エールを送ろう! [トピックニュース]
連休の初日は晴天。太陽が惜しみなく光を降り注いでくれました。
とは言っても、どこへも行かず家の中に引きこもり。この数ヶ月、忙しすぎてやっと余裕ができた頃にはコロナウィルス騒動に突入。気を使わずにのんびりできる場所といえば自宅です。
屋内の日向で気兼ねなくダラダラ過ごしてしまいました。
イタリアやフランスに比べれば日本はまだ自由に行動できる分だけましですが、感染者の数は一定数で増加し続けているようで、終息までにどれくらいの時間がかかるのか予想もできません。
来週あたりには状態が改善していることを祈ります。きっと改善してくれます!
さて、昨日、司会者のペルノーさんが言っていましたが、フランスでは夜の8時にバルコニーに出て、感染者の治療に当たっている人たちにエールを送ろう!という運動が広がっています。
確かに各地でそういうことが行われたようです。
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2020年3月18日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
昨晩8時ちょうど。窓やバルコニーからエールが送られていました。
ここはパリ郊外の都市ブローニュ=ビヤンクール。
「コロナウィルスの感染者のためにがんばっている人たちがいるんだと思うと胸が熱くなります」と女性。
パリでも同じだったようです。ちょうどの時間にはエッフェル塔のイルミネーションもピカピカになるのでタイミングがいいですね。
この運動、SNSで呼びかけられ、多くの人がその呼びかけに答える形で広がったとか。
ブルターニュ地方の都市レンヌでも、リヨン近郊の町ヴィルールバンヌでも、そしてマルセイユでもエールが送られました。
欧州での感染拡大があまりに急速だったのには驚きました。
フランスでは医療用のマスクが手に入らないため、仕方なくマスクなしで診療にあたっているお医者さんもいるようです。
そして、イタリアの医療現場がすごいことになっていて心配です。
そうなると日本の医療現場のことも気になります。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、軽い脳卒中の症状があったので病院に行くと、脳のMRI検査必をすることになった。すぐに検査というわけではなく予約順。私の検査は6ヶ月後になりそうだ・・・」
VDM(Vie de Merde)より
前向きに [トピックニュース]
頻繁に手洗いをしたり殺菌スプレーをかけたりしていると手がカサカサになってしまうので保湿のハンドクリームが欠かせません。
そして、相変わらず開店前のドラッグストアーには人の列ができています。話によると、朝早くに行って待っているとマスクが手に入るらしい。
一方、フランスはかなりの厳戒態勢となりました。外出も制限され、警戒のために警察や軍まで駆り出されています。
急激な感染拡大はやっぱりあれですかね、握手とビズ。少々妙竹林でも日本人風にお辞儀してればここまで急激ではなかったかも。
それはともかくとして、コロナウィルス騒動でなんとなく緊張状態が続く毎日はあまり快適ではありませんが、なんとかこの難局を乗り切ろうと皆さん色々と工夫しているようです。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年3月18日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
午後1時のニュース番組のキャスターでおなじみのペルノーさん。現在はテレビ局には出勤せず、テレワーク(フランス語ならテレトラバイユ)しているそうで、自宅から出演中。今日は、一般市民の様子を紹介してくれます。
まずはパリ。上の階に住むお年寄りのために買い物を届けにきましたが、濃厚接触にならないように籠に入れて渡しています。
SNSでは様々な人々が支援を求めるメッセージを書き込んでいます。
中には、余っている殺菌用ジェルを必要な人がいたら譲る、というようなものもあります。
さらに、こちらは仕立て屋さん。
「医療関係の方たちや介護の仕事をしている人たちのためにマスクを作ってるんです」
そういえば、日本でもマスクを何百枚も作って寄付した女の子がいましたね。
そうかと思えばスペインでは、家の中に閉じ込められ下降気味の気分を、音楽で癒してくれる人たちもいます。
そしてこちらはイタリア。こちらのカップル、毎晩、バルコニーでコンサートを開いているそうです。
これなら感染を心配せずに音楽を楽しむことができますね。
最後にペルノーさんが話していましたが、フランスでは、みんなで午後8時にバルコニーに出て、感染者の治療に当たっている人たちを励まそう!という運動が起きているそうです。
とにかくこの “瀬戸際” が早く終わってくれることを願うばかりです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、3年も前から付き合っている彼女の家に行くと、彼女がドアを開けてキスではなくビズをした。いやな予感・・・」
VDM(Vie de Merde)より
国境 [トピックニュース]
昨日の東京は寒い一日になりました。
途中、あったかい日もあったり、春間近なんて思ったりで、少々武装解除していたせいか寒さが身にしみました。
こうやって寒い日と暖かい日が交互にやってきて少しずつ暖かくなって、あの酷暑がまた巡ってくるのかなと今から心配です(笑)。
さて、日本製インフルエンザ薬「アビガン」がコロナウィルス治療に有効性があるというニュースを見つけてちょっとばかり明るい気持ちになってきました。しかも感染者の増え方が少し少なくなってきました。
一方、欧州は各国が次第に厳しい対策を講じるようになってきました。あれだけ感染者が増えると無理もありません。
国境を閉めるなどということがあってはならないと言われているフランスとドイツですが、そうもいかなくなりました。
ではその国境ではどんなことが起きているんでしょう?
