モナコへと向かう人たち [トピックニュース]
大勢で集まって会食すると感染拡大につながるから控えるということは、無症状の感染者も会食を控えて外にでないことになる。そして、下火になった頃にその人達が外出し始めて、また感染拡大が始まる。
なんだかこれの繰り返しになるような気がしてくる。いつまでたっても終わらないんじゃないのか?
結局、マスクを外して近距離で会話を長く続けると感染するというのがコロナウィルス。そうなると、会食はやっちゃいけないという話にしかならない。
飲食店を助けるためには、消毒やら人数制限やらの他に、何か逆転の発想みたいなものが必要な気がしてならない。
さて、外出制限の厳しいフランスでは、外出制限のないモナコに買い物や気晴らしに出かける人が増えているそうです。
下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年11月17日に配信)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
今のフランスでは、レストランで食事を楽しむ自由はありませんが、ここモナコでは楽しめます。
こちらのテーブルで食事をしているのは仕事でモナコに通っているフランス人の方々。
「モナコには外出制限はありませんから、いつでもレストランで食事ができますし、お店もやっているので買い物も自由です」と女性。
「結局、社会的相互作用なんでしょうけど、週末は家の中に閉じ込められている分だけ、こうしているとほっとしますよ」と男性。
モナコのコロナ感染者数は総数で548人と少ないためか、再度の外出制限はしていません。もちろん感染防止対策をきちんととった上でのこと。
「各テーブルの間隔は1.5メートル空ける必要があります。6人を超える会食の場合は事前の予約が必要になります。営業時間も12時から15時、19時から21時30分までに制限されています」とお店の方。
国境を超えてモナコにやってくるフランス人の数は増え続けているそうです。フランスの厳しい制限を数時間だけ逃れて散策やショッピングを楽しんでいるとか。
「厳しいフランスから逃げてきました(笑)。気分転換にも必要ですから」と女性。
この人、わざわざマスクをはずしてしゃべってるみたいにみえる。本来はその逆じゃないのかな。
生活必需品に関連しないお店は営業できないため危機感を強めているフランスの商店に比べると、モナコはその逆。いつになく繁盛しているとか。
548人の感染者とは言え、そもそも人口が少ないから感染者も少ない。WHOのリポートによれば100万人のくくりになると13,887人になってしまいます。
ただ、人口が少ない分だけ対策は取り安いでしょうね。ちなみにモナコの人口は4万人足らず。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、週末に夫婦でかけることにした。息子に声をかけて家を出た瞬間、家の中で息子が叫ぶ声が聞こえた。『やったあ、自由だあ〜!』」
VDM(Vie de Merde)より
クリスマスはどうなる? [トピックニュース]
近くの公園の梅の木、葉っぱの数がどんどん少なくなってくる。他の木も同様。
先週の真ん中あたりだったか、強風が吹き荒れた日にかなりの葉っぱが落ちたようだ。歩くと枯れ葉がカサコソと音をたてる。
今の生活は非常事態宣言解除直後の生活とあまり変わらない。少し外出する日が増えたくらいだ。
今の状況では同じような生活がまだまだ続きそうだ。
さて、クリスマスまで一ヶ月あまり。外出制限の続くフランスでは、準備はすすんでいるんでしょうか?
