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一番美味しいバゲット2020 [パリ]

 ネットを見ていたら、日本の去年(2018年度)のインフルエンザ感染者数が167万人、亡くなった人は3300人ほどと出てました。

 それを考えたら、コロナウィルスなんてどうなのよ???

 国内感染者488人、死亡者数7人。たったこれだけ???インフルエンザの方がはるかに上をいっています。

 コロナウィルスでこれだけ騒ぎになるなんてちょっとどころか大いに疑問。世界中が変なんじゃないの???

 それはさておき、毎年恒例のパリで一番美味しいバゲットのパン屋さんが決まりました。

 去年は4月に発表されたような・・・年々、早くなるらしい。

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下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年3月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 こちらが今年のパリで一番美味しいバゲットです。200本の候補の中からチャンピオンに輝きました。

 ここはパリ17区にあるパン屋さんLes Saveurs de Pierre Demours。

 「感激です。そしてとても誇りに思います」と店員さん。

 「このお店で働いてよかったなと思います」と別の店員さん。

 見た目、中身、匂い、焼け具合、そして味。これが全部揃っていたからこそのチャンピオンの座。

 このバゲットを作っているのがこちらの若者。まだ26歳という若さです。

 バゲットというのは、回りがカリッとして中は蜂の巣状になっていなくてはなりません。日本人のよく言う、周りはカリッと中はふんわりではありません。

 その他にも条件があります。長さは55〜70センチ以内、重さは250〜300グラム以内。これ以外のバゲットは審査対象から外されます。

 「生地作りを大切にしてます。十分に発酵させて、傷などつかないように気をつけるのが大事です。賞がもらえてとても誇りに思っています」とパン職人のTaebさん。

 このお店の常連さんも喜んでいるようです。

 「ここのパンは美味しくて完璧と思ってたのよ」と女性客。

 「小麦粉の質がいいのよ。しかも焼き上がりがいいんです」と別の女性客。

 「カリッとして味わいのあるバゲットですよ。彼が賞をもらってとても嬉しいです。いい人だからね」と男性客。

 この賞をもらったパン屋さんは4000ユーロの賞金が貰えるほかに、一年間、バゲットを大統領官邸、つまりエリゼ宮に納入するという栄誉と利益を兼ねた特典が授与されます。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、0.99ユーロのバゲットを買った。店員がお釣を計算するのに計算機を取り出した。僕が払ったお金は1ユーロ[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯92 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回チャレンジしてくれるのは、ブルターニュ地方でミシュラン一つ星レストランLa Pomme d’Apiのシェフをしているジェレミーさん。

 ブルターニュの海の幸、山の幸を使った晩ご飯を作ってくれます。

 ではスタート!

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年3月7日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 海沿いの道を傘をさして歩く二人。背の高い方がリポーターさんで、低い方がチャレンジャーのジェレミーさんです。

 二人が向かったのは対岸にあるカランテックの市場。では30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 魚屋さんには新鮮な魚介類が並んでいますが、シェフが最初に向かったのは八百屋さん。日本ではあまり見かけないような野菜もあるようです。ここで購入したのが、カボチャ、フダンソウ、パネ、キクイモ、ほうれん草、アンズ茸。これが全部で9.90ユーロで残りは20.10ユーロ。

 次は車で移動。やってきたのは牡蠣の養殖場。生産者から直で入手します。予算内で済ませられるように、このサイズの牡蠣を購入。これが5ユーロで、残りは15.10ユーロ。

 さらに、今朝水揚げされたばかりの魚を販売しているこの魚屋さんにやってきました。あれこれ吟味した結果、ルジェという赤い魚を購入しました。これが11.28ユーロで、残りが3.82ユーロ。

 最後に、パン屋さんにやってきました。パンを買うためではなく、デザートの材料を買うためです。牛乳、生クリーム、小麦粉、バター、砂糖を購入。この材料から察して、デザートはクイニーアマン。

 しかし、予算は大丈夫か???これが3.25ユーロで、残ったのは0.57ユーロでセーフ。

 ではレストランの厨房で調理の開始!