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年3月16日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはストラスブールからすぐの国境です。ライン川の向こうがドイツ。
3月16日月曜日の朝8時から、ドイツとフランスの国境を自由に行き来することはできなくなりました。
仕事でドイツに行く人やドイツに住んでいる人たち以外はフランスに戻されます。
「フランスに戻ってください」と警官らしき人物。
ストラスブール市民はよくドイツにタバコを買いに行っているとか。しかし、そんなことはしばらくできなくなりました。
通勤や物流はこれまで通りで変わりありませんが、市民の間では少々混乱が起きているようです。
「私は通れると思いますがね。こういうことをするなんていただけませんねえ」とフランス人男性。
「なんかとても妙な感じです。何度もドイツに行って帰ってくるのが普通ですからね」とフランス人女性。
「もっと早くやるべきだったと思いますよ」とドイツ人女性。
「朝はトラムに乗ってドイツに入りましたが、帰りは歩いて橋を渡らなければなりません」とフランス人女性。
実は、フランスからドイツに向かうトラムはこの朝の便が最後でした。8時以降、運転を続けることができなくなったのです。
検問を受けているのは車だけではありません。徒歩や自転車も同じ。
ドイツとフランスを分けて流れるライン川。このライン川に架かる橋がヨーロッパ橋(Pont de l’Europe)。トラムも人もこの橋を渡ってドイツに入国しています。とは言っても、ストラスブールの人たちにとってはドイツに入国するという意識はないのかもしれません。
今のところ国境で制限を設けているのはドイツ側のみで、フランスは通常のままだそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、国境を通過しようとして税関に2時間半も止められた。なにしろ、カバンに12キロのハムやソーセージを入れていたからねえ」
VDM(Vie de Merde)より
どちらが効果的? [トピックニュース]
コロナウィルス感染からの回復には時間がかかるようで、回復者数の増え方が亀のようにのろい。もっと早くならないかなあ。
今のところ感染者数の増加の方が上回っているけど、これが逆転してくれたら少しホッとするんだけど・・・。数字を見るたびにそう思う。
さて、感染拡大の中心がアジアから欧米に移っていますが、政府の対処法がそれぞれ異なるようです。
例えば、フランスとイタリア、だいぶ異なるようです。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年3月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
左がフランスのパリ郊外にある町クレピ=アン=ヴァロワ。人口は15,000人。そして右はイタリアのミラノ近郊の町コドーニョ。人口は同じ15,000人。
どちらの町も数多くの感染者を出しています。しかし、その対応には違いがあります。
クレピの方はほとんどいつもの毎日と変わらずですが、コドーニョの方は最初の感染者が出てからすぐ隔離状態になりました。ちょうど今から15日前のことです。
速やかに厳しい処置をとったイタリアに対し、WHOはその英断を評価しました。
しかし、厳しい処置は本当に効果があるのでしょうか?