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年11月13日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
クリスマスと言えば、テーブルを用意して、ろうそくに火をつけ、キラキラしたもので飾り付ける。
皆が集まったところで、シャンパンをパ〜ンとあけて乾杯!なのですが、準備はまだぜんぜんできてません。
何しろ、外出制限中。一体いつまでこれが続くのか?どれくらいの移動が認められるのか?家族全員揃ってクリスマスを迎えられるのか?いまのところ五里霧中。
市場には、ワクワクするような高級食材が並んでいますが・・・。
「今の感染状況は重く受け止めなくてはなりません。とっても寂しいですが、今年は家族が集まることは出来ないと思いますよ」と女性。
「今のところどうなるかわかりませんねえ」と別の女性。
WHOのレポートによると、フランスは11月10日までの一週間で新規感染者数が38万人をこえてしまいました。
先行きは不透明。移動許可書はまだまだ必要になるのか?制限地域に関係なく移動できるようになるのか?移動のためのきっぷは買えるのか等々、疑問は疑問のままです。
ツリーの販売はまだ許可されていませんが、小さなものなら手に入ります。でも、今から焦って小さいのを買わなくてもいいような・・・。
というのも、二週間後の12月1日には、政府がすべての小売店での販売を許可する可能性があるからです。
現在、フランスでは生活必需品を売る店だけが営業を許されています。こちらの乳製品のお店もその中の1つ。
「市場にも少しずつお客が戻ってきています」
「たとえクリスマスに集まる人数が少なくても、美味しいものはちゃんと用意する必要がありますよ」と魚屋さん。
クリスマスと言えばミサ。教会も人と人との間隔をきちんととってミサを行うようにしています。
それなら食卓でもおなじようにルールを守れば楽しくやれるかもしれません。でもやっぱり簡単じゃないですね。
そんなときは、オンライン・クリスマス。感染を気にせず、遠くにいる人とも一緒にお祝いできます。
今はこんなことができてしまうんですから、インターネットの普及は革命だった。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、あまりに巣ごもりしすぎたことに気がついた。このところずっと悪夢にうなされ続けてきたが、一晩だけ例外があった。その夜は夢の中で自由に買い物をしていた」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯117 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は、モーリシャス島とマダガスカル島の間にあるレユニオン島にやってきました。チャレンジしてくれるのはレストランのシェフ、ダニエルさんです。
ではスタート!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2020年11月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
レユニオン島と言えば、明るい太陽とカラフルな野菜やくだものというイメージですが、今は雨期。
ダニエルさんとは屋根付きの市場で待ち合わせました。早速、30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
まずは八百屋さんにやってきました。メイン料理に使う野菜、玉ねぎ、ニンニク、タイム、生姜を購入。
メイン料理は、ルゲイル・ソーセージとババフィーグ。地元の伝統料理です。ちなみにババフィーグとはバナナの花のこと。
付け合せは、ウリ科の植物の葉ブレッド・シュシュ。
「レユニオン島ではよく付け合わせに使われる野菜です」とダニエルさん。
さらに、ゴーヤーも購入。ピリ辛のサラダにするそうです。
そして、デザート用にジャガイモも購入。ジャガイモのケーキを作るそうです。
それはそうと、今回は使った金額が全く出てきません。同じく残額もでてきません。編集する時間がなかったのか、それとも金額があまり参考にならないのか・・・。
さて、次は加工肉のお店にやってきました。燻製にしたルガイルソーセージを購入。
買い物が終わったら、お店の厨房に戻って調理の開始!
ダニエルさんのお店は、中心街から少し奥まったところにあります。テラス席のある庭には大きなバナナの木。ここからバナナの花が収穫できるようです。
「バナナの花は、水とビネガーと塩を入れた鍋に数時間浸しておきます」
煮炊きはすべて薪。昔ながらの島伝統の調理法。
まずはメイン料理から。
予め茹でておいた燻製ソーセージを輪切りにして鍋で炒めます。ここに、スライスした玉ねぎ、生姜、トマト、タイムを加えます。その他にウコンらしきものも入れるようです。そして最後にバナナの花を加えてよく混ぜ合わせたらとろ火で煮込みます。
次はデザート。
ジャガイモを茹でてバターをまぜながら潰します。そこに、小麦粉、玉子、バニラで作った生地を流し入れ、大量の砂糖を加えます。これを焼いたらジャガイモのケーキの出来上がり。
次は、メイン料理に付け合わせる葉物野菜の準備です。柔らかい葉の部分だけを使うようです。葉はフライパンで炒めます。
最後は、ゴーヤーのサラダ。
ゴーヤーは中のワタをとってスライスします。これに唐辛子と玉ねぎを加えドレッシングであえたら出来上がり。ピリ辛サラダ!でも、ゴーヤーって生で食べて大丈夫かな?ドレッシングが絡むと食べやすくなるのか?
