節約でもデザート付き [フランスのグルメ]
ジョエル・ロビュションさん、ひょっとしたら節約晩ご飯シリーズに登場するかなと思っていたのですが、登場しないままで逝ってしまいました。
生まれ故郷のポワティエの大聖堂で葬儀が行われたようです。
さてその節約晩ご飯シリーズは、またまた放送がなかったのでお休みです。その代わり、本日はフランス料理には欠かせないデザートのお話です。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2018年8月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
節約晩ご飯と言いながらも、必ず最後についてくるのがデザート。これだけは欠かせません。
ここはパリにあるレストランLa Table des Anges(天使たちの食卓)。ミシュランガイドでビブグルマンを獲得しているお店です。
ビブグルマンは、リーズナブルな値段でおいしい料理が食べられるお店につけられるマーク。
このお店では定期的にデザートのメニューが入れ替わります。
「クランブル、クレーム・ブリュレ、パンナコッタなどいろいろあってどれにしたらいいか本当に迷います」と女性客。
チョコレートにフルーツ、そしてクリームというのが基本。
「私は昔ながらのデザート、例えばタルトタタンとか祖母が作ってくれたタルトとかそういうのが好きですねえ」と年配の男性。
「フランスでデザートと言えばそれはもう習慣ですね。そして別格の存在なんですよ」と若い男性。
フランスのレストランでは5種類の食事のうち1食には必ずデザートが付いてきますが、英国もドイツもイタリアも10食に1食しかありません。
こちらのおじさまはイタリア人旅行者。イタリアにはないデザートを食べにやってきました。
「うちの母がよく小さなお菓子を作ってくれましたよ。それを食べると天にも昇るような心地でした。完璧なデザートがあれば恋に落ちる必要もないと言ってもいいくらいです」
お客さんがデザートを食べてくれるのはお店にとってもありがたいことです。
「売り上げが3分の1ほど増えますからね」とシェフのジャック=アンリさん。
ああ、お店のお客さま、楽しそうにデザートを召し上がってます。やっぱり最後は甘いもので締めですよねえ〜。
因みにフランス人の好きなデザートの一位はフォンダン・ オ・ショコラ、二位がムース・オ・ショコラ、三位がティラミスだそうです。そしてレストランでよく食べられるデザートはやはりクレーム・ブリュレ。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、うちの主人に私が作ったキッシュを食べてみない?と言ったら『ああ、残念だけど僕お腹空いてないよ』と言われた。しかし、私にお腹空いてないと言った後で、XXLサイズのカップ入りムース・オ・ショコラをたらふく食べていたのを私は知っている」
VDM(Vie de Merde)より
早めの収穫と仕込み [フランスのワイン]
今年のサッカーW杯で優勝したフランス代表。二つの星のついたユニフォームがやっと発売になったそうです。
星は優勝した回数を表しています。一つ目の優勝は1998年、ジダンがいた時でした。そして今年の2018年が2回目です。
発売日のお店の前には列ができたようです。
さて、週末旅は今回も以前の再放送だったのでお休みです。因みに再放送になったのはブダペストの週末旅でした。見逃した方は→こちら。
フランスでは8月23日がブドウの収穫とワインの仕込みの開始と公式に発表されました。
えっ、公式?そんなものがあるとは初めて知りました。
どのワイン農家もブドウの実の生育状況を見て各々自由にやっているようなので公式の日付があるなんて思いもしませんでした。
なんだか日本の梅雨入りと梅雨明け宣言みたいな感じですね。
それはともかくとして、この猛暑で、その時期が早まった農家が少なくありません。今日はその一つを訪ねてみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年8月17日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはシャンパーニュ地方のブドウ園。
緑のブドウかと思っていたら紫色でした。ということはここのはシャンパンじゃなく普通の赤ワインになるんでしょうか?