「個人の自由を束縛するような厳しい政策を取ることが本当に効果的かどうかは疑問です。今のところそれを効果的だと証明できるようなものはありません」と専門家。
フランスはイタリアとは違う方法を取っています。
隔離するより、最初の感染者で発病した人を探し出し、その人物と接触した人たちを全て探し出すことにしました。
それはかなり細かな作業になり、全てをカバーすることはできません。
更にもう一つ異なっているのはPCR検査。フランスが症状の出ている人を検査するのに対し、イタリアは症状の出ていない人も検査しています。
そのせいか、イタリアはフランスより感染者の数が多く、約7倍です。
となると、フランスには感染していても自覚のない人たちがいるということになるような・・・。
一方、イタリアは入院患者が急増し、急ごしらえの簡易ベッドで収容している状態です。
日本はフランスとほぼ同じやり方ですが、どちらが効果的なのか判断が難しいところです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、1歳になる娘が言葉を話し始めた。娘は、隣のイケメンイタリア人を指差して『パパ』と言った」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯93 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回のチャレンジャーは、ボルドーにあるレストランLe Mandronの二人のシェフ。
コロナウィルスに負けないためには免疫力のアップが重要。そのためにビタミンたっぷりの晩ご飯を作ってくれます。
ではスタート!
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年3月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ボルドーの市場は冬から春へのちょうど変わり目で、物も色も豊富です。
そこへやってきたのがシェフのクリストフさんとジャン=フランソワさん。早速、30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
「人間が冬に必要なものは、冬の自然が与えてくれるようにできてるんです」とシェフ。
まずやってきたのは八百屋さん。ここでは前菜用にグリーンアスパラ、ピーマン、ズッキーニ、マッシュルーム、ホワイトアスパラを、メイン料理用にパネとバターナッツを、デザート用に洋ナシとキウイを購入。ついでに抗酸化作用のあるショウガも購入。これが全部で17.00ユーロで、残りは13.00ユーロ。
次はお肉屋さんで、鶏の胸肉を4枚購入。これが9.10ユーロで、残りが3.90ユーロ。
最後に、前菜用にリコッタチーズをチーズ屋さんで購入。これが3.10ユーロで、手元に残ったのは0.80ユーロ。
予算内に収まりました。ではレストランの厨房で調理の開始!
まずは前菜の、野菜のタルトフィヌ。
野菜は乱切りにしてフライパンで歯ごたえが残るくらいに炒めます。火が通ったら冷まします。焼いたタルト生地にリコッタチーズをたっぷりと塗り、その上に冷ました野菜をのせたら出来上がり。
次はメインの鶏肉料理。
スライスしたパネとバターナッツを唐揚げにします。残りのバターナッツはスライスしたショウガと一緒にチキンスープで茹でてピュレにします。鶏の胸肉は中にマッシュルームとエシャロットを詰めてロール巻きにしたら鍋で茹でます。
茹で上がったら周りをフライパンでさっと焼きます。同じフライパンでホワイトアスパラも炒めます。ピュレ、チキンロール、アスパラガスの順に盛り付けたら出来上がり。
最後はデザートの洋ナシとキウイのタルタル。
洋ナシもキウイのみじん切りにして型に入れお皿に盛り付けたらワインと砂糖水のシロップをかけてミントの葉で飾ったら出来上がり。
野菜と果物のビタミンたっぷりの晩ご飯ができました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、朝、目が覚めてビタミンと間違えて睡眠薬を飲んでしまった。再び心地よい眠りの世界に逆戻り・・・」
VDM(Vie de Merde)より
週末はグラスゴーで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。今回はスコットランドのグラスゴー(Glasgow)を旅します。
パリからは空路の直行便で1時間50分。一泊して帰って来るのに十分な距離ですね。
さあ、どんな旅が待っているのでしょう。出発!
