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パリで一番美味しいバゲット2022 [パリ]

 元KGBでプーチンと同僚だった男が言うように、プーチンは楽観的な憶測だけで進軍し、プランBやプランCを考えていなかったらしい。お粗末。

 それはともかくとして、毎年恒例の、パリで一番美味しいバゲットの発表がありました。

 今年は15区にあるこちらのパン屋さんです。

Paris_Paris.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年5月13日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 お店に行ってみると・・・こちらのコーナーにそのバゲットがありました。

 これを作っているのがパン職人のダミアンさん、34才。

 「私はノルマンディの田舎で育ちました。朝起きれば回りは山や森。今は大都会のパリにいて、別人になってしまいましたよ。パン職人というのは面白い職業です。この手だけですごいものを作り出すことができるんですからね」

 今年は135本のバゲットの中から、ダミアンさんのバゲットが選ばれました。

 ここのは縦に一直線で切れ目が入っています。これまで見てきたのは斜めに数カ所というのが多かったような・・・。

 ここでは一日に600本を製造し、一本1.10ユーロで販売しています。

 パリで一番美味しいバゲットに選ばれたと聞いて、ご近所の皆さんもうれしそう。

 「選ばれたからって驚きませんよ。だって、ここは前からずっと美味しいですからね」と女性。

 その場で試食してみせるお客様もいらっしゃいました。

 「このパンは気遣いと愛で作られてますからとても美味しいです(笑)」と男性客。

 選考に残るための条件は、一本が264〜314グラム、長さが55〜70センチ。この時点が57本のバゲットが失格となりました。

 そして切ったときの中身が蜂の巣状になっていることも重要です。

 「クリーム色でふっくらとしていて、丁度いいくらいに生地が発酵していたことが分かります」

 これにバターを塗って食べたらおいしいそう!

 実は昨年、ダミアンさんの作るクロワッサンが、イル・ド・フランスでもっとも美味しいクロワッサンに選ばれていました。

 そして今年はバゲットというわけです。良いこと続き。

 これから一年間は、独占で大統領官邸にバゲットを納入することになっています。


******* フランス人のつぶやき *******

「コロナ感染でお客が激減した頃に、一人のお客がやってきて焼きたてのバゲットをくれという。うちはパン屋じゃなくピッツェリア[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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