週末はロシュで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス王室にゆかりのある町ロシュを旅します。パリからは、列車ならトゥールで一回乗り換えで約3時間15分ほど。
では出発!
下記ウィンドウの▷クリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年4月23日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック
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今回の旅は中世からルネッサンス期までの時間の旅でもあります。
なにやら年代物の塔が町の真ん中に・・・。そしてこの地方名産のグルメも楽しめます。
まずはこちらの貴婦人の後をついていってみましょう(青印)。この方、昔のドレスを作っては毎日のように着ているそうです。いつもの洋服と雰囲気が変わって楽しいんだそうです。
「主に18世紀のドレスを参考に作っています」
ちょっとしたコスプレですね。何処かのお姫様になったような気分になれそう。
さて、次は町の中を散策してみましょう。広場に行ってみると土曜日の朝市が開催されていました。
加工肉のお店では、この地方の特産品リヨン(rillons)が売られています。豚バラ肉のブロックを炒めてそのまま脂汁に漬け込んだもの。さらに、このヤギのチーズもこの地方の特産です。灰がまぶしてあります。美味しいものが色々ありそうですね。
こちらの女性、両手いっぱいに荷物をお持ちです。毎週、食料の買い出しにこの朝市に家族でやってくるらしい。お買い物がすんだらお店でちょっと一休み。仲間や家族が集まって交流を深める機会にもなっているようです。
次は少々変わった場所に行ってみましょう。ここは町の外れにある交差点(赤印)。何やら変わったオブジェが並んでいます。これが作られているアトリエに行ってみましょう。
こちらの方がその作者。今日も制作に励んでらっしゃいます。どれも金属の廃材を使っているそうです。こちらに展示してあるものは購入することもできるそうです。
さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。そこは裁判所(黄緑印)。とは言っても、中は改装されてレストランやバー、そしてホテルになっています。この部屋は元判事の事務所でした。窓からの眺めも格別。オフシーズンで一泊104ユーロ。
翌朝は、城塞にかこまれたロシュ城に行ってみましょう(こげ茶印)。フランス国王シャルル7世が好んで滞在したお城です。こちらの肖像画は愛妾アニエス・ソレル。宮廷に多大は影響力を持っていました。敷地内の教会にその墓所があるそうです。
そして、塔の見学もできます。入場料は10.50ユーロ。ちょっと高めと思っていたら、こんなタブレットで中世の戦いをバーチャルで体験することができます。シャルル7世といえば百年戦争の時代。戦いに明け暮れていました。ジャンヌ・ダルクが活躍したのもこの頃。そして塔は、ルネッサンス期には牢獄として使われていました。階段を上がって屋上に出るとトゥール地方一帯をみわたすことができます。
隣町のボーリュ=レ=ロシュとの間には広大な自然公園があります(緑印)。川辺には昔の洗濯場。のんびり散策ができそうです。多くの野生の動植物が生息しているほか、こんなアート作品も展示されているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「週末があまりに退屈で、仕事をしてしまった・・・」
VDM(Vie de Merde)より