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年3月7日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
この音色・・・そう、バグパイプです。
スコットランドといえばこの楽器とタータンチェックのキルト。
まず訪ねたのは、国立バグパイプ・センター(青印)。バグパイプにまつわる様々ものが展示されています。そしてここでは実際に演奏の手ほどきをしてもらえます。
「初心者はまずこのチャンターと呼ばれる主唱管を吹いて練習します。慣れてくると口の周りの筋肉がスムーズに動くようになります。何はともあれ根気よく練習することが大事です」と男性。
次は、カメラマンでガイドブックの本も出しているフランス人のヴィルジニさんが興味深いところに案内してくれます。そこは・・・小高い丘に作られたお墓(赤印)。
「ここからはグラスゴーの街を見渡すことができます。正面には大聖堂、こちら側には近代的な建物が並んでいます。時代の変遷がとてもよくわかる場所なんです」
このお墓、1825年にフランスの墓地をモデルに改修されたそうです。そして今では市民の憩いの場所になっています。
「ここからならお墓の向こうにグラスゴーの街が見えて、とても面白い構図になっています」と男性。
次は、ケルビングローブ美術館に行ってみましょう(水色印)。ここが作られたのは1902年の国際博覧会の時。展示室は全部で22室。こちらの十字架に架けられたキリストの絵はダリの作品。
そして一階はグラスゴー出身の建築家でありデザイナーであり芸術家でもあったチャールズ・レニー・マッキントッシュに捧げられています。
「イギリスで唯一アールヌヴォーの運動を起こしたのが彼でした。それはグラスゴー様式と呼ばれています」と美術館の方。
作品はここでも展示されていますが、その世界を知るためにはこちらのティーサロンに行くのがいいでしょう(こげ茶印)。建物は1903年に作られたもので、インテリアは当時と全く同じに再現されたものです。おしゃれですねえ〜。こんな素敵なところなら、やっぱりアフタヌーンティーがいいですね。リッチな気分になれます。
さて、グラスゴーの街を散策していると目に飛び込んでくるのが建物の壁に描かれたこんな絵。あちこちにあるそうです。皆さん、写真におさめるのに夢中になっています。
さあ、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。中心街から少し離れた高級住宅街にあるこちらの建物(黄緑印)。ユースホステルだそうです。一部屋に5人まで泊まれて、しかも自炊することができます。
お料理が苦手な方にはこちらのお店をお勧めします(オレンジ印)。ここならスコットランドの伝統料理ハギスを食べることができます。
「ハギスとは、羊の内臓をミンチにし、玉ねぎやハーブと一緒に羊の胃袋に詰めて火を通したもので、マッシュポテトや小かぶが付け合わせになって出てきます。ソースはウィスキーソースです」とお店の方。
お腹がいっぱいになったら夜の街へと出かけましょう。やってきたのはこちらのバー(紫印)。グラスゴーではこんな音楽のライブがあちこちで楽しめるそうです。何にも飲まなければ無料。でもビールとかスコッチとか飲みたくなりますね!
翌朝は、大きな公園にやってきました(緑印)。市民が散策をしたりゴルフを楽しんだりしています。もともとは、1960年代、大富豪のマックスウェル家の屋敷として作られたものでした。
現在、ここで生活しているのがこの雄牛。
「この種の牛は何世紀もかけてスコットランドの気候に順応したのです。あの毛があることで身体を冷やすことなく湿気からも守られているんです」とメリッサさん。
恐ろしくてメリッサさんみたいに優しく撫でてあげるなんてことはできそうもないですね。
さて今回の旅の費用は、アフタヌーンティーが21ユーロ、宿泊代が23ユーロ、ハギス(食事代)が13ユーロ、バグパイプ博物館が5ユーロ、航空運賃が229ユーロで、締めて291ユーロ(約35,000円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、経済の授業で、イギリス連邦からで違っている今のスコットランドについて先生と議論になった。すると隣にいた学生が僕を見ていった。『イギリスを出ていったいどこに行くんだ?』 」
VDM(Vie de Merde)より
小さな村の日時計 [ローヌ=アルプ地方]
日本で、コロナウィルスは27℃くらいで死滅してしまう、だからお湯を飲むといい、などというデマが広まっていた時期がありましたが、それとそっくり同じデマがフランスでも広まっていてちょっと驚き。
それが日本語の文面をそっくりそのままフランス語に訳したような文面なのです。
最初にこの日本語のデマを知ったのが2月末ごろで、ジムでよく会う高齢の女性が、友人がラインで教えてくれたとか言いながら見せてくれたのでした。
その時は、へえ、お湯を飲んでいれば大丈夫なんだ、なんてホッとしたもんでした。すぐにデマだとわかってがっかり。よく考えたらそんなことありえませんよねえ〜。
一体、なんのためにこんなデマを流しているのやら。しかもわざわざフランス語にまで訳して。謎です。
さて、今日は、フランスアルプスの麓にある小さな村のお宝を見に行ってみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年3月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここは標高1200メートルのところにある村ブリアンソン(Briançon)。
この村の建物の中にお宝が隠れています。それがこの日時計です。
