン祭りは2月15日から3月3日まで開催されるそうです。



******* フランス人のつぶやき *******

「今日、友達と一緒にレストランに行った。そこで、オレンジとパイナップルのミックスジュースをくれと言ったら、そんなものはないという。で、もう一度、メニューを確かめてから、パイナップルとオレンジのミックスジュースだ、というと店員が言った。『すぐにお持ちします』」

VDM(Vie de Merde)より


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熊まつり [ラングドック=ルシヨン地方]

 近くの公園の梅園で梅まつりが始まりました。

 開始直後の平日の午前中に横切った時は、見学の人はあまりおらずのんびり状況確認できました。

 半分くらい花が開いて梅の香りも漂い始めていました。2月一杯まで楽しめそうです。

 そして、もう1ヶ月もすると桜の開花はいつ頃だ?なんて話題が飛び出すことになります。

 今週末はお天気が崩れるようですが気温は高め。このまま寒の戻りもなく春になってくれるのかな?

 フランス南部ピレネー=オリアンタル県では、毎年この時期になると冬を追い払うために熊まつりが開催されるそうです。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年2月10日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 熊とはこの方。とりたてて怖そうな感じはしませんが、村人たちは皆遠巻きにしています。

 というのも、一度捕まるとこんなことになってしまうからです。顔が真っ黒。

 そう言われると似たようなお祭りが日本にもありましたっけ。

 捕まえ方がかなり豪快。女性の顔がこんなことになってしまいました。

 でも、ちっとも苦痛ではなさそう。なにしろ、熊に顔を黒く塗られるのは名誉なことらしい。

 今度は男性も黒く塗られてしまいました。

 「黒く塗られるのは、ある意味 “勝利” ですから満足です」と男性。

 それにしても激しいですね。

 このお祭り、きちんとした順序があります。

 熊役は全部で3人いますが、その頂点に立つのがこの方。羊の皮で作った毛皮に身を包みます。

 この村には立派な城壁があるようです。あのヴォーバンが作ったこの城壁で熊役に任命式が行われます。

 熊役には11人も応募があったそうです。競争率は4倍。

 この熊の目的は、子羊つまり若い女性を捕まえること。

 猟師が発砲しながら熊を追いかけますが時すでに遅し。熊は村の入り口に達していました。

 そこで登場するのが、白い服に白い顔をした床屋。

 この床屋が、それぞれ3人がかりで熊を捕まえ、ひげをそるかのように毛皮を剥ぎ取ります。

 かくして熊はいなくなり、村に平和が戻ります。 

 最後は、みんなで輪になり音楽に合わせてダンス。

 間もなく各地でカーニバルが開催されますが、このお祭り、その先駆けのようなものでした。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、カーニバルで女装した。ばったり学校の先生に出くわしたが、僕だとは気づかなかったようだ。なにしろデートに誘われたから [わーい(嬉しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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マスク [トピックニュース]

 フランスのサヴォワ地方で5人のコロナウィルス感染者が出た模様です。

 とは言っても、いずれも英国人。シンガポールで感染していた英国人男性が、シンガポールから直接サヴォワ地方に飛んで、冬のリゾート地で4日ほどを過ごしているうちに、11人の英国人と濃厚接触。

 そのうちの5人の感染が確認されたということのようです。さらに問題なのは、5人の中に子供1人が含まれており、この子が両親とともに数年前からサヴォワ地方に住み近くの小学校に通っていること。

 他の生徒や保護者等々に感染が広がっていないか注意する必要があるとか。

 今回のウィルスは、本当にタチが悪いですね。どこでどう感染するか油断できません。不必要に恐れることはないようですが、ボ〜ッとしていてはいけないようです。

 手洗いとマスクは必須。マスクが店先から消えて問題になっているようですが、そのマスクをする習慣があまりないフランスでも同じようなことが起きているようです。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年2月8日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 こちらはフランスで医療用マスクを製造している中小企業の工場。生産ラインのフル稼働が続いています。