ジャガイモのケーキの焼き上がりはこんな感じです。
では、メイン料理をお皿に盛り付けましょう。お皿の上にはバナナの葉っぱ。これがレユニオン風。ここに、ご飯、葉物野菜、ルガイルソーセージとバナナの花をたっぷり盛り付けます。
いつもとちょっと違った異国情緒あふれる節約晩ご飯になりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、同居人がいたずらで香料のラベルと張り替えてしまった。おかげで、シナモン風味のリンゴのタルトが、ピリ辛リンゴのタルトになってしまった」
VDM(Vie de Merde)より
週末はマコンで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回は、ワインの生産地として知られるブルゴーニュ地方のマコン(Mâcon)を旅します。パリからは高速列車で2時間足らず。
では出発!
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年11月7日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
秋のぶどう畑。区画ごとに赤や黄色に色づいています。
その中に突如現れるのがこの岩山。ソリュトレの岩山(Roche de Solutré)です(青印)。
それにしても、あんなところに登ってよくウロウロできるもんですね。脚がすくみそう。
しかし、取材班もこれからあのてっぺんまで登るそうです。住民の話によれば、標高493メートルの頂上までは45分ちょうどで登れるそうです。
ゴツゴツした道を登って到着。かかった時間は20分。頂上からは360度の眺めを楽しむことができます。
「昔、この辺りで発掘が行われ、有史以前の馬の骨が数多く見つかりました。そのため、当時の人間は崖から馬をつき落として狩りをしていたという恐ろしい伝説が生まれました。でも実際は、崖の上ではなく麓で狩りは行われていたんです」とガイドの方。
このソリュトレの岩山には、元フランス大統領のミッテランが毎年登っていたそうです。側近やメディアの取材班も動員して大騒ぎですね。毎年恒例の岩山詣でになっていたようです。
さて、マコンとその周辺には10ほどのお城があるそうです。その中の1つ、コルマタン城を訪ねてみましょう(赤印)。
この城はリュクサンブール宮殿をモデルに立てられたそうです。空から見たお城の全景。美しいですね。
中に入ってみると、17世紀、マリー・ドゥ・メディシス時代の室内の様子がしっかり残されていました。豪華な装飾の数々。豊かな貴族の住まいだったことを物語ります。
「ここは音楽を楽しむ部屋でした。テーブルは食事をするためにここに運ばれてきたものです」とオーナー。
そして、こちらは書き物をするための書斎。
「ここは城全体に格調をもたらす重要な部屋です。昔は数多くの書斎が作られていたのですが、今ではフランスで唯一残っているのはここだけになりました」
次は、モビレット(自転車にモーターをつけたような小型バイク)に乗ってぶどう畑を散策しましょう。時速20キロほどで2時間の散策を楽しんだら、最後は美味しいワインとソーセージのランチタイム。ぶどう畑の中でいただくワインのお味は特別でしょうねえ〜。
さて、そろそろ今晩の宿へとむかいましょう。それがこちら。ぶどう畑の中に、ワイン樽を利用して作られた宿。一泊69ユーロ。離れになっているので隣を気にせずのんびりすごせそうです。
翌日は、マコンから25キロほど北西に行ったところにある町クリュニー(Cluny)を訪ねます(緑印)。
ここは修道院があることで知られていますが、中世の頃はフランスのキリスト教世界で強大な力をもっていたそうです。そのせいか、立派なファサードを持つ古い建物があちこちに並んでいます。
どんな家なのか中を見てみたいということで、ドアをノックしてみました。みなさん、気さくに中を見せてくれました。
中世風の作りの窓を開けると、お隣さんと挨拶を交わします。なんだか列車のボックス席みたいになってます。
別のお宅ではダイニングルームを見せてくれました。
「天井を見てください。天井裏の古い木組みが見えますよ」
かなり古いですね。1000年以上の歴史がありそうです。
また別のお宅ではバスルームに案内されました。ここには12世紀頃の礼拝堂の遺跡が残されていました。
「自分が家の持ち主だとは思えなくなります。私はただの通りすがりのものでしかない。ここにはあまりに長い歴史が刻まれているからです」
次は、フュイセ(Fuissé)にあるワイン蔵を訪ねます(こげ茶印)。ここは元教会。ワイン蔵に作り変えたそうです。確かに、教会の内装が残っています。