「ブリアンソンは一年のうち300日が晴れの日なんです。それで、人々は村の広場や教会の壁に日時計を取り付けたんです」と、日時計のあるアルム広場でお店を経営している男性。
日時計が作られ始めたのは18世紀のことでした。その頃は4つあったそうです。
そのうちの二つが向かい合うようにアルム広場に作られました。おかげで住民たちは1日の時間がよくわかったそうです。
「あちらの日時計は1876年に作られました。ここには『人生は影のように逃げていく』とラテン語で書いてあります」と女性。
さらにこちらには違ったタイプの日時計があります。普通の時計のように針が取り付けられています。装飾を施した針の影が時間を刻むようです。
ここから少し離れたところの教会の壁には、村で一番古い日時計があります。
「普通の時計と違って、左側が午前で6時から始まります。そこから30分刻みで矢印が描かれています。右側が午後になりますが、ちょうど今は午後2時くらいということになります」
日のあるうちにしか時間は測れないせいか、午後は3時で終わってますね。
ブリアンソンのお隣の村にも日時計があります。これはルイ15世の時代の様式ですが、最近になって修復されたものです。
そしてこの村には1980年代に近代的な日時計があちこちに設置されました。
そして一番新しいのがこちらの日時計。文字盤が算用数字になってます。2009年に作られました。
地元に根付いた伝統を現代に継承していこうという機運が高まっているようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、小学1年生に掛け時計の時間の見方を教えた。1時間後、生徒に時間を尋ねられて、思わず携帯を取り出し時間を見てしまった 」
VDM(Vie de Merde)より
手を洗うならこれ! [プロヴァンス地方]
もう一週間もすると暦の上では春。現実にも春になっているかもしれません。
東京の桜の開花日は予想で16日。早いですねえ〜。こんな世の中ですから、美しい花をパッと咲かせてほしいものです。
さて、フランスでも活発化しているコロナウィルス対策。
一番重要なのは手洗いや消毒なのですが、衛生用品が在庫切れになっている薬局が多いとか。
そこで注目されているのがこの商品。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年3月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
「手の消毒用ジェルが欲しいんだけどね」と男性客。
「ジェルは在庫切れです」と薬局の方。
こちらの薬局でも、自家製の商品は売り切れ。
「40個ほど製造して並べておいたのですが、3日で売り切れてしまいました」
どうも製造が追いついていかないようです。
しかし、手を洗うのなら他の手があります。それがこれ、マルセイユ石鹸。
「こちらが製造所です」と会社の方。
コロナウィルスの感染が始まった頃から売上が伸びているそうです。これまでの2倍のペースで製造ラインを稼働しているとか。
「いつもなら1個ずつ購入されるお客様も、今は8〜10個まとめて買っていかれます」と思わず顔がほころぶ女性。
日本ではコロナが始まってからというもの、こんな景気のいい話、聞いていないですねえ〜。
この石鹸の製造がマルセイユで始まったのは1370年頃と言われています。身体を洗うだけでなく洗濯用にも使われていました。
しかし、歴史あるフランス伝統の石鹸とはいうものの、そう大量に売れるわけではありません。今はシャワージェルなんてものも出てますし競争が激しい。
ところがこの品不足に影響で俄然注目され始めています。こちらの石鹸製造会社でも売上が伸びているといいます。
「マルセイユ石鹸はオイルとソーダでできています。汚れを取ったり消毒をしたり、ウィルスだって死滅させてしまいます。アルコ−ル製品と同じくらい効力があるんです」
このくらいの大きさで3ユーロ。数週間持ちます。
「高くないですね。他が在庫切れならこれを使いますよ」と男性客。
マルセイユ石鹸には肌に優しいという利点があります。
「今朝、ジェルを使って手を消毒したんですが、アルコールが入ってるんでカサカサになるんですよ。でもこの石鹸ならオイルを使っているからそんなことにはならないわ」と女性。
確かに、わが家もこの石鹸を使っていますが、洗い上がりがしっとりしてます。
たくさん売れて、製造が次の世代へと受け継がれて長く続くといいですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、10歳になる息子が、ひいきのサッカー選手に握手をしてもらって以来、手を洗わなくなった
VDM(Vie de Merde)より
野生のアスパラガス [ラングドック=ルシヨン地方]
このところ一週間が過ぎるのが遅く感じる。やっぱりあのウィルスのせいか・・・。
5年くらい前にインフルエンザに感染したことがありましたが、当時、同じブロックで仕事をしていた3人が同時に感染し、残りの3人は感染せず。不思議だなあと思ってました。
明らかにウィルスがそこにあったから感染したのに、他の3人はなんともない。なんの違いですかねえ〜。
さて、フランスではそろそろ野生のアスパラガスが成長して食べごろになってるそうです。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年3月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
フランス南部の小さな村フォンテス(Fontès)。
山を歩いていると野生のアスパラガスがちょうどいい具合に成長してました。
今年は探し回らなくてもすぐに見つかるとか。早めに春がやってきている証拠でしょうか?