 まずは前菜の牡蠣料理から。

 牡蠣を殻から取り出します。リポーターさんにはちょっと難しかったかも。兎にも角にも全部取り出したら殻の中の水分と一緒に身にさっと火を通します。次に、パネ、アンズ茸を切ってフライパンで炒めたら、そこにほうれん草を加え、さらに火を通します。これを牡蠣の殻に盛り付け身をのせたら、クリーム状のキクイモを絞り出し、最後にコーヒーの粉(?)を振りかけてカプチーノ風に仕上げます。

 次はメインの魚料理。

 ルジェは三枚におろしたら包丁で切れ目を入れて塩・コショウし、フライパンで焼きます。お皿にカボチャのピュレを引いて、フダンソウの茎と葉をのせたら、魚を盛り付けて出来上がり。

 デザートは、クイニーアマン。時間の関係ですでに焼きあがっていました。上にかかっているのは塩バターキャラメルソース。

 以上で100%ブルターニュの晩ご飯が出来上がりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、お店の在庫処分でビッグサイズのブラジャーを買った。レジに持っていくと、区分に ”下着” とは入れないで、“傘” と入れていた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はサン=テティエンヌで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス西南部の都市サン=テティエンヌ(Saint-Étienne)を旅します。パリからは列車で約3時間。

 いつものように見逃せない観光スポットから、ちょっと変わった場所まで旅人さんと一緒に訪ねてみましょう。

 では、出発!

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年2月29日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 空から見たサン=テティエンヌの街。ある時間で止まってしまったような建物群・・・。今日はそんなちょっとさびれた街を旅するのか・・・。

 とんでもありません。こんな現代的でおしゃれなビルもあります。

 今回の旅人はこの方。なんだか面白そうな椅子ですね。そして、こんなところで素敵なベンチに座ってスマホを充電することもできます。どれもこれもおしゃれにデザインされたものばかり。

 かつての軍事工場の街として知られていたサン=テティエンヌは、今ではデザインの街に生まれ変わりました。

 そこで訪ねたのはちょっと変わった集合住宅(2つの青印)。1930年代に作られた建物には階段もなければエレベーターもありません。

 「ここはそもそも駐車場として作られたものなんです。しかし、それを止めて住居にしたところ住み心地がいいと評判になりました」

 それでこんな造りになってるんですねえ。しかも美しい。

 「私が子供の頃、上の階から下までおもちゃの車に乗って降りてきましたよ」と男性。

 近代的な建物だけでなくバロック調やアールヌーボー調の建物も並んでいます。

 次は、サン=テティエンヌの郊外にあるフィルミニ(Firminy)にやってきました。ここにはユネスコの世界遺産になっているル・コルビュジエの建築物が2つあります。

 一つはこの集合住宅ユニテ・ダビタシオン(赤印)。今から60年前に作られました。中に入ってみましょう。ここは5階。通路というより通りといった感じ。お部屋の中はこんな造りになっています。天井が高いですね。そしてお部屋を二つに仕切ることもできます。

 二つ目の建築物がこちら(水色印)。サン・ピエール教会です。教会の前は野外劇場になっています。大きな扉から中に入ると、壮大な空間が広がっていました。完成したのは2006年。コルビュジエの死後に、コルビュジエの設計を基に作られました。

 次はまたサン=テティエンヌの街に戻りましょう。やってきたのはサッカーの競技場(緑印)。座席は地元のクラブチームのシンボルカラーと同じ緑。通称「大鍋」と呼ばれています。隣接する博物館には、10回もフランスチャンピオンになったチームの記念の品が展示されています。

 そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。山の上の一軒家の一部屋に宿泊です。

 翌日は、街のはずれにあるチョコレートの老舗Weissの工場を訪ねます(こげ茶印)。創業140年という工場を見学した後は、自分でもチョコレートを作ってみましょう。面白そうですね。私も体験してみたい!作ったチョコは持ち帰れます。

 さて次はちょっと変わった場所に行ってみましょう。そこは元炭鉱(黒印)。サン=テティエンヌはかつて炭鉱で栄えた町だったようです。今は博物館になっています。坑道に入る炭鉱夫に必要な備品が天井にぶら下げられています。ではヘルメットを着けて坑道へ行ってみましょう。かつては地下727メートルまで降りて行ったそうです。炭鉱夫は1973年まで40℃の坑道で10時間近く働いていたそうです。