最後は、ソーヌ川で釣りを楽しみましょう。大きな魚が釣れたようですが、ナマズ?このままリリースしました。
そうこうしているうちに日は西に傾き、夕日の輝く時間となりました。2時間足らずでパリに戻れるとなると、ギリギリまで旅を楽しむことができます。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、同僚と一緒にランチにでかけた。彼女が何を食べているか、料理を見なくてもすぐに分かった。なにしろ、口を開けっ放しにして食べていたから」
VDM(Vie de Merde)より
コロナ第2波 [トピックニュース]
コロナ禍で鉄道も赤字。
当方も毎朝乗っていた電車は今じゃあ週に1往復だけ。下手すると乗らない週もある。
在宅勤務を続けて8ヶ月目に入ったけど、つくづくあの通勤に費やする時間とエネルギーが無駄に思える。
コロナ感染が落ち着いて、来年の4月から通常勤務だ!などと言われたら(多分そんなことは言われないと思うが)、ちょっとしんどい。
さて、日本は感染者が増加して第3波か?と心配されますが、フランスは第2波の真っ最中。しかも強烈な波。あまりに感染者数が多く、こんな自宅療養が実施されているそうです。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年11月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
すごい咳。しかし、この患者さんはまだ完治していないものの日に日に回復しています。
そこで、お医者さんが自宅での療養を提案しています。
身一つで帰るのではなく酸素吸入器もろとも帰ります。しかも、定期的に看護師さんが様態をチェックにやってきます。
こちらの2人の看護師さんはこれから自宅療養の患者の家へと向かいます。
室内に入ると、酸素吸入器をつけた患者さんが椅子に座っています。吸入器は最大1分間に5リットルの酸素を送り込んでくれるそうです。
この58歳になる患者さん、8日間の入院中に挿管で命をとりとめました。自宅療養の今もこの酸素吸入のおかげで血液中の酸素濃度を一定に保つことができています。
「これは便利です。これがあるおかげで安心して療養を続けられます」と患者さん。
「明日また来て状況が悪化していなかったら酸素吸入器は引き上げます」と看護師。
しかし、この方法はすべての人に推奨されているわけではありません。
70歳以上の高齢者、慢性的な持病のある人、心血管疾患のある人、妊娠中の女性には推奨されません。
「突然、症状が急激に悪化する可能性が高いので、これらの患者さんには自宅療養はお奨めできません」と専門家。
別の自宅療養の患者さんを訪ねました。69歳になるという男性が療養中。しかし、その奥様は入院中です。自宅療養の範囲外だからです。
「妻は病院で、酸素吸入をつけっぱなしでベッドで横になっています」と男性。
ご夫婦でも別々ということになってしまうようです。
日本ではどのようなことになっているんでしょう?
いずれにしても、治療に当たるお医者さんや看護師さんは大変ですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、右手を怪我して手術してもらった。退院する時は、いろんな書類にサインをしなくてはならずまいった。何しろ僕は右利きだからねえ」
VDM(Vie de Merde)より
ショーウィンドウにXmas [トピックニュース]
バイデンさんの当選確実で世界中がほっと胸をなでおろしたんじゃなかろうか?少なくともわが家はそうだ。
今、白いお家にいらっしゃる方は国家のリーダーになってはいけない人。不動産屋でもテレビタレントでもいいから、そっちの世界にお戻りくださいませ。
それはさておき、外出制限の続くフランス。なんとか今月末までにある程度拡大を抑えて、12月を迎えたいところ。
例年なら年末の2大イベントに向って商店街が活気づく時期ですが、コロナ禍では活気づくどころが少々意気消沈気味。
そんな中、少しでも明るくなるようにとがんばる商店街もあります。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年11月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ローランスさんは25年も前から、クリスマスが近づくと商店のショーウィンドウに装飾のイラストを描き続けてきました。
「今年は、デコレーションの依頼は来ないと思ってました。何しろ、皆さん、経営が大変で、ショーウィンドウを飾るなんて二の次でしょうからね」
しかし、そうではなかったようです。
こちらはパン屋さん兼お菓子屋さんのクリストフさん。お店の営業は一部制限されてしまっていますが、この装飾だけはしておきたかったそうです。