摘み取るのは難しくなさそう。こちらの方、もう60年も前からこうして野生のアスパラガスを収穫しているそうです。
「今年のはいい出来だね。今までこんな立派なのは見たことがないよ」
いつもは4月に収穫するようですが、今年は1ヶ月早めになりました。しかも豊作で、大きくて柔らかいとか。
良さそうなのがこっちの薮の中にあります。手を伸ばして取ろうとすると、「イタタタ・・・・!」トゲトゲの植物が邪魔をします。
野生のアスパラガスは大抵こんな棘のある植物の近くで見つかるそうです。
ある程度収穫したところで、紐でキレイに束ねます。そして下の方をまとめて切り取ります。
「ここにきて、毎年、こうしているのが好きなんだよ。それに食いしん坊だしね」とおじさま。
八百屋さんの店先に並んでいるアスパラガスとは違っていますが、どんな料理にして食べるんでしょう?
村では家庭によって様々な料理があるようです。
こちらはクリスティエンヌさんのお宅のキッチン。3〜5センチくらいにポキポキ折って、ニンニクと一緒にフライパンで炒めます。
柔らかくなったところで溶き玉子を入れてオムレツにします。
野生のアスパラガスは軽く苦味があって、普通のものより強い香りがあるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、玄関のあたりから恐ろしい物音が聞こえてきた。それはまるで野生の動物がうなり声を上げているようだった。恐る恐るドアを開けると、そこには酔っ払ってひっくり返っているお隣さんがいた」
VDM(Vie de Merde)より
レモンとオレンジ [コート・ダジュール地方]
昨晩の7時頃、土砂降りの中を帰宅し、土砂降りの中を荷物を持ってジムに向かい、いつものコースを終えて出てきたら、すっかり雨が止んで空には星が光っていました。
そして、逃げ遅れた薄い雲の間から丸いお月様も顔を出していました。
雨の中また傘をさして帰らなくてはならないなあと思っていた私は、なんだか爽やかな気持ちになって帰宅したのでした。
雨雲がいなくなれば、晴れるもんなんですねえ〜。
さて、コロナウィルス感染の影響で、途中で中止になってしまったマントンのレモン祭りですが、いつものように使われたレモンとオレンジが先週末に一般販売されました。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年3月9日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
「マダム、レモンを3キロですね」
「ええ、お願いします」
毎年恒例になったこのやりとり。レモン祭りで使われたレモンとオレンジが市民や観光客に放出されるとあって、窓口には長い行列ができています。
レモンとオレンジ3キロで1.50ユーロという破格のお値段。買わない手はありません。
「私はオレンジを4袋、レモンを5袋買いました。オレンジは果汁たっぷりでそのまま食べてもとても美味しいですよ」と女性。
「私は毎年来てるから、今年で51年目になります。どれも美味しいから、ジャムにするのにいいですよ」と別の女性。
祭りに使われた10トンにもなる柑橘類は傷んでいるものを除いてすべて販売されます。
マントン市の職員が一つずつ取り外し選別します。これもまた根気と体力のいる仕事ですね。
「ここで売られているものはいいものばかりですよ」と係りの方。
先ほど1.50ユーロで3キロ購入したご夫婦がいましたが、その計算だと1キロで0.50ユーロ、つまり日本円で180円となります。
やっぱり安い!少々形が悪くてもジャムやジュースにすれば美味しく頂けます。近けりゃ買うんですが、マントンではどうにもなりません(涙)。
その販売窓口のお隣では、お花も販売されていました。冬も終わり近くになると、お花などお部屋に飾って春を先取りしたくなります。お花の方は一箱4ユーロだそうです。
「お庭に色が欲しかったからちょうどいいです。それにお日様も出てきましたからね」と女性。
「バルコニーに飾ろうと思ってます。でも、こんなに買い込んじゃって、どうやって持って帰ろうかしら。やっぱり車を使うのが良さそうです」と別の女性。
来年のレモン祭りがまた楽しみになってきました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、引っ越しを手伝ってもらうために、母が、身長170センチ、体重60キロの私の元カレを呼び出した。ちなみに今のカレは身長198センチ、体重95キロ・・・」
VDM(Vie de Merde)より