手際よく紫の房を摘み取っています。冬の長雨と夏の猛暑でブドウの生育が早まったため、収穫の作業も早まりました。
「これを見てください。この実は熟しすぎていて、種が大きくなってます」とブドウ園の方。
一面に広がるブドウ畑。全部一つ一つてで摘み取るとなると大変な作業です。
こちらの男性、パリからやってきた大学生です。収穫を手伝いにやってきました。
また、同業者でありながら、自分のブドウ園はほおっておいて手伝いにやってきた人もいます。
というのも、自分のブドウ園は雹の被害で今年は収穫が出来なくなってしまったのです。何もしないでいるよりは手伝った方が気がまぎれるとここまでやってきました。
「仲間と一緒に生活しながらこの仕事ができるのがいいんですよ」と男性。
自然が相手となると苦労がありますが、この仕事がお好きなんでしょうね。来年は被害がないことを祈ります。
収穫されたブドウの品種はピノノワール。収穫が早まったからと言ってワインの品質に影響が出るというわけではなさそうです。
今年のはしっかりした味のワインになるとか。
それにしても、ハムとチーズのサンドイッチが美味しそうでした!
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、わが家のネコが、誇らしげに獲物をくわえて帰ってきた。獲物はネズミかと思いいきや、なんとヒトデ。うちは海岸から10キロも離れているというのに・・・」
VDM(Vie de Merde)より
バカンスの過ごし方 [トピックニュース]
涼しくなってホッと一息。エアコンも不要。
人工的な涼しさより、自然の涼しい空気の方がずっと気分がいいです。
エアコンはエゴの塊のような装置なのでして、必要悪の部類に入りますねえ〜。
さて、8月ももう2週間ほどでおしまい。そうなるとバカンスシーズンも終了します。
当方はお盆の時期も休まず仕事をしたので、逆にこれからバカンスを楽しみたいところ。
例えば、こんな一日が過ごせたら幸せかも。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年8月17日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここは地中海のとある海岸。波の音が一日のリズムを刻んでいます。
朝起きたら水着に着替えて、ビーチのサマーベッドに横たわり日光浴。暑くなったら海でひと泳ぎ。時間を気にする必要もありません。
そして、ボートに乗って沖を一巡り。途中、釣り糸を垂れて魚釣りも楽しめます。
「自由の瞬間ですよ。海に出られるなんて、こんな幸せなことはありません」と男性。
海の幸のランチを食べた後は、ハンモックでお昼寝。なんだかナマケモノみたいですね。
こちらのお父さん、子供二人を抱いたまま一緒にお昼寝です。ご苦労様です。
でも楽園ってこういうのを言うのかもしれません。
2時間ほどハンモックに揺られたら、次はおやつの時間です!バニラとイチゴのアイスクリーム。
「こうしてみんなでアイスクリームが食べられて嬉しいです」と女の子。
そういえば、今年の夏はまだアイスクリームを食べてなかった!もっぱら麦茶をがぶ飲み。
地平線の向こうに日が傾き始めた頃、サマーベッドをたたんでバンガローへ戻りましょう。
テラスではお食事前のアペリティフタイム。飲むとしたらビールかロゼワイン?サラミが美味しそう。
仲良しが集まってちょっとしたパーティーになりました。
腹ごなしに高台に上がって沈む夕日を見送るのもいいかもしれません。
「都会の生活もストレスも忘れて、別世界に来たような気分です」と女性。
「夕日の色がとてもきれい。素晴らしいわ」と別の女性。
こんな日を1週間も続けたら、仕事に戻るのが相当きつくなりそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、一ヶ月のバカンスから戻って、出勤するのにスカートを着ようとしたら・・・着られない」
VDM(Vie de Merde)より
小さな村のデモ [地方の小さなできごと]
今週いっぱい夏休みの方が多いようで、通勤電車がまだまだ適度の乗客を乗せて走っており快適です。
しかし、来週の月曜日にはまた押し合いへし合いか・・・。
昨日はニースの海岸に寄せる不思議な大波についてのお話でしたが、そのニースで、8月15日の水曜日、2年ぶりに花火大会が開催されたそうです。
その映像に興味のある方は→こちら。
2016年7月14日に起きたテロ事件以来、中止になっていた花火大会。来年には革命記念日の7月14日に開催される予定だそうです。
さて、そのニースから内陸部に100キロほど行ったところにある小さな村では、こんなことが起きていました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2018年8月16日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
白装束に「辞任」の文字の書かれた横断幕を掲げて、静かに通りを行進していく集団。
白いお面もつけています。あのアノニマスよりは無表情でちょっと怖い。
この方々、アロス村の住人やお店の経営者で、村長の辞任を求めています。
なんでまたこんなことになってしまったんでしょう?