「こうしておけば、お客さんが必ず来てくれます」とクリストフさん。
「今年は非常に厳しいです。ですからクリスマスになんとか期待を寄せています」と別のお店の方。
40軒の商店で構成されているデューズの組合では各商店でショーウィンドウに装飾が施せるように助け合うことにしました。
そのおかげか、費用は市が負担してくれることになりました。そして、ローランスさんも例年のように仕事をすることができるようになりました。
中には閉店している店もありますが、そのショーウィンドウにも同じように装飾がほどこされます。
「こうしておくことで、商店街がちゃんと生きて活動を続けているということが分かりますからね」
レストランの入口のガラス窓も素敵になりました。絵があるのとないのでは雰囲気が全然違います。
色々あっても最後には良い年末になるといいですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、お店のレジに行くと、レジ係りが『妊娠何ヶ月ですか?』と聞くので『ええ、3ヶ月になります』と答えておいた。妊娠なんてしてないけどね」
VDM(Vie de Merde)より
春と秋の外出禁止 [アキテーヌ地方]
最近になって、フランスが先月の24日から25日にかけての夜に、時間を1時間遅くしたのに気がついた。
あれぇ〜、夏時間でそのままやってくんじゃなかったけっけ?
どうも本当はそうなるはずだったらしい。ところが、コロナ感染のどさくさ(?)にまぎれて、いつものように冬時間に変更するということになったらしい。
しかし、いつ冬時間をやめるのかの見通しは立っていないとか。長年続いた習慣はすんなり変えられないらしい。
さて、コロナ感染拡大の続くフランスでは、二度目の外出制限が始まっていますが、どんな感じなんでしょうか?
3月〜4月の外出禁止の際、人の姿がなくなった大都市の様子を紹介しましたが、その中の1つボルドーの今を見てみましょう。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年11月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
先週末、空から見たボルドーの街。確かに、人の姿はまばら。
しかし、ショッピング街で有名なサント・カトリーヌ通りに行ってみると、思った以上に人が歩いています。今年の春先はこんな具合でした。
「3月や4月に比べると人の数は多いですね。春先は誰も歩いていませんでしたよ。地球上に自分しかいないみたいで、ちょっと怖かったです。でも今回は普通の一日という感じです」と女性。
「皆、外出制限をきちんと守っていますが、あの春先の厳しい外出禁止とは違います」と男性。
ガロンヌ川の岸辺は相変わらず人の数が少ないですが、教会前の広場に行ってみると市場が開いていて人が集まっているのが分かります。
春先の外出禁止では、市場への入場は80人までという制限がありましたが、今回は制限がないので人で賑わっています。
「ええ、大勢の人が買い物にきてます。ウィルスとうまく付き合っていくのに慣れてきたのかもしれません」とお店の方。
「春に比べると活発な気がします。私も気をつけながらですが、前よりも外出する機会は多いですね」と女性客。
次は大きなショッピングセンターのすぐそばにある駐車場に行ってみましょう。
駐車している車の数は普段よりは少なめですが、前回に比べるとずっと多いようです。前回はこんな感じで車の姿はありませんでした。
「春より許されていることが多いので普通ですね。仕事に行くことも出来ますし、学校もやってます」
「前回は警察や憲兵があちこちで監視していましたが、今回はそういうのはないですね」と若い男性。
前回、閉鎖されていた公園は、今回は市民に開放されています。でも、この日は冷たい雨が降り出したためか、訪れる人の数も少く寂しい感じがしないでもありません。
今月中にはある程度拡大が収まってくれるといいですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、3日前に外出禁止が解禁になったので、お祝いに友人を招待して食事会をした。しかしたった今、隣に座っていた奴がコロナに感染したことを知った 」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯116 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回チャレンジしてくれるのは、パリ2区にあるレストランFIEFの若きシェフ、ヴィクトールさん。地元の食材にこだわった料理を作ってくれるそうです。
では、スタート!