 次は地上に上がって、こんなところに行ってみました。暗闇ですが地下ではなく劇場(紫印)。フランスの有名な手品師が作った劇場です。劇場にはこの手品師の集めた手品にまつわる様々な品が展示されています。

 最後はバスに乗って山にやってきました。街の中心から20分ほどで来ることができます。頂上までくると、ロワール川渓谷の素晴らしい眺めが待っていました(オレンジ印)。

 さて今回の旅の費用は、バス代が2.80ユーロ、ホテル代が40ユーロ、チョコレート工場体験が20ユーロ、炭鉱博物館が6.50ユーロ、デザイン見学ツアーが6.00ユーロ、サッカー博物館が7ユーロ、ル・コルビュジエ建築物見学が14ユーロ、手品劇場が15ユーロで、締めて111.30ユーロ(約13,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、僕の銀行の客が、サインしなくてはならない書類を郵送してくれという。そのお客はと言えば、銀行の正面にある建物に住んでいるのだった [ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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Covid-19と各国の対応 [トピックニュース]

 わが家の近くのジム、休館ではなくスタジオとプールのグループレッスンを一時休止にしただけで、営業はしてました。

 堪らず、泳いできました。ウィルスは塩素に弱いらしいからプールは大丈夫と言い聞かせています。

 身体を動かしたせいか、下向きになっていた気分が少し上向きになってきました。

 家に閉じこもってテレビを見ていると、感染者は増える一方、経済はどんどん悪くなるようなことばかり言って愉快じゃない。

 もう聞きたくないからテレビのニュースは必要なもの以外は見ないことにしました。

 とはいうものの、フランスのニュースもウィルスの話が大半。ただ、日本と視点が違うせいか、まだ耐えられます。

 例えば、こんな具合。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年3月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 感染者の出た国は感染の拡大を防ぐために努力していますが、その方法は様々です。

 具体的にざっと比較してみましょう。

 フランスでは感染のリスクの高い地域から来た、症状の出た人についてだけ検査していますが(あれ、日本と同じ!)、イタリアでは症状のない人たちについても検査をしています。

 つまり検査済みはこの2週間で11,085人に及びます。

 イタリア人は検査人数が多いから感染者も多いんだ!と言っているようですが、そうとは言い切れません。

 というのも、英国では16,659人が検査を受けましたが陽性はわずかに85人でした。

 その他にも国によって対応が異なるのは国境を超えた人の往来です。

 イスラエルはフランスを含むヨーロッパ各国の入国を制限、またロシアは中国からの入国を制限しています。

 イランに至っては10以上の近隣諸国から入国を禁止されています。何だか孤立していて気の毒な感じがします。

 ではフランスとドイツはどうなっているかというと、両国は国境を閉めるということはあってはならない関係だとか。

 WHOは国境を閉じても何の効果もないと言っています。

 そして多くの専門家が、ウィルスは国内にすでに入ってきているのだから、拡大を防ぐことに専念するべきと言っているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、友達がビデオゲームの達人で、バーチャルの惑星をウィルスに感染させて楽しんでいた。そのウィルスの名前が・・・僕の名前と同じ」

VDM(Vie de Merde)より


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AOP拡大ならず [フランスのグルメ]

 オーストラリアもコロナウィルスの影響でトイレットペーパーが品薄になっているらしい。

 で、タブロイド紙のNothern Territory Newsが、トイレットペーパー代わりに8ページほど印刷されていない新聞を発行したらしい。その映像に興味のある方は→こちら

 ご丁寧に真ん中には点線が入っていて切り取れるようになってます。

 日本にはこんなユーモアのある新聞はなかったですねえ〜。

 さて本日は、コロナウィルスのニュースに埋もれていた、ノルマンディー地方のチーズのお話です。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年3月5日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 ノルマンディ地方のチーズと言えばカマンベール。