実は先月の8日に行われた村議会選挙で野党が70%あまりを得票してしまいました。
因みに村の人口は700人ほど。このデモに参加したのは120人あまり。
議会の体制がここまで逆転してしまっては村の自治を今の村長に任せておけない。いますぐ辞任!ということになったわけです。
「商店会も地主も住人も、村がダメになっていくのを黙って見ているわけにはいかないんです。観光案内所も機能しなくなっていますしね」とデモ隊の男性。
その村長さんがこのかた、マリー=アニック・ボワザールさんです。
教会前に集まった群衆に向かって、与野党が一致協力して村の自治を進めるべきと演説します。
その後、野党を率いるミッシェル・ランテルムさんがマイクを取ると、今まで静まり返っていた群衆のあちこちから励ましの声が上がります。
一応、この日はこれで散会となったようです。要は、反村長派が気勢を上げたってだけ?
人口700人のうちの120人ですからねえ。20%にも満たないですよね。でも70%が野党に投票したとなると、村の運営は相当難しくなるでしょう。
それにしても、白装束と白いお面、どなたの発案だったんでしょう?
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、上司に会社を辞めるとメールした。すると上司が 『OK!』と返信してきた」
VDM(Vie de Merde)より
謎の波 [コート・ダジュール地方]
お祝いや特別な日に買ってきて飲むシャンパン。美味しいですよねえ〜。
でも問題はフタを開けるとき。ひとつ間違えると爆発!なんてことになりかねません。
そこで専門家の方が開け方を教えてくれました→こちら。
まずカバーを外します。次に親指でコルク栓を抑えながら留め金を6回、回してゆるめます。
そしてボトルの栓と首のあたりをしっかり握りしめ、底を同じ方向に数回、回しながらそっとコルク栓を抜きます。
ご覧の通り、静かあ〜にフタが開きました。
ほんとにこんなに上手いこといくもんですかねえ。機会があったら試してみようかと思います。
さて、数日前に紹介したエコな男性用トイレですが、サン=ルイ島ではめっぽう評判が悪く、もう少し目立たないところに引っ越しになるらしい。
いくらエコとは言え、街中にあんな感じで設置するのは少々やり過ぎ?色も赤でしたし・・・。
それはさておき、昨日は山だったので今日はまた海に戻りましょう。南仏のニースの海岸にはしばしば謎の大波が押し寄せるそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年8月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
この時期、人でいっぱいのニースのビーチ。
いつもは小さな波が寄せては返すフレンドリーなビーチなのですが、突如として大きな波が襲いかかってくる時があるといいます。
どこからこの大波はやってくるのか?
TF1の取材スタッフがその謎を解き明かすために立ち上がりました!まずは聞き取り調査。
「そんな波、知らないわ。見たこともない」と女性。
「毎日、くるわよ、大波が」と別の女性。
なんだか人によって答えが違っています。それもそのはず、この大波は気まぐれなのです。
取材中、確かにこんな大波が突如としてやってきました。
「子どもと一緒にビーチに座っていると、確かに他の波とはちょっと違う大きな波が来てびっくりすることがあります」と子連れの女性。
「こんなところまで波が来ることがあります。いつもはわりに静かに寄せては返っていくんですが、大波が来ると子どもたちは数メートルほど海に持っていかれます」と女性。
波の犯人は誰なのか?沖を行く大型フェリー?
専門家によるとフェリーが犯人ではないといいます。むしろこの小さなプレジャーボートだとか。
「プレジャーボートの起こした小さな波が岸に近づくにつれ大きくなるんです」と専門家。
港にはたくさんのボートが係留されています。これが海を走り回るとなると、これが犯人と考える方が妥当かもしれません。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ビーチで隣の人の荷物が全部波に持ってかれるのを見て大笑いしていたら、今度は私たちの番だった 」
VDM(Vie de Merde)より
アルプスのつづれ折り [ローヌ=アルプ地方]
8月も半分まできました。
お盆の間、通勤電車がちょうどいいくらいの混み具合で快適でした。
さらに、あまりメールも入らなくなって仕事に集中するには好都合の日々。お盆には仕事をするに限ります!