 1月から買い求める人々が急増し、いつもの50倍!にもなったそうです。そのため、週末も休み返上でマシーンを動かしています。

 そうなると当然、人手も必要になります。20人の従業員では対応できず、臨時雇用でスタッフを3倍に増強。

 「私は今日からここで働くことになりました。3ヶ月の契約です。重大な感染症が発生してしまい、至急大量のマスクが必要ですからね」とコリーヌさん。

 マスクの生産高一位は中国のはずですが、現在は製造が中断しています。そのため、ここで作られるマスクも輸出されるそうです。

 「60%が輸出用です。特に中国からの需要が高まっています」と工場の方。

 しかし、マスクならどれでもいいとうわけではありません。

 「もし、コロナウィルスの感染者と接触するようなら、こちらのマスクの方が効果があります」

 やはり、あのスカスカのマスクでは感染は防げないですねえ。

 このマスク不足騒動が本格的になる直前に(こんな騒ぎになるとはつゆほども思わず)、100均で山盛りで売られていた30枚入りのを一箱だけ買って使っていますが、結局、気休めか・・・。

 でも、空気の乾燥で鼻の粘膜を傷めているので、適度の湿り気を保つのには役立っているようなので無駄ではなさそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、お手伝いさんがマスクと手袋をして私の下着をしまうのに気がついた [ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯89 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今日チャレンジしてくれるのは、海辺にあるミシュランの星付きレストランでシェフを務めるバンジャマンさんです。

 海が近いので、本日は海の幸の料理になりそうですが、フランスの魚の消費量は年々減少傾向にあるとか。

 理由は2つ。調理の仕方がよく分からない、そして高くつくというイメージが強いから。

 今日は、そんな心配を吹き飛ばしてくれるかもしれません。

 ではスタート!

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年2月8日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 漁師さんたちが漁を終えて帰ってくるのが港。この港でシェフと待ち合わせです。

 いつものように30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 まずは魚屋さんへ。ここでは漁師さんが釣った魚を直接販売しています。新鮮な魚介類が店頭に並んでいます。

 「舌びらめなんかは高いけど、旬の魚は安いですよ」と魚屋さん。

 新鮮な魚はつやがあって色も鮮やか。新鮮で肉付きのいいタラ科の魚を一尾とカニ(ヨーロッパイチョウガニ)の爪4本を購入。魚が6.80ユーロ、カニが8.80ユーロで合計15.60、残りは14.40ユーロ。

 次は八百屋さんにやってきました。ここでは、マーシュ、酸味の効いたリンゴ、パネを購入。これが合計で3.64ユーロ。

 残り10.76ユーロを持ってやってきたのが乳製品のお店。デザート用にフロマージュブランを購入。これが2ユーロで、8.76ユーロも残っています。

 「他に何か買いますか?それとも節約して終わりにしますか?」とリポーター。

 「そうですね、終わりにしましょう」とシェフ。

 なんだかもったいない気もしますが、お買い物はこれで終了。レストランの厨房で調理の開始。

 まずは前菜のサラダから。

 カニの爪をブイヨンで茹でます。ブイヨンには玉ねぎ、ニンジン、香草、それにレモンも入っているようです。その間にマーシュを洗い、リンゴをスライスして小さめに刻んでおきます。茹でたカニは身を取り出し、マーシュとリンゴと一緒に器に盛り付けます。

 次はメインのタラ料理。

 魚を三枚におろしてフィレをそれぞれに等分し、フライパンで炒めます。付け合わせのパネは牛乳で煮てつぶしたら塩を振ります。これを魚と一緒に盛り付け、クルミ、玉ねぎ、香草の入ったビネグレットソースをかけたら出来上がり。

 最後は、デザートのフロマージュブラン。

 カラメルソースを作りますが、何んと先ほど使った魚の皮を入れてソースを作ります。ちょっとびっくりですが、これが美味しいそうです。最後にレモン汁をかけたら出来上がり。

 今回は21.24ユーロという破格の材料費で4人分の晩ご飯が仕上がりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、買い物を終えてスーパーのレジに行くと、突然、透明の水がこぼれて流れ始めた。よく見ると、エビがモッツァレラチーズの袋に穴を開けていた[がく~(落胆した顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はバイヨンヌで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は、フランス・バスク地方にあるバイヨンヌ(Bayonne)を旅します。パリからは高速列車で4時間弱。

 去年、G7サミットの会場となったフランス有数のリゾート地ビアリッツからすぐのところにある小都市バイヨンヌ、どんなところなんでしょう?

