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週末はラヴァルで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス西部の都市ラヴァル(Laval)を旅します。パリからは車または列車で2時間半ほど。

 では出発!

Paris_Laval.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年5月21日に生放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 かつてラヴァルは、パリからブルターニュへ向かう人々が必ず立ち寄る都市でしたが、交通機関の発達で、今は素通りされることが多くなりました。しかし、見どころはたくさんあります。

 まずは街を流れるマイエンヌ川をカヤックで散策してみましょう。カヤッククラブがガイドツアーを提供しています。

 アーチの橋の下を過ぎると、中世の町並みが見えてきました。かつての繁栄ぶりが伺えます。14世紀頃から20世紀にかけてリネンの織物業が盛んだったそうです。

 次は陸に上がって、あちらに見えるラヴァル城に行ってみましょう(青印)。まずは階段で塔に上がってみます。ここは屋根を支えている木造の骨組み。屋根の重量を支えるのと同時に、城を敵から守るための役割も担っています。木材は13世紀からのものも残っているそうです。

 一方、お城では素朴派の画家の作品を鑑賞することができます。その中には、ラヴァル出身の画家アンリ・ルソーの作品もあるそうです。

 次は街の中を散策してみましょう。様々な時代の様々な様式の建物が並んでいます。その中には、こんな建物もあります(赤印)。ここは公衆浴場。1920年代につくられました。日本と違って全部が個室。壁はモザイク模様。シャワーかバスタブが設置されています。

 「当時、各家庭にお風呂がなかったので、このような施設が必要だったんです」と担当者。

 次はこちらの施設を見学しましょう。ここは牛乳博物館(グレー印)。牛乳にまつわる様々な道具や機器のコレクションが展示されています。

 今日は、小学生のグループが見学に来ていました。ここでは実際に牛乳からバターを作る体験もできます。もちろん最後は自分で作ったバターをパンに塗っていただきます。

 カロリー高めのおやつを食べた後は、自転車を借りてサイクリングにでかけましょう。マイエンヌ川の岸辺にある曳舟用の道がサイクリングロード。ここを北上します。

 このロード、全長が600キロもあり、大西洋側の都市ラ・ロシェルからノルマンディーまで続いているとか。

 その道沿いにあるのが今晩の宿(水色印)。水門番屋を改造して作られた宿です。一泊90ユーロ。大人6人と赤ちゃん1人が泊まれるそうです。

 翌朝は、南下してちょっと変わった場所に行ってみましょう。そこは芸術家ロベール・タタンが作った野外美術館(緑印)。個性的な彫刻が並んでいます。ラヴァル出身のタタンは、世界中を旅した後、ここでこの作品を作り上げました。

 「彼は5年間を南米ですごしました。北米にも行ってまして、ニューヨークには半年滞在しました」

 マヤ文明を思わせる彫刻の数々。中には日本の土偶のようなものもあります。

 確かにラヴァルは、思った以上に見応えのある都市でした。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、お腹が空いて目が覚めた。シリアルの袋をみつけて牛乳と一緒に食べ始めた。なんだかちょっと味がしないなと思っていると、うちの人が起きてきて言った。『おい、なんで鳥のエサ食べてるんだ???』[がく~(落胆した顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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