さて、昨日は海に行きましたが、今日は山に行ってみましょう。
フランスアルプスには見事なつづれ折の県道があるそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年8月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
蛇のように曲がりくねった県道。モンヴェルニエのつづら折り(Lancet de Montvernier)と呼ばれています。カーブの数は18個。
65歳になるニコルさんは週に数回この道を徒歩で通ります。
「だいたい30分くらいかかります。その間、自然を満喫してますよ」
徒歩の人もいればバイクで登っていく人もいます。そしてペダルを漕いで上っていく人も・・・。
「厳しい登り坂ですが、素晴らしい景色を堪能できます」
この方、登り坂のわりには息も切れてませんし、余裕で上っているように見えます。ひょっとして電動アシスト自転車?
下りは気持ちよさそうですね。でもカーブが多いのでスピードの出し過ぎに注意です。
しかも道が狭い!ハンドル操作を誤ると崖から転落などという恐ろしいことになってしまいそうです。
てっぺんまで行くとこんな素晴らしい風景が広がっていました。
「高くて頭がくらっとなりそうですが、素晴らしい眺めです」と女性。
「記憶に残る素敵なところですね」と別の女性。
こちらの男性はフィリップさん。この道を造ったガブリエル・マルティネルさんのお孫さんです。
このつづら折りができたのは戦前の1933年のことでした。どうやら岩を削りながら道を作っていったようです。
36人の労働者が一週間に6日働いて、3キロの道を完成させるのに2年かかったそうです。
谷と平野を結ぶ道路。こうして上から見ると、ほとんど崖に道を作ったように見えます。
フィリップさんは当時の資料を今でも大切に保管しています。
「これは祖父が労働者を雇った時の資料です」
雇用契約書に請求書など当時の工事の様子がうかがえる貴重な資料です。
アルプスの中でも美しい道の一つに数えられるモンヴェルニエのつづら折り。年間18,000人が通っていくそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、自転車で通勤中に、カーブを切ってきた車に危うくひかれるところだった。運転手は誰かって?僕の母親。よそ見してたに違いない!」
VDM(Vie de Merde)より
インド洋の楽園 [その他の国]
最近のGoogleマップ、思い切りズームアウトすると球体の地図が現れます。
つまり、以前は平面の地図だったのが、今は地球儀に生まれ変わったというわけです。
この地球儀はドラッグして上下左右に自由に動かすことができます。
本日は、その地球儀を右に回し、赤道のちょっと下あたりにある楽園の島を訪ねましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年8月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはセーシェル。楽園という言葉がぴったりの島々。
白い砂浜にユニークな形の岩、まるで絵画の世界に飛び込んだよう。
「本当に素晴らしいところです。こんなビーチは今まで見たことがありません」と女性。
アフリカ大陸から1,300キロも離れたインド洋にこんな美しい島があったとは!フランスと英国の間で取り合いになったのもうなずけます。
そして、ビーチを見渡せば男女のカップルばかり。ここに来ると誰もが恋に落ちるとか。
「どうしてそんなことが言われるようになったのか、わかりませんよ(笑)」と海の家のお兄さん。
トロピカルフルーツにヤシの木といえば楽園。楽園といえば・・・恋!