 では出発!

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年2月1日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 バイヨンヌの街を散策するならこれ。東南アジアで良く見かけるトゥクトゥクです。

 観光バスならさっと通り過ぎるところですが、これなら左右前後をキョロキョロしながらのんびり観光できます。

 バイヨンヌの人口は約5万人。街の中を流れているのはアドゥール川とニーヴ川。かつては漁船が停泊する港になっていました。

 「漁師が自分の船を停める場所がすぐにわかるようにと家にペンキを塗ったそうです。おかげで川岸が魅力的な風景になりました」と運転手兼ガイドのマリオンさん。

 トゥクトゥクツアーの後は、今回ガイドを務めてくれたソフィーさんがサント・マリー大聖堂を案内してくれました(赤印)。

 200段の階段を上がって鐘楼へと向かいます。息を整える間もなく、鐘楼から街の全景が見えてきました。遠くにはピレネーの山々が横たわっています。

 「あっちが大バイヨンヌ地区、そっちが小バイヨンヌ地区、そしてこっちがサン・テスプリ地区です。バイヨンヌはこの3つの地区でできています」

 この街は温暖な気候で知られています。冬でも半袖姿の人が割に多いですね。夏真っ盛りの8月にはバイヨンヌ祭が開催されます。

 「この広場は、白いシャツに赤いスカーフを巻いた人たちでいっぱいになります。一見の価値がありますよ」と女性。

 そしてここでは大皿の料理をみんなで分け合って食べる習慣があります。バイヨンヌの生ハム、美味しそうですねえ〜。そろそろお昼をいただくことにしましょう。

 やってきたのはシードル醸造所にある食堂(オレンジ印)。やっぱり大皿に大盛りで出てきました。

 シードルは直接樽から出てくるのをグラスで受け止めます。これはうまくやらないともったいないことになりそうな・・・。このバイヨンヌのシードルはブルターニュのシードルとは違って苦味があるとか。

 「ここのはリンゴのワインと呼ばれています。バスク地方の料理に合うように作られてるんです」とお店の方。

 お昼はタラのオムレツと牛のあばら肉。たらふく食べたらお会計を済ませます。支払いはバスク地方の地域通貨Euskoで(1eusko=1euro)。

 次は市役所前から出ているボートに乗って(水色印)サン・テスプリ地区に向かいましょう(緑印)。ここの名物は、世界各国からやってきたアーティストたちが建物の壁に描いた絵。

 現代的で個性的な絵を堪能したら、チョコレート工房に行きましょう(こげ茶印)。あまり知られていませんが、バイヨンヌでは300年も前からチョコレートが作り続けられてきたそうです。

 「まずカカオ豆を120℃から130℃で30分ほどかけて焙煎します」

 焙煎したカカオは食べられるようですが、味はちょっときついんじゃないのかなあ〜。

 この工房でできた板チョコ一枚100gが5ユーロと少々高め。

 「厳選した高品質のカカオから作られているのでこれくらいがリーズナブルな値段なんです」と工房の方。

 さて最後は、自転車をレンタルして海に向かって出発。5キロほどペダルをこぐと冬の海が見えてきました。大西洋の波は荒々しいですねえ。

 さて今回の旅の費用は、トゥクトゥク・ツアーが30ユーロ、シードル醸造所での昼食代が66ユーロ、チョコレートの試食と見学が15ユーロ、レンタサイクルが8ユーロ、宿泊代が120ユーロで、締めて239ユーロ(約29,000円)でした。



******* フランス人のつぶやき *******

「今日、なぜかやる気満々で目がさめた。早速、自転車を漕いでパン屋に向かったところ、100メートルも走らないうちに息切れ状態に。慣れないことはするもんじゃない・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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