 どちらも同じカマンベールに見えますが、実は違っています。右側は品質保証ラベルAOPが付いていますが、左側のものには付いていません。

 作られたのはどちらもノルマンディなのですが、左側はAOPの基準を満たしていないのです。

 「確か、AOP付きのは生乳を使ってると思いますが・・・」と男性。

 「ああ、AOPは品質保証ラベルのことですね」と女性。

 最近では、このAOPのつかないノルマンディー産カマンベールがあちこちで作られ販売されるようになりました。

 そのため、もう少しAOPの適用範囲を広げられないかと話し合いが行われました。

 AOPは生乳(加熱殺菌などせず、搾ったままの牛乳のこと)を使い、手作りで行われたものだけに許されるラベルです。

 それを守ってきた生産者にとって拡大は受け入れられません。

 「生乳の取り扱いには高度な衛生手段が要求されますし、固めた生乳を柄杓にとって型に入れる特別な技術が必要です」と生産者。

 他にも色々厳しい条件をクリアしなければならないせいか、AOP付きは全体の6%しかありません。

 こちらの酪農家ではAOPの拡大に期待を寄せていました。

 「2リットル当たり30ユーロくらいになりますから、うちの規模で20,000ユーロくらいの売り上げになるはずなんです」

 しかし、今回はAOPの拡大には至りませんでした。

 以前、AOP付きとAOPなしのカマンベールを食べ比べてみたことがありますが、やっぱりAOP付きの方が深い味わいと香りがありました。

 ただ、お値段がねえ、ちょっと高い。それだけ手がかかってるってことなんでしょうねえ。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、疲れていたせいか、お店のレジでお釣りをもらい、買ったばかりのカマンベールの箱にしまおうとした[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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Covid-19と挨拶 [トピックニュース]

 アメリカ民主党の大統領候補選びですが、意外な現実を聞かされて驚きました。

 純粋に民主党支持者が投票して決めるものだとばかり思い込んでいましたが、どうも隠れ共和党支持者も投票しているらしい。

 現在のところサンダース氏とバイデン氏の一騎打ちになりそうな感じですが、トランプ大統領にとって負かしやすい相手がサンダース氏だとなった場合は、その隠れ共和党支持者がサンダース氏に投票して民主党の大統領候補に仕立て上げるわけです。

 そうすればトランプ大統領の再選は間違いないとなります。選挙というのは裏がありすぎて単純じゃないですね。

 わが方はといえば、またスーパーやドラッグストアの棚からトイレットペーパーがなくなってました。どうして不必要に買い込むのかなあ。正直、呆れる。

 それはともかくとして、フランスでもコロナウィルスのニュースが大半を占めるようになってしまいました。

 感染者の出た地域では、保存食品が良く売れているそうです。スーパーのパスタの棚が空っぽになった映像も出てきました。

 日本のトイレットペーパーのようなことは起きていないようですが、マスクは同じように不足しているようです。とは言っても、ほとんどが医療用マスク。日本のように一般市民がドラッグストアに並ぶなんてことはないようです。

 そして、日本にはあまりないこんな問題も出てきているそうです。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年3月3日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 濃厚接触が感染の一番の要因ですが、フランスにはこんな挨拶を交わす習慣があります。

 そう握手やビズ。ビズは頬にキスをしあうこと。右、左と2回の場合もあれば、右、左、右と3回の場合もあります。どこから見ても濃厚接触。

 「するなって言われてもねえ〜」と高齢の女性。

 「握手するのは郵便箱を触るのとたいして変わりませんよ。後で手を洗えばいいんですから」と男性。

 そんなこと言ってていいのかなあ?

 でも心配をする人もいるようで、こちらの方々はビズはせず手を振るだけにしています。

 「こうやって合図をして手を振るの。これでうまくいってますよ」と女性。

 「僕の場合は帽子を取る。これが今の挨拶」と男性。

 この辺りは感染者が出てないと見えて、コロナウィルスはちょっと遠いお話なのかもしれません。

 「怖くないわけじゃないですよ。でも、外に出ないとか笑わないとかはやりすぎね」と女性。

 あっちでは、なんだか変なおじさんがお辞儀をしてます。

 「日本人みたいにこうすりゃいいんだよ。ちょっと妙竹林だけどね」

 一方、こちらは朝のカフェ。ああ、ビズやってます。

 「ビズは大事よ。コロナウィルスも気をつけなきゃいけないけど、お友達も大切なのよ」と女性。

 ウィルス感染予防はきちんとしながらも普通の生活を続ける、というのがこの辺りの方たちのようです。

 でも、一度感染者が出たら、こうはいかないような気がします。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、彼女の家に行ったら、口にキスではなくビズをした。もう3年も前から付き合っているというのに・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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Covid-19と地下鉄 [トピックニュース]

