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30ユーロで晩ご飯172 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回はシェフ・エトワレのエマニュエルさんが、スフレをベースにした料理で挑戦してくれます。

 ではスタート!

Paris_ClermontF.jpg

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年4月23日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 これがスフレ。オーブンで焼いているうにヒビが入ったり、中身がドロっと垂れてきたり、最後は爆発してしまうなんてことがよくあります。作るとなるとそう簡単ではありません。

 そのスフレの作り方を披露してくれるのが今回のチャレンジャーです。早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 まずやって来たのが八百屋さん。カルドン、オゼイユ(スイバ)、マーシュ、その他を購入。これが合計で8.46ユーロで、残りは21.54ユーロ。

 そして乳製品のお店では、カンタルチーズ、生クリーム、玉子を購入。これが10.80ユーロで、残りは10.74ユーロ。

 次はお肉屋さんでベーコンを2.35ユーロで購入。残りは8.39ユーロ。

 なんとこれでお買い物は終了です。これまでの中でも記録的に安上がり。では調理の開始。

 スフレの基本は、ベシャメルソースと泡立てた卵白が基本。これを発明したのは料理人アントワヌ・ボヴィリエと言われています(諸説あるようです)。ベシャメルソースの出来具合で爆発するかしないかが決まるそうです。

 まずは前菜から。

 中に入れる具はベーコンとカルドン。耐熱の器にバターをたっぷり塗り、そこに具をいれ、チーズ入りベシャメルソースと泡立てた卵白を混ぜ合わせたものを加え、200℃のオープンに20分ほど入れて焼きます。一度オーブンに入れたら焼き上がるまで開けてはいけないとか。おお、きれいに膨らみました。

 次はメイン料理のクレープのスフレ。

 クレープを焼いたら具をこんな具合に包みます。具は、さいの目切りのスモークサーモンとオゼイユとベシャメルメール。これに泡立てた卵白を混ぜ合わせてクレープで包んだらオーブンに入れて20分。こんな具合に焼き上がったら、ささっとお皿に盛り付けます。付け合せの野菜はマーシュ。

 最後はデザートのスフレのアイスクリーム。

 卵白と生クリームを泡立てたら混ぜ合わせ、ヴェルヴェーヌというハーブのリキュールで香り付けしておきます。水と砂糖でシロップをつくったら先程作った生地に少しずつ加えます。熱いシロップが卵白に火を通してくれるそうです。これを型に絞り出し冷凍庫に入れて冷やし固めます。型から出して器に盛り付け、フルーツのコンフィを飾り付けたら出来上がり。

 今回はふんわりふわふわの食事になりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、母に誕生日プレゼントを渡した。それは缶詰の形をしたゴルチエの香水。母は、台所から缶切りを持ってきた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はラ・ロシェルで(再訪) [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス西部の都市ラ・ロシェル(La Rochelle)を旅します。5年ほど前にも週末旅で行ったことがあるので今回は再訪です。

 パリからは高速列車で2時間半ほど。では出発!

Paris_LaRochelle.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年4月16日に放送)埋め込み動画が見られない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 数百年も前から海で栄えたラ・ロシェル。様々な船が行き交いました。

 まずは一般の水上バスに乗って、あの2つの塔(赤と青印)のある港の中に行ってみましょう。料金は1ユーロ。

 かつて港に入る際には必ずこの塔の間を通り、税金を払い武器を放棄しなければなりませんでした。

 塔の一つに上がってみましょう。中には牢獄として使われていた場所があります。多国籍の囚人たちは壁に自分の名前を彫ったり、こんな見事な船のレリーフを残した者もいました。

 そして眼下にはこんなカラフルが家々の並ぶ界隈がありました(黄色印)。スカンジナビア風の建物は定期的にペンキが塗り直されているらしい。

 次は、こちらの宮殿に行ってみましょう(緑印)。

 「いえいえ、これは宮殿なんかじゃないですよ。市役所なんです」

 どうやら市役所としてはフランスでは最も古い建物ののようです。こんなに立派な建物ですが、2013年に火災にあいほぼ全焼だったそうです。

 現在は改修・復元されています。ここはルネッサンス様式のレセプションルーム、そしてこちらは市議会議場。近代的な作りですが、美しい船底天井が街の歴史を伺わせます。

 次は、水族館に行ってみましょう(水色印)。五大陸から集められた海の生き物が大きな水槽の中を泳ぎ回っています。そしてこちらの部屋では、ビーチに打ち上げられていたウミガメが保護されていました。エサ、しっかり食べてますね。これなら元気になりそう。

 さて、人間たちも何か食べることにしましょう。こちらのお店で魚の燻製をいただきます(焦げ茶印)。パンの隣にあるのはチーズ?いえ、これは海藻入りのバター。海藻そのものも食べることができます。

 お腹がいっぱいになったら今晩の宿へと向かいましょう。そこは港に停泊しているヨット(黄緑印)。最大で6人が泊まれるそうです。寝るにはまだ早いので、ヨットでぐるりと一回りしてきましょう。貸し切りのヨットとは贅沢ですね。

 翌朝は、この辺りの海に詳しい船乗りに面白いところに連れて行ってもらいました。それは、アルゼンチン南部にある”世界の果て”という名の灯台のレプリカ(オレンジ印)。

 一般の観光客が見学することはできませんが、応募者を募って、一日ここで一人で過ごす、つまり24時間だけの灯台守プロジェクトというのをやっていたそうです。

 テーブル、ベッド、キッチンはありますが、電話や電子機器はありません。世界と切り離されて回りは海だけ。そんな24時間を体験するわけです。ちょっと怖い気もしますが、一度やってみたい気もします。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、海で泳いでいると海藻が首に巻き付いたので引きちぎって捨てた。帰宅して、あれは300ユーロもだして買ったネックレスだったことに気がついた[もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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