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年11月7日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ヴィクトールさんとは市場で待ち合わせ。
地元の食材って、パリで収穫されたものってこと?いやいや、パリ郊外も含めたイル・ドゥ・フランス地域のことをさしているらしい。それなら大丈夫そうですね。
では、30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
まずは八百屋さんへ。ネギ、ほうれん草、カブ、カリフラワー、ミント、芥子菜の葉を購入。合計で12.30ユーロで残りは17.70ユーロ。
それにしても芥子菜の葉ってどんな味なんでしょう?気になるなあ〜。
次はメイン料理の食材をお求めてお肉屋さんへ。豚の肩肉を購入。これが8.30ユーロで、残りが9.40ユーロ。
あとはデザートの材料を調達。デザートはイル・ドゥ・フロタント。クレームアングレーズにメレンゲを浮かべた、あのデザート。
乳製品のお店で、牛乳と玉子を購入。これが3.80ユーロで、残りは5.60ユーロ。
最後にこちらのお店でプルーンとベビーキウイを購入。これが4.39ユーロ。残ったのは1.21ユーロでセーフ。
ではお店の厨房で調理の開始!
まずは前菜から。
ネギを縦半分に切ります。緑の部分は切って捨てるところですが、シェフはこれをソースに使います。どうも溶かしバターに混ぜているようです。半分に切ったネギは鉄板で焼きます。ソース、ほうれん草、芥子菜の葉と一緒にお皿に盛り付け、最後に半分に切ったベビーキウイを添えて出来上がり。
次はメインのローストポーク。
分厚い肩肉をフライパンで焼きます。途中からニンニクやハーブを加えてバターで更に焼き上げます。付け合せはカブとプルーン。火を通すととろりとして美味しいそうです。お肉を4等分して付け合せと一緒に盛り付けたらできあがり。
最後はデザート。
玉子の白身でメレンゲを作り、黄身と牛乳でクレームアングレーズを作ります。普通のドロっとしたクレームアングレーズよりはさらさらに仕上げます。入っていたハーブはミント?
メレンゲは茹でてからクレームアングレーズの上に浮かべ、なんとすりおろしたカリフラワーをトッピング。とろっとした食感とカリッとした食感が同時に楽しめるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、カルボナーラを作るはずが、生クリームとクレームアングレーズを混同してしまい、恐ろしいものが出来てしまった」
VDM(Vie de Merde)より
週末はカップ・シザンで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はブルターニュ地方の半島にあるカップ・シザン(Cap Cizun)を旅します。パリからは車で6時間強。
ブルターニュ地方の荒々しい自然を満喫できそうです。
では出発!
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年10月31日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
イロワズ海に飛び出した半島がカップ・シザンです。このような岩がゴロゴロした海岸線が5キロに渡って伸びています。
この半島の先端にあるのがラ岬(Pointe du Raz)(青印)。ここから、海の向こうに見えるサン島(Île-de-Sein)に行ってみましょう(赤印)。
激しく揺れる船。風も強そう。マスクをしていて丁度いいそうです。料金は往復で30ユーロ。
島の人口は200人ほど。細い道が建物の間に作られていますが、こうすることで風から住民を守っているとか。
自動車はなし。本当かな?確かにこんな通りばかりでは車は通れそうもありません。
観光は徒歩で。一日散策しても距離は2〜3キロほど。
「小さい島だから迷ってもすぐに元に戻れます」と女の子。
こちらのご家族、日常とは別の世界を体験するために島にやってきました。
「大きな海を目の前にすると自分が以下に小さいかを実感します」
「灯台がいいですねえ。それに岩が海面から顔を出しているこの風景もすばらしいです」
ここらでコーヒーでも飲んで休憩しましょう。やってきたのは画家のディディエ=マリーさんのカフェ。
「商売というわけじゃなく、ちょっと面白いからカフェをやってるんです」
もちろん本業は絵を描くこと。20年も前からこの島で創作活動をつづけているそうです。
そろそろ本土に戻りましょう。船は乗客で一杯。