 足繁く通っている近所のジムが休館となりました。ちょっと怖いなと思いながらもプールで泳いでたのですが、こうなったからには覚悟を決めました。

 そしてトイレットペーパーは、週末のスーパーでたっぷり安売りしていました。但し、ひと家族1個(12ロール)までとなっていました。でも慌てて買う必要はなし。

 さて、フランスのコロナウィルス感染者は今のところ204人で、どこかに集中というのではなく全国に散らばってます。

 日本と同じで、今の時期に感染を封じ込められるかどうかが鍵のようです。

 で、今のところわが家で気になっているのは通勤電車。一つの車両に大勢の人が押し合いへし合い乗ってます。

 最近は出口に近い車両ではなく、人の少ない車両に乗るようにしています。

 パリの地下鉄ではどんな感じなんでしょうか?

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年3月2日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 いつものように混み合う地下鉄。乗客の方にコロナウィルスについて訊いてみました。

 「それほど心配はしてませんよ」と男性。

 「コロナウィルスはそれほど怖いとは思いませんよ」と別の男性。

 全体に恐怖でパニックになっている人はいないようです。ただ、感染しないように気を使っている人はいるようです。

 「あまり手すりなど触らないようにしてます。それにこまめに手洗いもしています」と女性。

 他にはマスクの代わりにスカーフで口を覆っている人や、手袋をした人もいます。

 この日の朝、取材班がマスクをつけた人を見かけたのは数人だけ。マスクより手袋の人が多いようです。

 「いつもマスクをつけているわけじゃないですよ。そういう習慣がないのでね。コロナウィルスは怖いとは思ってませんよ」と女性。

 とは言うものの、感染を恐れて乗客の多いバスや電車には乗らない人もいます。

 「あまり混んでないバスに乗りますよ」と女性。

 「今のところは蔓延というほどではないですから恐れることはないと思います。これから3週間がどうなるかが問題です」と男性。

 ”蔓延” の段階になると公共交通機関は運行中止で乗れなくなります。

 しかし、今はその前段階。場所によっては学校が休校になったり、会社によってはテレワークになっています。

 そして5,000人以上が集まるようなイベントはすでに開催禁止です。

 「週末にはサッカーの試合がある予定でしたが中止になるかもしれませんね」と若い女性。

 日本よりややフランスの方が落ち着いてらっしゃるようです。クルーズ船騒動もなかったし、感染者の数も日本よりは少なめだからですかね?

 でも想像以上に感染者が多いですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、地下鉄に乗っていると、男性が一瞬の差で自動ドアに弾かれ乗れなかった姿を見て内心大笑いしていた。しばらくして、その駅は自分が降りる駅だったことを思い出した[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯91 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、ちょっと珍しい調味料シコレを使った料理を作ってくれます。

 チャレンジしてくれるのは、そのシコレを作っている工房のアニエスさん。

 ではスタート!

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年2月29日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 まず訪ねたのはアニエスさんの工房。こちらが製造途中のシコレ。

 どうもベルギーチコリと同じ種の植物の根を乾燥させたものらしい。

 これからこの根を焙煎します。焙煎が終わったら細かく砕きます。砕いたものがこちら。なんだかコーヒーみたいですね。

 事実、これをコーヒーのようにして飲むそうです。そして、香辛料のように料理にも使われるとか。

 では、アニエスさんに30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 やってきたのはオドリュイックの市場。まずは八百屋さんへ向かいます。購入したのは、チコリ、玉ねぎ、ジャガイモ、オレンジ。全部で4.47ユーロで残りは25.53ユーロ。

 オレンジはデザートではなくメイン料理に使うそうです。そして、ジャガイモは種類がたくさんありました。さすがジャガイモ先進国のフランスです。

 次は乳製品のお店で、グルイエールチーズ、玉子5個、生クリーム、牛乳を購入。これが・・・お店の方、値段をノートに書いて計算しています。電卓ないのかしら???