こちらの小さな入り江では、何かのイベントの準備で忙しそう。
「これからここでフランス人カップルが結婚式を挙げるんです」と男性。
セーシェルには結婚式をあげるためにわざわざ外国からやってくるカップルが少なくありません。
数時間後、そのカップルが現れました。フィリップさんとヴァレリーさんです。二人で暮らし始めてすでに30年という熟年カップル。
「私たちは旅行をするのが好きなんです。それで今回は少し他と違った旅をすることにしました」とヴァレリーさん。
フランスから8,000キロもの旅を経てセーシェルにやってきました。
まずは会場まで特製リムジンカーで向かいます。途中、記念写真も撮影します。
いよいよ会場に到着です。南国の島にふさわしい音楽でお迎え。
そして誓いの言葉と指輪の交換。滞りなく式は完了。お二人とも幸せそう。
式の後はお祝いにシャンパンをいただきます。南国の楽園で飲むシャンパンの味はまた格別でしょうねえ〜。
セーシェルでの結婚式の費用は2,000ユーロ(約250,000円)ほど。そしてこの結婚式、形ばかりではありません。公式に認められるそうです。
こうしてセーシェルで結婚式を挙げるカップルは年間で100組ほど。
こんなのんびりした牛車で会場に向かうカップルもいます。いい感じですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、インドネシアの楽園バリ島のビーチで日光浴を楽しんでいると、物売りがやってきて水着を見せながら言った。『ビッグサイズ、あるよ』」
VDM(Vie de Merde)より
アルザス・ワイン街道 [アルザス地方]
先日、箱根の温泉に行ってきたのですが、駅に到着した途端、外国人がいっぱいで驚きました。
人口の半分が外国人観光客?日帰り温泉施設にも団体で来てました。
先日のニュースで5年の間に230%も増えたと言ってましたが、確かにそれを身を以て体験したのでした。
さて、月曜日恒例の節約晩ご飯シリーズは今回もお休みです。夏の間は放送が変則的なので早く普通に戻って欲しい!
それはともかくとして、フランスではそろそろブドウの収穫とワインの仕込みが始まった地域があるそうです。
暑い夏のせいで例年より早くなっているとか。今年はどんなワインの年になるんでしょう?
そのワインにちなんで、今日はアルザス・ワイン街道を超高速の2分半で見学してみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年8月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
1953年5月30日、自動車レースがきっかけでこの街道が生まれました。
2台の車が全長約170キロの街道の北端と南端からそれぞれ同時に走り始め、その2台が出逢ったところで終了。そんなレースだったそうです。
北端の村がマルレンアイム(Marlenheim)、南端の村がタン(Thann)。ブドウ畑の広がるこの街道には、この二つを含めて全部で103の村があります。
この街道をゆくならエアコンの効いた自動車が快適ですが、ぶどう園のすぐ近くを自転車でのんびり走るのも楽しいかもしれません。
ここには年間200万人の観光客がやってくると言います。
「どのぶどう園にもブドウの実がたわわに実っていて素晴らしいわ」とオランダからの観光客。
アルザス・ワイン街道には全部で15,000ヘクタールのブドウ畑が広がっています。
「実際にブドウ園を見学してもらって私たちの仕事がどのようなものかを説明しています。これでアルザスワインを飲みたい思ってくださるとありがたいですね」とワイン農家の方。
このワイン農家は生産の約半分を海外に輸出しています。
アルザス・ワイン街道では伝統的なコロンバージュの家の立ち並ぶ小さな村を見学するのも楽しみの一つです。中世の小さな村に迷い込んだような気分になれます。
そして旅のハイライトは何と言ってもワイン蔵の見学と試飲。
「この蔵は1616年に作られたものです」と、アメリカ人のツアーグループを案内する蔵元の男性。
随分古い蔵ですね。アメリカ人の皆さん、興味津々のようです。
「短い時間でワインを理解してもらうために、要領よくまとめた最小限度の説明をしています」
このワインツアー、一人当たり80ユーロ(約10,000円)だそうです。
「前よりずっとアルザスワインのことが分かるようになったと思います」と女性。
今年も美味しいワインができるといいですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、交換留学でアメリカにやってきた。アメリカの高校に行くと、真面目な顔でこう聞かれた。『マイケル・ジャクソンって知ってるか?』『ホットドッグって知ってる?』」
VDM(Vie de Merde)より
エコな・・・ [パリ]
東京にまた猛暑が戻ってきましたが、夜から朝にかけてなんとなくこれまでよりは過ごしやすくなったような感じがします。
8月ももう半分が終わろうとしています。少しは涼しくなってほしいものです。
さて、日曜日恒例の週末旅は以前の再放送だったので本日もお休みです。