戻った先はラ岬。ここは年間で100万人もの観光客がやってくる観光スポット。
この風景はここにだけでしかみられないのかもしれませんね。
岩だらけの海は船にとっては危険な難所。そのせいか灯台があちこちに設置されています。
そろそろお昼にしましょう。ブルターニュといえばもちろんクレープ。この近くにクレープの最優秀シェフに選ばれたステファヌさんのお店があります(オレンジ印)。
なんとなくいつも目にするそば粉のクレープとは違って洗練された感じ。
「すごく美味しいのよ。それに個性的でクレープのイメージが変わりました」と女性客。
お好み焼きに焼きそばは見たことありますが、クレープにスパゲティは初めて。ステファヌさんの個性が光るクレープの数々。
「地元の、質の良い食材を使うことに気を使っています」とステファヌさん。
さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう(黄緑印)。
ここはもともと家畜小屋だった建物。田舎の落ち着いた雰囲気のお部屋に変身しました。これで一泊朝食付きで60ユーロ。破格のお値段ですね。
お部屋でゆっくりする前に、岬から大西洋に沈む夕日を楽しみましょう。フランスで一番遅い日の入りです。
翌朝は、宿に隣接する燻製所に行ってみましょう。変わったものを燻製にしているようです。
どうやら魚の燻製らしい。様々なハーブで香りづけしてあるのはマグロの燻製。
大量生産ではなく少量で質の良いものを作るというのがモットー。
カップ・シザンは馬に乗って散策することもできます。料金は1時間で21ユーロ。大人から子供まで楽しむことができます。
少し高い位置から眺める風景はまた違った味わいがあります。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、昨晩の残った生地でクレープを作ろうと、フライパンにバターを溶かして生地を流し入れた。なんだか様子がおかしいので母に尋ねると母が言った。『あんた、あれはスープだったのよ』」
VDM(Vie de Merde)より
冬の足音 [アルザス地方]
アメリカ大統領選挙、早くはっきりさせてもらいたし。
それにしても開票所までやってきて窓の向こう側で大声張り上げるなんて驚き。正直、ゾンビみたいに見えた。
あれじゃ落ち着いて開票作業なんてやっていられない。白い紙を貼って見えないようにしたくなるのも理解できる。
ひどい国になったもんだ。気の毒だけどグレートになんてなれそうもない。そもそもあの人たちの目指しているグレートとは何???
それはさておき、フランスは日本より少しだけ季節が先に進んでいるようです。
ピレネー地方では初雪が観測されました。各地で霜が降りたという報告もありました。秋が終わりつつあるようです。
そんなアルザス地方の小さな町ムツィグ(Mutzig)を尋ねてみましょう。
下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年11月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
金曜日の朝、霜が降りていました。
山の紅葉が白くかすんで見えます。
晩秋をもう少しで通り越してしまいそうなこの風景。
こちらは学校に向かう親子連れ。シロクマみたいな帽子が可愛い。保護者もお子さん達も厚着ですね。
「ちょっと買い物に出るのが億劫になりますね。この寒さでは着込まないと外出もできません」と保護者。
「そうですね、少し暖房もいれましたよ」と別の保護者。
この方のマスク、手作りですかね?夏には鬱陶しいマスクも寒くなるにつれて暖房効果を発揮してくれるような・・・。
こちらは市場。あんまり賑わってないですね。
お客さんは必要なものだけささっと買って帰るようですし、お店も少々少なめ。
「出かける時は手袋をしますね。その方が温かいですから(笑)」と女性客。
「この一週間か二週間で季節が変わってしまうと思います」とお店の方。
寒さの中、外でお店を出すのも大変ですね。でも暖房の用意はできます。小型の暖房器具。
「今朝は気温が1℃しかなかったですから、これで暖かくすごせます」と女性。
しかし、お客さんの中には薄着の人も・・・。トレーナーにパンツ姿。大丈夫ですかね?
「いつもこれで買い物にきてますから変わらないですよ」と男性。
しかし、もう冬がそこまで来ています。いつまでもトレーナーだけというわけにはいかないですよね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、バックミラーに着氷防止装置が付いているのに初めて気がついた。この車、6年も前から運転しているのに・・・」
VDM(Vie de Merde)より