 やっとお値段が出ました。全部で6.80ユーロ。残りは18.73ユーロ。

 次はお肉屋さんへ。ここでは豚のフィレ肉を購入。これが10.43ユーロで残りは8.30ユーロ。

 最後はパン屋さんでパンを購入。ただのパンではありません。シコレ風味のパン。美味しそうに食べてましたが、お値段は1.40ユーロで、手元には6.90ユーロも残りました。

 お買い物はこれで終了ですが、最後に工房で作っているリキッドタイプのシコレを入手。これが2.50ユーロなので、最後に残ったのは4.40ユーロ。余裕でクリアー。ではキッチンで調理の開始!まずはメイン料理から。

 付け合わせのジャガイモを切ってオーブンで焼きます。フィレ肉は切り目を入れて、スライスしたオレンジを挟んでいきます。紐で結わえたらフライパンで焼きます。適度に焼けてきたところでシコレの液を加えます。このまま少し煮たら出来上がり。

 次はデザートのクレームブリュレ。

 玉子、生クリーム、牛乳、砂糖を混ぜ合わせたら、シコレの液を1さじ加えよくかき混ぜます。これに火を通して器に盛り付けたらバーナーで表面を焦がし完成。

 前菜は、これ、フイユテ・オ・ラール(Feuillet au lard)。パイ生地でベーコンを巻き焼いたもの。食前酒のおつまみによく合いそうです。これもシコレが入っているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、オレンジジュースを飲んでいたら妙な感じがした。友だちがいたずらで玉子の黄身を入れたのだった」

VDM(Vie de Merde)より


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夜の国際農業見本市2020 [パリ]

 日曜日恒例の週末旅は以前の再放送だったのでお休みします。

 さて、今日から3月。近くのスーパーに買い物に行ったら、トイレットペーパーとティッシュペーパーの棚が空っぽ。

 ドラッグストアも同じ。いつもいっぱいに並んでいる棚は見事に空っぽ。

 先週の今頃はそんな兆候は微塵もなかった。水曜日あたりも特に気にしてなかった。となるとここ数日の間の出来事のようです。

 ニュースで聞いてはいたものの、実際に目にすると情けなくなる。人というのは過去の過ちからは何も学ばないらしい。

 それはともかくとして、フランス最大の農業見本市は予定どおりこの日曜日まで開催されるようです。

 本日は、お客様のいなくなった夜の会場の様子を見せてもらいましょう。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年2月27日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 入場者がいなくなった会場。動物たちにとっては安らぎの時間。雌牛の首から重たいベルを外してやります。

 昼間はお客さんでごった返している通路ですが、そこを通るのは干し草を運ぶ運搬車。動物たちの大切な食料ですもんね。

 「朝の2時くらいまで色々とやることがあるんですよ」と参加者。

 と、そこへやってきたのが雄牛。迫力ありますねえ〜。

 「昼間は繋がれてじっとしているので、この時間は歩かせることにしてるんです」と飼い主。

 飼い主さんたちは休む間もないですね。昼間は入場者のおもてなし、夜は動物たちのお世話。

 でも、こんなことをして楽しんでいる人たちもいます。ラグビーの紅白戦???なんかちょっとやり方もルールも少し違ってるようですけど・・・。

 そして、こんなことをしている愉快な人たちもいます。

 「皆、動物を育てることに力を注いでいる人たちばかりなんです」と参加者。

 見本市では獣医さんも活躍します。

 「できるだけ動物たちのストレスを少なくしてやりたいんですよ」と獣医さん。

 動物たちのお世話が一通り終わった真夜中。やっと飼い主さんたちのお食事タイム。

 こちらの方、ポトフを食べることにしたようです。どうもブルターニュの牛を使ったポトフらしい。美味しそうですね。

 「ちょっとバカンスみたいでしょ」と参加者。

 確かに、夏のキャンプ場で見かける食堂みたいです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、パリの地下鉄で、ハイキング用のリュックから飛び出していたトイレットペーパー一巻きを盗まれた」

VDM(Vie de Merde)より


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