因みに再放送はモナコの週末旅でした。見逃したかたは以前の記事を→こちら。
本日は週末旅とはだいぶ異なりますが、パリの最新情報をお伝えします。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2018年8月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
パリの街角にちょっと変わったトイレがお目見えしました。
トイレと言っても男性用の小便器のことです。「ああ、これ以上もう待てない!」なんて時に役に立つ街頭の小便器。
「これ、いいと思いますよ。我慢できなくなった時に変なところでやるよりはここでやる方がいいですからね」と男性。
「これは面白いですね。英国にはこんなのはありません。公衆の面前でおしっこをするのは禁じられてますから」と英国人観光客。
フランスもそんなことすれば68ユーロの罰金刑が科せられる可能性があります。
それなら、こんなところに、こんなものをもろに設置して大丈夫なのかと思いますが、これがなかなかエコな小便器なのです。
この箱の中には溜まった小便を脱臭・分解して植物を育てるために再利用する装置が組み込まれているとか。
「昔からパリは公衆衛生の問題に取り組んできました。しかし、この小便の問題はずっと解決されないままになっていたんです」と発案者。
現在、このエコな小便器は実験的に次の4カ所に設置されているそうです。
1. クリシー大通り(voulevard de Clichy, 18区)
2. アンリ=フレネ広場(la place Henri-Frenay, 12区)
3. ティノ=ロッシ広場(square Tio-Rossi, 5区)
4. サン=ルイ島(Île Saint-Louis, 4区)
「私もいい考えだと思うんですがね、問題はベンチに近すぎることです」と男性。
確かに、人がここに座ってたら使いづらいですねえ。
「小便器の設置はいつも難しいんです。ですから設置に適した場所というのは存在しません。どこかに設置すれば、もっと他にいい場所があるだろうにと必ず誰かが言い出します」と市の職員。
このエコな小便器、パリの街に普及することになるのでしょう?
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、トイレに行くと同僚がいた。僕の場合、隣に誰かいるとどうも緊張してすぐには出せなくなる。仕方ないから忍耐で出るのを待っていると、どうも同僚も同じらしかった。沈黙の時間が数秒続いた・・・」
VDM(Vie de Merde)より
真夏の夜のスペクタクル [ノルマンディー地方]
水泳のバタフライはフランス語でパピヨンというようです。
パピヨンは蝶々、バタフライも蝶々・・・ええっ、あの泳ぎ方が蝶々???
とても蝶々には思えない!
この種目で泳いでいる人をプールで時々見かけますが、ものすごい水しぶきで往生します。
隣のレーンで油断してると顔面に大量の水がビームとなってばさっとくる。下手するとその水を飲み込みかねません。
あのような泳ぎ方を蝶々などと優雅な生き物に例えるなんて信じ難し。
どっちかというとバタバタ泳ぐからバタフライ、そんな感じです。
それはさておき、フランス有数の観光地モン=サン=ミッシェルでは、夏の夜だけこんなスペクタクルを開催しているそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2018年8月9日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
観光客の数もまばらなモン=サン=ミッシェルの黄昏れ時。
西側の展望台からはこんな景色を目にすることができます。
こりゃちょっと神秘的な眺め。本物を見たら心が震えてしまいそうです。
そして、混雑していた修道院も静けさを取り戻していました。
いくつもの縦長の窓から柔らかな光が差し込んでいます。
そして、今年は、夜も島に残っている人たちのために、こんな光のスペクタクルが繰り広げられていました。
「モン=サン=ミッシェルの原点、つまり数世紀前のモン=サン=ミッシェルに戻るというのがこのスペクタクルの趣旨です。ろうそくの明かりの灯された部屋のあちこちでお坊さんとすれ違うかもしれませんし、お化けが怖かった子供時代に戻ることができるかもしれません。修道院の夜は不思議は空間に生まれ変わります」と関係者の男性。
中にはこんなお部屋もあります。
こちらの男性、思わずボ〜ッと見とれていました。建物が建物なだけに圧倒されます。
こんな島にこれだけの修道院を作るなんてよくできたなとつくづく思います。
このイベントは9月1日まで毎晩開催されているそうです。
これを見るためには、島の中に宿を取らないと難しいですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、母がオペラを見に行った。開演前に携帯電話の電源を切るようにというアナウンスがあった。電源の切り方がわからなかった母は、携帯をハンカチで包みバッグにしまいこみ、そのバッグの上に座ったそうだ」
VDM(Vie de Merde)より